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上川隆也の名言

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上川隆也のプロフィール

上川隆也、かみかわ・たかや。日本の俳優。東京都出身。中央大学在学時にアルバイトとして児童劇団に参加したことをきっかけに演劇の世界に入る。大学を中退し演劇集団キャラメルボックスに入団。舞台、映画、テレビドラマなどで活躍。日本アカデミー賞新人俳優賞、同優秀助演男優賞、橋田賞新人賞、エランドール賞新人賞、高崎映画祭最優秀新人男優賞、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。

上川隆也の名言 一覧

『大地の子』に出演した経験は大きいかもしれない。中国語を話さなくちゃいけなくて、しがみつくように無我夢中でやりきった記憶しかないんだけれど、あれができたんだから次もできるかも、と思えるようにはなった気がします。


お互いのパーソナルエリアが物理的にも精神的にも遠慮なく近づきあえる間柄になることは芝居を大きく左右する。でも、その発芽のきっかけがどこにあるかわからない。長く一緒に過ごせばそうなれるものでもないんです。むしろ、とても稀で幸せなこと。


もし役者になっていなかったらって思うと恐ろしいです。ほかにできることが何もないですからね。


ビジョンどころか、先のことなんか考えたこともなかったし、目的意識もなく、達成すべきゴールも伴わないまま、劇団で仲間と芝居していることが楽しくて仕方なかった。


この作品(テレビドラマ『執事 西園寺の名推理』)に関しては、単純に役に惹かれたんですよね。自分が演じたときにこの西園寺はどんな男になっていくのだろう、と。西園寺になるためにやらなくてはいけないことが山積みなので、できることからやってみたいと思っています。


僕は、若いころから確たる思いを持って何かを始めたり、覚悟を決めて何事かに飛び込んだっていうことがないんですよ。ただ、いい出会いに恵まれ、出会った方々につくっていただいた流れに運ばれ、ここまでやってこられたんです。自分一人の努力や精進などを超えた力というか、出会えた人たちの有形無形の後押しのおかげでいまがあるんです。


何も考えていなかったというか、ただ芝居というものに関わっていたいという思いから大学を中退し、キャラメルボックスに入団したわけです。もちろん、役者で食っていけるなんて思ってもいませんでしたし、むしろ「食っていこう」という意識を持っている人がいることのほうがびっくりだったんです。


芝居との出会いも、ほとんど偶然に近いというか、大学2年の時にアルバイト雑誌で小さな児童劇団のスタッフ募集の記事が目に入ったんです。別に芝居に興味があったわけではなく、ただ「ちょっと変わったバイトで面白いかな」と思って行ったら、全国の小学校を巡り、スタッフが役者も兼ねているということじゃないですか。まさか、自分が舞台に立つなんて、考えてみたこともなかったのに、やってみたら思いのほか楽しくて。


オリンピックは見ないし、ワールドカップなんかも、僕は見ません。それは興味がないからですよ(笑)。変人? うーん、どうなんでしょう……。ただ、いくら変人扱いされても、芝居以外に心を傾けるものがないというか、芝居をやらせていただいているだけで、相当な部分で満足できてしまうんですよ。だから、ほかのことは「もう、いいや」って。


『大地の子』がクランクアップしてすぐ、キャラメルボックスの公演に出演するんですけど、遠ざかっていた現実が戻ってきたというか、やっていることを隅々まで把握できるし、楽しみ方もわかるわけですよ。ああやって日常に戻れる劇団があったからこそ、僕も変に舞い上がったり、勘違いをせずに済んだのかもしれませんね。その後、テレビや映画など、舞台以外の仕事で声をかけていただくことが多くなり、フィールドが広がっていったんですけど、テレビや映画の仕事がどんなに忙しくなっても、舞台に出る時間だけは確保してきたつもりなんです。生の舞台の面白さというのは、何ものにも代え難いものがありますから。


日々、自分の至らなさを突きつけられるというか、ある意味では挫折に近い体験だったんですけど、それまでなかった駆動力みたいなものが自分の中に生まれたのも事実でした。もっといい役者になりたいと。それまでは、演じることをただ楽しんでいただけだったけど、仲代(達矢)さんや朱旭(チュウ・シュイ)さんのレベルまで辿り着けないまでも、役者というのは一生かけて臨むに値する仕事なんだと。

【覚え書き|NHKドラマ『大地の子』撮影時を振り返って】


子供たちってウソ偽りなく目の前の芝居を表情で評価してくれるんですよ。つまらなければ、そっぽを向いて体育館中を走り回るし、面白ければ目をキラキラ輝かせるしね。子供たちの興味を惹きつけたまま、終幕まで持って行けたときの快感が癖になるというか、忘れられなくなったのかもしれませんね。冒険という表現が綺麗だけど、生まれて初めて未知の世界に踏み出したような感覚でした。なにせ行ったこともない土地で子供相手に自分をさらけ出すわけですから。

【覚え書き|学生時代、児童劇団にバイトとして参加したときを振り返って】


昨年、『その男』の舞台でケガ(捻挫)をしました。それまではケガはもちろん、のどを潰すことも、病気にかかることもなくやってきただけに。芝居の足かせになるネガティブなものを味わうことなくやってこられたことが、どれだけありがたかったことかを実感しました、痛いほどに。これまでのように、ただがむしゃらにやっていると、「勤続疲労を起こす」とわかったので、初めてマッサージに通うようになったんです。それまで疲労感に対しては無自覚だったので、そういうことに頼ったことがなかったんですけど、そろそろ「身体のメンテナンスも必要なのかな」と。まあ、ケガ以降、自分の身体も含め、舞台への向き合い方まで変えざるを得なかったというか、芝居をやらせてもらえるありがたさを刻み、舞台に対する思いが一層深く、強くなった1年でした。そうした思いが、今度の『ヘンリー六世』にどんな形で作用していくのか。自分のことながら、もの凄く楽しみなんですよ。


(芝居の)ほかに好きなものも、昔はあったような気がしないでもないんですけど、30歳を過ぎたころからは加速度的に、ムダなものがどんどん削がれていきましたね。いまは芝居があればいいというか、芝居があるおかげで、僕なんか、かろうじて社会にいることが許されていると思うんです。芝居がなかったら? うーん、生活者としての能力は相当低いし、世の中のなんの役にも立たない、ただの困ったヤツでしかないんじゃないですか(笑)。


上川隆也の経歴・略歴

上川隆也、かみかわ・たかや。日本の俳優。東京都出身。中央大学在学時にアルバイトとして児童劇団に参加したことをきっかけに演劇の世界に入る。大学を中退し演劇集団キャラメルボックスに入団。舞台、映画、テレビドラマなどで活躍。日本アカデミー賞新人俳優賞、同優秀助演男優賞、橋田賞新人賞、エランドール賞新人賞、高崎映画祭最優秀新人男優賞、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。

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