佐々木常夫の名言

佐々木常夫のプロフィール

佐々木常夫、ささき・つねお。日本の経営者。東レ経営研究所社長。秋田県出身。東京大学経済学部卒業後、東レに入社。繊維企画管理部課長、営業課長、取締役などを務めたのち、東レ経営研究所へ移り、社長を務めた経営者。大阪大学客員教授なども務めた人物。主な著書に『「本物の営業マン」の話をしよう』『そうか、君は課長になったのか。』『部下を定時に帰す「仕事術」』など

佐々木常夫の名言 一覧

100%良い人も、100%悪い人も存在しない。誰に対しても良い面に注目したほうが多くを学べますし、ストレスも減るはず。

佐々木常夫の名言|100%良い人も、100%悪い人も存在しない

人生の後半にもできることはたくさんある。

佐々木常夫の名言|人生の後半にもできることはたくさんある

決断することに過度なプレッシャーを感じる人もいるかもしれないが、繰り返すうちに嫌でも慣れてくる。

佐々木常夫の名言|繰り返すうちに嫌でも慣れてくる

リーダーシップは志から生まれる。「チームのため、会社のため、社会のために働かなければ本物じゃない」と献身する姿が、周りの人の共感を呼び、力を貸したいと思う原動力になる。

佐々木常夫の名言|リーダーシップは志から生まれる

見栄を張って、わからないのにわかった振りをしたりしても、どうせ見透かされる。部下に頼るべきところは頼ったほうがいい。

佐々木常夫の名言|部下に頼るべきところは頼ったほうがいい

仕事は、まず計画策定と重要度評価をしてから取りかかるべき。すぐ走り出してはいけない。重要な仕事では、何も考えずにまず走り出すと、逆に時間を浪費する。

佐々木常夫の名言|重要な仕事では、何も考えずにまず走り出すと、逆に時間を浪費する

大事なのはスキルではなく、「志」をもつこと。どう働きたいのか、あるいはどう生きたいのか、その志さえあれば、スキルは後から自然とついてきます。

佐々木常夫の名言|志さえあれば、スキルは後からついてくる

まず上司自身が、部下の心を動かすだけの高い志を持っているかどうか。志とは、自分の中にある世のため人のためという思いのこと。

佐々木常夫の名言|部下の心を動かすだけの高い志を持っているか

欲をもつのは悪いことではなく、むしろ欲があることでやりたいことが見えてくる。その欲を原動力にして、志を高めればいい。

佐々木常夫の名言|欲を原動力に

相手の成長を本気で願う気持ちがなければ、本当の意味で自分の味方になってくれない。

佐々木常夫の名言|相手の成長を本気で願う気持ちがなければ、本当の意味で自分の味方になってくれない

上司にはひとりの人間の人生を変えるほどの責任がある。部下がもつ能力を見出し、伸ばし、仕事に貢献させる。それによって本人に自信と実力がつき、周囲から信頼が得られる。

佐々木常夫の名言|上司にはひとりの人間の人生を変えるほどの責任がある

トラブル時の真摯な対応こそ信頼感につながる。

佐々木常夫の名言|トラブル時の真摯な対応こそ信頼感につながる

人は自分の成長を実感したとき、大きな幸せを感じることができる。

佐々木常夫の名言|人は自分の成長を実感したとき、大きな幸せを感じることができる

鈍感力と楽天性が、心が折れないための両輪。

佐々木常夫の名言|鈍感力と楽天性が、心が折れないための両輪

今は大変でも、きっと未来はなんとかなる。そう思っていると、その場を切り抜けるアイデアが湧いてくる。

佐々木常夫の名言|今は大変でも、きっと未来はなんとかなる

限界を超えるほどのストレスを受け続けると、心が擦り切れてしまいます。もう無理だと思ったら、そこから逃げることも必要でしょう。

佐々木常夫の名言|もう無理だと思ったら、そこから逃げることも必要

思い通りにならない場面が人生には多々あることを認められるようになれば、その状況でのベストを尽くす覚悟が生まれてくる。

佐々木常夫の名言|その状況でのベストを尽くす覚悟を持つには

どんなことにも良い面と悪い面があるもの。そのうちの良い面だけを活かすべき。

佐々木常夫の名言|どんなことにも良い面と悪い面があるもの。そのうちの良い面だけを活かすべき。

運命は選択できない。選択したとしても、それが良い結果につながるとは限らない。与えられた環境の中で、目の前の仕事に全力を尽くすことが大切。

佐々木常夫の名言|目の前の仕事に全力を尽くすことが大切

周囲を見ても、与えられた環境に不満を言って転職し、上手くいった人はほとんどいない。

佐々木常夫の名言|周囲を見ても、与えられた環境に不満を言って転職し、上手くいった人はほとんどいない。

良い習慣は才能を超える。良い習慣は続けることが大事。

佐々木常夫の名言|良い習慣は才能を超える。良い習慣は続けることが大事。

ビジネスパーソンはどの年代でも、1つ上のポジションを目指すべき。いまよりも自由に仕事ができ、働く醍醐味を味わえる。

佐々木常夫の名言|1つ上のポジションを目指すべき

上司を信頼していれば、怒鳴られたって部下はついてくる。信頼関係があれば、何をどう言われようが心に響く。叱るも怒鳴るも大差ない。要は、言葉より「誰に」言われたかの方が大事。

佐々木常夫の名言|上司を信頼していれば、怒鳴られたって部下はついてくる

リーダーとは常に勇気と希望を与える存在でなければいけない。

佐々木常夫の名言|リーダーとは常に勇気と希望を与える存在でなければいけない。

自分を変える努力をしないかぎり、幸せな人生は手に入らない。

佐々木常夫の名言|自分を変える努力をしないかぎり、幸せな人生は手に入らない。

他人の気持ちは変えられないが、自分の気持ちは変えられる。

佐々木常夫の名言|他人の気持ちは変えられないが、自分の気持ちは変えられる。

夫婦間で最も大事なことは相手へのリスペクトつまり互いの尊厳を認め合うことです。

佐々木常夫の名言|夫婦間で最も大事なこと

結局、私欲を原動力に働いても成果が上がるのは最初だけ。必ず頭打ちになる。すぐに部下は「あいつは自分のためだけにやってる」と見抜きますからね。

佐々木常夫の名言|私欲を原動力に働いても成果が上がるのは最初だけ

コミュニケーション以外にも部下と信頼関係と築く方法はシンプル。約束を守る。ウソをつかない。人の悪口は言わない。自分が間違えていたら、謝ったうえであらためましょう。

佐々木常夫の名言|信頼関係と築く方法はシンプル

職場なのだから、意見が対立したり、トラブルが発生することもある。でも、部下との信頼関係さえ築けていれば、自然と元に戻ろうとする力が働く。

佐々木常夫の名言|信頼関係さえ築けていれば、トラブルが起きても自然と元に戻ろうとする力が働く

部下が心を開いてくれない、という悩みをよく聞きますが、上司の態度に問題があるケースが多い。そもそもコミュニケーションに時間をかけずに、相手との信頼関係なんて築けるわけがない。

佐々木常夫の名言|コミュニケーションに時間をかけずに、相手との信頼関係なんて築けるわけがない

業務に直接的な影響が出そうにない場合なら、自分自身のよからぬ噂でも、基本的には放っておいて構いません。しょせん、噂は噂。いちいち躍起になる必要はない。

佐々木常夫の名言|しょせん、噂は噂

酔った席での出来事だと、記憶が曖昧で己の身の潔日を自信を持って主張できないのが辛いところ。その意味でも、酒席は要注意。

佐々木常夫の名言|酒席は要注意

これからの日本は労働人口が減っていきます。それは「働き方改革」のチャンスでもあります。人がいなければ、知恵を出し合って働き方を見直し、生産性を上げるしかない。

佐々木常夫の名言|労働人口減少は「働き方改革」のチャンス

反復連打、すなわち何度も繰り返して徹底することが重要。

佐々木常夫の名言|何度も繰り返して徹底することが重要

どれだけ見聞を広めても、自分の行動に落とし込まない限り、成長にはつながらない。

佐々木常夫の名言|どれだけ見聞を広めても、自分の行動に落とし込まない限り、成長にはつながらない

私は働く意味は、何かに貢献することで自分自身を幸せにするためであるとともに、自分を成長させるためなのではないかと思っています。

佐々木常夫の名言|働く意味

「欲」と「志」の違いは、欲が個人的自分本位の願望なのに対し、志はみんなで共有でき、共感できる目標だという部分にあります。

佐々木常夫の名言|「欲」と「志」の違い

大変なことをやるから人は成長する。

佐々木常夫の名言|大変なことをやるから人は成長する

人は相手にされた態度を返すもの。部下をリスペクトすれば、上司もリスペクトされる。年下の部下でも、他人は自分よりも優れたところが必ずあるものなんだから。一人の人間としてリスペクトして話すのが当然。

佐々木常夫の名言|部下をリスペクトすれば、上司もリスペクトされる

部下との対話は「8対2」で聞くをメインにしましょう。信頼度が上がり、必ずいい関係が築けます。

佐々木常夫の名言|部下との対話は「8対2」で聞くをメインに

いきなり会社全体を変えるのは難しいかもしれない。でも、自分のチームを変えることはできる。そこで結果を出せば、それを認めてくれる人も少しずつ増えていくはず。

佐々木常夫の名言|自分のチームから変えていく

そもそも世の中は理不尽なものです。まずはその現実を受け入れなくてはいけません。

佐々木常夫の名言|そもそも世の中は理不尽なもの

「理不尽だ」と思うからストレスが溜まるのです。「人生とはこういうものだ」と思えば、顧客に上からものを言われるくらい何でもなくなります。

佐々木常夫の名言|「人生とはこういうものだ」と思うことが大切

「この仕事をやるべきか?」と考え、優先順位をつける時間が必要。少し早めに出社して一人で考える時間を作るといった良い習慣を身につけるべきでしょう。

佐々木常夫の名言|優先順位をつける時間が必要

部下の仕事をきちんと見ていれば、ムダは削れる。最近は自分の仕事で手一杯という管理職が増えていますが、上司はもっと部下の仕事に手を突っ込むべきです。

佐々木常夫の名言|部下の仕事をきちんと見ていれば、ムダは削れる

成功事例ができ、それが良いことだと周囲に伝われば、その取り組みは自然と評価されるようになる。

佐々木常夫の名言|成功事例ができ、それが良いことだと周囲に伝われば、その取り組みは自然と評価されるようになる

会社やゴルフでもらった賞状は、持っていても意味がない。自己満足でしかありません。大事なのは、今のあなたがどんな人格かだけ。

佐々木常夫の名言|大事なのは、今のあなたがどんな人格かだけ

成長できる人には、他人の成功や自分の失敗から何かを学ぼうとする謙虚さがあります。

佐々木常夫の名言|成長できる人の特徴

他人の良いところは認め、自分の悪いところを反省できる人には、上司も真剣にアドバイスをしたくなるものです。

佐々木常夫の名言|上司が真剣にアドバイスしたくなる人の特徴

部下を厳しく叱ってもダメなら、褒めればいいのです。誰だって、叱られるより、褒められるほうが嬉しいに決まっています。

佐々木常夫の名言|叱ってもダメなら、褒めればいい

仕事を効率化するための両輪は、「コミュニケーション」と「信頼関係」です。

佐々木常夫の名言|仕事を効率化するための両輪は、「コミュニケーション」と「信頼関係」です

私がリーダーとして着任した部署のほとんどで残業がなくなりました。それは、私が部下の仕事に手を突っ込み、全員がきちんと結果を出せるように管理したからです。

佐々木常夫の名言|残業をなくすために上司がすべきこと

口先だけで「成長しろ」「貢献しろ」と言っても、部下には響きません。そう言っている本人が、その志を持っているかどうかを、部下たちは見ているからです。

佐々木常夫の名言|口先だけでは部下に響かない

真摯な人間は自然に人を惹きつけます。そして、周囲の人が「この人と一緒に頑張ろう」と思う。部下を強引に従わせるスキルなどなくても、ちゃんとリーダーシップを発揮することができるのです。

佐々木常夫の名言|人を惹きつける人の特徴

男は仕事さえしていればいい。こんな理屈は妻には通じないと思ったほうがいい。

佐々木常夫の名言|男は仕事さえしていればいい。こんな理屈は妻には通じないと思ったほうがいい

定年になってから仕事に代わるものを見つけようとしても、もう遅い。

佐々木常夫の名言|定年になってから仕事に代わるものを見つけようとしても、もう遅い

不思議なもので、できるだけ困難な仕事に挑戦したいという姿勢でいると、どんどん新しい業務が回ってきます。人間は困難に直面すると、思いもかけない知恵が出てきます。

佐々木常夫の名言|人間は困難に直面すると、思いもかけない知恵が出てくる

仕事の自己実現をしていくためには、高い成長角度を維持することが必要です。いつもベクトルを右上に向けておく。そうすれば、角度の低い人に抜かれることは絶対にしません。差もどんどん開いていきます。

佐々木常夫の名言|常に高い成長角度を維持する

前向きにとらえるなら「これは自分が試されているんだ」とも思えます。愚痴を言わず、困難に立ち向かっていれば「あいつは大した奴だ」という評価にもつながり、復活することは十分可能です。

佐々木常夫の名言|愚痴を言わず困難に立ち向かえば周りの評価が上がる

人事は非常です。自分では心構えをしているつもりでも、意に沿わない辞令を渡されれば動揺は隠せません。しかし、そんなときこそ潔く受けて、自分をしっかりと磨くチャンスにすべきです。

佐々木常夫の名言|意に沿わない辞令を渡されたときこそ潔く受ける

「知る」と「わかる」は大きく違います。「知る」は単に頭の中にインプットしただけのこと。一方、「わかる」ことを私は「解る」だと考えています。ものごとを理解し、自分の行動を変えていくことです。その変化は自分を一歩高めることにつながっていきます。

佐々木常夫の名言|「知る」と「わかる」の違い

私は「運命は積極的に引き受けよう!」という人生観を持っています。会社人生にしても、決して一本道ではありません。努力が実らないことだってあります。業績不振の子会社へ出向させられるような、左遷的仕打ちを受けることだってあるでしょう。しかし、それも運命です。

佐々木常夫の名言|運命は積極的に引き受ける

私は、人生の勝負どころは50代だと思っています。20代は脇目も振らずに一生懸命に働き、30代では実力も備わり役職にも就く、40代にそうした経験が生きるわけですが、この時期は疲れずにしなやかに生きることを勧めたいと思います。なるべく部下に仕事を任せ、早く帰る。社外の人とも付き合い、本も読み、力を蓄える時期だと考えて行動したほうがいいでしょう。

佐々木常夫の名言|40代は力を蓄える時期

仕事を通しての達成感があったからこそ、家族とも真正面から向き合え、苦難を乗り越えられたのだと確信しています。

佐々木常夫の名言|仕事の達成感があるから家庭の苦難を乗り越えられる

経営に行き詰っていた繊維商社へ出向した経験は貴重でした。人は何のために働くかが明確になったからです。もちろん第一は生活のため。しかし、それ以上に自分を磨くことが重要なのだと実感しました。それからは、できるだけ困難な仕事に挑戦したいと考え始めました。

佐々木常夫の名言|自分を磨き、できるだけ困難な仕事に挑戦する

彼ら(出向した先の社員たち)は、私たちの仕事ぶりをシビアに見ていたと思います。出向していた私たちのうち、彼らから信頼を勝ち得た者と、離反された者は半々でした。その分かれ目は志だったと思います。私は、出向するからには「一村産業の再建は、自分のミッションだ!」と決めていました。そのことが彼らの心をつかんだのではないでしょうか。
【覚書き|東レの取引先で倒産寸前だった繊維商社一村産業に出向したときを振り返っての発言】

佐々木常夫の名言|志を持って仕事する人は、人を引き付ける

不況下での踏ん張りどきや組織の改革時は、3年くらいかけてダラダラと計画を実行してはいけません。痛みがいつまでも続くと思えば、部下がモチベーションを維持できなくなるのは当然です。それゆえ、痛みを感じる暇もないほどドラスティックかつ短期間で達成できる計画を実行しなければならないのです。

佐々木常夫の名言・格言|組織改革は一気にやる

やってはいけないのは、成果に応じて極端に給与で差をつけることです。日本人は欧米人と違って、給与のために仕事を頑張るという人は多くありません。「仕事の成果は仕事で報いる」というのが私の考え方です。自己実現欲求が満たされるスケールの大きな仕事を与えられた方が、多くの報酬を得ることよりもはるかにやりがいがあると思うのです。

佐々木常夫の名言・格言|仕事の成果に対する報酬は、より大きな仕事を与えるようにする

私は課長時代、春と秋に2時間ずつ部下の面談をしていました。そのときの鉄則が「8聞いて、2しゃべる」です。2時間のうち1時間は、家族は元気なのか、独身なら恋人はいるのかといったプライベートな話、残り1時間は仕事の話を聞くのです。プライベートの話に踏み込むと、やれ個人情報だのセクハラだのと騒がれる時代ですが、「部下に困ったことがあればいつでも力になろう」という気持ちを持ち、なおかつ「自分に何を話そうとも決して情報は洩れない」という信用を得られれば、包み隠さず何でも話してくれるようになるはずです。

佐々木常夫の名言・格言|部下との面談では8聞いて、2しゃべるようにする

部下のモチベーション低下の原因を探るために、飲みニケーションで業務時間外の付き合いを増やすのも一案です。しかし昨今は、公私の切り替えが当たり前になり、会社帰りに部下を飲みに誘っても、なかなかついてこない時代になったと愚痴る人も少なくありません。そんな人の解決策は、部下の立場に立って、なぜ誘いを断るのか、なぜ自分についてこないのかと、自らを省みる以外ありません。すると、自分の話ばかりをしていて、飲んでも楽しくない、あるいはタメにならないと思われていることに気づくのではないでしょうか。

佐々木常夫の名言・格言|部下より自分に問題がないか再検討する

会社経営には浮き沈みがあります。課長クラスのリーダーは、部下の仕事に直接タッチできると同時に、課全体のマネジメントも行うことができる立場にあります。ですから、部下の士気を上げることもまた課長のおおきな役目ともいえます。

佐々木常夫の名言・格言|部下の士気を上げることも課長の務め

部下のモチベーションを維持できない理由は次のふたつが考えられます。ひとつは、不況という経済環境の中で、仕事への先行き不安を感じている場合。もうひとつは家庭の事情など個人的な悩みを抱えている場合です。

佐々木常夫の名言・格言|部下のモチベーション低下のふたつの理由

私はいつも、良い習慣は才能を超えると話しています。良い習慣を持つと、人は確実に成長していきます。ぜひそうなって、ビジネスマン人生で幸せをつかんでください。しかし、それには強い決意と、覚悟がいります。しかもそれは、根本の部分に存在しているものですから、習慣以上に大切といっていいでしょう。

佐々木常夫の名言・格言|良い習慣は才能を超える

会社の仕事はチームで進めるものなので、情報はできるだけ共有化し、業務の効率化につなげていくべきでしょう。課内のコミュニケーションが円滑だと、課長が間違いそうになると、部下が注意してくれますし、悪い情報もいち早く伝わってきます。

佐々木常夫の名言・格言|情報の共有化と、コミュニケーションの円滑化をする

それなりの立場、役職に就いたら、部下に仕事を任せましょう。40代にもなってプレイングマネジャーを自負している管理職がいますが、そんなものは愚の骨頂です。デキる部下がいるのに仕事を任せないのは、彼らの成長の芽を摘んでいることにほかなりません。

佐々木常夫の名言・格言|役職に就いたら、部下に仕事を任せ成長させる

私が「出世したほうがいい」とよく主張するのは、40歳前後で管理職になると、明らかに周りの景色が違って見えるからです。部長になればまた違った見え方をするでしょう。社長は孤独だなどといいますが、会社で一番やりがいを感じているのは社長です。そこを勘違いしてはいけません。

佐々木常夫の名言・格言|出世したほうがいい

私が繰り返し、習慣の大切さを説くのは、それが結局は自分のためになるからです。人間は自分を磨くために働いているのです。そう考えたら、日々の努力や難しい局面にチャレンジしていく、前向きな姿勢を保つことも大切です。すると、それが習慣化し、やりがいのある仕事にも恵まれていくでしょう。

佐々木常夫の名言・格言|人間は自分を磨くために働いている

上司、そしてさらに上の役職者と付き合うことによって、ビジネスマンは視点の高さを手に入れられます。視点が高ければ、問題のとらえ方が多角的・広角的になり、仕事の幅も出てきます。いつでも「上位者だったらどう考えるか」という意識を持つようにしましょう。

佐々木常夫の名言・格言|上役たちと付き合うメリット

周囲との信頼関係をつくっておくことも重要です。私は「社内のメンターを持て」といっていますが、仕事の計画を立てるのに際しても、その仕事に精通している人や、関連資料のある場所を知っている人の存在はありがたい。そうした人たちと、日ごろから密にコミュニケーションをとっておきます。

佐々木常夫の名言・格言|社内にメンターを持つ

上司の上司、課長なら部長、次長なら本部長というように2段上の上司との付き合いも大切にしてきました。実は、2段上の上司も、自分の部下のそのまた部下の話を聞いてみたいと考えているのです。たとえば部長なら、すぐ下の課長が部下からどう評価されているのかを、とても気にしています。そんなときは褒めるのが常道です。でも、10回に1・2回はネガティブな情報を入れてもいいでしょう。そんな関係をつくっておくと、いざというときは親身になって相談に乗ってくれるものなのです。

佐々木常夫の名言・格言|2段上の上司との付き合いも大切にする

私は営業課長になったばかりのころ、部長のスケジュールを確認して、2週間に一回、30分程度のアポイントを取っていました。その際には、必ず仕事の進捗状況などの要件を紙に書いて、文書の形で渡しました。そして口頭で報告や相談をしたのです。こうしておけば、上司も安心していられます。

佐々木常夫の名言・格言|上司に、2週間に一回30分のミーティングのアポイントを取る

上司をうまく使うことも、段取り上手になるためのポイントです。私は「部下力を磨きなさい」といっていますが、上司とは仕事上の情報や価値観を共有しておくことが重要なのです。上司は部下と違った視点でものごとを見ていますから、部下の提案に対し「これは優先順位が逆だ」とか「この部分は加えてほしい」といった意見を持つことがあります。ですから仕事を振られたら、どの程度の位置づけなのか自分なりに判断する一方で、上司の意見を聞く必要があります。

佐々木常夫の名言・格言|上司の考えている仕事の優先順位を知る

スケジュール管理も重要です。私は2つの卓上カレンダーと2冊の手帳を使っています。まず、カレンダーですが、いまは7月の隣に8月のカレンダーを並べ、予定を書き込み、2ヶ月分の予定を毎日確かめています。長い経験上、ビジネスは2ヶ月先を見通しながら進める必要があると考えているからです。手帳も2週間分のスケジュールが記入できる大きなものと、メモとして使う小さな手帳を併用してきました。スケジュールはスケジュール、メモはメモと使い分けた方が便利でしょう。

佐々木常夫の名言・格言|スケジュール管理は、卓上カレンダー2つと、手帳2つで行う

早めに仕事を終わらせておくと、見直す余裕も生まれ、付加価値が高まります。また、関係部署から「もう少し詳しい説明が欲しい」といった依頼があっても、余裕を持って対応できます。

佐々木常夫の名言・格言|締め切り前に仕事を終わらせるメリット

注意すべきなのは、デッドライン(締切)の設定方法です。早めに決めておけば、締め切り間際に慌てずに済みます。また、そうした私の習慣を相手が理解していると、締切近くまで忘れていても「佐々木さん、どうされました。いつもだったら早いのに」と声をかけてもらえ、リスク管理の面でもプラスに働きます。

佐々木常夫の名言・格言|締め切りのコツは、早めに設定すること

仕事の重要度に応じてプライオリティ(優先度)をつけることも効果があります。仕事の軽重を見極め、重要度の高い仕事に集中するわけです。もちろん、雑用であっても、しなくてはならない業務もあります。それは後回しにするか、他の人に任せればいい。プライオリティの高い仕事を選択し、自らデッドライン、締切を決めて追い込んでいくのです。

佐々木常夫の名言・格言|重要な仕事に集中し、雑用は他人に任せる

段取りのコツは仕事の整理、言い換えれば「見える化」です。会社にはやたらと多くの仕事がありますが、その8割は定型仕事で、そのすべてを完全にやっていたのでは時間がいくらあっても足りません。本当に重要な仕事は2割です。これをきちんとやれば、その人の抱える仕事のほとんどは達成できてしまいます。

佐々木常夫の名言・格言|仕事の分析をし、2割の重要な仕事を見つけ出す

毎日、時間効率を考えている人間と、何も考えないでダラダラと深夜まで会社にいる人間では勝負になりません。10年もたてば、ものすごい差になって表れてきます。

佐々木常夫の名言・格言|毎日、時間効率を考えている人と、ダラダラ仕事する人では大きな差がつく

私は東レの繊維企画管理部の課長時代から、家庭の事情で毎日6時には退社しなければなりませんでした。理由は長男が自閉症であることに加え、妻が肝硬変のため何度も入退院を繰り返し、私が子供三人の育児、家事、そして妻の看病という一人三役をこなしていたからです。当然、仕事の段取りを良くしなければ無理です。朝から「今日、仕事を最短コースでいくにはどうしたらいいか」と頭を絞りました。

佐々木常夫の名言・格言|切羽詰まった状況が、仕事の効率化をもたらす

仕事の時間を効率的に使いたいと思うのなら、何よりも、その気持ちを強く持つことです。私は志と言っていますが、そういう人は自分で工夫をします。本を読んで真似をしようと思っても駄目です。それは、にわか勉強でしかありません。普段からの習慣づけが大切です。

佐々木常夫の名言・格言|仕事時間の効率化は、本でにわか勉強するより、工夫をして習慣づけることが大切

自分の意見を直属の上司がどうしても聞いてくれないなら、二段上の上司に相談するという手もあります。普通は二段上の上司の方が経験も力量も上ですから、直属の上司よりも正しい判断をしてくれる可能性が高いし、上司も上から何か言われたら聞かざるを得ないでしょう。そのためには、日ごろから二段上の上司ともコミュニケーションをマメにとっておくことが重要です。

佐々木常夫の名言|上司が意見を聞いてくれないときの対処法

なぜ経営者が本気で残業の撲滅に取り組まないかというと、社員を目いっぱい働かせた方が成果が挙がると信じているからです。いまは社員に長時間労働を強いると、逆にデメリットの方が大きいのにそれがわかっていないのです。

佐々木常夫の名言|経営者が残業撲滅に取り組まない理由

目の前の仕事に本気で取り組んだら、定時にはヘトヘトのはずです。残業して夜9時まで働く余力があるというのは、それだけ仕事の密度が薄いからだと私は思います。

佐々木常夫の名言|残業できるのは仕事の密度が薄いから

20代、30代のうちは、しゃにむに働くこともときには必要でしょう。しかし、40代になってなおダラダラと時間をかけるような働き方しかできない人は、はっきりいってどこの会社でも使い物になりません。とくに管理職が求められているのは、課題に対して最短コースで結果を出すことです。それができるようになるには、頭を使った仕事のやり方を若いころから自分に課すことです。

佐々木常夫の名言|若いころから頭を使って仕事することの重要性

社員一人一人の努力には限界があります。部下が必死に効率化を進めても、管理職の段取りや仕事のさせ方が悪ければ、すべて台無しになってしまいますから。逆に優れた管理職というのは、部下の残業を減らして、なおかつ成果を挙げることができるものです。

佐々木常夫の名言|優れた管理職は、部下の残業を減らして、なおかつ成果を挙げる

部下を残業させずにチームの成果を挙げるには、上司がプレイング・マネジャーをやめることが必要です。管理職の本来の仕事というのは、チームメンバー一人一人を指導して仕事のやり方を改善させながら、組織全体の効率を高めることです。これを本気でやろうと思ったら、プレーなんかしている余裕はないはずです。部下と一緒になってプレーしている管理職は、本業から逃げているだけです。

佐々木常夫の名言|プレイング・マネジャーをやめることが大切

私が営業部を統括していたときは、それまで月2回取引先を訪問していたのをやめて、代わりに注文や連絡はメールで行うよう指示を出しました。そうすると、人数もそんなにいりません。最終的に営業部の人数を3割カットしましたが、業績は変わりませんでした。

佐々木常夫の名言|少ない人数で同じ業績を出すにはどうすればいいか考えることの大切さ

手書きなら20分でできるような書類をわざわざパワーポイントで何時間もかけてつくったり、eメールに長々と時候の挨拶を書き込んだりしていませんか。会社の仕事で本当に重要な部分は、全体のせいぜい2割です。それについては時間をかけてやる必要がありますが、残り8割の雑用まで同じようにしていたら、夜中まで残業しなければ終わりません。まずはそういう無駄を洗い出してみることです。

佐々木常夫の名言|効率化は無駄の洗い出しから

私が課長になって最初にやったのは、まさに仕組みづくりでした。まず部下全員に去年一年間の業務報告書を提出させました。すると、2週間で終えるべき仕事を3カ月もかけていたり、逆に3か月かけてでも完成させなければならない仕事をたった2週間やっただけで中断していたり、とにかく極めて非効率な働き方をしていることが判明していました。そこで、どの仕事にはどれぐらいの時間を費やすという基準を明確にし、さらに仕事に優先順位をつけ、高いものはデッドラインを決めて追い込む、低いものは達成度を6割程度に下げるか思い切ってやめるという仕組みをつくり徹底したところ、毎月平均60時間だった部下の残業が、1年で1ケタになりました。

佐々木常夫の名言|年間残業時間を1ケタにするには

私は以前、自分の部下に「京レはあなたにとって最終の職場ではない」と言って、会社からクレームをつけられたことがありました。私は部下に転職を勧めたわけではありません。日ごろからスキルを磨いて、いつでも転職できる自由を手に入れておきなさいと言いたかったのです。たとえ相思相愛で入った会社でも、途中で合わなくなることは十分考えられます。そうなったときスキルという武器があれば、躊躇なく辞められるじゃないですか。

佐々木常夫の名言|いつでも転職できるようなスキルを磨いておくことが大切

日頃から、仕事の合間に「お手伝いできることはないですか」と上司の御用聞きになるのです。こうして、密にコミュニケーションを取っておけば、急な残業を振られることはありません。

佐々木常夫の名言|急に残業を振ってくる上司への対処法

上司はごますりだけでは評価しない。「担当部署の成績を上げること」を会社から求められていますから。では、どうして「ごますり」が出世するか。仕事の実力が周囲と大差ないから、ごますりがプラス評価になっている。頭1つ抜けた成果を出すか、ごますりをするかは、あなた次第です。

佐々木常夫の名言|上司はごますりだけでは評価しない

「権力を持つ上司に対して、部下はどう接するべきか」と難しく考える問題ではない。「人は、どんな人に好意を持つか」というシンプルな話ですよ。どんな上司も、部下力を発揮され続けたら、「自分の気持ちを理解して、合わせてくれるのか。かわいいやつだな」と思うもの。上司からも歩み寄るはずです。

佐々木常夫の名言|「人は、どんな人に好意を持つか」を考えて上司と接する

ある上司と反りがなかなか合わなかったとき、私は部下力を発揮して、相手のあらゆる注文に先回りで応えました。「進めている案件の進捗や結果の報告」「取りかかろうとしている案件の方向性や内容の確認」。「報・連・相」、つまり「報告」「連絡」「相談」を徹底しました。だから、その上司に、「あの件、どうなってる?」と聞かれたことはありません。この作戦が見事に成功して、上司は私を非常に気に入ってくれました。上司が別の部署に栄転するたびに、私も呼ばれて同じ部署に異動です(笑)。そして惜しみなくサポートしてくれる味方、良き理解者になってくれました。

佐々木常夫の名言|反りが合わない上司への対処法

上司と反りが合わなくても、「苦手に思う感情」にふたをして、上司に合わせる努力をすべき。「上司が期待していること」を正しくつかみ、的確に応える。「部下力」の見せどころです。

佐々木常夫の名言|上司と反りが合わないときは「部下力」の見せどころ

帝人の社長兼CEOを務めた安居祥策さんの復活劇は、勇気づけられます。安居さんは会社人生の半分を、世間では傍流と呼ばれる所で過ごした方。50代当時の勤務先は、アジアの子会社です。しかし、「会社員人生はここで終わりか」と思っていたら、東京本社に呼び戻されて、取締役に就任。数年後には社長になります。安居さんの働きぶりを、ずっと見ていた人がいたからこそでしょう。見る人は、見ているのです。

佐々木常夫の名言|見る人は、見ている

断言できるのは、どこで働くにしても、腐らず、真摯に働くことがベストということです。成果を上げれば、与えられる権限は大きくなり、仕事の醍醐味が増す。

佐々木常夫の名言|腐らず、真摯に働くことがベスト

どこの会社も、「評価制度は公平」とうたっていますが、そんなことはあり得ません。上司も人間です。彼らの選り好み評価が介入する余地がある以上、「完全な公平」は実現しないのです。

佐々木常夫の名言|完全に公平な人事評価はないと心得る

「会社の評価は理不尽」と息まく人は、真摯さや謙虚さに欠ける面がある。この2つを持つ人は、「自分に足りない点は何だろう」と考えるから、周囲の信頼を得やすく、高い評価につながりやすいのです。

佐々木常夫の名言|真摯さや謙虚さが大事

40年以上の経験を踏まえると、ビジネスパーソンは実力よりも、「4割増し」で自分を高く評価する傾向がある。自己評価を高く見積もること自体は健全です。「自分の評価は、もっと高くていいはず。来期の評価では必ず認めてもらおう」と、会社の低い評価とのギャップに奮起するから、成果が出やすい。ただ、高く見積もる割合は、「2割増し」程度がちょうどいいでしょう。「もうひと頑張りで、ギャップが埋まる」現実的なレベルですから。

佐々木常夫の名言|自己評価を高く見積もる割合は、2割増し程度にする

「自分はもっと評価されてもいいはずだ!」と会社に憤る前に、自分を冷静に見つめ直しましょう。あなたの実力に比べて、「自己評価が異様に高い」可能性はありませんか? 2つのギャップが大きい人は、「会社の評価」を理不尽だと考えます。

佐々木常夫の名言|自分を冷静に見つめ直す

イラッときたら、まず深呼吸。ワンテンポ遅らせてから叱る。もちろん、それでも怒りは静まらないから、声が震えたり、どこかムリが見える。部下には、自分が怒っていることがバレます。でも、それでいい。ヘタな演技より「俺のために怒りをこらえて、伝えようとしてるんだ」と部下に察してもらえるからです。

佐々木常夫の名言|イラッときたら、まず深呼吸

信頼関係があってこそ、叱り言葉は部下に届く。雑談やプライベートの悩みもオープンに話せる「1対1」の関係を築くことが大切。意識して数か月に一度は、部下の話を聞く場を設けましょう。

佐々木常夫の名言|信頼関係があってこそ、叱り言葉は部下に届く

最近、企業の不祥事がよく起こるのは、社会貢献という鉄則を忘れてリーダーたちが自己の利益ばかり考えるようになってしまったからです。人間性がなく信頼もない。それは心の奥底にあるべき真摯さ、誠意が欠如しているからだと思います。

佐々木常夫の名言|不祥事が起きる企業の特徴

人は何のために働くのでしょうか。それは自分を成長させ、ひいては社会に何らかの貢献をするためです。たくさんのお金を得るとか、地位を得る、名誉を得るといったところには、本質的な幸せはありません。それはあくまでも自分自身の欲を充たすという部分的な快感でしかない。しかし、人のため、世のために貢献するというところには、全人的な点から非常に大きな喜びがあります。自分が少しずつ成長し、世の中への貢献度を高められる喜びほど大きいものはほかにない。

佐々木常夫の名言|たくさんのお金を得るとか、地位を得る、名誉を得るといったところには、本質的な幸せはない

基本的に性善説の人であり、みんなに期待の眼差しを注いでいる。トップに立つ人がこういうスタンスだと、組織は間違いなく明るくなります。

佐々木常夫の名言|明るい組織を作るトップの特徴

ともに幾多の試練をくぐり抜けてきた私の家族は固い絆で結ばれ、今はとても仲がいいのです。困難は家族を不幸にしないものです。

佐々木常夫の名言|ともに試練をくぐり抜けてきた家族は固い絆で結ばれる

困難や逆境というものを否定的に考えてはいけません。むしろ成長するチャンスが与えられたと前向きにとらえるべきです。人生何がいつ、何をきっかけにどう福に転じるか分かりませんから。

佐々木常夫の名言|困難や逆境は成長するチャンス

困難や逆境をダフにくぐり抜けてきた人というのは、いいリーダーになりやすいものです。順風満帆な人生を送ってきた人より一回りも二回りもスケールの大きなものの見方ができますし、自分が苦労をした分、人の気持ちが分かるからです。逆境は本当に人間を大きくしてくれます。

佐々木常夫の名言|逆境は人間を大きくする

私の知人に、サラリーマン人生の約半分を本社からの出向で子会社を渡り歩いていた人がいます。そこの本社の社長が後継者探しをしていたとき、これはと思う人材が本社の中で見つからなかった。それでふと子会社に目を向けたところ、面白いやつがいると目に留まった。これまでの経歴と実績を調べたところ、行った先々で優れた経営手腕を発揮していることが分かった彼は定年寸前に本社に戻されて、2年後に社長になりました。まさに真摯に努力をしていると運命は変わるという好例です。

佐々木常夫の名言|真摯に努力をしていると運命は変わる

自分の置かれた状況を受け入れ、それでもそこでがんばっていく道を模索し、最大限の努力を惜しまない人にこそ、挽回や飛躍の門戸が開かれているのではないでしょうか。

佐々木常夫の名言|最大限の努力を惜しまない人にこそ、挽回や飛躍の門戸が開かれている

私は講演でよく、「左遷を左遷にするのはおのれ自身だ」という話をしています。組織に所属していれば異動は付きものです。栄転するときもあれば左遷のときもある。肝心なのは、それを受けとめてどのように行動するかです。不本意な左遷ととらえてくさってしまう人は、はっきり言ってダメ。そこから先の人生は好転していきません。

佐々木常夫の名言|左遷を左遷にするのはおのれ自身だ

苦しいとき、つらいとき、それを悲観的に考えてみたところで、何の解決にもなりません。それよりも、運命なのだから自分が引き受けざるをえないではないかと考えると、肚が据わります。自分の中で覚悟が定まることで、真摯に事に取り組む底力のようなものが湧いてくる。

佐々木常夫の名言|苦しいとき、つらいときの対処法

他人を気にしてストレスを溜めていたら、決してその人は幸せになれません。他人が何を言おうと気にせずに粛々と仕事をこなしていくほうが、結果的に社内での評価も高まるし、自分の幸せにもつながるのは明らかです。

佐々木常夫の名言|他人が何を言おうと気にせずに粛々と仕事をこなしていくほうが、結果的に社内での評価も高まる

苦手な人でも嫌いにならず、うまくやっていければ、自分自身がラクに生きられるようになる。つまり、自分の幸せにつながるのです。

佐々木常夫の名言|苦手な人でも嫌いにならず、うまくやっていければ、自分自身がラクに生きられるようになる

よくよく探してみれば、どんな人間にも良いところがひとつやふたつはあるはず。そこに目を向ける努力をするのです。そうすれば、相手を好きにはなれなくても、「嫌ではない」くらいには自分の気持ちを変えることができます。

佐々木常夫の名言|嫌いな相手の良い面に目を向けることが大切

会社という組織で働く以上は、毎日のようにつらく理不尽なことが降りかかってきます。でも、世の中とはそういうもの。嫌な上司の言うことも聞かなくてはいけないし、仕事ができない部下の面倒も見なくてはいけないし、偉そうなお客にも頭を下げなくてはいけない。生理的に合わない人とだって、同じチームになった以上は協調しながら淡々とやっていくしかありません。それが会社で働くということなのです。

佐々木常夫の名言|会社で働くということ

実は離れているほうがお互いを知り合えるという側面もあるのです。私も単身赴任中は妻や子供たちと頻繁に手紙のやりとりをしました。一緒に暮らしていたら家族に手紙を書く機会なんてありませんが、私は手紙を読むたびに、「あいつはこんなことを考えていたのか」とこれまで知らなかった一面を知って驚いたり、感動したりしたものです。普段の会話ではなかなか言えないことも、手紙なら素直に書いてしまうことも多く、むしろ家族間のコミュニケーションの密度はそれまで以上に高まったとさえ思えたほどです。

佐々木常夫の名言|離れているほうがお互いを知り合える

私は課長時代に、部下と対話の時間を1人につき2時間ほど取っていました。その際、8対2で相手の話に耳を傾けます。ダメな上司は逆に自分が8割話すから嫌われる。とくに、威張ったり、自慢話をすれば、部下の心は離れて当たり前。

佐々木常夫の名言|ダメな上司は自分が8割話すから嫌われる

仕事のタイムマネジメントに長けるだけでなく、人生のタイムマネジメントも考えて欲しい。家庭や趣味など、ほかのトータルな生き方でも、部下の見本となるように心がければ部下も自然に尊重しはじめるはずです。

佐々木常夫の名言|人生のタイムマネジメントも考えて欲しい

家族ときちんと向き合えない人間が、会社で部下と向き合えるでしょうか。私はそうは思いません。父として、夫として、家族にも責任をもたなければいけません。だから、仕事も家庭も徹底的にマネジメントして時間を作り、必死の思いでやり抜いてきました。それが私にとってのライフ・ワーク・バランスなのです。

佐々木常夫の名言|父として、夫として、家族にも責任をもたなければいけない

取り返しのつかないセクハラの多くは酒席で起こります。酒の席での失敗は高くつく。私は口が酸っぱくなるほど、部下に何度もいってきました。酒に弱い人や飲んで乱れがちな人は飲むなと。飲めると思う量の半分に抑えなさいと。

佐々木常夫の名言|酒の席での失敗は高くつく

組織の中で朝から夕方まで毎日働いていれば、自分の人生観や価値観、生き様などが、毎日の仕事ぶりにすべて表れてしまいます。ちょっとやそっと取り繕っても、どうせ本性はバレます。それならいっそのこと、予断を持たずに自然体で振る舞うほうがいい。そうすれば案外バカにされることはありません。

佐々木常夫の名言|自然体で振る舞うほうがいい

付き合いづらかったり、嫌われているなと感じたりする上司でも、絶対に疎かにしてはいけない。査定や異動も上司のさじ加減ひとつで決まるから、上司といかに付き合うかは会社員にとって最重要課題です。

佐々木常夫の名言|上司といかに付き合うかは会社員にとって最重要課題

仕事の考え方や方法論について悪い噂が出たとき、それが事実と違うのであれば、グズグズせずにすぐ手を打つこと。噂の発信源がわかれば、その人に面と向かってきちんと説明します。出所がはっきりしなくても、経路に心当たりのありそうな人に尋ねれば、大抵は原因が見えてくるものです。

佐々木常夫の名言|出所がはっきりしなくても、経路に心当たりのありそうな人に尋ねれば、大抵は原因が見えてくるもの

企業組織の論理を地域コミュニティに持ち込んだら必ず疎まれます。マンション管理組合のような住民組織でリーダーシップを発揮できるのは、人の話をよく聞いて、周りの人たちの力を引き出せる人。そういう人には皆協力したくなるもの。

佐々木常夫の名言|地域コミュニティでリーダーシップを発揮できる人、できない人

「部下に教えを請うのは恥ずかしい」とか、「上司たるものかくあるべし」と肩に力の入った態度こそがバカにされる。わからないことがあれば知っている人に聞くのは、仕事のうえでも当たり前です。

佐々木常夫の名言|わからないことがあれば知っている人に聞くのは、仕事のうえでも当たり前

目下の人に教えを請うのが苦手な人は、人間関係を「上下」でとらえるクセがあるのでは。たとえ上司と部下といえども、上下関係だけで押し通そうとすると失敗する。「上から指示を出す」のではなく、対等な仲間として「いいアイデアがあればください」という姿勢で臨む必要がある。

佐々木常夫の名言|上下関係だけで押し通そうとすると失敗する

ビジネスの状況は刻一刻と変わりますから、状況に合わせて対応を変えざるをえないのは当然のこと。初めに計画を立てる重要性に変わりはないが、柔軟に段取りを変更しなくてはならないことも多い。結果的に朝令暮改となることも必要。

佐々木常夫の名言|結果的に朝令暮改となることも必要

働き方イコール生き方。日本の経営者には「仕事が忙しくて、子供の進学も就職も結婚も全部家内に任せきりですよ」と自慢する人が多かった。たしかに仕事は大事ですが、誰もがいつかは会社を離れます。人生には仕事以外にも大事なものがあるのです。

佐々木常夫の名言|働き方イコール生き方

私のビジネスマン人生も、まさにマズローの言う通りに欲求の五段階を上っていきました。働き始めたばかりのころの私は「安全の欲求」の段階にとどまっていたと思います。それが30代になると「所属と愛の欲求」や「承認の欲求」が満たされるようになり、40代になって「自己実現の欲求」に達したようです。逆に言えば、今はまだ若くて「生活のために仕事をするだけで精いっぱい。仕事のやりがいや面白さなんてまだ分からない」という人でも、真摯に仕事に向き合っていけば、こうした欲求の階段を上がっていけるということです。

佐々木常夫の名言|真摯に仕事に向き合っていけば、欲求の階段を上がっていける

子が親を大切にするのは、親に大切にされてきたからではないでしょうか。家族のように大切にされていると部下が感じるほどに、信頼感が生まれ、モチベーションが高まります。結果として、組織全体のパワーを底上げしてくれました。

佐々木常夫の名言|部下を大切にする

仕事に限らず、およそ人が生きていく上で大切なことは、難しいことではなく、「人に会ったら挨拶する」「みんなと仲良く遊ぶ」「嘘をつかない」「間違ったことをしたら勇気を持って謝る」といったごく単純な原理原則です。

佐々木常夫の名言|生きていく上で大切なことは、ごく単純な原理原則

チームのリーダーが部下に対してやらなければならないのが、仕事を通じて自分が成長したことを納得させることです。自分が伸びていることを実感させることができれば、さらに高い目標に向かっていきます。

佐々木常夫の名言|部下に自分が伸びていることを実感させることができれば、さらに高い目標に向かっていく

若いころの業績は、イノベーションではなく、イミテーション(模倣)でいいと考えています。がむしゃらに前を向き、周囲の優れた事物に学びながらイミテーションを繰り返すことが、やがて独自のイノベーションの土台をつくるからです。

佐々木常夫の名言|若いころの業績は、イノベーションではなく、イミテーションでいい

人間が自分ひとりの力でできることなど高が知れている。難度が高いものになればなるほど、協力する人、ともに志を持って目標に向かう人の存在が重要になる。

佐々木常夫の名言|難度が高いものになればなるほど、協力する人、ともに志を持って目標に向かう人の存在が重要になる

いじめっ子というのは、相手が嫌がったり泣いたりして反応するから、面白がってさらにいじめてやろうと考えるのです。何をしても平気な顔をしていれば、そのうち何も言わなくなります。

佐々木常夫の名言|いじめへの対処法

40歳で課長になったのとほぼ同時に、妻が病気で入退院を繰り返すようになり、二人の子供の面倒や家事は私が一手に引き受けることになりました。朝は5時半に起きて朝食と子供のお弁当を作り、他の人より1時間早く出社して仕事をこなし、夕方6時には退社して、夕食作りや家事をこなす毎日が続いたのです。もちろん最初のうちは、周囲からあれこれ言われました。長時間残業が当たり前の時代でしたから、課長の立場にいる人間が定時で帰るなんてとんでもないというわけです。しかし、私が他の誰よりも高い成果を出すことがわかると、文句を言う人はいなくなりました。そして私自身も、家事や子育てを言い訳にするつもりは毛頭ありませんでした。あったのは、課長としての責務を全うしようとする覚悟のみです。

佐々木常夫の名言|高い成果を出せば文句を言う人はいなくなる

仕事を任せてほしいなら、相応の覚悟を持たなくてはいけません。

佐々木常夫の名言|仕事を任せてほしいなら、相応の覚悟を持たなくてはいけません

企業経営に女性の視点が入れば、男性とは違った発想を取り込めます。ノンアルコールビールやななめ式ドラムの洗濯乾燥機などのヒット商品が生まれたのも、家事や育児をしている女性ならではの発想。女性の視点を経営に持ち込めば、その企業が強くなるのです。

佐々木常夫の名言|女性の視点を経営に持ち込めば、その企業が強くなる

男性だろうと女性だろうと、その人に実力さえあれば、多少時間はかかっても、必ず周囲も認めるようになります。目の前の仕事に集中し、成果を出すことだけを考えればいいのです。

佐々木常夫の名言|多少時間はかかっても、実力があれば必ず周囲も認めるようになる

言いたい人には言わせておけばいいのです。私だって、会社員時代は同期の中で一番出世が早かったので、おそらく裏では妬まれたりもしたと思います。でも、「自分に実力があるからそうなったのだ」と考えて、まったく気にしませんでした。

佐々木常夫の名言|言いたい人には言わせておけばいいのです

人間というものは、嫉妬する生き物です。出世をすれば嫉妬されるのは当たり前だし、仕方がない。世の中は、ある意味で敵だらけなのです。いちいち取り合っていたらきりがないので、あなたは何も気にせず、自分のペースで淡々と仕事をやればいい。

佐々木常夫の名言|出世をすれば嫉妬されるのは当たり前

現代は、教師や上司から言われるままに動いたり、誰かの真似をしていれば、成功や幸せを手に入れられる時代ではなくなっています。自立した人間として自分の頭で考え、主体的に行動する必要があります。

佐々木常夫の名言|自立した人間として自分の頭で考え、主体的に行動する必要がある

リーダーは一定の能力があるからリーダーになれたわけですが、テーマや分野によっては、自分よりも部下のほうがずっと高い知識や知恵を持っているというケースはたくさんあります。彼らの知識や知恵を引き出しながら、シナジーを創り出していけるリーダーが必要なのです。

佐々木常夫の名言|シナジーをつくりだすリーダー

一人の人格を持った人物として相手を認め、接するようにすると、相手も私のことを信頼し、私の言葉に耳を傾けてくれるようになります。お互いの間に信頼関係が築かれ、だからより良い成果も生まれやすくなる。これは職場でも家庭でもまったく同じです。

佐々木常夫の名言|相手に信頼してもらうには

初めての仕事は不慣れだから大変だし、面白くないように感じる。でも、これも続けるうちに面白くなるのです。

佐々木常夫の名言|仕事は続けるうちに面白くなる

もし社長が社員にいちいち気を遣っていたら、何も決断でないし、仕事にならない。会社はすぐに潰れてしまいます。つまり「目下の者が目上の者に気を遣う」のが組織のルールであり、もっと言えば、社会のルールでもあるのです。

佐々木常夫の名言|「目下の者が目上の者に気を遣う」のが組織のルール

出世はしないよりしたほうが良いに決まっています。課長より部長、部長より取締役、取締役よりも社長のほうが面白いに決まっているんです。だって、社長になれば、誰もが自分の命令を聞いて、誰よりも高い給料がもらえるんですよ。こんなに良い仕事は他にないでしょう。

佐々木常夫の名言|出世するほど仕事は面白い

管理職になれば仕事を選べます。上から与えられた仕事は部下に任せ、新しい仕事やより大きな仕事に取り組んで、自分をいくらでも伸ばすことができる。それなのに、多くの管理職が部下に仕事を任せずに自分でやろうとしている。それは、自分の成長の機会をみすみす放棄する行為だと自覚すべきです。

佐々木常夫の名言|上司は部下に仕事を任せて新しい大きな仕事に取りかかれ

「自分を成長させたい」という思いは、働くうえで最大の動機づけになります。昨日より今日、今日より明日のほうが自分は成長している。そのことを幸せだと感じるから、人は仕事を頑張れるのです。

佐々木常夫の名言|働くうえでの最大の動機付け

管理職になったとき「プレーヤーの仕事のほうが自分に向いている」と感じるのは、単にあなたがその仕事に慣れていて、ラクにこなせるからにすぎません。そこに留まって抜け出したくないと考えるのは、「自分は成長したくない」と言っているのと同じこと。

佐々木常夫の名言|管理職になったとき「プレーヤーの仕事のほうが自分に向いている」と感じるのは「自分は成長したくない」と言っているのと同じ

管理職とは、人を管理するのが仕事です。これまでは自分が成果を出すことに喜びを感じていたかもしれませんが、今後は部下が成長する喜びを感じるようになります。

佐々木常夫の名言|管理職だから感じられる喜び

仕事というのは、最初は誰だって面白くないのです。新入社員の頃を思い出してください。会社のことは何もわからず、上司から与えられる仕事の意味もよく理解できず、それをやることに苦痛を感じていたはずです。ただ、その仕事を続けていくうちに段々と面白くなってくる。ついには家庭やプライベートも顧みずに仕事に没頭するビジネスマンが続出するわけです。

佐々木常夫の名言|仕事は続けるうちにだんだん面白くなってくるもの

長時間働かないことは、私自身の出世や評価にも、何のデメリットにもなりませんでした。夜遅くまで残業している人たちより早く、同期で最初に役員になったのは私ですから。限られた時間しか働かなくても、上は結果さえ出せば文句は言わないということです。

佐々木常夫の名言|限られた時間しか働かなくても、上は結果さえ出せば文句は言わない

私は「働き方とは、生き方である」と考えています。本来はまず「自分が幸せになるにはどう生きるべきか」という人生設計があり、そのためにどう働くのかを考えるべきでしょう。ところが多くの人は、生き方を考えずに、働くことばかり考えている。それでは日本人の働き方が変わることはありません。

佐々木常夫の名言|多くの人は、生き方を考えずに、働くことばかり考えている

日本人が休めないのは、本気で「休みを取りたい」と思っていないからです。とくに中高年以上は、高度成長期の価値観をいまだに引きずり、長く働くことが美徳であると信じている。若い世代の意識は随分変わりましたが、頭の固い50代以上の「粘土層」が古い考え方を捨てない限り、会社全体を変えるのはなかなか難しいのが現実です。

佐々木常夫の名言|頭の固い50代以上の「粘土層」が古い考え方を捨てない限り、会社全体を変えるのはなかなか難しいのが現実

人間は常に感情をコントロールすることなど不可能。私だってときには爆発するし、部下を怒鳴りつけることもある。しかし根底に、「この人を育てるために」という気持ちがあるから、叱られた部下も納得してくれるのだ。

佐々木常夫の名言|叱って部下が納得するには

会社なんてところでは、演技をしたって始まらない。長い時間を一緒に過ごすのだからすぐにボロが出る。地のままでいくのが一番だ。いつも明るく前向きであらればと演技をするから、鬱などメンタル面での問題が出てくる。

佐々木常夫の名言|会社では地のままでいくのが一番

部下に頭を下げるなど言語道断と思うだろうが、それで関係がよくなれば業績が上がる。そして成果というフルーツを得て、幸せになるのは自分である。つまり部下との信頼関係を築くことで得をするのは、ほかでもない自分自身なのだ。こう考えれば、いくらでもこちらから歩み寄れるはずだ。

佐々木常夫の名言|部下に頭を下げる

もしどうしても手を焼く部下がいれば、本人に聞いてみればいい。「俺は一生懸命やっているつもりだが、なぜ信頼してくれないのか」と。聞かれれば部下も悪い気はしないので、教えてくれるはずだ。「部長はあのとき、私の話をろくに聞きもしないで一方的に責めたじゃないですか」などと過去の遺恨が出てきたら、そのときは謝ればいい。

佐々木常夫の名言|手を焼く部下には直接聞いてみればいい

優秀な部下はあまり成長の余地がないが、出来の悪い部下はまだ3~4割は伸びる余地がある。ということは、出来の悪い部下の面倒を重点的にみることで、チーム全体の業績を大きく伸ばせるということだ。

佐々木常夫の名言|チーム全体の業績を大きく伸ばす秘訣

部下にもいろいろなタイプがいる。何も言わなくてもどんどん仕事をする人もいれば、性格的にひねくれた人もいる。どうしてもウマが合わないタイプもいるだろう。だがどんな部下でも、一人ひとりが貴重な戦力である。

佐々木常夫の名言|どんな部下でも、一人ひとりが貴重な戦力

私はいつも、部下は家族に近い関係だと思っている。親は子供がどんな子であっても、無条件の愛情を注ぐ。それと同じような気持ちで部下に接することだ。そうすれば、こちらに少々欠陥があっても、部下は信頼してくれる。

佐々木常夫の名言|子供と同じように部下にも無条件の愛情を注ぐ

「部下は上司の命令を聞くのが当然」という思い込みを捨てること。自分が部下だったときを思い出してみるといい。上司の権力だけで部下が動くというのは完全な間違い。互いの信頼関係がない限り、部下は動かない。組織運営というのは全人格の勝負なのだ。

佐々木常夫の名言|上司は自分が部下だったときを思い出してみるといい

大量の仕事を抱えた部下に急ぎの仕事を命じたり、優先順位をあいまいにしたまま複数の仕事を頼んだりすると、部下はたとえ指示に従いたくても従うことができなくなる。そういうときは部下の現在の状況を把握するように努めたり、仕事の背景や重要度を丁寧に説明したりすればいい。

佐々木常夫の名言|部下に指示を出すときに気をつけなければいけないこと

指示を出しても部下が言うことを聞かないと嘆く上司は多い。このような場合、原因は2つ考えられる。ひとつはこちらの指示の出し方が下手なこと。もうひとつは部下との信頼関係が築けていない場合。

佐々木常夫の名言|部下が言うことを聞かない2つの原因

日頃から直属の上司とのコミュニケーションをとって信頼関係を築くように心がけましょう。これはもっとも大切な仕事のひとつです。直属の上司を味方につけることで、仕事もスムーズに進んでいくようになります。

佐々木常夫の名言|直属の上司を味方につけることで、仕事もスムーズに進むようになる

部下の心を動かすだけの高い志と情熱をもたなければ、まわりは決して動いてはくれない。志は簡単には手に入りません。壁にぶつかって悩んで、考えてやっとつかみ取れる。

佐々木常夫の名言|志は壁にぶつかって悩んで、考えてやっとつかみ取れる

真のリーダーとはまわりの人を元気にさせる人。その人がそこにいるだけでまわりが自然とヤル気になる、この人とまた一緒に仕事がしたいと思わせる。そんな資質をもった人がリーダーといえる。

佐々木常夫の名言|真のリーダーとはまわりの人を元気にさせる人

私自身は8割褒めて、2割叱るようにしていました。基本は褒めるのですが、ときに叱ることをしないと緊張感を失ってしまうからです。ただ、褒めるにしても叱るにしても、本気で部下と向き合わなければ、部下の心は離れてしまいます。

佐々木常夫の名言|本気で部下と向き合わなければ、部下の心は離れてしまう

職場を変えるために必要なのは、「制度より風土、風土より上司」です。いくら男性の育休制度を作っても、「男性社員も育児のために休むのは当たり前」という風土があり、それを部下に勧める上司がいなければ、誰も休もうとはしませんよ。

佐々木常夫の名言|職場を変えるために必要なのは、制度より風土、風土より上司

人間としての基本的なことが出来れば立派な営業マンになれる。それが私自身も現場で実感した営業の極意です。

佐々木常夫の名言|営業の極意

継続的に学びを得られるような人間関係を作っておくことは、自分を成長させるために大事なことです。

佐々木常夫の名言|自分を成長させるために大事なこと

私が初めて営業に配属になったのは40代になってからでした。しかも課長という立場での着任でしたから、部下たちから「営業をやったこともない人間が課長だなんて」とバカにされるのは目に見えていました。そこで私は、社内で営業の神様と呼ばれる優秀な先輩5人にアポイントを取り、「営業とはどういうものか、教えてください」とお願いしたのです。多忙な人ばかりでしたが、全員が快く時間を作ってくれて、私に営業の極意を語ってくれました。ですから、目標とする人がいたら、遠慮なく本人に教えを請えばいいのです。相手も迷惑だなんて思いません。むしろ「自分を高く評価してくれているのだな」と嬉しく思うものです。

佐々木常夫の名言|目標とする人がいたら、遠慮なく本人に教えを請えばいい

どんな仕事でも、担当を引き継げば前任者と比べられるのは当然のこと。もしあなたの仕事のレベルが低ければ、「前の人は優秀だったけど、今度の人はダメだね」と思われるのは当たり前です。それが悔しければ努力して腕を磨くしかない。前任者に負けないくらいの評価を受けられるように、自分を成長させるしかありません。

佐々木常夫の名言|「前の人は優秀だったけど、今度の人はダメだね」と思われたくなければ腕を磨くしかない

私には障害のある息子がいます。同じ境遇の家族が集まる会に参加すると、「どうしてうちの子は障害を持って生まれてきたのか」と嘆く人が必ずいます。でも、今さらそんなことを言っても何も始まらないでしょう。「障害のある子を与えられたことは自分の運命なのだ」と受け入れ、その運命とともに生きていったほうがよっぽどラクだというのが私の考えです。

佐々木常夫の名言|運命を受け入れて生きた方がよっぽどラク

私はよく講演などで「運命を受け入れなさい」という話をします。たとえ理不尽な運命でも受け入れて、いったん腹をくくってしまえば、そのほうが生きやすいからです。

佐々木常夫の名言|いったん腹をくくってしまえば、そのほうが生きやすい

お金を借りるほうも、銀行は自分たちの利益を優先して動くものだという事実を前提として考え、行動しなければいけない。

佐々木常夫の名言|お金を借りるときに覚えておくべきこと

「お客様は神様です」という言葉がありますが、まさにその通り。経営者の多くが顧客第一主義を口にするのは、ビジネスの世界では顧客がすべての決定権を握っているという事実をよく理解しているからです。

佐々木常夫の名言|ビジネスの世界では顧客がすべての決定権を握っている

奥さんと一度じっくり話し合って、お互いの気持ちや考えを確かめたほうがいい。「家族だからわかっているはず」と思い込むのではなく、きちんと目を見て話す時間を持つべきです。

佐々木常夫の名言|家族ときちんと目を見て話す時間を持つべき

もともと優秀な人は、上司がいろいろとサポートしたとしても、実力が伸びるのは2割程度。しかし、できない人は、上司が手間暇かけて指導をしてやれば、3割くらいは伸びるもの。だから、組織が全員の力の和を最大にしようとするなら、できない人を引き上げるのが最も効率的なのです。

佐々木常夫の名言|優秀な人よりもできない人を引き上げるのが最も効率的

どんな組織にも「できる人」と「できない人」がいます。そして、組織として大事なのは、「できない人を引き上げること」だと私は考えています。

佐々木常夫の名言|組織として大事なのは、「できない人を引き上げること」

巷では「すぐやる」がブームのようですが、仕事に取りかかる前に「そもそも、この仕事は本当にやらなくてはいけないのか」と考えることも大事。やらなくていい仕事は、皆さんが思う以上に多いからです。

佐々木常夫の名言|仕事に取りかかる前に「そもそも、この仕事は本当にやらなくてはいけないのか」と考える

従業員を幸せにするのも企業の重要な役目ですし、部下を教育するのは管理職の仕事です。あなたの部下が遅くまで残業をしていたら、こう言わなくてはいけません。「こんな働き方をしていたら、奥さんとの関係が悪くなるぞ」「家族との会話が減って、子供が不良にでもなったらどうするんだ?」とね。

佐々木常夫の名言|部下を教育するのは管理職の仕事

SCSKが残業削減に成功した理由は、「早く帰ることが格好良い」という文化を作りあげたこと。社員たちは毎朝、「今日は18時に帰ります」「私は17時半に帰ります」などと宣言します。そこで一人だけ、「20時に帰ります」というのは格好悪いわけです。「あの人、仕事ができないんだ」と思われますから。

佐々木常夫の名言|「早く帰ることが格好良い」という文化をつくる

働き方とは、すなわち生き方です。「自分はどのような人生を送りたいのか」を真剣に考えない限り、残業を減らす意味も理解できないでしょう。いくら会社が残業削減のための制度を整えたところで、働く本人が「残業をしないことが自分にとってプラスになる」と思わなければ、何も変わるはずがありません。

佐々木常夫の名言|働き方とは、すなわち生き方

佐々木常夫の経歴・略歴

佐々木常夫、ささき・つねお。日本の経営者。東レ経営研究所社長。秋田県出身。東京大学経済学部卒業後、東レに入社。繊維企画管理部課長、営業課長、取締役などを務めたのち、東レ経営研究所へ移り、社長を務めた経営者。大阪大学客員教授なども務めた人物。主な著書に『「本物の営業マン」の話をしよう』『そうか、君は課長になったのか。』『部下を定時に帰す「仕事術」』など

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