伊藤直彦の名言

伊藤直彦のプロフィール

伊藤直彦、いとう・なおひこ。日本の経営者。JR貨物社長。長野県出身。東京大学法学部卒業後、日本国有鉄道(のちのJR)に入社。ワシントン州立大学ビジネススクール卒業。札幌鉄道管理局営業部長、札幌鉄道管理局総務部長、大阪鉄道管理局総務部長、職員局厚生課長、貨物局営業課長、貨物局貨物営業改革実施準備室次長、JR貨物関西支社長、営業本部副本部長・営業部長、取締役・総合企画本部副本部長、取締役・鉄道事業本部長、常務取締役、専務取締役、代表取締役専務・総合企画本部長などを経て社長に就任。8年連続で赤字を出していたJR貨物を改革し黒字化させた。

伊藤直彦の名言 一覧

人生を振り返って思うことは、自分に対して常に正直でなければいけないということ。他人はだませても自分はだませない。信なくば立たずということである。

70有余になり、これまでの節目節目、において、自ら理屈をつけて選択してきたつもりが、振り返ってみると、神の見えざる手により、必然的にその道を歩かされてきたような気がするから不思議なものだ。

最近はいとも簡単に転職する人が多いようだ。一度きりの人生、いろいろな仕事に挑戦してみることは決して悪いことではないが、一度これと決めた以上、その仕事から逃げないで、最後まで責任を持つという根性も大切だ。

金遣いの荒い人を浪費家というが、時間についても同じことが言える。最近のネット上に氾濫する下らない論争などでもそうだが、無益な論争に時間をいたずらに空費することはまったく愚かなことであり、他人の貴重な時間を侵害することはお互い厳に慎まねばならない。

仕事でも、相手と交渉を始める場合、まず構想を練る。こちらの話が一方的に通ることはまずない。こちらが何か言えば必ず何らかの反応がある。この最初の布石をきちんと打たないと後々苦戦することになる。仕事も同じである。

そもそも完全無欠な人間などどこにもいないんだよ。君たち自身だって自分は60点くらいだと思いなさい。そうすると相手に100点を求めることはおかしいでしょう。

会社の将来を思い、愛情ある上司ほど部下に厳しいもの。次代の経営者を育てるために。

子供たちの批判をする前に、まず親である大人たちが親としての責任を果たしているのか胸に手をあてて、よく考えてみる必要がある。

働くことそのものが永遠の自分探しなのかもしれない。

注意することは、情報を選択するにあたり、食わず嫌いにならないことである。自分にとって不利益な、または嫌な情報こそ避けてはいけない。

日本の鉄道貨物輸送も昭和50年の8日間ストライキでお客様の信頼を失ってしまった。立て直すのは私の使命であると自分にムチを打ってきた。

偉人は大抵貧しい中で育ち、人一倍の努力をする。

今の子供が次の大人になるということだけは間違いない。

入社式は、経営トップにある自分が、未完成である己をあらためて知り、明日へ向かって己をふるい立たせる日でもあった。

情報は入手する側に選択する権利がある。いかなる情報が、いま自分にとって最も必要なものかを十分考えて選択しないと、情報の渦に巻きこまれることになる。

駆け引きはつきものである。駆け引きは悪いことではなく、相手を騙すこととは違う。お互いに商売であるから、最初から本音は言わない。まさに腹を探り合う。

相手と交渉するにあたって、誠実に対応することが大切なのは言うまでもないが、仕事である以上、自分の利を常に頭において当たるのはごく自然である。ただし、目先の利にこだわるあまり大魚を逃すことがある。

この歳(70代)になっても「えっ!」と思う新しい発見があります。だから本を読むことが大事。

食べることのありがたさが心底わかるのは、ひもじい経験をしたからである。求めても簡単に手に入らない時代においては、手に入れた時の喜びは何倍にもなる。

災害大国日本。この言葉通り、災害にいつ遭遇するかわかりません。その時、沈着冷静に自己管理ができるかどうかが大変重要。

ケンカしたらダメ。ときに我慢することが大事。それが戦術というものです。

鉄道コンテナの輸送には非効率な手作業が数多く残っていました。コンテナひとつひとつに手書きの荷票を差し、手でコンテナ番号を拾い、機会に入力する。また、急ぎの荷物とそうでない物の振り分けも人手によっていたため、平日の人気列車からは荷物があふれる一方、土日の列車には空きが目立つ。大きな駅では、配達コンテナを見つけるのに数十分かかることもある。国鉄時代から何十年もこうした扱いをしてきて、それが当たり前のようになっていました。【覚書き:JR貨物に入った当初を振り返った発言】

勝者がいれば敗者がいる。ごく自然のことである。勝者は驕ることなく敗者をいたわり、敗者は次の機会を期して頑張る。そのようなことを覚えさせることが教育現場ではなかろか。

かけっこは遅くても絵は上手だという子はいくらでもいます。人間には持って生まれた個性があり、得手、不得手があるのはごく自然です。良い意味での競争は子供たちの健全な成長のために、むしろ必要なこと。

最近、大人は子供を叱ることを避けていないでしょうか。子供たちの傍若無人な振る舞い、服装や言葉遣いの乱れについても無関心を装っていないでしょうか。子供を叱るのは大人の役割、責任です。他人の子より自分の子を強く叱るのは、それだけ愛情が深いからにほかなりません。

最近、パソコンの前に座り1人でゲームに熱中する子供たちが増えている。それ自体悪いとは思わないが、そればかりでは人間としての成長はない。友達ともっと、外で遊んで欲しい。子供はいずれ大人になる。社会人となるための基礎も子供時代に作られることも忘れてはならない。

壊れかかっている日本及び日本人を取り戻すには、家庭、学校を含めた教育しかなかろう。世代をこえて壊されたものは、直すのに数世代かかるかもしれない。しかしやらなければならない。

自分にとっての時間が有限であっても、人間誰しもあれもしたい、これもしたいという欲望がある。たとえばこの本も読みたい。あそこへも行きたい、ここへも行きたい。残念ながら有限の時間の中ですべてをかなえることは不可能である。そこで選択という行動をとらなければならない。「一寸の光陰軽んずべからず」。この言葉を改めて自分の心に深く言いきかせましょう。

時間ほど万人に平等に与えられているものはない。老いも若きも、お金の有る人も無い人も、日本人も外国人も、1時間は60分である。誰にとっても1日は24時間しかない。お金は蓄えることができるが、過ぎ去ってしまった時間は二度と戻らない。織田信長の時代の「人生50年」は、今や、人生80年である。たっぷりあるようだが、これを時間に換算すると70万時間しかない。

「いまさら貨物専用鉄道?」、そんな声もあろう。しかし、大きな事業は近視眼的に見てはいけない。東海道新幹線という過去の教訓がある。物流は人流と違い、国民のコンセンサスが得にくい。しかし、人が動けば物も動く。インフラについても、物流も人流と等身大に整備されなければ、国民生活に大きな動きを生ずることになる。

私が社長になったのは、赤字が6年間続いていたときでした。経営は一言で言えば収入とコストです。お客様からの収入があり、その中から総合的に経費を判断することが経営者の責任です。それで私は、社員に厳しさを認識してもらうためにも、会長と社長の給料を毎月25%カットしました。一般役員の給料も10%カットしました。まず自らに対して厳しい決断をしました。

結婚式のあいさつで、この10数年、「寛容と忍耐」という言葉を新郎新婦に贈ることに決めている。生活を共にするとは、お互いにすべてをさらけ出すことで、交際中に気がつかなかった面も多々でてくる。意見も対立し、時には喧嘩になることもある。「寛容」とは心を広く持ち、お互い許し合うこと。「忍耐」とは辛くても我慢しなさいということではなく、自分勝手、つまり、わがままをお互いに押しつけないということである。縁があって一緒になった2人が、些細なことで別れる風潮があると聞く。もっと慎重であってほしい。

伊藤直彦の経歴・略歴

伊藤直彦、いとう・なおひこ。日本の経営者。JR貨物社長。長野県出身。東京大学法学部卒業後、日本国有鉄道(のちのJR)に入社。ワシントン州立大学ビジネススクール卒業。札幌鉄道管理局営業部長、札幌鉄道管理局総務部長、大阪鉄道管理局総務部長、職員局厚生課長、貨物局営業課長、貨物局貨物営業改革実施準備室次長、JR貨物関西支社長、営業本部副本部長・営業部長、取締役・総合企画本部副本部長、取締役・鉄道事業本部長、常務取締役、専務取締役、代表取締役専務・総合企画本部長などを経て社長に就任。8年連続で赤字を出していたJR貨物を改革し黒字化させた。

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