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乙武洋匡の名言

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乙武洋匡のプロフィール

乙武洋匡、おとたけ・ひろただ。日本のスポーツライター。東京出身。先天性四肢切断の障害を持って生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。大学時代に早稲田のまちづくり活動に参加。取材に来たNHKの番組出演がきっかけで、自らの半生を綴った『五体不満足』を執筆。大ベストセラーとなった。学制時代から報道番組のサブキャスターをこなし、大学卒業後はスポーツライターとして活躍。また、子供の教育にも関心を持ち、教員免許を取得し杉並第四小学校で任期付教員として勤務した。

乙武洋匡の名言 一覧

たとえつらいことに直面しても、「これは自分が選んだ道なのだ」という覚悟があれば乗り越えられる。


人生で唯一、失敗せずにすむ方法があります。それは、何もチャレンジしないことです。でも私は、そんな人生はイヤです。


新しい挑戦にはデメリットが付き物ですが、メリットもたくさんある。その両方を洗い出したとき、多くの場合はメリットのほうが多かった。だから、挑戦すると決めた。


他人を認める心の原点は、自分を大切にすることです。僕がバリアフリーを目指す活動を始めるようになったのは、「僕には、僕にしかできないことがある」という想いからでした。しかし、それは僕だけに課せられたものではありません。誰にも。「その人にしかできないこと」があるはずなのです。


僕の答えは、比較的すんなりと出てきた。他人や社会のために、どれだけのことができるのか。まわりの人に、どれだけ優しく生きられるのか。どれだけ多くの人と分かり合えるのか。どれも難しいことではあるけれど、これが実践できれば、僕の人生は幸せだったと胸を張れる気がする。ただ、どれを目指すにしても、絶対に譲れない大前提があった。それは、「自分を最も大切にしながら」というものだ。


日本ではムラ社会的な文化が長く続き、誰もが均質であることを求められてきました。本当は一人ひとりが違いを抱えているのに同じでなければいけないというジレンマが、人々から自信を奪っているように感じます。会社や学校でも、周囲の人たちと行動や考え方が違うことで、ショックを受けたり、窮屈さを感じたりしている人が多い。でも「人はそれぞれ違って当たり前」と思えばラクになります。


一般的に見て決定的に欠けている部分がある人でも、他人はまったく別の部分を見て「あの人はいいなあ」と思っているかもしれないということ。だから、自分と誰かを比べて落ち込むなんて、もったいない。


ここ最近は「イヤなこと」がほとんどないんです。もちろん、その時点では自分にとってマイナスに思えたり、不快に感じたりすることはあります。ただ、「これは自分にとって必要なことで、将来必ずプラスになる」と自動変換するクセがついているので、素直に受け止められるのです。


日本では、子供に「他人に迷惑をかけてはいけません」と教えることが多いようですが、インドでは「あなたは他人に迷惑をかけて生きているのだから、他人のことも許してあげなさい」と教えるそうです。自分が他人に迷惑をかける代わりに、自分も他人の迷惑に寛容になる。そうすれば社会全体が温かいものになるし、メンタルを崩す人も減るのではないでしょうか。


すべてを一人で克服することは、強くてカッコ良いようでいて、見方を変えれば、「他者を必要としない生き方」とも言える。それよりも、他人に支えられ、他者を必要として生きていくほうが、「豊かで良い人生だった」と思えるのではないか。少なくとも、私はそう考えています。


お会いして実際に話したほうが、表情や声のトーンでも伝えられるので、より伝わりやすいと思います。でも、僕は文章を書くことを仕事にしているので、そこは言い訳にはできません。「乙武さん、怒っているんじゃないの?」「なんかニヤニヤしながら書いているんだろうな」と、書いているこちらの表情や感情が伝わるような文章を書ければ良いですね。


僕自身、事務所のスタッフがミスをしても、「何をやっているんだ!」と責め立てたりはしないんです。「なぜそうなったのか、それが次に起こらないようにするためにどんな方策があるか、考えてみて」と伝えています。このときは、「困った状態を解決しないと」という気持ちで書いています。その姿勢が文章に表われれば、相手も受け入れやすくなると思うんですよね。


感情に任せて文章を言いてしまいそうなときは、書かないほうが良いと思います。深夜に書いたラブレターは絶対に送ってはいけない、というのと同じです(笑)。たとえば、部下のミスでカッとしたとき、怒ったまま部下にメールを書いても、ろくな結果は生みません。いったんパソコンの前から離れて、コーヒーでも飲んで、気分を落ち着ける。このミスが起こって周囲がどれだけ困ったのか、相手にどうしてほしいのかを客観的に伝えられるようになるまでは、書かないほうが良いと思うんです。


子供に対して「この野郎!」と思うことはないわけではありません。でも、そこで怒ったらこちらの思ったことは絶対に伝わりません。まずはクールダウンして、そのうえで何がいけなかったのか、次からどうしたら良いのかがわかる叱り方をしなければいけませんよね。こちらが感情的になってはダメなわけです。


「正解はないんだということ」「相手が僕の意見を受け入れてくれなくてもかまわないということ」。この2つのスタンスを意識しています。「この問題について、僕はこう思っています。だからといって、みなさんがそう思う必要はないんですよ」ということですね。こうあるべき、こう考えてください、と書いたら、読み手は「考えを押しつけられている」「正論を振りかざしている」と感じてしまうでしょう。それよりも、「なるほど、そういう考え方もあるのか」と思ってもらえたほうが良い。みんながさまざまな意見を持ち寄って議論を交わし、ひとつの方向性を生み出していくというのが、問題解決というものだと僕は思います。僕の意見は、あくまでもその中のひとつとして提示できたら良いな、という姿勢です。


少しでも冗談などを書いたらふざけた奴だと思われるんじゃないかと、堅苦しい文章を書いてしまう人もいるかもしれません。でも、あまり堅苦しいと、本当に伝えたい内容にまで相手がたどり着いてくれないこともある。最初は面白おかしく書いて読者を惹きつけてから、本当に伝えたいことを伝える、という工夫も大切なことかなと思うんです。


文章を書くうえでも、緩急をつけることが大事だと思います。最初から最後まで堅苦しいことを書いていたら、読み手がストレスを感じて疲れてしまいます。そこで、途中でユーモアを交える。そうやって、フッと相手が力を抜いたところで、伝えたいことを豪速球でドン! と投げる。すると、「おお、乙武もたまには良いこと言うじゃん」と思ってもらえる。ユーモアにはそういう効果があるんじゃないかと思います。


150km/hの豪速球を投げられるピッチャーでも、そればかり投げていると、バッターは目が慣れてきます。その結果、結構ポンポンと打たれてしまう。スポーツライターをしていた当時、オリックスに星野伸之というピッチャーがいました。星野選手のストレートは最速でも130km/h台。一軍の投手の中では一番遅いくらいです。ところが、「いてまえ打線」と呼ばれた近鉄の中村紀洋選手やタフィ・ローズ選手に取材をすると、驚いたことに、口をそろえて「一番速い投手は星野さんだ」と言うのです。最初は冗談かと思いました。星野選手は80km/h台の超スローボールも投げることができたので、球速に50km/hもの緩急をつけることができ、それで打者には球が速く感じられたというわけなのです。それくらい、緩急をつけるというのは大事なことなのです。


難しい文章を書けば、格調高く見えたり、自分を賢く見せられたりするのかもしれません。でも、僕にはそういう願望はなく、ただ自分のメッセージを伝えたい、という思いだけがありました。それなら、わかりやすく、伝わりやすくしようと思ったんです。


初めて本を書くとなったとき、最初に思い出したのは、現代文の授業で小難しい文章を読まされたこと。「伝えたいことがあるのに、なぜわざと難しい文章を書くの? 誰もが読めるわかりやすい文章にすれば伝わるのに。書いている人たちは本当に賢いのだろうか? 実はバカなんじゃないか?」と、腹を立てていたんです(笑)。そこで、自分が書くときには難しい言葉や言い回しは使わない、と決めました。


乙武洋匡の経歴・略歴

乙武洋匡、おとたけ・ひろただ。日本のスポーツライター。東京出身。先天性四肢切断の障害を持って生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。大学時代に早稲田のまちづくり活動に参加。取材に来たNHKの番組出演がきっかけで、自らの半生を綴った『五体不満足』を執筆。大ベストセラーとなった。学制時代から報道番組のサブキャスターをこなし、大学卒業後はスポーツライターとして活躍。また、子供の教育にも関心を持ち、教員免許を取得し杉並第四小学校で任期付教員として勤務した。

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