名言DB

9,553 人 / 112,978 名言

久保正行の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

久保正行のプロフィール

久保正行、くぼ・まさゆき。第62代警視庁捜査第一課長。北海道出身。駒澤大学卒業後、警視庁に入庁。機動捜査隊隊長、田園調布署長、渋谷署長、警視庁第七方面本部長などを務めた。

久保正行の名言 一覧

私はよく、一流の刑事とは「現地調達」ができる刑事のことだと言っています。犯人のしっぽや事件のネタを入手できるのは、すべて現場。警察官だから、刑事だからと教えられるというよりは、実際の現場で学んでいくことですね。


部下は口頭だけではなく、書面でもウソをつこうとするもの。そのため、私は報告書の数字を鵜呑みにしないよう気をつけていました。


人、そして部下はウソをつくものと胆に銘じ、進んで見抜いていく姿勢が必要。


上司の最終的な目的は、部下に愛情を持って接し、育てること。


説得も最初の対応がきわめて重要です。「上司は一度却下したものを再び見直すことはない」と考え、慎重に準備をしてから挑む必要があります。


たとえ言いにくい提案だとしても、必ず結論から説明するべきです。石橋を叩いて渡るような言い方で、なかなか核心に入らない説明が、相手の心に刺さることはありません。


説明するとき、手帳やメモを見ないのはイロハのイです。視点をメモに視線を落としていると、内容が頭に入っておらず、自信がないことが一発で伝わります。


捜査一課は刑事の中でもプロ中のプロ。酸いも甘いも知り、経験も体力も精神力も兼ね備えた人間たちです。自分自身をコントロールする術を持っていて、ある意味で自分の思い通りにことを進める「ずるさ」もある。そうでないと、自分の体をいたわれないですからね。


上司の質問に対して、部下が黙ってしまうことがあります。そこで上司に求めたいのは、話題を変えたりせず、答えを待ってあげることです。沈黙を含めて部下の話に傾聴するのは、上司の大事な仕事です。


説得しているとき、沈黙が訪れるのは怖いものですが、それは決して無意味な時間ではありません。実際、上司があきれて口を閉ざしていることより、案件について考えている場合が多いものです。だから余計な話で間を埋めず、上司からの質問を待つ。慣れてきたら肝心なポイントをわざとはずして説明し、相手の質問を誘う方法もあります。


上司を説得するとき、まず場所と時間を選びます。場所は集中できる空間がベストで、もし反対されることが予想されそうな場合、周囲に人がいない環境を設定する。なぜなら部下や同僚の見ているところで説得されると意見を翻しにくくなるし、場合によっては「恥をかかされた」と後々わだかまりになる可能性もあるからです。


人のウソを見抜くには、観察力が不可欠です。それはおもに経験によって培われますが、相手の生い立ちを知ることは観察力に大きな+αの力をもたらしてくれます。私が刑事だったとき、それこそがもっとも知りたい容疑者の情報でした。特に小学校に入る前の幼少期がわかると、その人の根本的な性格や傾向が理解でき、心理を見抜きやすくなります。


たとえば「刑法犯の検挙率は80%」と報告されると、何となく成果があったように感じますが、そこで納得するのはセミプロ。一言で検挙といっても、刑事が捕まえたのか、市民が捕まえたのか、それとも自首してきたかで話は全然違ってきます。企業においても、売り上げや利益を報告された際、何を根拠にした数字なのかを確認し、数字の内容と重みに考えを巡らさなければなりません。


私が人を観察するうえで重要視しているのは、第一印象です。取り調べは、容疑者が取調室に入ってきたときから動作に目をやり、とりわけ姿勢に注目します。正直な性格の者はやましい気持ちがあると猫背気味になるし、狡猾な者はわざと胸をはるものです。そして挨拶したとき、気にしないふりをしながら、視線がどこに向いているかを確認する。私のほうをまっすぐ見ているのであれば問題ありませんが、顔の横の何もない空間を見ている場合は後ろめたい気持ちがあるかもしれません。目をそらしたり、うつるなときも要注意です。さらに私が気にするのが、目線と皮膚の感じが一致しているかどうか。顔の血色が悪いのに目の力が強いのは、ムリしている証拠です。


部下のウソを見抜くため、まず何をするべきか。それは普段から部下の行動を見ておくことです。歩いている姿、書類の持ち方、報告するとき、視線はどこにあるのか。声をかけたらどんな反応をするのか……。その癖を把握しておくことで、「今日は喋り方がおかしいな」「いつもは正しく使う書類の文言を間違えているぞ」と気づくことができる。そしてそのズレこそ、これからウソをつこうとしている「兆し」にほかなりません。その兆しを察知したら、集中力を高め、部下の動向に注意しましょう。


犯罪者には必ず泣きどころがあるので、そこを探し、それを基点に相手を理解してあげる。この人になら話しても大丈夫だ、これ以上黙っていても意味がない、と相手に自然に思わせることが重要。


捜査一課は殺人や強盗といった強行犯を扱います。人の命が関わる事件ですから、重大性、切迫性は高い。追跡や張り込み、犯罪事実を確認するときに、眠いなんて言い訳はできません。実際に、私も立てこもり事件のときは3日間眠れなかった。寝ていても枕元には携帯電話。それが日常です。自分自身の「眠い」兆候を把握するのも技術のうち。私の場合は、「ものを探す」ことが増える。手帳とかペンをよく探すようになったら自分は眠いんだと把握していましたね。


久保正行の経歴・略歴

久保正行、くぼ・まさゆき。第62代警視庁捜査第一課長。北海道出身。駒澤大学卒業後、警視庁に入庁。機動捜査隊隊長、田園調布署長、渋谷署長、警視庁第七方面本部長などを務めた。

他の記事も読んでみる

坂尾晃司

部下が良い働きをしたときは、本人の前で上司にそのことを伝えたいところ。会議の席で「このアイデアは彼の発案です」といったひと言を添えるのも効果的です。部下のやる気も出ますし、上司にも部下をケアする姿勢が評価されるでしょう。


石田純一

様々な経験を通して分かったのは、唯一の財産は自分自身だということです。お金は社会と自分の間をぐるぐる回って、多い時や少ない時があるもの。僕にできるのは、自分という資産価値を高めるために努力しておくことなんです。


筒井康隆

最初の本を出すまでは、結構、悩んだというか、試行錯誤の連続でした。一言でいえば、文章が下手だったんです(笑)。三人称でうまく書けず、視点というのも、よくわかってなかったですから。どうしたか? もともと僕は役者志望だったので、「自分が主人公になったつもりで書けばいいんじゃないか」と思ってね。一人称の「おれ」で書きだし、一時期、何でもかんでも「おれ、おれ」でしたよ(笑)。自分で暴れ、ドタバタやってればいいんだと。感情移入じゃなく肉体移入だな(笑)。


北尾吉孝

人間は生まれた時には無垢な気持ちを持っていますが、その綺麗な心もいつの間にか曇ってしまう。それをいかにして磨いていくかが大切。


秋元久雄

働き方改革より前にやるべきなのは「楽しみ方改革」だ。つまり、社員が仕事の楽しさを感じられるような環境整備を経営者はしろよ、ということなのよ。若い連中にどんどんチャンスを与えて、失敗も成功もたくさん経験させる。そこで何かつかんだ時に初めて、本当の仕事の楽しさが分かる。新しくて付加価値の高い商品やサービスというのは、そういう楽しさを知っている社員が生み出すもんだ。強い商品があれば、むやみに長時間働かなくても、企業競争力は保てるだろ。本当に時短をしたかったら、まず「楽しみ方改革」を頑張らないと。


安渕聖司

自分がこの仕事をする・しないことで、自分の前工程と後工程、さらにお客様にどんな影響があるのか。それを考えれば、おのずと「これは早めにやっておかなければならない」といったことが見えてくるものです。


ヤマシタトモコ

私は普段、読者の意見ってなるべく信頼しないようにと思っているんですね。たとえば感想をもらえるととても嬉しいけれど、読んだら忘れるんです。忘れたほうがいいって思っている。それを支えにもしないし、乗っかりもしない。期待も失望もしないように。ただ、出した本が売れなかったっていう現実は悲しいんです(苦笑)。


草場滋

自分の得意分野を一つ持って、惜しみなく情報を出せば、勝手に自分が欲しい情報も集まってくる。人は「有益な情報を得たら、お返ししたい」と考えるものです。得意分野は仕事でなく趣味でもOK。何かに精通していれば、必ず良い情報が集まってきます。


古川享

マイクロソフトでは一人の人間が8人を超えないように管理監督をしています。適正な評価をするためには8人が限度だからです。部下の目標に対する評価をはじめ、家族構成、保健管理、会社に対する要望や不満などをくみ上げていくためには、それが限界なんですね。ですからマイクロソフトは8人ごとに細かくグループ分けされたとてつもないピラミッド構造の会社であるということもできるんです。


福澤武

一昔前、開発といえば、野山を切り開き、新たな都市をつくることを意味しました。しかし、その段階を過ぎ、成熟期を迎えた国に必要なのは、都市を再生させるということ。すなわち、その街で活動する人々が、それぞれの持つ能力をいかんなく発揮し、充実した毎日を送れる手助けをすることなのです。


アルフレッド・ヴィニー

倦怠は人生最大の病である。人は絶えず人生の短いことを嘆くが、その実、人生は長すぎる。なぜなら、人は人生の使い道を知らないからである。


セオドア・ルーズベルト

その顔は汗や埃や血で汚れているだろう。何度も過ちをおかし、力も及ばないだろう。だが勇敢に戦うだろう。素晴らしい熱意を持ち、献身し、価値ある目的に全力を尽くすだろう。彼らはたとえ失敗しても、素晴らしい成果を生む。勝利も敗北も知らぬ、冷たく臆病な人々には到達し得ない場所なのだ。