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井上聡(経営者)の名言

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井上聡(経営者)のプロフィール

井上聡、いのうえ・さとる。デンマーク出身の日系人経営者。ファッションブランド「THE INOUE BROTHERS…(ザ・イノウエ・ブラザーズ)」共同創業者。

井上聡(経営者)の名言 一覧

今の世の中は「常に上を目指すべき、もっと伸ばすべき」という発想にとらわれていますが、それは一種の病気。自然な状態ではないと感じるのです。


走りながら考える、瞬間的に挑戦する、ということは、僕たちが憧れるストリートカルチャーの影響かもしれません。瞬間、瞬間の勝負を楽しむ。そんな時間が一番充実している。仕事をしている時間は家族と過ごす時間よりずっと長い。ならば、後悔しないような使い方をしたい。


正直、最初に本を出すという話をいただいたときは、まだ早いと思いました。ただ、やり遂げたことではなく、「今、何をやっているか」を書いてもらう本なら面白いと思ったのです。我々の活動を知っていただくことで、少しでも勇気を出してくれる人がいれば、嬉しいですね。


ヒップホップには「ラップバトル」というものがあり、お互い即興で相手のことを罵り合っていく。相手の言葉に瞬時に反応しなくてはなりませんから、準備なんてできません。まさに瞬間、瞬間の勝負。こうした瞬間の勝負というのは、うまくいかないととても苦しいけれど、うまくいくと最高に楽しい。仕事も本当はそうだと思うのです。


「ザ・イノウエ・ブラザーズ」、コメディアンのような名前ですよね(笑)。もちろん、もっとカッコいい名前にしてもよかった。でも、自分たちの名前を出してしまったら、もう逃げ場がない。だからこそ成功すれば心から喜べるし、失敗したら反省もする。そんな覚悟を持ってやっていこうと、半ば自分に言い聞かせるように選んだのです。


ボリビアで出会った貧しいアルパカ農家の人々はとても明るく、ずっと人間らしい生活を送っている。我々のほうがむしろ、人間らしさを失ってしまっているような気がしています。エコノミーはすっかり不自然になってしまっており、各地でひずみを生み出している。それはやはり「常に上を目指すべき」という発想が原因だと思うのです。


ボリビアで出合ったアルパカウールの品質は素晴らしいものだったのですが、先住民たちの生活は非常に貧しいものでした。これを何とかしたい、と考えたことが今のビジネスの原点です。生産者との共同開発により高品質な製品を生み出すとともに、中間マージンを省くダイレクトトレードという方法によって、生産者がより潤うような仕組みを取っています。


ビジネスは本来、自分のやりたいこと、作りたいものを作ることから始めるはずですよね。もそれが、どんどん「お金を出す人」、すなわち投資家たちにコントロールされてしまっているような気がするんです。最初はもっと飲みやすいコーヒーカップを作りたいと思ってビジネスを始めたのに、いつのまにか、顔も見たことがない海外の投資家の利益を最大化することがビジネスの目的になっている。そういったことが頻繁に起こっています。


ロゴに関してあるチャレンジをしました。自分で作らずに、自分たちが好きな人に作ってもらうことにしたのです。僕ら二人(兄弟)はマーサ・クーパーというアメリカ人写真家の大ファンで、この人はヒップホップやグラフィティといった70年代のストリートカルチャーを最初に見出したことでも知られています。彼女がたまたま、本の出版イベントでデンマークに来ると知った。そこで(弟)清史がそのサイン会の列に並んで、「僕たちのロゴを書いてください」とその場で頼んだのです。彼女もとても喜んでくれて、その場で書いてくれたのが今のロゴです。


最初はエゴ丸出しで、いずれトップに、世界一に上り詰めてやろうと思っていました。僕はデザインの世界で、弟の清史はヘアデザイナーの世界で。幸いにして比較的早く世の中に認めてもらうことができ、有名ブランドとの仕事が次々実現していきました。ただ、あるとき、ふと気づいたのです。名声が高まれば高まるほど、交渉や契約書のやり取りにかかる時間ばかりが増え、やりたい仕事に取り組む時間がどんどん失われていっている、と。お互い、同じタイミングで、これまで上を目指してきたことに対して疑問を持つようになった。必死に努力して、求めていた地位を手に入れたけど、全然幸せになれない。このままさらに上を目指していったところで、いつまでたっても幸せにはなれないんじゃないか。ならば、本当にやりたい仕事を一緒にやろうじゃないか。これが独立のきっかけです。


井上聡(経営者)の経歴・略歴

井上聡、いのうえ・さとる。デンマーク出身の日系人経営者。ファッションブランド「THE INOUE BROTHERS…(ザ・イノウエ・ブラザーズ)」共同創業者。

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