名言DB

9,524 人 / 112,423 名言

世耕石弘の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

世耕石弘のプロフィール

世耕石弘、せこう・いしひろ。日本のマーケッター。「近畿大学」総務部長。奈良県出身。大学卒業後、近畿日本鉄道(近鉄)を経て近畿大学に奉職。入学センター入試広報課長、同センター事務長、広報部長などを経て総務部長に就任。斬新な広報活動で近畿大学の志望者を増やした。近畿大学の母体である大阪専門学校創設者・世耕弘一の孫。

世耕石弘の名言 一覧

「何となくいい感じ」というブランドの価値観が、知名度はもちろん、集客にまで影響を及ぼしているのが現実。


どんなに頑張っても、何かを根本的に変えない限り、状況は永遠に変わらない。


大学は、教育と研究で成り立っています。それを「鬼」とするなら、広報を担う私たちは「金棒」です。来たるべき少子化時代の大嵐を、近大流の「鬼と金棒」で切り抜けていきます。


近大の強みは、ビジネスと直結した「実学教育」を理念としていること、そして、総合大学でありながら理系の裾野が広く、ものづくりでは圧倒的な強さを持っていること。


私たちは、自分たちのやっていることを「ブランディング」とは言いません。「近大流コミュニケーション戦略」と呼んでいます。知ってもらうためにあらゆることをする。これが私たちのコミュニケーション戦略です。


今なお、多くの有名大学は、その名前の上に安住しています。しかし少子化が深刻化する今後は、大学の名前が入学の決め手でなく、「こういう勉強をしたいからこの大学に行く」ことが当たり前になる世の中になります。これからが、大学にとって真価が問われる時代なのです。


電車広告を変えたところ、マスコミはすぐに反応しました。どの大学も同じような広告を出す中、近大だけが一風変わった広告を出したので、「何が起こったのか?」とニュースにしてくれました。その後に打った広告も新聞に取り上げられ、「近大はひと味違うぞ」というイメージを、世間にジワジワと広げていきました。


ガラリと変えたもののひとつは電車広告です。大学が出す電車広告といえば、大学の理念、きれいな校舎、笑顔の学生を登場させたものがほとんど。でもそんな広告、誰も目を止めないと思いませんか? 私たちは、とにかく「目立つ広告」をつくりたかった。だって、広告は見てもらえなければ意味がありませんからね。


今後少子化で、募集の厳しい大学はつぶれていくでしょう。それだけではありません。一定の大学が姿を消すことで、他の大学の位置が相対的に下がり、「中の上だと思っていたら、いつの間にか中の下」ということになりかねない。以前と同じようにやっていても必然的にレベルが下がる。これが少子化の怖さです。


おかげさまで近大は、日経BPの「大学ブランド・イメージ調査」で、関西私学トップのブランド力を誇る同志社大学に迫っています。しかし、「関関同立」という言葉の壁を越えるという点では、まだ何も成功してはいません。近大と関関同立を天秤にかけたとき、受験生はまだ「関関同立」を選ぶ傾向があるからです、この厚い壁を突破するために手がけようとしているのは、近大の世界的な評価を浸透させていくこと。世界大学ランキングではすでに高く評価されているので、それを国内に逆輸入してアピールしていこうと考えています。そしてゆくゆくは、関西ナンバーワンの私学になりたい。


私たちは、広告に手を抜いたりしません。広告づくりを広告代理店に丸投げもしない。キャッチコピーの句読点の位置まで、ひとつひとつ自分たちで吟味します。限られた広告費で最大効果を上げなければなりません。大量に広告を打てない私たちにとって、その一本一本が真剣勝負なのです。しかも、広告費には大学生から預かった学費の一部が充てられているわけですから。


以前は、「そんなチャラチャラした広報をやって」と、批判の声もずいぶんありました。今でも批判はされますが、肯定的な意見のほうが圧倒的に多いです。広報の力を大学内部の教職員にわかってもらうために私たちがしたこと。それは賞を取ることでした。最初に受賞したのは、「世界がそうくるなら、近大は完全養殖でいく。」というポスターです。これがフジサンケイグループ広告大賞メディア部門とクリエイティブ部門の新聞優秀賞を受賞しました。それを皮切りに、ここ4~5年で30を超える広告賞を受賞しました。それが広報の評価につながったと思っています。


近畿大学直営養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」立ち上げのときに、私たちが最もこだわったのは、オープン初日にメディアにどんどん報道してもらうこと。メディアに興味を持ってもらえそうなストーリーを、マスコミ各社に発信する「広報ファースト」という手法をとりました。マスコミに取り上げてもらいやすいような、料理店にまつわるストーリーを発信し続けたわけです。


実は、私たちがPRしているのは、「近大マグロ」そのものではありません。その背後にある「実学教育」という理念です。研究を実用化し、生まれた利益を次の研究に投入するという考え方が、伝統的にあります。研究はするが実用化は民間企業に任せるという他大学とは、そこが大きく違う。まさに実学重視。私たち広報が打ち出しているのはそこなのです。「近大マグロ」という媒体を通じて、「実学教育」を発信しているんです。


私、ブランディングという言葉はあまり好きではないんです。どの大学もブランディングを一生懸命やっていますが、「上品でおしゃれ」なカラーばかり打ち出そうとして、誰の目にも止まらない広告やポスターをつくっているような気がしてならないんです。でも私たちは、広告を打つならしっかりと目立つことが重要だと思っています。


私が近大に来てまず行なったのが、受験志望者に配布する大学案内などのリニューアルです。入試広報課長の頃、いくつもの高校を訪問して大学説明会を開きました。そこで見ているとよくわかるのですが、高校生たちは、文字がびっしり詰まった大学案内なんて、はなから読む気はありません。それはそうです。近大には14学部48学科あります。法学部を受けたい高校生にとって、他学部のページなんてどうでもいい。それに、詳細なカリキュラムも、じっくり読みこんだりはしません。「だったら、せめて読んで楽しいものに」。そんな素直な気づきをもとにリニューアルしたのが、現在の大学案内です。等身大の学生を紹介しており、他校のものとは全く違うと思います。


世耕石弘の経歴・略歴

世耕石弘、せこう・いしひろ。日本のマーケッター。「近畿大学」総務部長。奈良県出身。大学卒業後、近畿日本鉄道(近鉄)を経て近畿大学に奉職。入学センター入試広報課長、同センター事務長、広報部長などを経て総務部長に就任。斬新な広報活動で近畿大学の志望者を増やした。近畿大学の母体である大阪専門学校創設者・世耕弘一の孫。

他の記事も読んでみる

逢沢明

大手大量生産型と同じ土俵で勝負しない。ベンチャーというのはスキマ市場と言われますけど、大手とはまた別のコンセプトで利用者に受け入れられる新たな市場を見つける、あるいは自ら生み出さないといけない。


岩田松雄

上司が望んでいることがわかったら、心の中でどう思おうと表面上はそれに応えてあげればいい。魂まで売る必要はなく、「はいはい、こういう人なんだから、こうしてあげれば喜ぶんだ」という、まさにゲームの感覚です。そのためには、幽体離脱して自分と上司の関係を俯瞰で見てみる。すると、気に入らない上司が相手でもとても気が楽になります。この意識を持てないと、自分が潰れてしまうでしょうね。


家次恒

お客様は、営業マンにはなかなか本音を言わないです。でも、サービスマンにはポロッと言います。これを、どううまく取り入れるかが重要です。


佐々木直彦(コンサルタント)

たとえば料理人でもいろんなタイプがいますよね。店舗をどんどん増やしたい人もいれば、小さな店でも自分の目が行き届くことを大事にする人もいる。後者に「事業拡大できる企画書」を出しても鼻で笑われるだけ。「仕事の質が上がる企画書」なら見てもらえる可能性があります。


木村尚敬

最も大切なのは、周囲の人との関係作りです。自分の周りにいる人の考え方や得手不得手、人となりまで含めてよく観察し、「自分と志を同じくする人」や「自分にないスキルや能力を持っている人」を選び出して、関係性を強化しましょう。私はこの作業を「社内外に自分独自の神経回路を作る」ようなものだと考えています。


小泉光臣

常に他社をしのぐスピードで利益成長を続けることで、その先にナンバーワンがある。


森本貴義

日本人は学校教育の中でも、長所を伸ばすことより、短所を直して平均的にすることを教え込まれます。でも成功している人は自分の長所を理解していて、その長所をトレーニングで突き詰めた人が多いと思うのです。他の人と同じだと、チームに残れないからです。


佐藤綾子(心理学者)

「どのようなフレーズを繰り返し強調するのか」これはとても大切です。ジャパネットたかた・高田明社長のテレビでのプレゼンをデータ分析すると、この技法がいつも巧みに使われていることがわかります。「このブルーレイは、使い方が簡単で安い」という長所をアピールしようと思ったある日、彼はたった数分の間に「簡単で安い!」を6回連呼していました。テレビコマーシャルでは使える時間が限られているので、「何を繰り返すか」が入念に計算されています。このように聞いて耳に入りやすく、すぐに覚えてしまう言葉で相手の心にグイと食い入っていくスピーチ技法を、パフォーマンス学では「サウンドバイト(音の噛みつき)」と呼んでいます。


鈴木秀明(資格勉強コンサルタント)

最初に、試験日までの勉強のスケジュールを立てると思いますが、目標は立てても100%達成することは難しいという前提で、できるだけ厳しめに予定を立てましょう。目標の7~8割しか達成できなくても、十分に勉強量を確保できるくらいにハードルを上げておくわけです。そうすれば、結果的に7割ほどしか予定をこなせなかったとしても、十分合格圏に達するくらいの勉強はできたことになります。


永野毅

優れた経営指標というのは、優れた行動、正しいことを正しく、当たり前のことを当たり前に積み重ねていってこそ出てくる。


曽山哲人

新規事業を立ち上げ、大きく育てていくには、経営者育成がカギを握ります。弊社では、その選抜ポイントとして、「挑戦したい」という思いがあるかを重視しています。


西川りゅうじん

人が集まる場所には、さらに人が集まる。「みんなで渡れば怖くない」という日本人は特にその傾向が強い。誰しも周囲には影響されるので、人気が出だしたコトに目をつけよう。しかし、既に皆が知っていればもう終わりだと心得てください。