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下園壮太の名言

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下園壮太のプロフィール

下園壮太、しもぞの・そうた。日本の心理カウンセラー。鹿児島県出身。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。筑波大学で心理学を研修。陸上自衛隊初の心理幹部として数多くのカウンセリングを行う。その後、陸上自衛隊衛生学校で衛生課隊員(医師・看護師等)にメンタルヘルスについて教えている。著書に『家族・支援者のための うつ・自殺予防マニュアル』『うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」』『うつからの完全脱出 9つの関門を突破せよ』『平常心を鍛える 自衛隊ストレスコントロール教官が明かす「試練を乗り切るための心の準備」』『相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法』『あきらめ上手は生き方上手』ほか。

下園壮太の名言 一覧

身体が疲れ切っている状態で働き続けても、判断力は鈍りますし、イライラや不満を他人にぶつけ、周囲の信頼を失いかねません。勇気を持って休むことが、状況を改善します。


まだ未熟な部下に過度な自由を与えたら、逆に潰れてしまう可能性があることを心にとめて欲しい。


滞りのない仕事のためにも、部下を無駄なストレスから守るためにも、仕事の目的、期日、予算、使用可能なシステムや人員など、部下に任せる裁量の幅をしっかり伝える必要があります。それは面倒なコミュニケーションかもしれません。自分でやった方が速いと思う人もいるでしょう。しかし、対人間コミュニケーションというのは思惑だらけでもともと面倒くさいものなのです。だからこそ、少々面倒でも上司は部下に詳細な指示を出して思惑や広すぎる自由裁量権を排除してあげて欲しい。


軍隊の情報スタッフは、指揮官がいま必要としている情報だけを端的に提供する役割を担っています。行動経済学に「選択肢が多すぎると結局何も買えなくなる」という「決定回避の法則」というものがありますが、それと同じで情報が多すぎると司令官は決定しにくくなる。戦いでは一瞬の躊躇が命取りになる。情報スタッフが必死に取捨選択した情報だけに集中すれば、冷静かつ迅速な決定が下せる可能性が高くなります。


人間は気になる問題があるとき、その原因を突き止めて排除するよう、情報を集め、複数のシミュレーションを比較検討します。しかし、情報には際限がないので、見落としがないかと気をつけながら調べるうちに、不安の可能性のバリエーションがどんどん増えていきます。つまり、結果的に不安を煽ってしまうのです。


インターネットで簡単に情報を集められるようになった現代では、常に「集めすぎた」情報からの取捨選択が迫られます。たしかに便利な世の中ですが、無数の情報処理という頭脳労働によって私たちのエネルギーが日常的に相当消耗させられているマイナス点も見過ごせません。


たくさんの選択肢から自由に自ら選べることは、基本的には素晴らしい状況でしょう。しかし、私は自由の過度の拡大が、今日の日本社会のストレス増加の理由のひとつと考えています。私たちは「エネルギー消費=肉体を使うこと」と捉えがちですが、無数の選択肢の中から「選ぶ」という頭脳労働もかなりのエネルギーを使うのです。


軍隊が末端まで細かく階級分けされているのは、不測の事態で上官が倒れてしまっても、自動的に次のトップが決まって命令の系統に不備がないようにという工夫です。


軍隊で各人が勝手に自由に振る舞ったら、味方の動きが読みづらくなります。味方がどう動くか予想不可能になったら、お互いの信頼が揺らぐ。こうした事態は、戦場において文字通り命に係わるリスクとなります。だから、リスク回避のひとつの工夫として、軍隊は階級を尊重します。自衛隊では上官の命令、決定は絶対です。もちろん、異論を唱えられる場がないわけでなく、時間に余裕があれば、様々な意見を交わし合います。


制限された裁量権の中で精一杯のパフォーマンスを出すことに集中できる、というのは日本人が力を発揮しやすい条件だと私は考えています。自由と自己責任のセットは、グローバル化に伴って輸入された欧米的な価値観です。狩りに出かけていた欧米人と農耕民族の日本人は、根本的に向き不向きが異なっているように思います。


人はただでさえ感情疲労が起きやすい生き物ですが、睡眠不足や、身体が弱ったときは、余計に怒りや不満、不安などの感情を制御できなくなります。本来ならば大したことのない出来事にも、疲れが溜まっていると、通常の二倍は強く反応してしまうのです。だからこそまずは感情を暴走させる刺激から離れ、とにかく休んで心のエネルギーを蓄える必要があります。


部下にアドバイスする際は「私だったら、~するな。君はどう?」と「アドバイス + どう?」の形で、10秒以内に収めるとより効果的だ。


部下からの深い悩みの相談にはまず「30分、徹底的に相手の話を聞く」ことをしていただきたい。


「相談を受ける」という行為は、人と人が信頼関係を気づくうえで重要な役割を担っている。相手が相談によって前向きな気持ちになれれぱ、信頼する人と共に働けることに喜びを感じ、遺憾なく力を発揮するに違いない。部下からの相談は部下と信頼関係を築く絶好の機会だ。


相談を受ける側は、相談者の心理状態に常に配慮する必要がある。ストレスで弱っている部下の悩みに対して問題解決策を提示したら、部下の心理はどうなるか。部下は、「君はやるべきことができていない」「こんなアイデアも思いつかないのか」と責められていると受け取り、モチベーションを失ってしまうのだ。


身体や心が疲れ、緊張している状態では、ソリが合わない上司との関係について考えようと思っても、「イヤだな」「怖いな」「会いたくないな」といった感情だけが頭の中をグルグルと巡ります。これでは不安感や警戒心が高まるだけで、問題の解決には結びつきません。一方、睡眠を十分に取り、心身ともに元気でリラックスした状態であれば、上司との関係を冷静に振り返ることができます。こうしたプロセスを経て、初めて問題を冷静に「考える」ことが可能になります。「あのとき上司があんな発言をしたのは、自分に何を伝えたかったのだろう」「この関係を変えるにはどうすればいいのだろう」というように、相手目線に立って具体的な解決策を模索していくのです。


土日にしっかり休んでも鬱々とした気分が抜けない、様々なことが気になってリラックスできないビジネスマンは多いはず。そんな方は、土日にくっつけて有給休暇を取るなどして、連続で「3日間」休むのがお勧めです。2日間だけだと、土曜はリラックスモードに入る準備で終わり、日曜は「明日からまた会社か」と緊張が高まってくるため、心が休まらないのです。これが3日間であれば、少なくとも2日目は心おきなく休むことに集中できます。これは、災害救助の現場などで感情疲労を起こした自衛隊員も取り入れている実践的な方法です。ここで大切なのは、基本的に3日間はひたすら寝ること。そして、自分の心をかき乱しそうな要素、たとえば仕事のメールやSNSのチェックは一切行なわないこと。外部の情報を一切遮断しましょう。


心の疲れとは、「勝手に怒りや不満、不安を膨らませ、消耗することで発生する」と言うことができます。ただし、これにはやむを得ない事情もあります。人間の感情は、いまだに原始人仕様のままだからです。現在では「生きるか死ぬか」といった場面に直面するケースはほとんどありません。にもかかわらず、原始人仕様の感情プログラムが作動し、過剰に周囲を警戒したり気にしたりする。それが、心を疲れさせている要因なのです。この太古からインプットされた感情プログラムは、自分ではどうしようもできません。そこで大切なのは、まず「人間とはそういうものだ」と理解することです。そうすれば、「今、自分が不安なのは、原始人仕様の感情プログラムが働いているからだ」というように、自分の心の状態を客観視できます。それだけでも、心のストレスは減っていくはずです。


自分が担当したいと望んでいた重要なプロジェクトに、上司が同僚のSさんを任命したとします。単に事実だけを受けとめれば、「そうか。残念だけど、また次の機会に頑張ろう」と思うはず。がっかりはしますが、心は疲れません。ところが実際には、重要な案件から外されたというショックが大きいほど、「何で私ではなくてSなんだ」「上司は私を信用していないのではないか」「自分はもうダメかもしれない」といった様々な怒りや不満、不安といった感情が湧き起こってきます。


下園壮太の経歴・略歴

下園壮太、しもぞの・そうた。日本の心理カウンセラー。鹿児島県出身。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。筑波大学で心理学を研修。陸上自衛隊初の心理幹部として数多くのカウンセリングを行う。その後、陸上自衛隊衛生学校で衛生課隊員(医師・看護師等)にメンタルヘルスについて教えている。著書に『家族・支援者のための うつ・自殺予防マニュアル』『うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」』『うつからの完全脱出 9つの関門を突破せよ』『平常心を鍛える 自衛隊ストレスコントロール教官が明かす「試練を乗り切るための心の準備」』『相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法』『あきらめ上手は生き方上手』ほか。

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