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前田安正の名言

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前田安正のプロフィール

前田安正、まえだ・やすまさ。日本の校正者。「朝日新聞メディアプロダクション」校閲事業部長。早稲田大学卒業後、朝日新聞社に入社。名古屋本社編集センター長補佐、大阪本社校閲マネジャー、用語幹事、東京本社校閲センター長などを務めた。また、文章の書き方について教えた。

前田安正の名言 一覧

社会人もメールや企画書などを書く際に文章力が試されます。なぜなら、正確な文章を書けるということは、「自分の意思を相手に伝えることができる」とほぼ同義だからです。


自分が分かっていることは、読み手も分かっていると思いがち。読み手が疑問に思わないように先回りし、丁寧に説明する「思いやり」こそが、伝わる文章を作る。


企画書や報告書を作ったものの、読んだ人から「文章がわかりにくい」と言われてしまう原因は、いくつかあります。まずは、読み手の立場になって書かれていないこと。「自分がわかっていることは、相手もわかっているだろう」という思い込みのもとに書かれた文章は、正しく伝わりません。


文章で正しく意図を伝えるには、「必要かつ十分な条件」を提示しなくてはいけません。わかりやすい文章を書くには、読み手の立場になり、「何を伝えれば十分か」を意識することが不可欠です。そのためには、「同じ言葉でも、自分と相手では定義が異なるかもしれない」ということを、常に頭に置きましょう。


文中に複数の要素を詰め込むと、内容が複雑になり文意がぼやけてしまう。要素を整理して短い文に分解すると、対応すべき主語と述語の距離が近づく。文意がしっかり通って読みやすくなる。


正確に伝えるためには、「5W1H」の要素を盛り込むことが基本。文章が続かない人は、「WHY」が抜けている。「なぜ、どうして」と自問しながら答えを書き進めることで、伝えたい内容の理由や原因が肉づけされ、情報が詰まった文章になる。


プレゼン力の重要性が問われるいま、プロダクト(製品)のスペックや機能の説明だけでなく、それが生まれた背景や哲学まで伝えて、ファンを獲得することが企業戦略になっています。そういった理念や背景は抽象的で伝えづらいだけに、なおさら正確に意思を伝える能力が求められていると思います。


ひと昔前なら、まずは商品の性能やスペックをアピールすることが最優先でした。しかし現在は、性能の良さだけをアピールしても、よほど他社との差が大きくない限り、消費者には響きません。消費者が買いたいと思うのは、「なぜ私たちの会社はこの商品を作るのか」という「Why」に共感したときです。「Why」に共感した人は、その会社のファンになります。そして、今の時代にビジネスで勝るのは、ファンを獲得した企業です。


なぜ文章を書けない人が増えているのか。一口にいえば、自分を客観視できないからです。実体験なのですが、会社で自己評価をさせると、ものすごく高く点数をつける人と、必要以上に低くつける人の両方がいます。自分を一定の基準にのっとって、明確に評価できないということです。自分を俯瞰できないのは、「こう書いたら相手はどう思うのか」を想像できないことでもあります。「相手のために何をすればいいか」と考える意識が薄ければ、「伝わる文章」は書けないでしょう。


企画や提案のために文章を書くなら、「自分はなぜこれがやりたいのか?」を掘り下げる作業が欠かせません。企画を立てようと思うとき、自分の中にアイデアの元になるネタがいくつかあるはずです。それは、自分の直感だったり、取材や観察によって得た情報だったりします。そこからいろいろな連想を広げていくと、アイデア同士が結びつき、どこかで「自分が語りたいストーリーは、きっとこれだ」という一本の線が見えてきます。つまり、「仮説」が立つわけです。


とくに今は、ビジネスの企画や提案でも、「自分の思い」を伝えることが重要になっています。「高齢者が暮らしやすい世の中にしたい」「子供たちの未来のために、環境に優しい社会を作りたい」。最初にこうした思いを伝えたうえで、「だから私たちは、こんな商品を作りました」と説明を付け加える。これがプレゼンの基本になりつつあります。


わかりにくい文章の問題点として多いのが、「骨格がおかしい」ということです。文章は、「骨格」と「肉」で構成されます。
「今年の夏は、例年より平均気温が低く、寒かった」
この文なら、「今年の夏は~寒かった」が「骨格」で、他は理由や状況を説明する「肉」の部分です。この骨格さえしっかり組み立てられていれば、文章はわかりやすくなります。まずは短い文章で骨格を書き、そこから肉を付け足していくのが、わかりやすい文章を書く基本です。


前田安正の経歴・略歴

前田安正、まえだ・やすまさ。日本の校正者。「朝日新聞メディアプロダクション」校閲事業部長。早稲田大学卒業後、朝日新聞社に入社。名古屋本社編集センター長補佐、大阪本社校閲マネジャー、用語幹事、東京本社校閲センター長などを務めた。また、文章の書き方について教えた。

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