倍賞千恵子の名言

倍賞千恵子のプロフィール

倍賞千恵子、ばいしょう・ちえこ。日本の歌手、俳優。東京都出身。松竹音楽舞踊学校卒業後、松竹歌劇団(SKD)に入団。『斑女』で映画デビュー。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞助演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞を受賞。テレビドラマ、映画で活躍。

倍賞千恵子の名言 一覧

私、「無理しない、我慢しない、頑張らない、自然体」って、いつも思うようにしています。けれど、ついどこかで無理をして、我慢して、頑張っちゃう。自然体でいるのは、とても難しいですね。


熱くなりつつも、同時に冷静でいないといけない。


これまでやってきた2つの仕事、「お芝居」と「歌」の仕事を一体化させることがやっとできるようになった。それをこの先、体と声が続く限り、掘り下げつつ、続けていきたい。


映画などのお芝居には演出家がいて、監督がいて、その人たちの指示に従うことが多い。そして、指示を100%、あるいはそれ以上で表現する。それがお芝居だと思っています。


映画の役になり切りすぎて、帰宅した後も、役が抜けずに引きずってしまったことが何度もあるんです。役を抜くのが本当に大変な時があります。本当は「パチン」と指を鳴らしたらその人になって、「パチン」ともう一度指を鳴らしたら元に戻れるといいのですが、なかなか難しいですね。


自分自身を歌で表現することと、観客が喜ぶ姿を見ること、どちらも楽しく、大事にしたいことですね。お客様から嬉しい反応があると、私自身も嬉しくなって、相乗効果のようによりよいステージになることもあります。そういう時は、お客様との一体感があって、本当に楽しい。


若い頃は歌とお芝居と両方していると、「どちらかを選ばないと、うまくいかないよ」とよく言われました。「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということですね。それが今、この歳になって、二兎を追うことができつつあるのかな、と感じています。歌のことを「3分間のドラマ」とよく言いますが、お芝居もしてきたからこそ、「3分間のドラマ」である歌も、今、しっかり表現できているのではないかな、という思いもあります。


渥美(清)さんも(高倉)健さんも、余分なものがない俳優さんだと思います。山田洋次監督は、「贅肉のない芝居はよい」とおっしゃいますが、まさにそのようなお芝居をされていました。それと、お二人とも大スターなのに、謙虚だったところが共通していますね。どちらも相手のことを考えてくださるし、細かなところにも気を配ってくださいました。


今はむしろ、早くに社会に出てよかったと思っています。おかげでいろいろな人に出会えたし、貴重な体験がたくさんできましたから。「別に学校を出てなくたって、ちゃんと生きてりゃいいんだよ」って、「男はつらいよ」の中で寅さんも言っているんです。確かに社会でどんなふうに生きていくかが一番大事だと、私も思います。


詩人で書家でもあった相田みつをさんのカレンダーをいただいたことがあって、そこに「いまからここから」と書いてありました。その言葉が大好きになって、コンサートのサブタイトルに使わせていただいたことがあります。その言葉に出合った頃は、つらいことや悲しいことがあった時には「そんなこと、全部忘れちゃって、いまからここから前だけを見て、前進あるのみ」なんて思っていました。でも、それから何十年も経った今は、全く違う受け止め方をしています。ちょっと立ち止まって、後ろを振り返って、「あんなことがあった、あんな人に出会えた」と思うのもよいと、今は思えます。たとえつらい過去があったとしても、無理に忘れることをせず、それもひっくるめて受け入れる。それからまた、前を見てゆっくりと歩いていけばいいかな、と。


私が演じている女の人は、本当に普通の人が多いんですよ。『男はつらいよ』のさくらさんは、まさにその代表です。その普通の人を通じて何かを表現しないといけないのですが、余計なことをすると、何かの拍子にその普通さが壊れてしまうような気がする。「普通」って、そのぐらい危ういものに思えるのです。さくらさんは優しくていい人で、主婦の鑑みたいな人。それでいて、普通の人です。大事に演じないと、壊れてしまいそうな部分があるんです。だからよく、撮影の合間にはさくらさんをスタジオに置いていって、渥美清さんとスタジオの外でたわいのない「バカ話」をしていました。それで、また自分の出番になると、暗がりのスタジオの中に戻って、さくらさんを自分のところにたぐり寄せていました。


すべてにおいて満足できるステージは、とても少ないです。ステージでは「命懸け」と言うとオーバーですが、全身全霊を込めて歌ったり、語ったりしています。ですから、その日の夜はドッと疲れが出て、「あそこを間違えた」「あれはもっとうまくできた」などとステージを振り返ると、寝られなくなってしまいます。うまくいく時は「もう一人の倍賞千恵子」がしっかりとステージに存在している時ですね。ステージでは自分で自分を監督し、演出しないといけない。もう一人の自分がしっかりしていると、実際の私をうまくコントロールしてくれる感じがします。


歌は、私の持っている一つの才能を発揮できる、大事な表現の場だと考えています。歌、特にステージで歌う場合は、何千人というお客様の前に立って、その期待に応えられるだけのものが自分にないと、歌うことができない。子供の頃は、人前で歌っても、ほとんど緊張したことはありませんでした。でもプロになると、とても緊張するようになりました。胃が痛くなるほど緊張して、マイクを持ったまま、舞台の袖で手が震えていたこともよくありました。


疎開先の小学校に学校放送ができて、生徒の歌を放送で流すことになり、みんなの多数決で私が選ばれました。放送室の小さな部屋の中で初めて、マイクを前にして歌いました。その小学校では、先生から放課後にピアノを教えてもらったこともあります。そうしたことを思い起こすと、子供の頃は自分で何かに向かって突き進むのではなく、誰かに選んでもらって、そこで夢ややりがいを見つけることが多かったような気がしています。高校に進学して、学校の先生になりたいと思っていた時期もありましたが、両親の勧めもあって、松竹音楽舞踊学校に進みました。


倍賞千恵子の経歴・略歴

倍賞千恵子、ばいしょう・ちえこ。日本の歌手、俳優。東京都出身。松竹音楽舞踊学校卒業後、松竹歌劇団(SKD)に入団。『斑女』で映画デビュー。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞助演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞を受賞。テレビドラマ、映画で活躍。

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