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上田彩子の名言

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上田彩子のプロフィール

上田彩子、うえだ・さやこ。日本の心理学博士、顔学者。東京出身。日本女子大学人間社会学部卒業、日本女子大学人間社会研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、日本女子大学非常勤講師、東京理科大学非常勤講師、理化学研究所理研BSI-トヨタ連携センター研究員などを務めた。顔の認知に関する実験・研究を行った。著書に『ヒトのココロの不思議がわかる ココロ学入門』『恋顔になりたい!~愛される顔にはルールがある~』ほか。

上田彩子の名言 一覧

自分は無意識なのに、人から「いいことあった?」と言われることがあります。実はこれ、口もとを見て相手が勝手に判断したこと。ほんの一瞬の口角の表情が人の印象をよくも悪くもするのです。


「目は口ほどにモノを言う」ということわざがありますが、私の実験の結果では、目はそれほど「モノ」は言いませんでした。同じ人の顔の写真で「無表情のとき」「笑ったとき」「怒ったとき」「恐れているとき」の目もとと口もとを入れ替えてみたところ、目もとの表情は顔の残りの部分の表情に強く影響を受けてしまい、もとの表情を読み取れませんでした。けれど、口角周辺の口もとを変えると、目もとを入れ替えた場合ほど、影響を受けることはなかったのです。また、別の実験では、口もとを入れ替えるだけで、顔全体から受ける印象ががらりと変わることがわかりました。


にこやかな表情は相手の気分をよくさせる効果があり、そのプラスのエネルギーが話し相手にも波及します。


人の心をポジティブに変える表情をいかにしてつくるか。実はこれが案外簡単なのです。口角をキュッと上げるだけ。口角が上がると表情筋が動き、頬の筋肉が前に張り出し、目じりが下がります。これだけで相手の報酬系を刺激するポジティブ顔になります。女性はメークで顔を作り込むことができますが、男性はそうはいきません。その分、この口角上げを意識するといいでしょう。


なぜ笑顔という表情に人間は惹かれるのでしょうか。ヒトの脳には、欲求が満たされたとき、あるいは満たされるということがわかったときに反応する報酬系という神経があります。例えば「一杯ご馳走するよ」「おこづかいをあげるよ」など、ご褒美をもらえるとわかると、心が弾み、顔には自然と笑みがこぼれます。これこそ報酬系が働いた証拠。商品を売るときに、笑顔のほうがよく売れるのは、販売員の笑顔に「ご褒美をもらった」とお客の脳が反応し、それが目の前の商品への高評価にもつながる「感情プライミング」が発揮されたから。


「自分は口下手で……」という人も表情ひとつで人の心を掴むことは可能です。コミュニケーションで大事なのは「口数」ではなく「口もと」なのです。


ぜひ、「相手の表情は自分の鏡」と思い、自分の気持ちをコントロールしてみてください。自分が楽しめば相手も心が弾み、自分が落ち込めば相手も心が沈みます。


やってはいけないのが、すぐに表情をひっこめること。作られた表情は長続きしませんから、相手は本心ではないことを見抜き、「こいつは信用できないな」と感じます。


「初対面なのになぜか自分のことをぺラペラと話してしまった」そんな経験はきっと誰もがあるでしょう。「相手がほめ上手で会話術に長けていたから」と思うかもしれませんが、その要因は実は相手の表情にあるのです。相手の言葉や考え方を頭で理解して心を動かされるよりも先に、表情を見た瞬間に脳が「心を許してよし」「信じてよし」と判断したのです。そのとき相手はどんな表情をしていたか。おそらく笑顔だったはずです。笑顔をされて嫌な人はいませんよね。


常にポジティブな顔をしていればいいかといえばそうとは限りません。相手を怒らせてしまったときなどにニコニコしていたら、さらに怒りを買うことは必至。日本人は特に、他人との共感を重視するため相手の心情に合わせた表情で対応することが大切です。相手が怒っているときは口角を下げて申し訳なさそうな顔=ネガティブ顔をする。そうすると、相手は自分の思いが伝わったと解釈し、怒りの感情が収まるのです。


笑顔の人を見ると、自分も自然と笑顔になってしまった経験があると思います。これは「表情模倣」と言います。私たちは、無意識的にしろ、見た相手の表情を真似てしまう仕組みをもっているのです。交渉の場で、自ら局面を動かしたいとしましょう。相手に出してほしい表情があるのなら、まず、自らその表情を出すことがオススメです。


相手に同調することが大切です。仕草や姿勢といった行動の同調、視線やうなずきといった表情の同調があります。同調すると、相手は自分に共感してくれていると感じ、好感度が上がります。例えば、ある人が会話の最中に顔を触るという仕草をした場合、同じように顔を触った人への好感度が、そうでない人に比べ上がることが、実験的にわかっています。


人に顔を覚えてもらうには、笑顔が基本です。怒り顔の人と笑顔の人の写真を用意して、その顔を覚えてもらい、後日同じ人たちの無表情の写真で、「この顔を覚えているか」と確認する実験がありました。その結果、実際に覚えているのは、圧倒的に笑顔だった人の顔でした(「笑顔優位性効果」)。笑顔でいる人のほうが記憶に残りやすいのです。相手に顔を覚えてもらうには、笑顔でいることが効果的です。


口角を下げてしまうと、ネガティブな顔になってしまいます。すると、相手に不快感を与えかねません。会話も弾まなくなって、嫌われてしまうかもしれません。


いかに表情で人の心をポジティブに変えるのでしょうか。実は意外と簡単なことです。口角をキュッと上げるだけ。口角が上がると表情筋が動き、頬の筋肉が前に張り出し、目尻が下がります。これだけで無意識的に相手が安心しやすいポジティブな顔になります。どんな人でも、好かれるために、まずは口角上げを意識すると効果的です。


「初対面なのになぜか自分のことをぺラペラと話してしまった」。そんな経験が誰にもあるでしょう。「相手が褒め上手で話術に長けていたから」と思うかもしれませんが、その要因は実は相手の表情にあります。相手の言葉や意見を頭で理解して心が動かされるよりも先に、相手の表情を見て自動的に脳が「心を許して大丈夫」「信じていい人だ」と判断することがあります。そのとき相手は、表情で人の心をポジティブに変えたと考えられるのです。


上田彩子の経歴・略歴

上田彩子、うえだ・さやこ。日本の心理学博士、顔学者。東京出身。日本女子大学人間社会学部卒業、日本女子大学人間社会研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、日本女子大学非常勤講師、東京理科大学非常勤講師、理化学研究所理研BSI-トヨタ連携センター研究員などを務めた。顔の認知に関する実験・研究を行った。著書に『ヒトのココロの不思議がわかる ココロ学入門』『恋顔になりたい!~愛される顔にはルールがある~』ほか。

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