一瀬邦夫の名言

一瀬邦夫のプロフィール

一瀬邦夫、いちのせ・くにお。日本の経営者。「ペッパーランチ」「いきなりステーキ」などを運営する「ペッパーフードサービス」社長。静岡県出身。高校卒業後、赤坂の旧山王ホテルでコックとして修行。「キッチンくに」を開業し独立。その後、低価格ステーキ店「ペッパーランチ」を開業し同社を成長させた。

一瀬邦夫の名言 一覧

不可能なことでもやりきることが大切だ。

一瀬邦夫の名言|不可能なことでもやりきることが大切だ

「いきなり!ステーキ」は20年かかって達成した目標ともいえますが、まわり道をしたとは思っていません。失敗も含めて、いろいろな経験を経てきたからこそ、たどり着くことができたんですよ。

一瀬邦夫の名言|失敗も含めて、いろいろな経験を経てきたからこそ、たどり着くことができた

何度も経営の危機に直面しました。でも諦めなければ夢は掴めるんです。

一瀬邦夫の名言|諦めなければ夢は掴める

逆境もありましたが、従業員と話し合いながらも自分の意見を述べることを徹底。従業員が一丸となる体制が出来ていたからこそ、乗り越えられた。

一瀬邦夫の名言|従業員が一丸となる体制が出来ていたからこそ、乗り越えられた

会社の成長を支えるのは人です。夢を抱き、誇りを持って働ける会社かどうかが大事です。人から与えられる喜びよりも、与える喜びを大事にする、それが私の経営の原点です。

一瀬邦夫の名言|人から与えられる喜びよりも、与える喜びを大事に

予想外のこと、反省すべきことはいっぱいありますが、そこから立ち直ったことが誇りです。絶対に負けない、倒産はさせないというエネルギーがわいてきました。ピンチの後には必ずチャンスが訪れます。

一瀬邦夫の名言|絶対に負けない、倒産はさせないというエネルギーがわいてきた

私の信条はブレークスルー、つまり現状を打破し、誰も成し遂げていないことをやること。もちろん、挑戦には困難やピンチがつきもの。だからこそ、挑戦する価値がある。

一瀬邦夫の名言|困難やピンチがつきものだからこそ、挑戦する価値がある

今までもそうでしたし、これからもそうですが、私は従業員とともに大きな夢を追い続けていきたい。

一瀬邦夫の名言|私は従業員とともに大きな夢を追い続けていきたい

目標を達成するには、リーダー自身が本気になって先頭に立ち、前に進んでいかなければならない。

一瀬邦夫の名言|目標を達成するには、リーダー自身が本気になって先頭に立ち、前に進んでいかなければならない

「相手が得し自分も得をする」という“利利関係”を築くことが成功の秘訣。

一瀬邦夫の名言|「相手が得し自分も得をする」という“利利関係”を築くことが成功の秘訣。

一方だけが得をする利害関係ではなく、お互いが利益を得られる“利利関係”が築けなければ、企業は存続することはできない。

一瀬邦夫の名言|「利害関係」ではなく「利利関係」が大切

難局を乗り切れたとき、会社は強くなる。大切なのは、ピンチのときの正確な判断。ギブアップでなく、確実に分析を行うこと。

一瀬邦夫の名言|難局を乗り切れたとき、会社は強くなる

上場した以上、既存店も含めて昨年対比売上高を伸ばしていくことが大切だ。仮に売上が下がったとしても、その理由を店のレベルが落ちたからということにはしたくない。

一瀬邦夫の名言|既存店も含めて昨年対比売上高を伸ばしていくことが大切

リズムよくやることが大切。「リズムがスピードを生む」といつも言っているのですが、例えば調理をする場合でも、リズムよく作業していれば、効率やスピードが高まってきます。

一瀬邦夫の名言|リズムがスピードを生む

経営にも大きな意味でリズムがあり、そのリズムにうまく乗ることで、スピーディーに事業を展開し、会社を成長させることができる。

一瀬邦夫の名言|リズムにうまく乗ることで、会社を成長させることができる

僕は若い頃から勝負事には本当に弱かった。でも、そのおかげでここまで来られたと最近では感じています。勝負には「勝ち」と「負け」があるけれど、商売のコツは相手に勝たせることです。いかにしてお客様に得をしてもらい、満足感を持ってもらうか。勝ったお客様が、その後も二度三度と足を運んでくれれば、巡りめぐって僕の「勝ち」ですからね(笑)。

一瀬邦夫の名言|商売のコツは相手に勝たせること

お客様の期待を満たすことは「いきなり!」の原点です。厚切りの高級牛をレアで食べていただく。それもリーズナブルな価格で。繁盛すると、儲けを増やしたくなって肉の質を落とす。値上げをしたくないから、そうすることもありますね。我々は絶対にそうしません。値段を上げたら肉のクオリティーも上げます。

一瀬邦夫の名言|お客様の期待を満たすことが原点

何よりも従業員たちが皆ご機嫌で働いていますよ。スーパーバイザーも店長たちも、そしてアルバイトさんたちも。だから店のレベルはとても高い。理念教育を続けてきたことが少しずつ花開いている感じがします。

一瀬邦夫の名言|理念教育を続けてきたことが少しずつ花開いている

私は20年以上前から日記を毎日つけていますし、今晩のうちに明日の準備のために書いておく「凡事徹底(ぼんじてってい)」と題するノートも毎日つけていて、事業のアイデアもそこに事細かく記してあります。私は当社の事業アイデアの9割近くを発案していますが、ほとんどはその「凡事徹底ノート」から生まれたものです。

一瀬邦夫の名言|事業アイデアの源泉

私は社内報の巻頭で「社長から皆さんへ」という記事を20年間みずから書き続けてきました。普段から社員に何を伝えようか考え、毎回数時間費やして書いています。毎号欠かさず続けるのは正直なところ容易ではありませんが、私は発刊にあたって、メッセージを発信し続けようと決意し、今日まで貫いてきました。

一瀬邦夫の名言|決意し、貫く

我が社も組織が充実し人材が育ってきましたが、現在はペッパー大学というものも設立して研修により力を入れています。ペッパー大学では「人が見てない時の行動にその人の価値を高める要素がある」と伝えています。今後は株式を公開したことで、さらに多くの優秀な人材が増えていくと思います。

一瀬邦夫の名言|人が見てない時の行動にその人の価値を高める要素がある

「ペッパーランチ」の業態が生まれたきっかけというのは「人手が足りない。特にコックに辞められたら困る」ということでした。仮に人手がなくてもなんとかして事業を継続できなければ、いつまで経っても安心できません。コックに頼ることなく美味しいステーキを提供するにはどうしたらいいか。そこで「特殊な鉄皿」と「電磁調理器」を組み合わせた新しいビジネスを考えたのです。通常ですと、鉄皿の加熱には5分もの時間がかかり、コックの手間もかかります。しかし、我々が開発した「特殊な鉄皿」と「電磁調理器」があれば、お客様が自ら焼いて食べることができます。コックの技をその場では必要としないことで人件費を抑え、お客様も自分好みに美味しく作ることができるという利利関係を成立させたことで、ペッパーランチはヒットしました。

一瀬邦夫の名言|抱えている問題からビジネスモデルを生み出す

一つの目的を正しくやると成功し、この成功を「やった!!」と喜ぶ笑顔。これを「正笑」といいます。私は正笑の志で従業員の皆さんにやりがいのある職場を作って店を任せて行きたいと思っています。

一瀬邦夫の名言|「正笑」を大切に

以前、私は人を育てることをせずに自分の力を過信していたため、ペッパーランチに危機が訪れたことがあります。この時、仕事を人に任す委託経営方式によって危機を乗り切ることができました。そこで私は、人を信頼し任せることが商売を繁盛させる上で大切なことなのだと気がついたのです。それ以来、従業員を信頼することを自分との約束にしています。

一瀬邦夫の名言|人を信頼し任せることが商売を繁盛させる上で大切なこと

私は昔から山が好きで、登る価値のある山にはどんどん挑戦してきました。ところが最初から登らない人もいます。これは成功もなければ失敗もしません。もちろん登っていけば失敗するかもしれませんが、成功する可能性もあります。何より登っている途中で景色が変わるのです。

一瀬邦夫の名言|挑戦することが大切

長年経営してきましたが、やはり既存店を重視する経営が大事です。お金を使ってどんどん出店していけば、全体の売り上げは増える。けれども、それは膨張しているだけで中身が伴っていない。既存店の売り上げと利益を伸ばすことが大切なんです。このことはしょっちゅう言っていますから、社員にも浸透していると思います。

一瀬邦夫の名言|既存店を重視する経営が大事

よく、「ピンチのあとにチャンスあり」と言いますが、困難やピンチの時に「なぜこんな困難にぶつかるのか」「どうすればこのピンチから脱することができるのか」を一所懸命に本質を突くぐらい考えるから、チャンスがひらけてくるのです。そういうことを考える機会を与えてくれるという意味で、困難やピンチは必ずしも悪いことばかりではないと思います。

一瀬邦夫の名言|ピンチのときに一所懸命に考えるから、チャンスがひらけてくる

私たちが目指すべきテーマは、「日本一働きたい外食企業になる」ということです。この壮大なテーマを掲げてから、ゴールに向かって日々近づいているのを実感しています。社員みんなの活躍によって会社が存続し、発展していく。そこに社員一人ひとりの人生設計がかかっているわけですから、みんなが一所懸命働いて高給を取り、自分自身の生活を向上させていこうと努力してくれれば嬉しいですね。

一瀬邦夫の名言|目指すのは日本一働きたい外食企業

「肉マイレージカード」は、食べた肉量が累積3kg以上になると「ゴールドカード」にランクアップします。さらに「プラチナカード」「ダイヤモンドカード」という上位のカードがあります。現在、総合ランキングトップの方が食べた肉量は約800kg。私自身もランキング109位で約107kgを食べており、「ダイヤモンドカード」を持つヘビーユーザーです。「肉マイレージカード」はこのように、お客様がステーキを楽しく食べてゲーム感覚で競っていくうちに、大ファンとなっていただくためのツールとして役割を果たしているわけです。

一瀬邦夫の名言|楽しみながら大ファンとなっていただくためのツール

社内報に社員へのメッセージを書き続けています。20年続けていますが、それができたのは「もし自分が毎号書き続けることができなければ、この会社はたちどころに神様に召し上げられる」という思いを抱いてきたから。会社を倒産させたくないというぐらいの強い一念があれば、どんなことも成し遂げることができるはずです。私は普通の人がなおざりにしてしまいそうなことも、その覚悟で実行し続けてきました。

一瀬邦夫の名言|会社を倒産させたくないというぐらいの強い一念があれば、どんなことも成し遂げることができるはず

「いきなり!ステーキ」はアメリカ・ニューヨークのステーキ激戦区であるイーストビレッジに出店し、念願の海外初出店を果たしました。これまで日本のステーキ店が、本場のアメリカに出店し、成功した例はありません。だからこその挑戦です。日本で培ってきた経験をもとにすれば、アメリカ人にも喜ばれるステーキを提供することができる。

一瀬邦夫の名言|成功した例がないからこそ挑戦する

4店舗を経営するようになったとき、売り上げは伸びずに赤字続き。原因は僕自身にあった。従業員に辞められたら困るという気持ちから、僕は部下を叱れない社長になっていたんです。どうすれば部下を上手に指導できるのか。そんな悩みを抱くビジネスマンは多いと思いますが、結論から言えば、部下にモノが言えないリーダーには、部下のほうが失望するんですよ。

一瀬邦夫の名言|部下にモノが言えないリーダーには、部下のほうが失望する

税理士から「あと1か月で倒産します」と言われた。このときほど僕の人生で大きな決断をしたことはありません。それまで先延ばしにしてきた経営の問題点を全面的に見直して、ありとあらゆるムダをなくして事業の改革を図った。そして、賭けに出たんです。それは給料を一部カットすることを従業員たちに納得してもらうことでした。「そんなことをしたら全員辞めてしまいます!」と言って反対する店長もいました。でも、何も手を打たなければ1か月後には倒産するのは明らか。会社を建て直すためには、従業員みんなで力を合わせて乗り切るしかない。これからは、お客さんに喜んでもらえる企画を僕がどんどん立案する! こう宣言すると、「辞めます」という従業員は一人もいなかった。50歳になって、ようやく僕は「夢を語れる経営者」になれたんですよ。

一瀬邦夫の名言|50歳になって、ようやく僕は「夢を語れる経営者」になれた

高校を卒業してからコックの修業を積み27歳のときに独立しました。開業したのは下町の小さな洋食屋で、屋号は「キッチンくに」。笑い話ですけど、野菜の仕入れ先の八百屋さんがニンニクを「人肉」と伝票に書いてきたんですよ。それが誤字だとは気づかずに、僕は店のステーキメニューに「人肉入り」と書いて貼り出していたものだから、近所で変な評判が立ったこともあった(笑)。まあ、それだけ素直だったというか、無知ながらも一生懸命だったわけです。そのおかげか店は繁盛。36歳のときには4階建ての自社ビルを建てることができた。

一瀬邦夫の名言|無知ながらも一生懸命だった

(いきなりステーキ開始後、株価が急騰して)投資家の方も驚かれているでしょう。でも、人気があるってうれしいですね。恐らくお客様に株主になっていただいていることが多いのではないでしょうか。お店に来ていただくと混んでいて、繁盛していることが分かりますから。

一瀬邦夫の名言|お客様に株主になっていただいていることが多いのではないでしょうか。お店に来ていただくと混んでいて、繁盛していることが分かりますから。

あのようなことがあったから同じことを繰り返さないようにする。コンプライアンス(法令順守)の強化や人の採用にも力を入れてきました。事件があった時に会社の名前を変更して再出発することがありますね。でも僕は正面突破していこうと思いました。不謹慎に思われるかもしれませんが、あの渦中で「これで社名だけは全国区になったな。この会社が立ち直って業績を上げて成長していったら、悪名が名声に変わるだろう」と考えたからです。

一瀬邦夫の名言|正面突破していこうと思った

急速に出店してきたので、新しく入って慣れていない人たちがステーキを焼くことになります。それでもおいしいものを出し続けなければいけない。店舗を指導するスーパーバイジングを厚くし、「社長道場」や「店長会議」で実技練習もきちんとして、社員のレベルを上げていく努力を並行してやっているから、それができる。

一瀬邦夫の名言|出社員のレベルを上げていく努力を並行してやる

名前が通れば通るほど、「いきなり!」のブランド力を生かして、色々なことが一気にできるようになるんですね。映画やゲームとコラボレーションしたり、日本水産さんとコラボした冷凍食品を全国のスーパーで販売したりというように。あと「マイレージカード」は武器ですよ。お客様は店に期待を持っていらっしゃる。その期待に応える武器になる。

一瀬邦夫の名言|名前が通れば通るほど、ブランド力を生かして、色々なことが一気にできるようになる

ブームが来ているという感じもしますが、ブームでは終わらせない。我々が「いきなり!ステーキ」を出すまで、高級牛肉を厚切りで、リーズナブルに食べられるところはなかった。我々が新しい食文化を創造したわけです。お客様も様々な年齢層の方々がいらしてくださいますが、特にお年寄りの方が大勢来られています。また女性のお1人のお客様も多い。自分たちで新しい食文化を創り、従来は足を運んでいただけなかった方々にも来店していただけるようにしたという自負があります。

一瀬邦夫の名言|新しい食文化を創造する

「人あるところに食あり」というのが私の信条ですが、「いきなり!ステーキ」のアイデアを考えついた頃、「こんなにすごいビジネスモデルであれば、日本全国の至るところで、お客様が待っていてくれるはずだ」と夢中になりました。高級料理の代名詞であるステーキを安くおいしく、スピーディーに提供することは、お客様に喜ばれ、さらには街や社会を変えていくという強い自信と使命感があったのです。今それを、当社の社員たちは強く感じてくれていることでしょう。

一瀬邦夫の名言|お客様に喜ばれ、さらには街や社会を変えていくという強い自信と使命感

大ヒットとなったアイデアの一つに、「肉マイレージカード」があります。これは、店舗で食べた肉量(グラム)がそのままポイントになる「いきなり!ステーキ」独自のシステムです。私は仕事で頻繁に海外に出張していますが、JAL(日本航空)のマイレージサービスを利用しているので、同社以外の便にはほとんど乗りません。つまり、私はJALのお得意さんになっているわけです。そこで当社でも同様に、お客様が肉を食べたい時にはどうしても「いきなり!ステーキ」を利用したくなるような仕組みをつくるべきだと考えたのです。このアイデアが大当たりし、カードを発行を始めてから、3年で200万枚に達するまでに会員数を増やしています。

一瀬邦夫の名言|マイレージカードでお得意さんになってもらう仕組みをつくる

何かを決意することは、大小の差はあれ、誰しもあるでしょう。しかし、その決意というものをいい加減にしてはいないでしょうか。決意は自分自身との約束ですから、それを破っても他人の迷惑にはなりません。しかし、だからといって、自分との約束を簡単に破り、何事も長続きしないような人は、自分に自信を持つことができず、周囲からも信頼を得られないでしょう。決意したことは絶対にやり遂げるという姿勢を貫くからこそ、信頼につながるのです。

一瀬邦夫の名言|決意したことは絶対にやり遂げるという姿勢を貫くからこそ、信頼につながる

「いきなり!ステーキ」1号店をオープンした数か月後、「国内で年内に30号店まで出店する」と宣言しました。これには社員たちもおおいに驚いたばかりか、言った当の本人も内心、「本当にできるのか」と半信半疑になりそうなほどでした。「一店一店繁盛店をつくっていけば、その日は必ずやってくる」という信念を持ち続け、積極出店を続けました。その結果、年末も押し迫った12月29日に、待望の30号店を開店することができました。あの時は本当に嬉しかったですね。年内に30号店まで必ずオープンさせるというのは「自分との約束」、言い換えれば「決意」です。私は「決意すれば、その日は必ず来る」と信じて行動したわけです。

一瀬邦夫の名言|「決意すれば、その日は必ず来る」と信じて行動する

ペッパーフードサービスには、1997年から発刊している社内報があります。そのタイトルは「馬上行動」。中国語で「すぐに行動する」という意味です。要は、走りながら考える心がけが大切だということですが、これは、何事においても常にスピードを意識し、期日を明確にして行動することをモットーとしている当社にピッタリの言葉だと思います。

一瀬邦夫の名言|何事においても常にスピードを意識し、期日を明確にして行動することをモットーに

「いきなり!ステーキ」では当初、お客様の平均滞在時間を1時間、平均客単価を3000円と想定していました。ところが、オープンしてみると、立ち食いというスタイルもあり、平均滞在時間は30分で、平均客単価は2000円ということがわかりました。つまり、1席あたり1時間で4000円を稼ぐ高収益店ができたことになります。その時、「やってみてはじめてわかることがある。やってみなければわからない」という言葉が、私の頭の中に浮かんできました。

一瀬邦夫の名言|やってみてはじめてわかることがある。やってみなければわからない

「俺の株式会社」が運営する「俺のフレンチ」や「俺のイタリアン」が、立ち食いスタイルの低価格で成功したことが大きなヒントになりました。価値があるものを安く食べられるなら、お客様は立ち食いでも店に入りたくなる。だとすれば、ステーキは立ち食いにピッタリの食材です。そこで、立ち食いスタイルで出店コストやオペレーションコストを下げ、あわせてメインのステーキ以外のメニューを極力絞りました。それによって、厚切りの高級ステーキを当社比半額で提供できるようにしたわけです。

一瀬邦夫の名言|成功例から学ぶ

私は「いきなり!ステーキ」を始める以前から、厚切りステーキにこだわってステーキレストランを繁盛させてきました。オーストラリア産の高級牛肉を300グラムの厚切りにして、3000円の価格で出していたのです。1グラム=10円ですから、これでも業界の中では価格は安いほうなのですが、ふとある時に、「厚切りの高級牛肉をさらにリーズナブルに提供できれば、もっと売れるはずだ」と思い立ちました。そこで大胆に、半額となる1グラム=5円に価格を設定し、300グラムの厚切りステーキを1500円で食べられるようにしてはどうかと考えてみたわけです。

一瀬邦夫の名言|大胆に半額にしてみてはと考える

1号店オープンからわずか2年8か月で100店舗を達成しました。これほどまでのハイペースで「いきなり!ステーキ」をスピード出店することができ、海外進出も果たせたのは、突き詰めると、それは自分自身を信じ抜くことができたからだと思います。1号店と2号店の物件にサインをした頃、世間的に見れば「いきなり!ステーキ」はまだ海の物とも山の物ともつかない存在にすぎませんでした。しかし、私にはその時すでに、「これは絶対にうまくいくビジネスモデルだ」という強い自信がありました。そして、それを信じて迷わずやり抜いた結果が、今につながっているのです。

一瀬邦夫の名言|ハイペースで店舗を増やせたのは、自分自身を信じ抜くことができたから

一瀬邦夫の経歴・略歴

一瀬邦夫、いちのせ・くにお。日本の経営者。「ペッパーランチ」「いきなりステーキ」などを運営する「ペッパーフードサービス」社長。静岡県出身。高校卒業後、赤坂の旧山王ホテルでコックとして修行。「キッチンくに」を開業し独立。その後、低価格ステーキ店「ペッパーランチ」を開業し同社を成長させた。

ページの先頭へ