名言DB

9419 人 / 110788 名言

中田敦彦の名言

twitter Facebook はてブ

中田敦彦のプロフィール

中田敦彦、なかた・あつひこ。日本のお笑い芸人。慶應義塾大学経済学部卒業、吉本総合芸能学院(NSC)東京校卒業。お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」を結成。バラエティ番組などで活躍。

中田敦彦の名言 一覧

最初からうまくいかなかったとしても、初めてなんだからうまくいかなくたって当然です。小さな目標を立て、それをクリアすることを続けていけば、新たな可能性も見えてきます。その意味で、チームや組織は、小さく始めて大きく育つものなのです。


チームはまさに生き物ですね。その運営もまた、決めた通りに物事を行なうだけの作業ではありません。予期せぬ未来を広げるエキサイティングな働きかけでもある、と言えるでしょう。


大切なのは、とにかくやってみること。「Just Do It」。これは僕のビジネスの信条でもあります。まずは、やりたいことを言う、始めてみる。すると大きな目標をともにする人が集まってくるものです。その中で、掛け合わせが起こり、別々のスキルや目標を持っていた人同士の間で、新しい関心が生まれ、プロジェクトになる。


学んだのは、「最初からうまくできるはずがない」という割り切りです。何度も試さないと、細かな個性の違いなどわかるはずはないのですから。このポイントは、チームを回すだけでなく、チームを「立ち上げる」うえでも大切なことではないかと思います。


僕は自分たちに漫才やコントの才能があるとは思わないので、そこは勝負の場ではないと思っています。でも音楽に関することは強みですから磨き抜く。長所を伸ばし、短所は無視がモットーです。


したいことがあるとき、できる人を探します。50人の友人知人に声をかけ、その50人にもそれぞれ50人の知り合いがいるとして、およそ2500人から探すことになりますが、適任者の数が多いことに驚かされます。話を聞いてみると、意外と何かを持っている人、「できる」人は多い。


僕は、何かをしたいと思うエネルギーが人一倍強い人間です。でも「したい」ことはたいてい、一人ではできない。そこで必要となるのが、できる人。周囲に「これできる?」「できる人を知っている?」と聞いて回ることは必須ですね。


自分の才能を発見するために必要なのは「精緻さ」だと思います。たとえば「サッカーの才能がある」という言い方は、いささか大まかすぎる。得点力か、守備力か、ボールを奪う能力か。才能や能力とは、本来とてもピンポイントなものなのです。


残念なのは、周囲の評価軸に即して「自分には能力がない」と多くの人が思い込んでいること。ズボラな人が、緻密性を要求される職場にいても劣等感を抱くだけ。目の前のルールに従おう、自分を変えよう、と頑張るのではなく、自分が合うルールや場に身を置き換えるのも一案です。


長所は環境によっても変わる。見る人によっても変わる。


長所や強みは、周りの人に見つけてもらうこと。そのためには、家に閉じこもっていちゃダメ! 人と接して「おまえのこういうところがすごいな」と言われたら、それに耳を貸そう。


芸人もそうですが、ビジネスマンの方々も、雇用される側の感覚しか持っていない方が多い気がします。これは僕も含め、そう教育されてきたからかもしれません。「いい大学を出ていい会社に入ろう」とは言われても、「仕事を作って人にお金を払おう」とは教わらない。今後はもっと、そうした教育がなされていくべきではないでしょうか。


最近、まとめ役の視点で考える楽しさを覚えています。生々しい話になりますが、どのくらいの仕事に、どのくらいお金を出せば動いてもらえるか、など(笑)。その相場を見極めるのも面白いし、売上げから人件費を引いて利益が出るか、という勝負にも興味がつきません。


自分にできないことは人に頼ってきました。それを重ねた結果、「人の能力を引き出す能力」が磨かれました。そう考えると、何かが「できない」ことは進化の原動力とも言えますね。一人ではできないことがあったからこそ、僕は能力を発揮できたのです。


ご存じのとおり、彼(相方・藤森慎吾)は「チャラ男」キャラ。これは一見、軽薄で薄っぺらいという短所ですが、裏を返せば社交的で柔軟性が高い、という長所です。彼はそれを最大限に生かしています。


昭和の時代なら、ワークライフバランスなどという概念はナンセンスとされたでしょう。女性活躍も然りで、数十年前なら「育児に専念しない女性」に向けられる目はもっと冷たかったはず。どのような価値観も、決して絶対ではないのです。


本当の長所とか強みって、一番わからないものなんだ。それはお笑い芸人もそう。ある程度の実力になったら「他のお笑い芸人とどこが違って、どこが面白いの?」という争いになってくる。違いを考えることはすごく大事だけど、難しくて悩む。自分の長所は自分にとって普通のことだから、気づきにくいんだ。


彼(相方・藤森慎吾)とコンビを組んだ頃、「どんなネタをやりたい?」と聞くと、彼の答えは「わからない」。意見も言わない、案も出さない、やる気のない奴にしか見えない(笑)。ところが僕が立てた企画を見せると、俄然輝き出す。「ここに入れるセリフを考えて」と部分発注すると、優れたものをいくつも出してくる。枠を提示しさえすれば高い能力を発揮するのだ、とわかりました。


チーム運営を担う人が悩むポイントの一つは、人員の配置ではないでしょうか。僕もRADIO FISHでは、ベストな役割分担に至るまでかなり試行錯誤しました。そこで学んだのは、最初から何もかもはわからないということ。まずはやってみて、課題を修正して再トライ。それを繰り返してようやく個々のスキルが見えてくるものです。「適材適所」は、そうやってわかるものだと思います。


働く人は、報酬が評価の基準になることを月々の給与を確認するたびに実感しているのではないでしょうか。お金なんてどうでもいい、と思っている人も「努力した結果がこれだけ?」と感じる瞬間があるはず。それが積み重なると、いずれ疲弊します。そうならないうちに、やりがい一辺倒でなく「稼ぎ」も両立させることを考えたほうがいいと思うのです。


自分の能力の生かし方がわかっていないとか、そもそもそれが特別な能力と気づいていない人もいる。僕は、周りの人の力を見抜いて、その力を発揮するために必要な言葉をかけることは得意です。ですから、できる人たちを見つけたら、自分のやりたいことの方向性と相手にとってのメリットを伝える。そして、彼らに適材適所の役割をお願いして、「したい」役の自分が引っ張っていけば、最高のチームになっていくのです。


音楽を使ったパフォーマンスをしたいと常々思ってきたのですが、僕自身は歌が上手とは言えず、踊りもプロ級ではない。それでもどうしてもやりたいとなると、人の協力を得ることが必要になります。そこで弟(プロダンサー・FISHBOY)に踊ってほしいと頼み、彼の人脈でダンサーを集めてもらい、歌の上手い相方にも協力してもらい……こうしてできたのが、RADIO FISHです。


実は「武勇伝」でブレイクした頃は「すぐ飽きられるに違いない」といった周囲の声もしばしば耳にしました。それは僕らの芸が「リズムネタ」だったからです。その背景には、漫才やコントに秀でていてこそ優れた芸人である、とするお笑い界の価値観がありました。漫才こそ正統で、リズムネタは亜流なのだと。でも僕は、そうした価値観は時代によって変遷すると思っています。落語隆盛の時代には漫才が傍流でしたし、漫才という一領域の中でもトレンドは様々に変わってきたのですから。


人は得てして、やりたいことがあっても「無理」と思いがちですね。そのためらいは、最初から目標が高すぎるからかも。目標を高く掲げるのはいいことですが、意識しすぎるとやたら勇気が必要になるでしょう? 新しいチャレンジに構える必要などない、最初は小さい目標でいい、と僕は思います。小さくても達成すれば嬉しいもの。それが次のトライにつながり、結果、後からスキルはついてきます。「小さな成功体験を積み重ねること」がチームを育てるコツではないでしょうか。


「僕はやりがいだけで十分。お金なんかいらないよ」と考える方もいるでしょう。それならそれでOK……と言いたいところですが、あえて問いたい。3年後、5年後も同じ気持ちでいられるでしょうか。きっと、ジワジワとむなしさがわいてくるに違いない、と僕は思います。それには理由があります。報酬は単なる利益ではなく、評価の基準――ひいてはその人の尊厳の源でもあるからです。


「成功しなくてはいけない」は最大の洗脳だと思います。もっと高い地位、もっと良い暮らしを皆が盲目的に目指していますが、実はそんな必要などない。「成功」とは誰かが作り上げた価値観です。普通に頑張って得られたものがその人の位置。そこから無理に上に行こうとしたり方向を変えようとしたりするからしんどくなるのです。自分の立ち位置を認識したうえで、能力と個性に即した働きをし、自分らしく暮らすことが本当に幸せな働き方、生き方なのではないかと思います。


「週一日の休み」と「夕刻の帰宅」を実践しています。深夜にわたる長時間労働も珍しくない芸能界で、要望を通すのは大変でした。それでも押し切ったのは、育児中の妻の切なるSOSに応じてのことです。多くの思い込みを持たされてきたことを実感しています。「休みたいなどと言ったら干される」「劇場に立たないと芸人は駄目になる」、などなど。しかし実際に休みを増やし、2年間劇場に出演しなくても、僕らが忘れ去られることはありませんでした。頑張らないと評価されない、休むとお金が入らない、などは思い込みの典型例ですね。


個性を組み合わせる秘訣は、個々の才能を細かく分析することです。RADIO FISH活動初期には、その分析が雑で失敗したことがありました。4人のダンサーに振り付けを頼む際、1曲を単純に4分割して渡したところ、非常に出来のよろしくないものに(笑)。分析し直すと、振り付けが好きで能力も秀でているメンバーが1人いた。ならば彼に全部任せればよかったのです。他のメンバーも、踊りのスキル、完成品をチェックする能力、それを人に教える能力と、それぞれ違った才能がありました。個性は精密に見なくてはいけない、そうしないと適切に仕事を振れない。仕事を頼む者に不可欠な心得だと思っています。


ある番組で高田純次さんと5年間共演させていただいて感じるのは、高田さんが本当に適当な方だということ(笑)。しかしそれゆえに必要とされているのです。スタッフの要望、出てくる衣装など、ほぼ「いいよ~」と受け入れる。「それ着る必要ある?」などと面倒くさいことを言わない。僕たちは今、3代目のMCなのですが、高田さんは唯一、20年続けていらっしゃる。それは、一見するとマイナスな「適当さ」が、現場の人々にとって、非常に有難いことで、それが長い信頼関係を生んでいる理由の一つだと思っています。


RADIO FISHでは個性を束ねた経験を通して、多くのことを学べました。一番大きな発見は、興味と適性は一人ひとり「細かく」違うということです。チームって、一つの目的を共有するものですよね。RADIO FISHもダンスと音楽をやりたいという目的を共有しています。だから、最初は「ダンスができて、ダンスをやりたい人たち」に均等にタスクを割り振っていたのですが、これがなかなかうまくいかない。そこで、よくよく各メンバーを観察してみると、細かな適性の違いが見えてきました。目的をともにした一つの「箱」の中にメンバーを入れて、何をやりたいのか、できるのか、どんな可能性があるのかを見極めて、適材適所に配するのが、チームを運営する僕の役割なんだとわかりました。


学校では稼ぐための教育は行なわれず、お金のことを考えるのは卑しいという潜在意識は、成長しても日本人の中にしっかり浸透しています。たとえば、「クオリティの高い成果物さえ出していればいい」という思い込み。とくに、こだわりの強い職人気質の方によく見られる傾向です。実は「面白いのに売れない芸人さん」もこの傾向が強いのです。「もっと面白くなる方法」ばかり追求して、それが即ち「売れる方法」だと誤解しているのです。そこはもう磨かなくていい、上手に稼ぐならこんな方法があるよ、とアドバイスしても全然ピンとこない様子。「お金を追い求めると芸が鈍る」と考える人も大勢います。これまた「稼ぎ vs やりがい」のジレンマに陥っています。「やりたいことをやって稼ぐ」方法を考えない、探らない。とても歯がゆいことです。働く皆さん、もうそろそろこんな思い込みは捨てませんか? 妙な清貧思想にこだわっても、時間と可能性を空費するだけです。「楽しく、かつお金になる仕事ってなんだろう?」と一人ひとりが考えて実践したら、日本の将来はもっと明るくなりますよ。稼ぐことは良いことであり、最高に楽しいことなのですから。


「稼ぎ」と「やりがい」。この二つは、得てして対立項に据えられがちです。「給料はいいけれど、つまらない仕事」「楽しいけれど、お金にならない仕事」。どちらもよく聞くセリフです。でもこれ、少し妙ではありませんか? この対立構図は「性格の悪いイケメン」と「性格の良いブサイク」という二者択一とよく似ています。考えてみたら、これも変。性格の良いイケメンがいたっていいじゃないですか。「いない前提」に立つ必要があるでしょうか? 同じく、稼げてやりがいがある仕事もきっとあります。ないなら、作ればいい。もし今の仕事が「やりがいはあるが、お金にならない」のなら、お金に結びつける方法を考えるべきです。


中田敦彦の経歴・略歴

中田敦彦、なかた・あつひこ。日本のお笑い芸人。慶應義塾大学経済学部卒業、吉本総合芸能学院(NSC)東京校卒業。お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」を結成。バラエティ番組などで活躍。