名言DB

9,553 人 / 112,978 名言

ロベルト佃の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

ロベルト佃のプロフィール

ロベルト佃、ろべると・つくだ。サッカー代理人。「スポーツコンサルティングジャパン」代表。アルゼンチン・ブエノスアイレス出身、日系3世。横浜マリノス専属通訳などを経て「スポーツコンサルティングジャパン」を設立。多くのトップ選手の代理人を務めた。著書に『サッカー代理人 世界を飛ぶ移籍交渉の舞台裏』。

ロベルト佃の名言 一覧

「きめ細かさ」は日本らしさで強みだと思うんです。僕は日本と海外を行き来しているから言うけど、本当に日本のものづくりとサービス業のきめ細かさは、世界に誇れる。


海外クラブとの交渉は本当にハードです。交渉はきれいごとだけじゃすまない世界。それでも交渉の基本は「相手が欲しいものを売る」ことなんです。


私が代理人契約をしている選手全員の共通点は、「絶対に負けない」という気持ちを内に秘めていること。競争心がある選手しか上にはいけないと思うんです。


最近「日本は終わった」「日本ブランドは廃れた」なんて声が聞こえてくる。しかし、そんなこと言うのは日本人ばかりですよ。海外の人は本当に日本のものづくりやサービスの素晴らしさ、いわば日本の「強み」をリスペクトしている。ようは欲しい相手に欲しいものが届いてないだけなんです。もっと自信をもっていい、日本は外に出ていいんです。


イタリアでもドイツでもスペインでも必ず通訳を入れずに自分で交渉します。通訳を介すと交渉相手の些細な言葉のニュアンスや表情がつかめませんから。


選手と契約を結ぶ際も、1年以上かけることもある。「サッカーで何を目指しているか」「どんな選手になりたいか」と話し合いながら、お互いに目指す場所を見定めるんです。


契約前には「負けん気」も見極めますね。まず「自分との闘い」なんて言葉を使う奴は駄目。それは他者と競り合いたくないという言い訳。あとはケガをした時の態度です。自分が試合に出場できない時、早く治そうとリハビリに専念するだけの選手は難しい。上にあがってくる人間はその間に出ている選手を見て、貪欲に研究しています。たとえば、中村俊輔なんか皆さんが思われている以上に負けず嫌いですよ。何せ彼は僕をこの仕事に引っ張り出した、張本人ですしね。


「うちにはこれだけ良い選手がいる」と、選手リストをクラブに送りつけるだけの代理人も少なくない。しかしディフェンダーが欲しいチームに、フォワードの選手を売り込んでも意味ないでしょ。だから僕は選手との関係に長く深く時間を割くように、クラブへのリサーチも入念にします。そしてクラブのニーズにふさわしい選手を選び、選手の得意プレーと、クラブにマッチしそうなプレーをまとめた動画を編集してプレゼンする。


うちは契約選手を20人程度に抑えています。100人も200人も抱えていたら選手の試合をすべて見れない。選手20人でも年間約400試合ですからね。もちろん、「試合中の走行距離」「パス成功率」「得点率」などのデータは試合を見ずとも手に入ります。しかし、数字だけでは見えてこないプロセスがサッカーの勝敗を分ける。ボールを持っていないときにどう判断し、どんな走り方をしたか。ときに数字には表れないプレーでもチームを勝利に導いた要素が潜んでいる。それを知っておくことが交渉の場で武器になります。


僕らは何よりもまずサッカーでの日本人の市場を伸ばす必要がある。そのためにJリーグで育った選手が、海外のビッグクラブでしっかりと活躍し、まずはその経験を日本代表に活かすというサイクルを創り出したいんです。そして将来はJリーグに選手なり指導者なりで戻る……。すると、選手の姿をみた子供たちが、「自分もJリーグで活躍しよう!」という夢を描く。こうして日本サッカー全体が盛り上がれば、僕ら代理人の仕事が増える。つまりキレイごとじゃなくて、日本ではまだ代理人はカネだけで動ける段階じゃない。日本サッカー全体を大きな市場にできるよう考えるのが先決なんです。


マリノスで通訳をしていたとき、日本人選手に触れながら「彼なら海外でも活躍できるのに……、もったいない」と思うようになっていった。そんな時、マリノスに(中村)俊輔が入ってきたんですよ。当時からテクニックはズバ抜けていた。また海外志向もあったので、すぐに仲良くなりました。僕がマリノスを辞めた後、無計画だった僕に突然「代理人やってくれない?」と電話をかけてきました。30歳になる直前、「彼の才能を信じよう!」と、リスクをとった。そして父親の国籍があるパラグアイでFIFA代理人のライセンスをとりました。俊輔がいたから代理人になったわけです。そしてセリアAのレッジーナと契約。その後、スコットランドのセルティックFCで活躍し、憧れていたスペインのエスパニョールを経て、いまマリノスに戻ってきた。日本サッカーのためにね。


僕たち代理人の仕事は選手とクラブチームとの間に立ち、契約交渉をすること。その代理交渉に関して得るフィーが、僕らの収入になるわけです。当然、契約金は大きいほうがいい。けれど、僕は選手が確実にステップアップできる環境でなければ、いくら契約金が高くても、ビッグクラブでも移籍させません。たとえば、日本企業のスポンサード目当てで選手を欲しがるチーム、試合に出る機会も得られないチームには絶対に選手を入れないんです。なぜなら、それが日本サッカーのためにならないからですよ。南米や欧州の代理人なら、そんなことは考えません。毎年のように若く才能のある選手が現れ、多くのクラブが早い時期から目をつけ始めるから。


ロベルト佃の経歴・略歴

ロベルト佃、ろべると・つくだ。サッカー代理人。「スポーツコンサルティングジャパン」代表。アルゼンチン・ブエノスアイレス出身、日系3世。横浜マリノス専属通訳などを経て「スポーツコンサルティングジャパン」を設立。多くのトップ選手の代理人を務めた。著書に『サッカー代理人 世界を飛ぶ移籍交渉の舞台裏』。

他の記事も読んでみる

古森重隆

何かをやろうとすれば、必ず反対が出てくる。選択が誤っていると思わせる現象も出てくる。しかしそれに負けず無理矢理会社ごと引きずっていくことが必要。


常陰均

決められたことをこなすだけでなく、工夫を凝らせば仕事は面白くなる。


ジェイ・エイブラハム

インターネット空間では、コンマ数秒で判断が下されます。問われるのは、伝達者としてどれだけパワフルであるかということです。一瞬で最もクリティカルなお客様が興味を持っているベネフィット(利益)を提示できるかどうかがキーなのです。


吉永泰之

当社は昨年秋発売のインプレッサから、フルモデルチェンジする車種には新開発の「スバルグローバルプラットフォーム」を搭載しています。このプラットフォームは弊社の技術陣が安全性をトコトン追求して、現時点で出した結論です。EVの時代になっても、ここで培った技術や思想は生きてくる。スバルのキャッチフレーズは「安心と愉しさ」。その思想が新しいプラットフォームには組み込まれているのです。他社のプラットフォームは、ほとんどがコスト削減を目指すものだと思いますが、当社はそれを安全性に注ぎ込んでいるわけです。


岡藤正広

私は会社の中にいるより、できるだけ現場を回る。現場を知らず、会議だけで正しい判断はできない。


久水宏之

経営の実体を左右するのは経営者、特にトップの判断尺度であり「私心」の有無。


和田千弘

我々も専門家としてバージョンアップしていかなくてはいけない。


山口多賀司(経営者)

人と人との心の触れ合いを取り戻すことから始めるべきではないでしょうか。技術開発でもなんでも人間関係が成り立たないところは、仕事は成り立ちません。技術を研究する人、商品にする人、売る人……、仕事というのは一人でできるものではないのです。全ては人とのつながりなんです。


若林正恭

かつて書いていたブログは「イタいが現れた!」みたいなことになって、やめてしまったけど、(紙媒体での)エッセイは、もう7年も書いているのにそういうことがない。読むにも、意見するにも、紙媒体はネットより距離があるからでしょうね。そんな心地よい距離のなかにある「自分を出してもいいかな」という安心感。それもエッセイを書く楽しさのなかには含まれていますね。


村口和孝

技術イノベーションが新しいフロンティアの商品の供給を可能にすることで、時代が変化することは歴史の必然。


古川裕倫

いまの若いビジネスマンは、学生時代から正解に最短距離でたどり着く勉強法に慣れている。欲しい情報はインターネットで検索すれば、瞬時に入手できる時代になった。その結果、安易に正解を求めるようになり、望んでいた結果が得られない状況を受け入れられなくなっているんです。それが失敗への不安を増長させ、失敗を他人の責任にしたがる傾向につながっていると言えるんです。


中山雅史

できるだけ多くの人にサッカーの面白さを伝えたいけれど、僕の解説でその魅力を伝えられているのか、不安はあります。中継後はスタッフに「あの場面の解説どうでした?」と聞きに行きます。そこで「表現をこうしたほうがいいかも」等と言ってもらった次から取り入れたり。