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冨安徳久の名言

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冨安徳久のプロフィール

冨安徳久、とみやす・のりひさ。日本の経営者。葬儀社「ティア」創業者。愛知県出身。高校3年時に葬儀アルバイトに参加したことをきっかけに葬儀業界に入る。「西日本セレモニー」「名古屋丸八互助会」などを経てティアを創業。著書に『日本でいちばん「ありがとう」といわれる葬儀社 名古屋発ティア成功の秘密』『「ありがとう」すべては感動のために』『ぼくが葬儀屋さんになった理由(ワケ)』ほか。

冨安徳久の名言 一覧

私は、「人生未完で終わるが良し」と松下幸之助さんが言っているように、死ぬまで学んで未完成のまま終わっていく人生こそ、最高に充実した人生だと思います。


怒った時点で相手と同じレベルになってしまう。それら全ての経験が、今の私を作ったのだと思っています。


「死生観」という言葉の通り、人は「死」を先に考えてこそ、「生きること」を考えられます。死を考えることで初めて、時間を意識するようになるわけです。時間は有限であること、明日が来るかなど分からないことを知り、限りある命の時間を生きる。「今日一日が全て」と思う生き方をせねばなりません。


一番大切なのは志です。志の定義は、「より多くの人を喜ばす夢」のこと。単なる夢は、個人的なものであり自己満足です。人生は他の人の役に立つことが大切。志を抱いた方が、人の役に立てる機会が増え、結果的に自身も幸せを感じることができます。


高杉晋作は「おもしろきこともなき世をおもしろく」という辞世を残しました。もともと人生に面白いことなど無いのです。それをどう面白くするか。考え方次第でいかようにもなります。時間はコストです。いつまでも考えていないで、早く決断しなければいけません。


「今」という時間を大切にしなければいけないと、この仕事(葬儀)が教えてくれました。朝まで元気に過ごしていても、突然亡くなられる方もいます。人は、いつ死ぬか分かりません。「今今と 今と言う間に 今ぞなく 今と言う間に 今ぞ過ぎ行く」という句があるように、「今」と言った瞬間に「今」は過ぎ去ってしまいます。


創意工夫は会社が成長し続けるために不可欠なこと。「これで良いは無い」が弊社のモットーです。満足した時点でそれは退化。飛躍し続けるためには、毎年同じことをやっていてはいけません。


経営者は、必ずしも立派な数字を叩き出せる人がなる必要はありません。そういう人が部下にいれば良いのですから。トップはどれだけ志を語れるか、ブレない想いを持っているかの方が大切です。是非、志を追求し続けて下さい。


本当に変わりたいと思うのなら、まず自分が行動しなければならない。


「業界の常識は非常識」と考えると新たなビジネスチャンスが生まれる。


企業経営は山あり谷ありの連続です。苦労もつきものですが、そんな時は、原点に返ることが大切。


階段を一段ずつ登らなければ、二階には行けません。確実に一歩ずつ進むのが最短だと思っています。


我々に与えられた命は次の世代の命にとって、人として何かかっこよく生きるための模範とならなければいけない。


祖母や両親は、自らが模範になって私に大切な事を教えてくれました。私はそれを「静かなる躾」と呼んでいます。


私は日々、死というものを見ていますが、死をしっかりととらえている人ほど生を充実させられる人だと感じています。


この世に人として生を受けて生きることは誰かのために行動を起こし、役立つということ。それが人生。


21世紀は、心のサービスの時代。心からお客様を思うサービスの時代。


私の使命はスタッフに企業理念とビジョンを深く浸透させることです。それを怠ったらもう最初から事業の拡大を夢見てはいけないと思っています。


相手を思いやるには、根底には感謝がなくてはいけない。


笑顔でいるだけで、周囲の方たちの態度が変わってくる。


1年365分の1で今日を捉えてはいけない。今日1日が全て、それが365回あるのが1年。


給料を増やす最善の手段は、一流を目指すこと。


感謝は実力を倍化する打ち出の小槌なり。


事業計画とは途中で変わっていくもの。


人を喜ばせようとすることは、自分の喜びに繋がる。


仕事の意味が、生活するために変わった瞬間、感動のサービスは生まれなくなる。


想いを持って事業を展開しない限りお客様の心は動かせず、一時は良くても最終的には数字も達成できない。


情報社会で情報はあふれていますが、現実は入って行動しなければ何も見えてこない。


最初から面白い仕事なんてどこにもありませんし、初めから天職が見つかるわけではありません。


感じの良い笑顔や心地良い時間を周囲の人々に与える。それが周りから与えていただくことに繋がっていく。


相手のために尽くしたいと思う感性が大切。


仕事という人生の大部分を占めるものを理解すると「何のために生きるのか」が見えてくる。


「人は何故生きるのか」「なぜ働くのか」。この生き方の本質を理解しないと、給料のためだけに働くことになってしまう。


明日の命があるなんて思ってはいけません。今日がすべてだと思って生きてください。


誰かのために生きなさい。この世に人として生を受けて生きることは、誰かのために行動を起こし、役立つということです。


我々に与えられた命は次の世代の命にとって、人として何かかっこよく生きるための模範とならなければいけない。


社長は理念とビジョンの志、ビジネスに対する思いが全社員の中で誰よりも勝ってなければいけない。


私は日々死というものを見てきて感じるのですが、死をしっかりととらえている人ほど生を充実させられる人だと思います。


商売を起こして何かしたいと思っている人は、「何が何でもそれをやらなくてはならない」という切なる理由があることが最低条件だと思います。


働くことは、与えることです。仕事を通じて誰に何を与えられるか、誰を喜ばせることができるかです。


人間は忘れてしまう。同じ話をとにかく何度も繰り返して、頭に刷り込んでいくことが重要です。


会社に入って働くことはお金を得ることだと思っている人がいますが、それは違います。働くことが得ることだという考えのまま入社させてしまうと、行動の全てが損得勘定になってしまいます。


私達は、日本で一番「ありがとう」と言われる葬儀社を目指しています。私が惚れ込んだこのビジネスを日本中に広めたい。それが私にとって、天職を飛び越えて天命だと思っています。


どんなに洗練された教育でも、現場に配属させた後、もうやらないのでは意味がありません。


お客様の感動を生み出すのに大切なことは、感性を磨くこと。具体的には、千差万別の人をよく見て、瞬間的に望んでいるサービスを提供できるようになること。どうすれば喜んでもらえるか判断する想像力が重要。


変わろうとしている人は、誰かの話を聞きに行くなど、何か行動に移すもの。変わろうとしていない人は、まずどこかで変化のきっかけに出会うことが大切ではないでしょうか。


強みは徹底した人財教育です。葬儀業界は人こそ最大の差別化だと考えています。少子高齢化社会だからと言って、お金をかけて葬儀会館を作るだけでは上手く行きません。葬儀を担う人財を育てなければ成長は難しいでしょう。


我々はサービス業ではなく、おもてなし業です。マニュアル通りではない、本当に相手を思う気持ちで対応しないと顧客の心の琴線に触れることはできません。


もはやライバルは同業他社にあらず。異業種から学ぶ柔軟性が必要。その源泉となるのは好奇心。


人口が減ってきている時代にいて業績を伸ばすためには、人を感動させるサービスを提供してリピーターに繋げなければならない。


業績だけにこだわる人間をトップに置くのは危険。まずは理念や想いありきで、数字はその上に作られるもの。


想いを浸透させるには、一度語ったくらいではりません。想いの部分の教育には繰り返しが絶対に必要。


本当に一流になれるかどうかは別にしても、それを目指して努力し、お客様に喜んでもらうことを第一に考えることが大切。


私はサービス業者として一流を目指しているから、プライベートでも頭の中は常にサービスのことを考えています。


売上げを作るのは現場。そこの従業員が想いとビジョンを共有して、仕事をきっちりこなしていく。そういう集団が、永続的に伸びて行く。


市場性や為替を言い訳にしてはいけない。


他社が真似できないのは、弊社が徹底的にこだわり抜いた葬儀を執り行っているからです。私たちは首尾一貫して、志を持って仕事をしています。真心を込めた葬儀を、適正な料金で執り行い、リピーターを作る。そのためには、しっかり社員を教育し、彼らが1件1件の葬儀を大事にすることが必要です。


私たちは葬儀業界の悪しき慣習を変革することに挑戦してきました。ただそれは、20年前だからこそ挑戦になり得た。葬儀業界が多様化した現在では、同じことを差別化要因にしようとしても上手くはいきません。「タイム・イズ・マネー」ではなく「タイミング・イズ・マネー」なのです。


私の根幹は全く変わりません。ブレないのが強みです。あちらこちらへとブレていると、その分の時間を無駄にしてしまいます。迷わないからこそ、決断も行動も早いのです。ある物事に対して、「こうあるべき」という定義付けをしています。それを判断軸とすれば迷いませんし、悩みません。そして、自分の決めたことですから、責任感を持てます。


1日は1年の365分の1ではありません。あくまで1分の1なのです。それが365回積み重なって、1年となる。したがって、いちいち落ち込んでなどいないで、今ある時間を大切にすべきです。私は、考え方次第で人生が面白くなると思ってから、一切マイナスのことを言わなくなりました。今では、何があっても学びだと思っています。


常識の中で考えていては、世の中が変わった時に付いていけません。私たちが生き残るためには、変化に適応していかなければなりません。


企業活動に社員の成長や自己成長が加わっていれば良いのです。残念ながら、資産を築いた時点で学ぶことを止め、遊興にふける経営者を沢山見てきました。大切なお金を投資してくれる方がいるのですから、さらに評価される市場に行かなければ絶対駄目なのですが、そこでトップの質が二手に分かれてくるのです。


名証一部に上場した時は、東海圏初の葬祭企業の上場だったにも関わらず、周囲は無反応でしたが、東証一部に指定替えした途端、批判していた人たちからも「有言実行」と賞賛されました。内心誇らしい気持ちもありましたが、前を見据え「これは通過点です。目標は全国制覇」と宣言しました。


本の執筆は主に朝です。私は5時に起きて、新聞を読んだりメールをしたりするのですが、その朝の2時間を使いました。ちなみに、ジムに通う時は4時起きです。人は平等に1日24時間しか与えられていませんから、時間は大切に使わねばなりません。


あなたは、なぜその会社にいて、なぜ働いているのですか。そこでなければならない理由はありますか。あなたがやらなければならない理由はありますか。それを明確に答えられれば、ビジョンを持って、必ずや良い仕事を成し遂げることができるでしょう。


過去の人たちが一生懸命に命を繋いできてくれたおかげで自分がいる。生まれてこられて幸せであることをまず感じなければなりません。


感謝の心を持って人生もビジネスもスタートしなければいけない。


大切なのは、人生を終えるまでに想いをどれだけ遺し、次につなぐか。


他人にどれだけ自分の時間を使ったかが、人望を作ることであり、それが命を使うこと。


私は次の4つの言葉が人生の全てだと思っています。「どれだけ“ありがとう”と言えたか」「どれだけ“ありがとう”と言われたか」「どれだけ感謝できたか」「どれだけ感謝されたか」。


マネージメントやマーケティング、イノベーションも大切かもしれませんが、根幹は命をどう使うかです。社会に役立つようなビジネスを創造し、それに命の時間を使って欲しい。


自分の価値とは、調子の良いときに集まってきた人ではなく、困って大変な思いをしているときに助けてくれる人がどれだけいるかによって決まります。たった一人でもいい。このような人間関係をつくるような人生にしなければいけない。


今の日本には命の重みや周りに助けられている感謝の気持ちが欠けていると思います。自分は多くのものを与えられているという気付きが、「生きる」ことに繋がるのです。


欧米型の経営理論が「目標追求型」ならば、日本人は「天命追求型」でなければなりません。社長1人が出来ることはたかがしれているので、社長の想いは誰でも巻き込める「志」にならなければいけません。その事業が「夢」から「志」となった時、初めて会社は発展します。葬儀業界の改革が自分の夢ではなく志になった時点で、人が集まりだしました。


私も葬儀社をやりたかったわけじゃない。「なんだ葬儀社か」と思いながらも時給が良かったのでアルバイトで入りました。しかし先輩について本気でやっていったら、人が嫌がるような仕事だけど、大切な人を失った時にきちんと司ってくれる担当者は深く感謝されると気付いた訳です。それを適当にこなしていたら、35年も続けるような仕事にはなっていません。


仕事は通常、雑用からしか始まりませんが、懸命にやるのです。雑用にこそ生きがい、やりがいを見つけるチャンスがあり、それを疎かにする人には何もチャンスは与えられません。


学歴も取り得も無いと諦める人がいますが、どんな仕事にも本気で経験したからこそ見えてくるやりがいや生きがいがあり、それが天職に繋がることがあるのです。


社員たちに「仕事と関係無い場面でも横柄にしてはいけない」と繰り返し話しています。全ての社員が感じ良く振る舞えば、その出会いの先に縁が結ばれてゆき、ビジネスの繁栄がある。


1人の人間の先には知人、友人、親類縁者がいるのですから、その人に印象を悪くしたら、その先の縁を全て断ち切っているに等しい。反対に、好ましい自分を与えることが出来れば、自分が知らないうちに相手の縁ある人に結びついていくかもしれないのです。


社員一人一人がそれぞれの人生を歩んでいますが、ティアという葬儀社に出会ったからには、自分の人生を人のために尽くす「尽生」に変えることが、世界でたった一人しかいない人の最期を司るものとしての覚悟であると考え、社員に「尽生観」を教えています。


ティアは創業当時の師年から、葬儀価格の相場の半額以下で葬儀を行っています。この価格でも十分に利益は出ます。ティアの葬儀価格は、「激安価格」と言われますが、ティアが「適正価格」を初めて打ち出したと思っていただきたいです。


今まで「葬儀社」というだけで散々辛い思いをしました。一番悔しかったのは、異業種交流会に出席した際に「いくら異業種交流会でも葬儀社が出席するなんて、縁起でもない」と名刺を目の前で破られた時です。その時は必死に取り繕いましたが、腸(はらわた)が煮えくり返る思いでした。「葬儀社の社会性を上げてやる」と決心しました。今では葬儀ビジネスは私の天職だと思っています。


わが社の哲学は「仕事には慣れよ。悲しみには慣れるな」です。でも、悲しみに慣れて機械的に葬儀をこなす子が、必ず1割くらい出てくる。だから、哲学を浸透させるために、社内セミナーを定期的に開きます。


満足していただくにはプラスアルファのサービスを、自分で考えないとダメ。


「経済状況や政治の影響で、商売が上手くいかない」と言うのは、経営者としての責任を放棄しているも同じこと。どんな状況でも生き残っている会社はあります。上手くいく人は他人の責任にしません。大手のライバル企業が近くに出店してきても、動じずに自分たちの仕事をすれば良いのです。


松下幸之助さんは「松下電器は人を作っている会社」と仰っていましたが、私たちの場合は、「人間らしい人を作っている会社」です。そのために死と向き合う葬儀を生業としています。たまたま企業という形をとっていますが、私たちは人として理解しておくべき考え方を伝えているのです。


私たちが求める仕事は、マニュアルを超えたものです。新人が先輩社員に付き添えば、「こんなにもご遺族に寄り添っているのか」と驚くことでしょう。そして自分の仕事観が当社の仕事と一致すれば、大きく成長できるはずです。なにせ「感動を生み出せる人財」となるのですからね。


私は起業する際にも、死生観の考え方を実践しました。会社を興すと決心した30歳の時、「いつかやろう」と思っているだけではいつまでも独立できないと考えました。そこで、壁に「余命10年」と書いて貼ったのです。40歳までの命だと思い、それまでにやり切る決意を明確に示し、37歳で独立しました。


死生観についても指導しています。死生観とは、「人はいつか亡くなる」という時間への意識。「明日があるかも分からない」と思えばこそ、「今できることは今やろう」と即行動できるようになります。すると、ご遺族のためにすべきことを後回しにしなくなる。これだけでも、人はとてつもない力を発揮するようになるのです。


人生の最期をきちんと送ってほしい、という人が「ティアに頼めば間違いない」と思ってもらえるようなブランドにならなければ、今後生き残っていけないでしょう。昨年の東証一部への市場変更も、そのための一つの要素です。


与えられた時間は同じなのに、人はなぜ輝き方が違うのでしょうか。それは死を意識しているかどうか、命の時間を大事にしているかどうかに尽きます。


建物を高く建てようとすればするほど基礎を深く掘る必要があります。企業幹部の使命とは基礎となる理念とビジョンを深く浸透させることです。それを怠ったら最初から事業の拡大なんて夢見ちゃいけません。


日本一「ありがとう」と言われる葬儀社を目指しています。ひとつの葬儀で「ありがとう」と言われたら、その葬儀に参列した人が、自分の時はティアに頼もうと思ってくれる。


影響シェアという言葉があります。マーケットシェアで11%を超えると、市場に対する影響力が大きくなる、と言われているそうです。当社がなぜ影響シェアにこだわるかというと、創業時から「葬儀業界を変えたい」という強い思いを持ち続けているためです。


感動のサービスを提供するため、本気になって心から故人のことを考えます。儀式をただ提供するだけであれば他の葬儀社と変わりません。故人の思いを本気で受け止め反映させたいのです。社員には「その方の人生の重さをみんなで一緒に感じてあげようよ」と声をかけます。遺族の方たちとの打ち合わせのなかで、故人の愛した物や、好きな音楽はなかったかなどと話し合うようにしています。


人生はとても限られた時間です。人生のゴール、つまり「死」が明日なのか、1年先なのか、10年、20年先なのかは誰にもわかりません。だからこそ、「今」を必死に精一杯生きたいと私は考えます。


全ての出会いは縁によって成り立っている。


我々はやり直しのきかない仕事をしています。たった一度の人生で、最初で最後の儀式をやっているのです。覚悟を持って入社してきてもらわなくては困ります。その覚悟を、最初の研修のみならず、配属されてから呼び戻してでもまた伝える。何のために働くのか、何のために生きるのかを、毎回、角度を変えて話しています。


星の数ほどある職業ですが、全ての仕事には意味と意義と役割がある。会社の経営理念や考え方を、入社したときに教えるのは当然です。しかし、一度教えて終わりではなく、何度も繰り返す必要があるのです。


幼い頃から何度も繰り返し教えられたことがいくつかあります。それは、「自立しなさい」「人のために生きなさい」「笑顔でいなさい」という単純なことですが、私の頭にはこの言葉が刷り込まれてきました。頭に思い浮かぶことは自然と行動に出ます。私の祖母と両親は、それを知ってか知らずか、何度も同じことを繰り返し教えてくれたように思います。


長く続いている企業を調べると、たとえ過去に革新的なイノベーションを起こしていても、その成功体験に安住することなく、未来を見据えて次の手を打っている気がします。これからの社会を担う若者たちには特に、好奇心を持ってチャレンジしてほしい。


現在のような変化の時代を生き抜くには、好奇心も重要。全ての企業の強さ、そして未来はここにかかっている。同業他社のみを見ているようでは上手く行かない。


宗教知識や葬祭の施行方法などを覚えることも重要ですが「心の教育」を何よりも大切にしています。生きることの意味、この仕事に従事することの意義を徹底して伝える。葬儀屋で働くことは恥じることではなく、人々の役に立つ大事な仕事であると言い続けています。


日本では、生きている問に死について話すことは不謹慎だと思われがちです。しかし、きちんと死に向き合うことが、充実した人生を送ることにもつながります。残された人も、大切な人を失った後、前向きな人生を送ることができるはずです。生と死、この2つについて考えることは、実は同じことなのではないでしょうか。


私が当社を設立したのは、不明朗な価格設定が常態化していた葬儀業界に一石を投じ、常にお客様視点に立った経営を展開するためでした。人間が必ず迎える大事な行事なのに、「業界全体がこんないい加減な体質でいいのか?」と考え、当社は祭壇から棺、生花まですべての価格を明確にしました。タブー視されていた「生前見積もり」や葬儀の戸別営業なども手掛けて、ここまで来たのです。


もしティアの会館の近くに、大手のライバル企業が会館を建てたとしても、ティアがお客様からの信頼を得ていれば、負けません。だから人材育成はビジネスをするうえで、非常に重要なのです。


人材育成に欠かせないのは、仕事に誇りを持っている、優秀な経営陣や上司だと思います。研修期間に学んできたことを、現場で上司がしていなければ意味がありません。人を育てるためには、上司が仕事に対するやりがいや情熱を伝え、自らが部下の模範になって仕事に当たらなければいけません。


人生はとても限られた時間です。人生のゴール、つまり「死」が明日なのか、1年先なのか、10年、20年先なのか、それは誰にもわかりません。だからこそ、「今」を必死に精一杯生きたいと私は思います。


私は子供の頃に、祖母や両親から「靴を揃えなさい」と言われたことはありません。でも祖母や両親が、私が脱ぎ散らかした靴を片付けるので、いつも玄関はきれいでした。そうすると、私も靴を揃えるようになりました。きれいな状態が当たり前だったから、自分でも自然にそうするようになっていたのでしょう。そういう風に、祖母と両親がしていることが、私にとっても当たり前のことになっていました。


私は決算発表の際にも、まず想いを伝えるようにしています。数字は発表された時点でいくらでも分析できますから、その前に3分でも5分でも想いを伝えたい。もちろん、数字でしか判断しない投資家の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その数字を作っているのは、やはり想いを腹に落とし込んでいる社員たちなのです。是非その原点を知っていただきたい。


本当にすごい企業とは、社長ではなく社員がすごい会社です。そこに勤めている従業員が理念や想いを理解して、指示・命令を出さずとも機能する会社。そして、社員がすごい会社こそ、信頼を築いていけるのです。


お客様の信頼を勝ち取るのは大変なことです。そのために必要なのはただ一つ、社員がお客様を想う強い気持ちしかありません。そうした想いの下、現場に立つ社員が自らの意思で瞬間的に動けなければ、信頼など勝ち取れない。そして、社員への信頼はブランドに繋がるのです。


マネジメントとは、部下に指示・命令を出して動かすことではありません。指示を出さずとも、部署ごとに想いが共有されていて、自分たちの役割が分かっており、皆が同じビジョンに向かって進んでいるという状態を作り出すことです。


大事なのは、ビジョン、ミッションの前にあるパッションです。トップ自らが、この業界を消費者のために変えたいという熱意をどれだけ持っているか。


大きなビジョンを描くのは大事なことです。ビジョンを日本一と定めておけば、そのためにどのようなミッションを成し遂げねばならないのかが自ずと見えてくる。そして、それを細分化し、地道にクリアしていくのです。


経営者を目指すなら、「事業を何としてもやらねばならぬ」という切なる理由を持ってください。そうした理由を見つけることで、それが理念になって来ます。志追求型経営です。切なる理由を見つけられないならば、それは単に探していないだけです。最初から見つかる人なんていません。人を喜ばすため、あなたには何が出来ますか。人を喜ばせたいと思っている日常がありますか。誰かを喜ばせたいという気持ちは、人としての本能です。それを忘れてはいけません。


子供は親の言動をよく見ていますから、そこから多大な影響を受けて育ちます。例えば、仕事の愚痴ばかり言っていては、子供は「大人になりたくない」と思うに決まっています。そうではなくて、業務の中で学んだことや、仕事のやりがいについて話をする。子供の心の器を広げることこそ親の務めだと考えています。


重要なのは、ご遺族の喜びが、自分の喜びと感じられるようになること。お金を稼ぐためにマニュアルに書いてある内容だけをこなしているようでは、絶対に感動を生み出せません。それでは目の前の葬儀が、沢山ある葬儀のうちの一つと認識され、仕事が単なる作業になってしまうからです。当社の社員は、一件一件を「たった一度しかない最初で最後の葬儀」だと思って執り行っています。


ご遺族の悲しみに敏感になって、寄り添おうという使命感を持って仕事のできる社員が会社にいるかどうかが大きな差になる。目には見えない差ですが、この考え方を理解した社員とそうでない社員では、働き方が天と地ほども変わってくる。そのため、当社では社員教育の機関であるティアアカデミーを設置して、理念の浸透に取り組んでいます。


何かやりたいと思った時に、その切なる理由があるかどうか考えていただきたい。もし切なる理由が無ければ、それはやらない方がいい。というのも、何かを成し遂げようとすれば、当然上手くいくことばかりではないからです。大変な苦労や、悔しい目にも遭うことでしょう。でも、切なる理由があれば、何らかの障害が目の前に現れたとしても、折れることなく立ち向かい、きっと乗り越えられる。


事業規模が大きくなるにつれ、直接会えない社員も増えることでしょう。もちろん、可能な限り飛び回って、結び付きを強めようとは思っていますが、時間的な制約があるのもまた事実。そうした中、現場の社員やFCに対して、私の分身のように想いを伝えられるスーパーバイザーを育成しなければなりません。


起業した時や株式上場した時など、これまで人生の節目、節目で訪れているのが、高知・桂浜にある坂本龍馬像です。日本の新たな歴史を切り拓いた龍馬の志に惹かれて高校生の時に龍馬像を訪れ、これまでに恐らく10回以上は行っていると思います。


私の目標は、ティアを日本一の葬儀屋にすることです。施行させていただく葬儀が年間1万3千件を超えて、これでようやく全体のシェア1%になりました。これからも積極的に展開を行い、他社が考えつかない取り組みもしていくつもりです。


経営者の考えを社内で共有するには、社員に伝え続けること。葬儀業界では特に、人財が最大の差別化だと思います。社員の強さが企業の強さに繋がる。「一致団結」とは、一致するものがあるから団結出来ます。弊社は「人生を誰かの役に立つものとする」ことを最大の目的としています。そのための葬儀ビジネスであり、会社はその志を実現するための場所なのです。私たちの強さは、これを繰り返し伝え、徹底しているところから生まれています。


約40年葬儀業界にいて一番変わったと感じたのは、映画『おくりびと』がアカデミー賞外国語映画賞を受賞した後です。あの影響力は凄かった。その頃からマスコミが「終活」を取り上げ、「生前から葬儀のことを考えるなんて縁起でもない」と言っていた世の中の風潮が「死を考えることは正しい」と変わってきました。公正な価格を提示し、事前相談される方にきちんとご対応し、希望通りオンリーワンの葬儀を行う会社ということで、ティアは選ばれてきました。死に対する意識が変わったことで、業界に対する見方が変わり、ひいては業界の是正につながりました。


世の中には「仕事がつまらない」と嘆く人が多くいます。でも、つまらない仕事などありません。自身の考え方がつまらないから、仕事がつまらなく感じてしまうだけなのです。私は就活をしている学生には、「どんな仕事を選ぶかは大して重要なことではない」と教えています。入社できた会社に「ここにしか入れなかった」と意気消沈しながら入るのと、「この会社で人生を変えるぞ!」と前向きに捉えるのでは大違いです。要は、どのような心構えを持つかが大切なのです。


「運は動より生ず」という言葉があります。運やチャンスは自分が行動しないと生じません。自分の人生を変えたいと思うのなら、行動をしなければならない。「誰かが変えてくれる」と他人に期待するのはナンセンスです。「誰かが気付きを与えてくれるのを待つ」のではなく、自分自身がどうしたいのか主体性を持って考え、行動することが大切です。全ては自己責任であり、誰かのせいにしてはいけません。


社内での講演も含めれば、年間100回くらいは話していると思います。学校から依頼が来ることもしばしば。本当に変わろうとしている人は、話など聞かなくても自ら変わっていくから良いのですが、何かきっかけが必要な人もいます。そうした中、学校の授業において私の講演を聞き、生徒のうち何人かにでも何か気付きを与えられたなら、そしてその方の人生が変わったなら、私が講演した意味があるというものです。講演では、命が限られた時間なのだと教えることに意義がある。ですから、私は学校に向けた「命の授業」を、会社の社会貢献活動として取り組んでいます。


私は、高校の時の担任の言葉を今でも覚えています。「少しでも良い大学に入れ。それが上場しているような良い会社に入るためだ」。なぜ良い会社に入らねばならないのか理由を尋ねると、「初任給や生涯年収が違う」と返ってきました。時代観もありますが、学校の先生が「お金のために働け」と言っているようなものです。今なら完全否定するところですが、当時でも胸に違和感が残りました。


祖母は明治生まれながら、まさに自立を実践しているような女性でした。両親もよく働きました。私の父が実家の果樹園を継ぐことになったのですが、そこに働き者の母が嫁いできて、本当に365日働いていました。学校の授業参観には来てもらったことがありませんし、運動会の時も昼食のお弁当だけ届けると帰って行きました。こんな祖母や両親が、何度も「人のために生きなさい。人のために生きることが仕事になったら、こんな幸せなことはない」と教えてくれました。教育で大切なのが繰り返しとの考えは、ここが原点となっています。


私は事あるごとに、祖母から「自立しなさい」と教えられてきました。「なぜ自立しないといけないのか」と聞くと、祖母は「自分は先に生まれたから先に死ぬ。だから、あなたも自分の力で生きていけるようにならなければならない」と答えました。これが、私が死生観を学んだ原点です。


「人は人に感動して、その企業の虜になる」という名言があります。社員がお客様を感動させることができれば、必ずリピーターとなってもらえるのです。これを社員に繰り返し伝え、本当に理解させて実践できるようにすることが肝要。現場で実践して、心からの感謝をいただくことで初めて、彼らは「お金だけが報酬ではない」ことを実感できます。


最初の職場で受けた教育は、その後もずっとその人に影響を与え続けます。同業他社で仕事をしてきた方を採用すれば、要領を得ていますから最低限の業務はできるでしょう。しかし、感動を生むために、もう一歩踏み込んだ仕事をするかと言うと疑問です。なまじ業界を経験しているだけに、私たちが求める社員像に近づくのは難しいかもしれません。したがって、提携やM&Aを行う際には、ティア本体以上に相当な力を入れて教育しなければならないと考えています。


人材育成で大切なことは、何度も繰り返し教育すること。人は忘れてしまう生き物ですので、体に染みつくまで何度でも教え込まなければなりません。その時には「良い話だ」と感動しても、日々の仕事が忙しければすぐに忘れてしまう。だからこそ会社のトップは、メッセージを繰り返し発信する必要があります。そのうち、先輩社員が新人に対して、会社のトップと同じメッセージを語るようになれば、新入社員としても「トップは同じことを言っている」と納得感があり、ブレない組織になります。


社員には人生観と仕事観を教育するようにしています。「あなたの人生は葬儀という仕事を通じて誰かの役に立っている」と気付かせる。人生観と仕事観が一致すれば、仕事が自分の満足に繋がります。仕事はあくまで幸せになるための手段であり、一番大切なのは自分の人生です。ご遺族のために働くことが、自分の幸せに繋がるようになれば、マニュアルを超えて一生懸命尽くすようになり、感動を生み出せます。


故人様のことを知るためにはご家族からしっかり話を聞くことから始まります。思い出のアルバムを見せてもらい、故人様がどのような方だったのかを紐解いていきます。そうして会話の中で聞いた話を元に、印象深かったエピソードや大好きだった趣味などを、葬儀の中に取り入れさせていただく。すると、「あの時の些細な会話を覚えていてくれたのか」と、感動を生むことができます。これは、どれだけ技術的な指導が行き届いていようが、「お金のために働く」という考えの人間には決して真似できないことです。


従来の葬儀業界では、リピーターをつくることではなく、一度の葬儀でどれだけ売り上げられるかが重要でした。なぜなら、売上げの一部が自分の手当となるシステムだったからです。必然的に、社員はなるべく価格の高い祭壇を売るようになる。しかし、それでは最も心を傾けるべきご遺族の気持ちが置き去りにされてしまう。絶対にそんなことがあってはならない。社員には「徹底的に遺族の方に尽くす」という精神で仕事をしてもらわなければなりません。


会社を興した当時は無謀だと言われましたが、20年間、増収を続けることができました。こだわってきたのは、葬儀で感動を生み、リピーターを作ることです。ご遺族の方が悲しんでいる、その心の機微に寄り添えるか。徹底的にご遺族に尽くして、「ここまでやってくれるのか」と感動していただけるよう、常に心掛けてきました。ご遺族の方に感動していただくことで、何年後、何十年後に別の葬儀を行うこととなった際、真っ先に当社を思い出していただけると信じています。


創業後、同業者に嫌がらせを受けた一番の原因は、価格を開示したことです。葬祭業は協同組合の力が強く、特定の商社を通じて仕入れなければなりませんでした。当然マージンが発生し、価格に上乗せせざるを得ません。消費者にとって良いことは一つも無い。価格を開示すべきだと勤務先に訴えましたが、誰も取り合ってくれません。デパートには値札の付いていない商品など無いのに、葬儀業界には値札のある商品が無かったのです。当時は今のように価格の相場をすぐ調べられませんから、全て葬儀社の言いなりです。多くの場合、急に親族を亡くされ、精神的余裕も時間も無い中、比較対象も無いまま、納得するのではなく説得されて衝動買いしてしまう。それが葬儀という商材だったのです。私は「この在り方は根本的に間違っている。価格を比較できる時代が来るはずだ」と思い、それが起業した最大の要因となっています。ティアは価格を明示することを是とし、その意思表示の意味も込めて上場を目指しました。


冨安徳久の経歴・略歴

冨安徳久、とみやす・のりひさ。日本の経営者。葬儀社「ティア」創業者。愛知県出身。高校3年時に葬儀アルバイトに参加したことをきっかけに葬儀業界に入る。「西日本セレモニー」「名古屋丸八互助会」などを経てティアを創業。著書に『日本でいちばん「ありがとう」といわれる葬儀社 名古屋発ティア成功の秘密』『「ありがとう」すべては感動のために』『ぼくが葬儀屋さんになった理由(ワケ)』ほか。