久世由美子の名言

久世由美子のプロフィール

久世由美子、くぜ・ゆみこ。日本の水泳選手、水泳指導者。熊本県出身。旭化成競泳実業団選手を経て、東海(とうみ)スイミングクラブを設立。ロンドン五輪日本代表チームコーチを務めた。

久世由美子の名言 一覧

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何事も挑戦することで道が開ける。


「人間」として誰にも負けない選手に育てるという目標が、私の心のよりどころになっていました。何があってもへこたれない「折れない魂」を宿す思いで指導していました。


勝って驕らず、負けて腐らず。


「根性、根性、ど根性」。今は流行らない言葉だと思いますが、私たちはこのスタイルでやっています。


指導している間はずっとプールサイドを往復するので、日に2万歩ほど歩きます。遠くから眺めているだけでは分からない選手の泳ぎの変化を察知できるとともに、私自身の意気込みを選手に伝えることができるからです。



指導者は自分自身をコントロールする努力も必要になります。私の場合、特にオンとオフの切り替えを重視していました。自宅に帰れば、主婦として、母として家事をこなし、子供が小さい頃はお菓子作りなども楽しみました。メリハリある生活を意識することでベストな自分を保つことができました。


今の日本には国内にとどまっているコーチが少なくありません。国内で強いから外に出る必要はないという考えを取り除き、思い切って海外へ飛び出すことも潜在能力を引き出す手段であることをぜひ知ってほしいですね。


水泳の技術を教えるのはもちろんですが、最初に徹底したのは、挨拶、返事、礼儀、そして感謝の気持ちを忘れないこと。クラブに来て挨拶や返事ができなければ、「泳ぐ必要はない」と厳しく接していました。小さい頃から当たり前のことを当たり前にできるようにしておけば、大人になったときに本人が困らない。私自身、剣道師範の厳しい父に育てられ、身についたことで助けられた場面がいくつもありましたから。「約束は守ること」「やるといったら最後までやり通すこと」といった父の教えが、指導する上で大きな心の支えになっていました。


選手たちと関わる中で大切にしているのは、顔つきや行動をしっかり観察するということです。常にアンテナを張り、選手が発している熱意を見逃さない。毎日そばで見ていれば「今日も元気やね」「今日はいつもと違うかな」などとその子の変化に気づくことができるし、熱意を受け止めることで正確に選手たちと向き合えるんです。


子供に様々な世界に触れてほしいと願うならば、まず親がいろいろな世界に興味を持ち、子供にきっかけを与えてあげることが大切です。興味を示す世界が見つかったら、精いっぱい環境を整えてあげる。親も子も目標へ向かってできることを地道に続け、そうした日々の積み重ねで得た経験が、いずれ訪れる親離れ、子離れのときに役立つと思います。


高校時代、松田(丈志)の記録が伸び悩んだ時期がありました。そこで私自身の視野も広げるために、当時1500メートル自由形の世界王者だったグラント・ハケットがいる豪州の水泳チームへ行き、指導を受けようと一念発起しました。ちょうど2004年アテネ五輪が控えていて、先方のコーチには断られたのですが、押しかけるように向かいました。英語ができない私たちが練習場の入り口で「プリーズ、プリーズ」と必死に頭を下げ続けると、相手は根負けするような形で、3週間受け入れてくれました。ハケットのコーチは長距離選手の指導者としては珍しく技術指導が細かくて、スピード練習の量も豊富でした。地方に閉じ籠もっていては味わえない体験で、この時にハケットの記録や心拍数まで書き留めたノートが私の原点であり、どこへ行くときにも持ち歩いていました。


久世由美子の経歴・略歴

久世由美子、くぜ・ゆみこ。日本の水泳選手、水泳指導者。熊本県出身。旭化成競泳実業団選手を経て、東海(とうみ)スイミングクラブを設立。ロンドン五輪日本代表チームコーチを務めた。

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