元谷外志雄の名言

元谷外志雄のプロフィール

元谷外志雄、もとや・としお。日本の経営者。アパホテルなどを展開する「アパグループ」代表。石川県出身。高校卒業後、小松信用金庫(のちの北陸信用金庫)に入庫。その後、注文住宅会社「信金開発(のちのアパ)」を設立。分譲マンション事業、ホテル事業、レストラン事業などに参入。同社を成長させた。

元谷外志雄の名言 一覧

アパホテルはスペースを売るホテルではなく、満足を売るホテルである。


ソフトがハードを支配する。ソフトを磨けば世界を席巻できる。


戦略書から学んだことは、「ビジネスパーソンは常に勝たなければいけない」ということ。だから、勝ち目のある戦いしかしてはいけない。


ご主人様が召使いを使うようなホテルはいずれなくなる。


創業時の注文住宅事業時代、お客様の様々な形の土地から、快適な住居を発想してきたことが良いトレーニングになった。


都心のホテルは隣接の建物との間隔が短いため、現在そうした狭いところでも使える新たな工法も開発しています。常に新しいことに取り組んで進化し続ける。それがアパホテルです。


どんな人でも一つや二つは取り柄があるはずで、それを武器にすればいい。お金も経験もない若者は、ベテランに太刀打ちできないと思うかもしれません。しかし、若者にはあり余る時間や体力があります。そうした強みを生かせるフィールドで全力投球すれば、道は必ず開ける。


市場占有率が上がれば上がるほど、市場争奪戦で優位に立てるようになり、企業の経営が安定していきます。市場占有率を高めるには、攻略目標のエリアを絞り込んで、そこに戦力を集中投下したほうが競争に勝ち残りやすい。


経済変動があるからこそ、後発や中小・弱小の我々にもチャンスがいただけた。振り返ると、大きな経済変動が3回あったのですが、その全てをチャンスにしてきました。


当社が成長できたのは未来予測が的確だったからだと思います。そのキーが何かと言えば、金利と為替レート、原油価格の動きなどを総合判断して、これから先にどんな時代が来るのかを考えながら経営してきたことと、不動産を買って値上がったら売る単純不動産売買をしてこなかったことが大きいです。


混乱があるからこそ、後発組かつ中小・弱小企業の我々でもチャンスを掴むことができた。もし戦後のインフレが今まで続いていたら、財閥企業がますます大きくなって我々が入り込む隙はなかった。


私は20歳のときに自分で設計して自分の家を造りました。だから、不動産を持つことに対する思い入れは人よりも強かったと思います。家を持つというのは人生の一大事ですが、やってみれば「案外できるんだな」という感触を若い時分に得ることができました。


2006年に当社も耐震強度不足問題に巻き込まれました。そこでいったん問題とされた構造設計士が関わった全ホテルの営業をストップし、確認が取れたところから順次営業を再開。これによってアパホテルに対するお客様の信用は一気に高まり、営業成績が伸びました。


我々は投機目的の土地購入は一切していません。これは創業2年目から一貫していることで、収益還元方式で計算してきちんと利益を出せることが前提になっています。


リーマンショックの頃の土地購入の主役はマンション業者でしたが、リーマンショックで銀行が資金を引き揚げたため、土地を手放さざるを得なくなって、地価は暴落しました。そのタイミングで我々は買いに転じました。


長期的に見れば、日本の不動産価格はまだ割安。割安だからといって、今後、東京の不動産価格が万遍なく上がるわけではありません。将来、資産価値が上がる不動産かどうかを見極めるポイントは人の増減。人が増えているところは上がる。不動産投資の第一歩としては、人が増えているエリアに自分の城を構えることをお勧めします。


「若くして自分の城を持て」「借りた家に住んでいるようではダメだよ」社員によくこう言うんです。不動産投資の一番簡単な方法は自分の家に投資することです。そのとき、一部屋を貸し出して家賃が取れるような造りにするといい。まず家を1軒持てば、自宅資産プラス含み資産を評価して次の融資が受けられます。1軒目のローンをきちんと返済していれば信用もつくから、次のローンは組みやすい。そもそも家は最初の1軒を持つのが大変で、2軒目は少し楽になります。3軒目はもっと楽になるし、10軒目はもっともっと楽。家をたくさん持つと「大変だね」と世間の人は言いますけど、逆なんです。裏を返せば、投資リスクがそれだけ下がるということです。従って、持てる人はますます持つようになって、持てない人はいつまでも持てないのです。


自分の家を建てるとき、できれば一部屋を貸し出して家賃が取れるような造りにするといいと思います。昔、一つの住区でありながら入り口が2つあって水道・電気も2つに分けられる構造のマンションを造って販売したことがあります。買った人は皆大喜びで、親子2世帯で暮らす人もいれば、小さい部屋を貸し出して家賃収入を得てローン返済の一助にする人もいた。子供が独立して家族が減ってきたら、自分が小さい部屋に移って大きい部屋を貸すこともできます。実用(暮らし)と運用が同時にできる家を持てば借金の返済は楽になるし、次の投資にも向かいやすい。


私の場合、利益の出る事業と減価償却で赤字が出る事業を組み合わせて「損益通算で節税メリットを得る」ということを絶えず意識して、事業を展開してきました。たとえば戸建て住宅の建設販売で利益を出しながら、鉄筋の賃貸マンションを造って償却赤字と損益通算する、という具合です。そのうち土地を平面的に使う戸建て住宅よりも立体的に利用できるマンションのほうが土地効率がいいということで賃貸マンション、さらには分譲マンションに軸足を移した。マンション事業の節税対策としてホテル事業を始めたんですが、今はむしろホテルにウエートがかかっている。収益が出る事業と償却赤字を得る事業の兼ね合いを追い求めてきた結果、いつの間にかここまで資産が増えていたという感じですね。


不動産の仕事をしてきた私から見ても、不動産投資は長期投資として非常によい投資だと思います。資本主義の歴史を見るとインフレとデフレは交互にやってきますが、インフレの山と山、デフレの谷と谷を一本の線でつないでみると一つの傾向がわかる。全体としてはインフレなんです。短いスパンで見るから上がったり下がったりで一喜一憂しますが、長く不動産投資を続けていれば必ず資産は増えていく。


アパホテルの部屋は環境のために意図的に小さくしていますが、これにより冷暖房費を抑えることができるし、卵型の浴槽を採用したためお湯の量が少なくてもゆったり入ることができます。こうした工夫で、CO2排出量は一般的なホテルの3分の1に抑えています。そのかわり、ベッドサイズは横幅140センチ以上と広く、テレビも50インチ以上です。部屋は小さくても快適性はむしろ増しています。


リーマン直後に比べると、都心の地価は3倍から5倍になっています。そうなった今でも、当社は土地の手当てを続けています。でも以前買った土地の価格が安いため、平均すれば他社に比べ相当安く仕入れています。これを私は逆なんピン買いと言っています。


なぜ他社に先駆けて土地の手当てができるかというと、即断即決だからです。朝、土地を見に行って、その日のうちに事業プランをつくらせる。これはいけるとなったら、夕方には土地所有者に会い、キャッシュで購入します。これがアパの強みです。これを繰り返していると土地情報が最初に当社に入ってくるようになる。入ってくるから買う。この好循環ができています。


私が書いた『理論近現代史学Ⅱ』も中国から非難され、ずいぶん物議をかもしました。しかし、私には負けない自信があった。本の内容は、決して思い込みではなく、史実をくわしく調べ、理論武装していました。攻撃されても反論できるように備えていたんです。


元谷外志雄の経歴・略歴

元谷外志雄、もとや・としお。日本の経営者。アパホテルなどを展開する「アパグループ」代表。石川県出身。高校卒業後、小松信用金庫(のちの北陸信用金庫)に入庫。その後、注文住宅会社「信金開発(のちのアパ)」を設立。分譲マンション事業、ホテル事業、レストラン事業などに参入。同社を成長させた。

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