内田樹の名言

内田樹のプロフィール

内田樹、うちだ・たつる。日本の思想家、大学教授。東京出身。東京大学文学部仏文科を卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科修了。院生時代から友人とともに学習塾、翻訳会社を立ち上げ成功。東京都立大学人文学部助手、神戸女学院大学文学部助教授、同・総合文化学科教授を務めた。合気道6段、居合道3段、杖道3段の武道家でもある。専門はフランス現代史、そのほか幅広く、様々な分野の著作を出版した。

内田樹の名言 一覧

まだ先駆者がいない分野の仕事というのは誰にも理解されないし、逆風も多い。でも誰かがやらなきゃならない。だからやるんです。


僕たちは誰かをマネることでしか成長のきっかけをつかめない。ですから、まず私淑(ししゅく)できる大人を探すことですね。「自分探し」よりも、まず「師匠探し」。


誰もやっていないことだから研究しがいがあるわけで、研究者がたくさんいる領域をやってもしかたない。


ギリギリ追い詰められた状況では、「生まれてきたときから、すべてこうなると運命で決まっていた」と割り切ってしまいましょう。追い詰められた状況でも、気持ちが落ち着いて先手に回れるようになります。


重要な会議などでは「こういった質問が出たら、こう答えよう」ではなく、「こういう質問をさせよう」と180度逆に思考で先手をとればいいのです。同じ内容のことを応答するのであっても、質問されるのと質問させるのではその場の支配する力が決定的に違ってきます。


危機的状況に直面しても身体能力を下げない胆力を鍛えることが大切です。矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、危機的状況に直面したら自分から驚いてしまえばいいのです。驚かされることは受け身の姿勢だから胆がつぶされてしまいます。逆に驚くことは能動の姿勢で、そういったことが起こらないのです。


ネットで書くというのは僕にとってはごく自然な立ち位置なんですよ。中学生のときはガリ版で個人的なニューズレターを刷って、友達に配っていました。大学でも、同人誌を出して配ったりした。ホームページをはじめたときも、50人くらいの知り合いを読者に想定して書いていた。やっていることはいつも一緒なんです。


「もう日本はダメだ」とか「先がない、崖っぷちだ」と、ここ20年ほど、メディアは人々の不安を煽ってきました。危機感を煽って情報の価値を高めようとするのはメディアの本性ですけれど、本当に日本はそんなに危ないのか? 「そんなことないよ」と僕は言いたいわけです。たしかに安全保障もエネルギーも心配だし、地震もあるかもしれない。システムはあらゆるところで破綻している。でも、日本には豊かな国民資源がある。「国破れて山河あり」の「山河」がまだあるのです。森林率は68%だし、きれいな水がいくらでも湧き出ている。飲料水を輸入に依存しているシンガポールのような国から見たら、うらやましいほどの豊かさですよ。


内田樹の経歴・略歴

内田樹、うちだ・たつる。日本の思想家、大学教授。東京出身。東京大学文学部仏文科を卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科修了。院生時代から友人とともに学習塾、翻訳会社を立ち上げ成功。東京都立大学人文学部助手、神戸女学院大学文学部助教授、同・総合文化学科教授を務めた。合気道6段、居合道3段、杖道3段の武道家でもある。専門はフランス現代史、そのほか幅広く、様々な分野の著作を出版した。

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