伊藤美恵の名言

伊藤美恵のプロフィール

伊藤美恵、いとう・みえ。日本のPR専門家。東京出身。アパレルブランドを中心としたブランドコンサルティングとPR会社WAGの創業者。また、広報・PRのプロを養成するための「エファップ・ジャポン」を設立し、学長として後進の指導にあたっている。フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを授章した。

伊藤美恵の名言 一覧

現状に満足したら終わり。このことは、私自身、いつも思っていることです。


コミュニケーションの基本は、相手の立場に立ちながら、自分の考えをきちんと話すことです。


仕事をするには、ハングリーであることが必須です。野心のない人と話していても、つまらないし、疲れるだけ。


いまの若い人は、親にもあまり叱られたことがないでしょ。でも私は容赦しない。叱るときはしっかり叱る。それで、めげるようでは芽がない。悔しがって、見返してやろうと思うくらいじゃないと、世界を相手にしたビジネスはできないのです。
【覚書き|学生を厳しく叱る理由について語った言葉】


心配性な人は、最悪の事態を常に念頭に置いて、先手先手を打って対応しようとすることが多いものです。そしてそれが、一定の成果を出す、大きな原動力になることも多い。そうして考えると、心配性であることは、ビジネスパーソンとして決してマイナスではありません。考えようによっては、十分プラスになるはずです。もちろんクヨクヨしてばかりいては何も始まりません。大切なのは、一見マイナスに思えることをいかにプラスに転化させていくかではないでしょうか。


「これでいい」「これで十分だ」と思ったことは、これまでに一度もありません。それよりも、「まだまだ至らなかった」「これからもっと頑張ろう」という思いの方がずっと強い。


クチコミの効果は最初の一人がどれだけ面白がって話すかで決まります。


行列をつくるためには、秘訣こそあっても絶対的な法則はありません。しかし、何よりも大切なのは、誰もやっていないことを情熱をもってやること。そうすれば自ずと消費者に伝播し、クチコミの渦が起こるのです。


最初の反響が大きいほど、飽きられるスピードは早いというのが常です。飽きさせないためには、露出を絶やさないよう新しい話題を提供し続けなければなりません。


悪いクチコミにどう対応するか。これが蔓延すると、行列はおろか、企業に致命的なダメージを与えかねません。悪いクチコミには2種類あります。ひとつは罵詈雑言やクレーム。もうひとつが「飽きられるクチコミ」です。


罵詈雑言やクレームを防ぐには、PRだけではなく、店頭における顧客対応からクレーム対応まで一貫した姿勢を持つことが重要です。そのためには、企業のトップから販売員、電話対応のスタッフまでが顧客に対して同じ熱量で接すること。これはPRの成功のために何より必要な要素です。


ライブマネキンというアイデアを実践しました。ショーウィンドウに、生身の女性モデルをマネキンに見立てて陳列するという仕掛けです。本物の人間なので時々動きます。これに気づいた渋谷の道行く女性たちが反応し、携帯電話のカメラで撮影しはじめました。一度人が立ち止まったらしめたもの。人が人を呼び、あっという間に人だかりになりました。とくに女性には、携帯電話で撮影したものをツイッターやブログ、メールを使って友人たちに広げたいという習性があります。噂は倍々に広まり、瞬く間に店頭の行列へとつながったのです。


消費者にどう訴え、店へと導くか。そこには4つのポイントがあると考えています。

  1. 最初に誰へ、どのようなメッセージを伝えるか。
  2. 「目」や「耳」に訴えること。
  3. ツイッターやブログに書きたくなる仕掛けをつくること。
  4. 悪いクチコミにどう対応するか。

私が思うに、日本人がとても不得手なことが2つあって、ひとつは自分のことを上手にアピールすること。グローバル化がますます進む世界で、自己アピールする術を身につけることは、とても大切です。もうひとつは、本人の前でその人を評価して褒めること。日本人は照れてしまって、どうしてもぎこちなくなってしまう。でも、外国のビジネス―パーソンはごく自然に褒め称え、その人の気持ちを心地よくしてくれます。


自分のモチベーションの状態を自覚し、たとえば下がっていると思うのなら、親や友人と話すときでも、意識的に競争心を持つなどして、高めようと心がける。これはいわば訓練で、自覚的に続けることで、モチベーションを下げない、あるいは高いまま維持することは可能だと思います。


謙虚であることが美徳とは、私は全然思わない。ただし、常識は必要です。私の言う常識とは、礼儀や配慮のことです。たとえば、学生が大勢いるのに、講師の先生を一人独占して、質問攻めにするのは配慮に欠ける行為です。こうした学生も私は叱ります。ビジネスパーソンにとって、野心と常識の両方が求められるというのが私の持論です。


私は決断するのは本来苦手ですし、そもそも決断という言葉も好きじゃありません。でも二つの会社の経営者で、学校の学長でもありますから、当然、決断すべきことはたくさんあります。それで自分なりに気持ちを切り替える方法を見つけたんです。その日の最後に1~2時間、仕事以外のことに没頭するのです。私は企業小説、とりわけ高杉良さんの小説とサスペンスドラマが大好きです。だから、夜寝る前に、それらを読んだり観たりします。この時間はとても貴重で、仕事のことを一切忘れてどっぷり浸かります。そうすると、いったん頭が空っぽになってスッキリします。それで気持ちがリフレッシュして、重要な決断にも向き合えるようになります。


マイナスな気持ちをプラスに変えるには、やはり目先の仕事の努力を怠らないことでしょう。それから、常に現状に満足しないこと。私は人にも厳しいけれど、自分にも常に厳しくあろうと思っています。


モチベーションを高いレベルに維持するのは、確かに難しい。うちの学生を見ていても、そのことは痛感します。入学時はみんな高いモチベーションを持っているけれど、夏休みを過ぎるころには、マンネリになってガクンと下がる。それ以降は、もう一度高めてくる人、下がったままの人、アップダウンの激しい人に分かれます。だから私は、「すぐにモチベーションを回復できなくても、最低限、自分はどういうときにモチベーションが下がっているのか、気が付く努力だけはするように」と、学生たちにはよく言っています。


うちの学校では、企業に学生を派遣することがあり、「ほかにも行きたがっている人がいるのに、自分だけ行くのは申し訳ない」なんていう学生がいます。そんな学生を私は叱りつけるんです。「何言ってるの。卒業したら、みんな、競争相手よ」と。実際、そうですから。


アイデアの内容もさることながら、クライアントとの信頼関係がとても大事。良好な関係を築くために、会話ネタは準備せず、即興で話して相手が興味を引いた内容を掘り下げるようにしています。


どんなときでも身の回りの情報を題材にして、どんなPRをすれば効果的か考えています。様々な状況でのPRについての引き出しを作っておくと、どんな角度から依頼が来ても柔軟に対応できます。それに、仕事で頼まれる分野以外のPRを考えるのは面白い。


伊藤美恵の経歴・略歴

伊藤美恵、いとう・みえ。日本のPR専門家。東京出身。アパレルブランドを中心としたブランドコンサルティングとPR会社WAGの創業者。また、広報・PRのプロを養成するための「エファップ・ジャポン」を設立し、学長として後進の指導にあたっている。フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを授章した。

他の記事も読んでみる

榎本博明

日本で紹介されるリーダーシップ論のほとんどは、欧米の理論や学説をそのまま持ち込んでいます。しかし、それを日本の企業や組織に当てはめようとすると大抵は失敗します。なぜなら、日本と欧米では歴然たる文化の違いがあるからです。リーダーシップを高めたいなら、日本人の心理構造や動機づけ要因を知ることが非常に有効です。中間管理職世代の方たちは、ぜひ心理的な要因も考慮しながら、自分のチームに合ったリーダーシップのスタイルを見つけてください。


深田晶恵

家計簿に支出を記録するだけでは、ただ日記をつけているのと同じ。家計の収支改善には、決算と検証こそが肝。


川村隆

特に日本人は、傾向として現状維持が好きです。現状で何とかできているものを変えようというのは、よほどのことがないとやらないでしょう。今までのやり方を続けて何が悪いんだ、という人ばかりです。大きなショックがあって、受注がぐんと落ち込んだ時に初めて愕然とするわけです。居心地がいいと思っていたら、知らないうちにゆだってしまい、気がついたら動けなくなっている。


ロマン・ロラン

病気はためになることが多い。肉体を病めることによって魂を解放し、浄(きよ)める。一度も病気をしたことのない者は十分に自己を知っているとはいえない。


安渕聖司

見える化すると目標を達成したいというモチベーションが生まれて、習慣化しやすくなる。


冨山和彦

負けを必要以上に恐れる必要はありません。以前ヒットしたドラマ『半沢直樹』で、関連会社に出向になった銀行員が人生終わりだという表情をしていましたよね。でも、失敗して出向の憂き目にあっても、給料や年金は保証されています。日本の大企業に勤めるサラリーマンは、負けてもその程度です。


木川眞

仕事のやり方は抜本的に見直しました。象徴的なのは集荷配達体制の刷新です。いままではセールスドライバーが自分でクルマを移動させて配達していました。これでは効率が悪い。そこでクルマの停車場をバス停のように決め、セールスドライバーと短時間勤務のフィールドキャストがチームで一斉に配達するようにしました。お客様の在宅率が高い朝10時までに配れるので、サービス品質の改善になります。再配達のためのコスト削減やドライバーの労働時間短縮にもなり、まさに一石三鳥です。


近田哲昌

サイバーエージェント時代、私は名古屋を皮切りに、大阪、西日本を任されましたが、常に「東京に負けたくない」という対抗意識を持っていました。東京には大企業の本社がたくさんありますから、一件あたりの金額や総額では勝ち目がありません。それならば、数では負けない、やり方では負けない、新サービスでは負けないなど、いろいろと工夫することで「ひと泡吹かせてやろう」とチームで企んだものです。


高田明(ジャパネットたかた)

お客様にわかりやすくメッセージを伝えるには、言葉以外の様々なノウハウも重要です。商品の展示の仕方、カメラのレンズは説明する人の目の位置にあるかといったことも意識するように言っています。


ダン・ケネディー

大学卒でなくてもビジネスで成功するために必要な知識を身につける3つの方法

  1. 近くの大きな図書館に通おう。あらゆるアイデア、製品、サービス、ビジネス、問題について膨大な量の有益な情報が無料で手に入る。ありとあらゆる分野で成功した人がその秘訣を書いた本も見つかるだろう。
  2. 狙いを定めた分野で最も成功を収めている人物を50人選んで直接会いに行って、食事をごちそうさせてほしいと申し出よう。そして話を聞かせてもらうのだ。50人中10人は時間を割いてくれるものだ。
  3. 志望の分野で働いてみること。いろいろなことを観察して学べる会社を選んで働く。場合によっては無給で働く覚悟も必要だ。

岡本太郎

自分を大事にしすぎているから、いろいろと思い悩む。駄目になって結構だと思ってやればいい。最悪の敵は自分自身なんだから。自分をぶっ壊してやろうというつもりで、そのくらいの激しさで挑まなければ、いままでの自分を破壊して、新しい自分になることはできない。


後藤卓也(花王)

仕事の成否は、むしろマニュアルに書ききれない部分で決まります。例えば商品開発の現場でも、調査データはよくないのに、商品化に踏み切る場合があります。そのときの判断は、まさにマーケティング理論を超えた領域で行われているわけです。仕事をしていくうえで本当に大切なのは、こうした誰でも知っているノウハウや理論を超えた部分です。それをいかに学ぶかによって、成長する社員と伸び悩む社員に差がつくのです。


伊坂幸太郎

これは作家によると思うんですが、僕は(登場人物の)履歴書を準備しないし、小説の中では「見えているところだけ見えていればいい」と思っています。だから作品を映像化されたときに、自分が書かなかった設定ができたり、スピンオフのエピソードを作りたいと言われたりするとすごく違和感があります。それが嫌なわけじゃないし、つじつまを合わせようとしたらきっとできるでしょうが、省略された部分も作品の一部ですから、ない部分を書かないことも大事だと思っているんです。


山海嘉之

ざっくり言えば、私は場所を選はないほうです。どんな場所でもやればできると思います。やりやすい場所はあります。シリコンバレーとか、人が集まり易い場所もありますしね。それはありますが、筑波は筑波でいいところが沢山あって、やり易いところもある。また、やりにくいところもあります。


嶋本正

AIやロボット事業は結構、とっつきやすいところですが、私たちは追わない。みんなが参入しやすい分野ですし、正直に申し上げてウチのコストが高過ぎて競争に負けてしまう。他社が入りたがらないような「複雑系」に焦点を当てて差異化しようと考えています。


ページの先頭へ