ロバート・キヨサキの名言

ロバート・キヨサキのプロフィール

ロバート・キヨサキ。アメリカの教師・投資家・作家。世界中で大ベストセラーとなったビジネス書『金持ち父さんシリーズ』の著者。ニューヨーク米国商船大学校卒業後、海兵隊に入隊。パイロットとしてベトナム戦争に従軍。その後、帰国しいくつかの事業を行い早期引退する。引退後は世界中でビジネスと投資について教えている。

ロバート・キヨサキの名言 一覧

あなたは、「より良き追従者」になってはいけない。あなたは、「より大胆なリーダー」になるべきなのだ。

あなたも忘れないでほしい。間違いを犯して、そこから学び、ますます賢くなるのが起業家の仕事であって、間違いを犯さないのは、従業員の仕事であることを。

人とコミュニケーションがうまくとれるようになればなるほど、そして、その相手が増えれば増えるほど、キャッシュフローは改善される。

起業家は、例えて言えば、未来を見通す「水晶玉」を持つ必要がある。顧客の好みが変わる前に、その変化を察知し、変化に備えるのだ。会社のトップとして私は、何年も前からこの経済状況の悪化に備えてきた。

政治家の本性を見抜くコツを一つ伝授しよう。私たちが注意を払うべきは、政治家が「何を言ってきたか」ではない。むしろ、彼らが「何を行ってきたか」だ。

政治や金融システムが変わってくれればいいと、多くの人が願っている。残念だが、それは時間の無駄だと私は思う。指導者やシステムが変わるのを待つより、自分が変わるほうが簡単だ。

諦めないことだ。どんなことにも可能性はあるのだから。

成功した人々が持っている最高の資産の一つは、「他人と違った考え方ができること」だと私は思う。他人と同じように考えていたのでは、他人が得ているものと同じものしか得られない。

夢にたどり着くには、まず正直に現在地を確定しなければならない。そこが、夢の出発点になるからだ。

「誠実さ」こそが良好な対人関係、新しいビジネスチャンス、そして明るい将来へのカギだ。だからこそ、あなたにも誠実に生きることを大事にしてほしい。

市場は上がりもすれば下がりもする。あなたは、市場が上げても下げても利益を得られる方法を学ぶべきだ。

教育に卒業も定年もない。学び続けた者が勝つ。明日からと言わず、いまから始めることだ。やり続けている限り、あなたは一歩一歩成功に近づいている。

親が子供に与えるべきは「お金」ではない。「お金の教育」だ。それこそが真の富をもたらす原動力となる。

金持ちと貧乏な人、強者と弱者との違いは、「逃走反射を抑えて戦略的な闘いができるかどうか」だ。このことは、あらゆる場面にあてはまる。

あなたには選ぶ権利がある。あなたはいま、「闘う」か「逃げるか」のいずれかを選ぶことができる。

妻のキムと私は、「つらい時期こそ学びのチャンス」だと知っていた。私たちは共に問題に取り組み、そこから学べるだけのことを学んだ。

今こそ、迫りくる経済的大嵐を生き抜くために、あなた自身の「お金の箱舟」を築き始めよう。準備を始めるのに早すぎるということはないのだから。

今すぐ始めよう。実地訓練として小さな投資を始めてみよう。誰でも必ず間違いを犯す。その間違いから学ぶことが成功への道だ。

私が最も重要視するのは価格ではなく、得られるリターンだ。キャピタルゲインを狙って投資してはいけない。「キャッシュフロー」を狙うべきだ。

どっちを向いても悪いニュースばかりで、良いニュースなど一つもないと思っている人も多いだろう。だが、どんな時でもチャンスは転がっているものだ。

今の「新しいお金」は「知識」だ。市場で何が起こっているかを理解し、どう行動すべきかを知り、その通りに行動できる能力が、あなたの富を築く。

あなたのポケットからお金をとっていくばかりで、お金を入れてくれない資産は、本物の「資産」とは呼べない。

起業家として、私にとって最も重要な仕事のひとつは、聞き心地の良い意見と、耳障りな意見の両方に対して、ドアを開けておくことだ。

私はいつでも、「逆境は学びの絶好の機会」と考えることにしている。

闘いを恐れることのほうが、実際の闘いよりもはるかに良くないことだ。闘いを恐れる心は、実際の闘いよりもはるかに悪い影響を及ぼす。

使命というものは、口先だけではなく、心の底から湧き出るものだ。

しなければならないとわかっていることをするだけの辛抱強さを備えていれば、物事は上手くいくことが多い。

お金は1か所にとどまらせていてはいけない。働かさないことには、新たな価値を生まない。

資金調達は起業家にとって最も重要な仕事。

まず授業料を支払う。お金を失ってばかりいる気分になるかもしれないが、そうやって教育に投資すれば、最後には勝てるようになる。

謙虚で、ユーモアの精神を持ち続けること、自分のことを笑いとばせるような心のゆとりが大事だ。

ビジョンのある人々は問題や投資の本質を見通す能力を身につける。彼らは視界の良さを重んじるのだ。

優等生はリスクを怖れるので、優れた起業家や投資家にはなりえない。彼らは「優秀な従業員」に一番向いている。

私自身、どれほどのお金を投資で失ったことか。その金額も回数も人後に落ちないと思っている。だが、私は常に失ってもよい金額を決めて、その範囲で投資というゲームをプレーしてきた。

財務諸表の「資産欄」に着目するとき、「無料で何かを得ること」は「持続的な富を得る」うえで生命線となる。

人間は空腹になると、不満の矛先を指導者に向け始める。民衆は、自分たちの生活が脅かされるという恐怖にかられると、身を守るために闘いはじめる。

お金は人生で一番大事なものではない。だが、幸福や健康、良好な対人関係といった、あなたの人生にとって一番大事なものに影響を及ぼしている。

「お金に関する無知」が、いまになって深刻な現実を生んでいる。想定していたまともな生活水準を維持しようとすると、「引退」できなくなってしまった人が大勢出ている。

起業家になれない人がこんなに多いのには、いくつか理由がある。その一つは、失敗を恐れることだ。間違いを犯したらどうしようと思う。お金を損するのを怖がる。こうした恐怖心を克服できない人は、会社勤めを辞めないほうが身のためだろう。

今こそ、ファイナンシャル教育によって身を固めるべきときだ。お金に関する知能を高めれば、どんな状況でもあなたに富をもたらす機会を見つけることができる。

広告宣伝費をケチってはいけない。不況のときこそ、ますます盛大に宣伝しなさい。あなたが、物やサービスを売るというマーケティング担当者の立場になったら、顧客に向かって話しかけることを、決してやめてはいけない。間違っても、景気が悪くなったからといって、メッセージの発信を怠るようなまねをしてはいけない。

自分の考え方を向上させるには、まず、自分の中に巣くっている「古い考え方」や「古いやり方」を鋳溶かさなければならない。時代遅れのポンコツ車を鋳溶かすほうが、「時代遅れのビジネス」や「時代遅れの考え方」を鋳溶かすより、はるかにやさしい。

あなたにも相手にもメリットと利益をもたらすような関係を、長期的に築くことができるなら、それは、短期的なビジネスから得られる利益をはるかに凌駕する。

急速に変化する今日の世界では、リスクをとらない人こそがリスクをとっている。ビジネスを成長させる前に、起業家は失敗をするリスクを取る必要がある。

金持ちになることを選んだら、まったく新しいゲームのやり方を学ばなければならない。それは別の考え方と、ファイナンシャル・インテリジェンスが必要だ。

知識はあなたを仕事から解放する。なぜなら、お金をあなたのために働かせる方法を学ぶことが出来るからだ。

「それを買うお金はない」と言ってしまうと、私たちの頭脳は電源がオフになり眠ってしまう。「どうすれば買うことが出来るだろう」と問うと、頭脳にスイッチが入り働き始める。

皆さんに実践してほしいのが、「フォーカス」するということ。ただし、その意味はふたつある。ひとつは、投資対象を絞ること。もうひとつは、気持ちのうえでも「集中」すること。

結局、どんなビジネスであっても、成功するかどうかはセールスができるかどうかにかかっている。セールスのできない人ではビジネスは続かない。

最も重要なことは、自分のストライクゾーンを見つけること。どれが一番自分に向いているか、何が一番得意なのか、どういうフィールドなら自分が他人よりうまくやれるかということを早く見つけることが大事だ。

経済的自由を手に入れたいと思う人は、経済的自由を手に入れていない大勢の人々とは違う考え方を身に付け、違う道を歩まなければならない。

多くの人が犯す間違いは、「金儲けのために起業する」こと。それよりは、まず自分自身に「どんな問題を解決すべきか」と問いかけるんだ。そして、その問題を解決できれば、結果的に成功することができる。

金持ち父さんは借金についてこう言っていた。「お金を借りている相手が増えれば増えるほど、君はますます貧乏になる。お金を貸している相手が増えれば増えるほど、君はますます金持ちになる」と。

私たちが心すべき現実は、「政府はルールを変えることができる」ということだ。そんなことはありえないとかたくなに言い張る人がいるが、これは本当のことだ。政府はいつでも法律を変えることができる。

ビジネスが倒れる主な理由は資金不足にあるのではない。もっと深刻な理由は、「経験不足」と「誠実さの欠如」だ。

経済的自由を得たいなら、給料などの収入を上げることばかり考えないで、資産を増やすことを意識すべきだ。

お金について賢くなるために、今すぐあなた自身のファイナンシャル教育を始めたまえ。それが、あなたがこれからの世界を生き延び、繁栄する唯一の方法だ。あなたの成功を祈ってやまない。

ケチケチしてせこく生きても、「お金を自分のために働かせて金持ちになる」ことはできない。せっかくのビジネスチャンスや投資の機会、素晴らしい体験を逃すだけだ。

金持ち父さんは私によくこう言っていた「金持ちになる方法はたくさんある。だが、その方法には、それぞれ支払わなければならない代償がついてくる」。

勤務評価が、10段階評価で「5」の社員がいたら、その人の評価が「7」や「8」になるように励ますのが、リーダーとしてのあなたの役目だ。評価を上げるために、さらにトレーニングが必要になる場合もあるし、降格や解雇という厳しい結果になる場合もあるだろう。

ベトナムでアメリカが負けたのは、強い使命感がなかったからだ。つまり、天からの呼び声、戦う大義がなかったのだ。

より多くのお金を持っていれば、それだけ多くの選択肢が与えられる。

賢い人間というのは、自分より賢い人間と仕事をするか、またはそういう人を雇う。

中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる。

凡庸な教師はただしゃべる。よい教師は説明する。優れた教師は自らやってみせる。そして、偉大な教師は心に火をつける。学ぶために働く。

失敗しても、それを人のせいにしたり弁解したりせず、常にそこから何かを学ぶようにすれば、あなたの知識の宝庫はどんどん豊かになる。もし金持ちになりたいという気が少しでもあるのなら、焦点を絞らなければ駄目だ。

速く金持ちになりたければ、それだけ数字に厳しくならなければならない。世界的なビジネスを作りたかったら、数字が全てだと言っていい。金持ちになりたかったら、頭を使う必要がある。考えることは最も過酷な仕事だ。だからそれをやろうとする人がこんなにも少ないのだ。

まずは、小さな間違いを繰り返すこと。その都度立ち止まって、一所懸命考えて、次の行動へと踏み出してゆく。そうした経験から多くの事を学んでゆくのではないでしょうか。私だって、未だに失敗していますよ。投資に限らず、生涯勉強すること。早くお金持になることではなく、経験を積むために、学び、実践することが重要だ。

あなたにとって最大の財産は、あなたの知識、「知っていること」だ。反対に最大のリスクは「知らないでいること」。どんな事にもリスクはつきものだ。だからこそ、それを避けるよりも上手く乗り越える方法を学ぶことが大切なのだ。

『懸命に働く』ではなくて『賢明に働く』。
成功する人とは、自分より頭の良い人を自分のために、そしてより大きい目標のために働かせることのできる人だ。学ぶ必要があるとわかっているのに、それに背を向けて逃げ出してはいけない。恐怖や疑いの気持ちに真正面からぶつかろう。そうすればきっと新しい世界があなたの前に開ける。

敗北によってやる気を奮いたたせるものが勝者となり、敗北によって打ち負かされるものが敗者となる。勝利の最大の鍵はここにある。だから負けることを恐れてはいけない。学ぶことに、もっと真剣になって耳をすませば、たくさんのことが学べる。

お金持ちになる方法は2つ。お金を稼ぐ事と、お金を守る事だ。一生懸命働いて金持ちになろうや仕事を見つけて金持ちになろうではなく、頭を使って金持ちになろう。未来は、明日ではなく今日やっていることで作られる。

私たちが持っている本当の唯一の資産は私たちの頭脳だ。その人がどうなるかは、学んだことによって決まる。考えない人は負ける。自分の頭を使って考える。学問的教育、職業的教育、お金の教育。お金を稼ぐには学問的教育が一番必要ない。これが最も大事な教訓です。

ベトナム戦争でヘリが2度3度落ちたから、死ぬのは怖くない。だからビジネスも怖くないですね。やめるのはいつだってできる。それなら、なにも今やめることはないじゃないか。

私は明日を一度も見たことがない。私にあるのは今日だけだ。今日は勝者のための言葉で明日は敗者のための言葉だ。あなたの未来は、明日ではなく、今日あなたがすることによって作られるのです。

臆病な人間は批判をし、勝利を収める人間は分析をする。批判は人の目を見えなくするが、分析は人の目を開いてくれる。言葉が考えを作り考えが現実を作りそして現実が人生になる。勝者は負けを恐れないが、敗者は負けを恐れる。

あなたの未来はまだ出来ていないという事だ。それなら今日、作ればいい。それも、そうならないのではないかと心配する未来ではなく。そうなって欲しいと思うような未来を作ればいい。

嘘をついたり、他人を責めたり、自分を正当化したり、投げ出したり、否定したりしていては、何も学ぶことは出来ない。敗者はチャンスよりも保障を望む。成功しない人は、何もしないで人生を送り、不運を避けるが、幸運も避ける。

資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもののこと。
負債とは、あなたのポケットからお金を奪っていくもののこと。

世界には素晴らしい製品がいくらでもある。だが、素晴らしいビジネスオーナーは不足している。パートタイムでビジネスを始める最大の理由は、素晴らしい製品を作ることではない。あなたを素晴らしいビジネスオーナーにするためだ。素晴らしいビジネスオーナーは希であり、彼らは金持ちだ。

エベレストに登ろうと思ったら、誰でも経験者を探してアドバイスを求める。それなのに、お金の世界でエベレストに登るときには、ほとんどの人が、自分自身が沼地にはまって出られないでいる人からアドバイスをもらおうとする。

人生最大の失敗は、失敗を一度も経験しないこと。

15年ほど前に出席したセミナーで、講師から、自分が一番多くの時間をともに過ごす6人の名前を書くように指示された。次に講師は、書き付けた名前をよく見るように言った。「あなたはいま、あなたの未来を見ています。あなたが一番多くの時間をともに過ごす人たち、それがあなたの未来の姿です」私は未来を変えたかった。未来を変えるには、考え方を変えなければならなかった。そして、その結果として、一緒に過ごす人も変わっていった。

実社会での成功は、学校の成績という物差しでは測れない。それを測る物差しは「あなた自身の財務諸表」だ。収入と支出、資産と負債の欄をお金がどのように流れているか、つまりキャッシュフローが、あなたの実社会での成績を判定する。

いくら学校の成績が良くても人生の成功者になれるとは限らない。重要なのは、変化を敏感に捉え、将来のニーズを予見し、新たなビジネスチャンスや試練に、想像力と情熱をもって機敏に立ち向かうことだ。そのために必要なのは、言うまでもなく「ファイナンシャル教育」だ。お金の世界について今すぐ学び始めよう。

洗練された投資家が真っ先にする質問は、「どれだけ早く投資資金を回収できるか」だ。もう一つの質問は、「ダダで何が得られるか」、つまりどんな「分け前」にあずかることができるかだ。だからROI(投資収益率)が非常に重要になる。

反抗期時期は、親に言われたことではなく、「自分が学びたいこと」を学ぶ能力が伸びる。「考える力」「自分で選ぶ力」を発揮し始める。「なぜだろう?」と思っていることに対する答えを自分で探そうとする。あなたが親ならば、子供が自分で考えてみるように促すといい。

「子供が何歳になったら、お金について教えるべきですか?」という質問をよく受ける。答えは「子供がお金に興味を示したらすぐに」だ。例えば、子供が「1ドル札と5ドル札は何がちがうの?」と聞いてきたら、それが教育開始のサインだ。

「経済的自由」を手にしたいなら、お金に関して貧しい現実しか知らない人や、悲観的なことしか言わない人と付き合ってはならない。あなたの成功を手助けしてくれない人、あろうことかあなたの足を引っ張ろうとする人と付き合うには、人生はあまりにも短い。彼らは、「空が落ちてくる」と杞憂する人に等しい。

金持ち父さんは、「あらゆる事柄について広く浅く知識を身に付けること」が最善の策だと考えていた。だから、何かの専門的な職に就くより、会社の様々な部署で働き、いろいろなスキルを身に付けることのほうが大事だと私に教えた。金持ちになる最善の方法は、社内の各部門の専門家たちを指揮して働いてもらうことだと知っていたからだ。

人間は闘うべき時に反射的に逃げ出し、解決すべき問題を先送りにしてしまいたくなる生き物だということを認識しよう。「牡牛を角でつかまえる」という古いことわざがあるが、その言葉が意味するように、今こそ恐れずに困難に立ち向かうべき時だ。

多くの夫婦が経済的な困難に遭遇して苦しむのは、そもそも「自分たちがお金に困ることなんてあるはずがない」と信じ込んでいるからだ。経済的につらい時期は、どんな夫婦にもやってくると覚悟することだ。人生は長い旅路だ。

妻と私はいつも笑うことを忘れなかった。状況がつらくなればなるほど、人は悲観的になる。人生の困難や自分の犯した間違いの愚かさを、妻や夫、真の友と一緒に笑い飛ばすひとときがなければ、立ち直るのも難しい。一人より二人の方が心強いに決まっている。

より良い結婚生活のためには、妻と夫の両方が、それぞれ経済的に自立することが重要だと私は考えている。夫婦が共に、お金に関してより賢くなるために、より高度なファイナンシャル教育を受け続ける決意が必要だ。

結婚した当時の私たちは一文無しだったが、どちらかが一方的に依存することはなかった。むしろ、一緒に成長することを目指していた。だからこそ、互いを求める気持ちは一層強くなっている。

あなた自身のファイナンシャルIQを高めるために、あなた自身が真剣に学ぶ必要がある。一朝一夕にはいかない。だが、インフレのように、お金の世界に潜む目に見えない危険を理解することさえできれば、その危険度を著しく低下させることができる。

インフレは、とくに危険な見えざる敵だ。インフレのことなど予想だにせず、お金を貯めて株や債券、投資信託に分散投資するのが賢いお金の運用法だと信じている人々から財産を奪っていく。適切なファイナンシャル教育を受けていない人にとって、インフレは致命傷となりうる。

私たちは今、情報時代に生きている。シリコンといった安価な資源と技術を通じで活用される「情報」が、莫大な富を生み出している。これは、「金持ちになる」のにかかるコストが大幅に減ったということだ。人類史上初めて、ほぼすべての人にとって、大きな富を手にすることが可能になったのだ。

「情報」は重要だが、もっと重要なのは「知識」だ。知識があれば、重要でない情報を捨てて、本当に重要な情報だけを見つけることができる。情報に基づいて行動する力が手に入る。だから、情報そのものではなく、「知識」こそが、あなたを金持ちにしてくれるものなのだ。

私たちが決して使わない言葉がある。それは、「それを買うゆとりはない」という言葉だ。その代わりに「どうしたら買えるだろうか」と問いかけてみる。そして、買いたいものを買えるだけの「キャッシュフロー」を生む投資を見つけにいく。

私も妻も、「収入の範囲内で暮らす」というアドバイスには従っていない。そういう暮らし方は、やる気が萎えるのでいやだ。そのかわり私たちは、「まず資産を買って、その資産に負債を支払わせる」というやり方をしている。

金持ち父さんは私にこう言った。「間違いには計り知れない価値があるんだ。だから、間違いを分析し、間違いから学び、間違いを糧にしなさい」と。この教訓も、私には耳が痛いものだった。失敗を他人のせいにして腹を立てていたし、一文無しになっていたので、できることなら自分の犯した間違いから目をそむけたかった。だが結局、自分の工場に戻り、間違いを分析し、ビジネスを再生した。

「経済的な大嵐」という史上最大の富の移転のチャンスが間近に迫っている。あなたも富を受け取る側に回れるように、今すぐ準備を始めることを強くお勧めする。富は決して消滅しない。誰かから別の誰かの手に渡るにすぎないのだから。

大統領選挙を控えた今年、政府はこの国の経済に関して「バラ色の将来」を描こうと、次々と怪しげな数字を出してくるだろう。騙されてはいけない。身の回りの現実をあなた自身の頭と目でしっかりと見ることだ。

私はいま60代の真っただ中だが、世界中を旅し、トレーニングのためにジムに通い、人生を精一杯生きることを大いに楽しんでいる。そうしたことができるのも、経済的自由を手にするために、お金について学び続けてきたからだ。

「崖っぷちの時代」を生き抜くには、油断のなさと高度な知能が必要になる。崖下に落っこちたくなければ、決して諦めてはならないし、安全だという幻想にだまされてはならない。本当に安全な地にたどりつくために、よく計算して注意深く、だが自信を持って一歩一歩進んでいこう。

一番危険なのは、自分の頭で考え、自分の目で見ることをやめてしまうことだ。一生働き続けなければならない「ラットレース」を抜け出すため、あなたに最適な方法を考え続けよう。素晴らしい取引を探し続けよう。

ファイナンシャル教育を身に付けた賢い投資家は、不動産価格のように「コントロールできないもの」よりも、固定金利や利回りといった「コントロールできるもの」に集中する。だから、長期の超低金利を固定で利用し、価格の一時的な調整局面に一喜一憂したりしない。

私はエクソンモービルの株を買うことには興味がない。むしろ、経営者や事業内容について自分が熟知している石油掘削の会社を買って所有する。そのほうがコントロールがきくからだ。

赤ん坊のときは誰でも、よちよち歩きから始めて何度も転びながら歩き方を学ぶ。その素晴らしいところは、何度転んでも笑って立ち上がることだ。あなたが、今の自分の経済状態を立て直したい、経済的自由を手に入れたいと真剣に願うなら、自分が犯した間違いから学ぶことだ。

「投資」そのものが危険なのではない。危険なのは、ろくにファイナンシャル教育も受けずに投資に手を出す「投資家」だ。常識的に言って、免許も保険もなしに車を運転する人はいないのに、お金の運用となると、無免許・無保険に近い無謀な行動に出る人が多い。

現金や、金などの投資商品そのものが、あなたを金持ちにしてくれるのではない。同じものに投資しても、大儲けする人もいれば大損する人もいる。あなたを金持ちにしてくれるものは、「知識」と、「その知識を現実に応用する能力」だ。

私の金持ち父さんは、よくこう言っていた。「会計士が会社を経営すると、一つ問題が起こる。それは、自分たちの給料がどこから来ているのかを、忘れてしまうことだ」。金持ち父さんが言いたかったのは「君が給料をもらえるのは、お客さんのおかげなんだよ」ということだ。

誰もが投資家にならざるを得ない時代になっている。「投資は危険」なものではない。危険きわまりないのは、「ファイナンシャル教育を受けていない投資家」だ。そういう人達のやることは、保険にも入らずにクルマを無免許運転するに等しい。

商品やサービスがどんなにすばらしくても、それだけではビジネスは成功しない。ビジネスが成功するかどうかは、「ビジネスの基礎的条件」を整えることにどれだけ注意を払うかにかかっている。当たり前に聞こえるこのことを、あなたはどれだけ実行できているだろうか。

お金が貯まったのならば、マイホームローンの繰り上げ返済に充てるよりも、キャッシュフロー(不労所得)を生む投資に充てるほうが良い。市場が下降トレンドのときはとくにそうだ。

住宅価格がまた下落するかもしれないということは、多くの人にとっては悪いニュースだ。だが私にとっては、ワクワクするような待ち遠しい出来事だ。私のポケットに「家賃」という形で毎月お金を入れてくれる、すばらしいお買い得物件がどんどん売りに出されるようになるからだ。

金持ちになりたいとか、お金の心配から解放されたいと真剣に願うのなら、本物の「資産」とは何かを理解し、まず本物の「資産」を買ってキャッシュフローを増やすことに集中しなければならない。

フィードバックというものは、肯定的なものであろうと否定的なものであろうと、あなたが人間として成長したり、人格を形成したり、ビジネスをやり抜く体力をつけたりするのに欠かせないもの。

金持ち父さんは、イエスマンで周りを固めているビジネスパーソンを見ると顔をしかめていた。「イエスマンは危険な存在だ。彼らは人前ではおとなしくしているが、陰で人を中傷する者には、そういうタイプの人間が多い」と。

あなたが成功者になりたいなら、体重計に乗り、自分の財務諸表を読み、周囲からのフィードバックを「聞く耳」を育てよう。たとえそれが、どんなに耳障りな意見であってもだ。

起業家は険しい道に挑む。常に良い商品やサービスを提供することを目指す。ライバルがしないことをする。より高い業績基準を目指す。そして現状維持を望むのではなく、いつでも風向きの変化に注意している。

教えというものは、実際に試してみて初めて身につくことが多い。「ストーブに触ってはいけません」と子供の頃に母に言われたが、その言葉の意味を知ったのは実際にストーブに触ったときだった。

海軍の航空学校に入って私が最初に学んだ教えに、「必ず風に向かって離陸と着陸をする」というのがある。ビジネスを軌道に乗せたり、次の段階に上手く進めたりできない起業家が多いのは、常に機首を風に向けて(厳しい道に挑んで)いないからだ。

金持ち父さんは、自分の息子や私が「それを買うお金はない」と言うことを禁じた。「貧乏な人間は、『それを買うお金がない』と言う。だからその人は貧乏なのだ。その代わり、『どうすれば買うことが出来るだろうか』と言うべきだ」と。

貧乏父さんは「お金がないからできない」と言うことが多かった。金持ち父さんは、「リソース(resource)がないなら、やりくり上手(resourceful)にならなければならない」と言った。

パートナーの資産やリソースを活用するだけでは十分ではない。あなたの目標や価値観を共有できる適切なパートナーを選ぶことが重要だ。正しいパートナーを選択できるか否かが成功と失敗を分けるものになり得る。

金持ち父さんは私にこう言った。「使命感をもって働いている人、同じビジョンを共有している人を雇うことだ。そうしなければ、きみは自分のビジネスで悪戦苦闘することになるし、ビジネスを軌道に乗せることはできないかもしれない」と。

自分の使命に対して情熱を抱いてくれる人を採用するにはどうすればいいか聞くと、金持ち父さんは笑いながら言った。「君が肉屋のオーナーなら、ベジタリアンは雇わないということだよ」と。

金持ちでない人がこれほど多いのは、スピリットが欠けているからだ。学校に行って頭が良くなればそれで十分と思っている人が多いが、今の時代、それでは不十分だ。精神的に強くなり、自分自身の使命を持たなければならない。お金について賢くなるだけでは足りない。

やるべきときに正しい行動をすれば、そのときはよい気分になれなくても、あとであのときやっておいて良かったと思えることが多い。たとえやりたくなくても正しいことをすることは、私にとっては、本当の幸福を手に入れるための重要なカギだ。

起業家がもっと幸せで健康で裕福になるのに特に役立つ要素はひとつ。それは「セルフコントロール」。自分をコントロールすることだ。たとえやりたくないときでも、やるべきことをするというセルフコントロールの力を持っていた方が幸福になれる。

セールスの出来る起業家が一番多く儲けるし、より優秀なリーダーになる。セールスのスキルが未熟な起業家は、たいていはろくに収益をあげることが出来ず、多くの借金を抱え、ビジネスを成長させることが出来ずに苦しんでいる。

金持ち父さんは、よくこう言っていた。「起業家は3種類の人に売り込みをしなければならない。それは、投資家、従業員、そして顧客だ。この3人こそが、起業家の資金源となる」。

金持ち父さんはこう言っていた。「セールスと収入はイコールの関係にある」その言葉は、その当時も真実だったし、いま現在でも真実であり、この先も真実であり続けることだろう。

あなたたちの姿勢こそが未来を形作るのだということを、従業員たちに良く理解してもらうこと。彼らはそのビジョンの大ファンになり、何をするにしても自信があふれるようになるだろう。彼らも、起業家のあなたと同じ情熱とエネルギーを持つようになる。

セールスをしているとき、いともたやすく見落としてしまう対象がある。それがあなたの従業員だ。従業員に対して売り込むには、あなたのビジョンと情熱を、彼らと共有しなければならない。会社の使命に集中し、使命と、様々な計画や活動のつながりをはっきりと示す必要がある。

リッチダッド・カンパニーには、人の噂をすることについてひとつのルールがある。誰かが他の人の名誉を傷つけるようなことを言ったら、それを聞いた人は、「その人に直接言ってください」と言わなければならないというルールだ。

弱いリーダーの会社は弱くなる。リーダーであるはずの起業家や経営者が、当たり障りのない態度をとろうとしたり、人気取りをしようとしたりしたために、行き詰ったり破綻したりする会社がたくさんある。

あなたが会社でリーダーとしての役割を担っているなら、ルールを決めたり、変えたり、守らせたりするのはあなたの仕事だ。そして、最も重要なのは、自らがそのルールを守ることだ。

投資の世界では、資産が異なればルールも異なる。私が投資信託が好きでない理由のひとつは、そのルールが嫌いだからだ。私には何のコントロール力もない。一方、不動産のルールは、より多くのお金を稼ぎ、法律に違反することなく、より少ない税金を払うことを許してくれる。不動産投資のルールを投資信託に応用したら、私は刑務所に入れられてしまうだろう。

私が最初に買った物件はハワイのマウイ島にある、1万8000ドルの安物件だったけど、物件の下水管が破裂して、下水がすべて私の買った部屋に流れ込んできたんだ。賃借人は出て行くし散々な目にあったけど、これもいまでは笑い話。あの物件を買ったおかげで、学校で学んだことよりもはるかに多くのことを学ぶことができた。

自分が物書きになるなんてことは、思いもよらなかったね。若い頃に「私は物書きになります」なんて言ったら、頭がおかしくなったに違いないと思われたことだろう。作文のクラスでは、落第ばかりしていたからね。文章を書こうなんて思いたったのは、50歳近くになってからだよ(笑)。

株式投資で成功したいなら短期ではなく、5年から10年、ずっと続けないと。私は不動産投資を始めて35年。だから、とても儲けているし、楽に投資できるようになっている。

まず変えなければいけないのは、あなたが「何をすべきか」ではありません。あなたが「どう考えなければならないか」です。成功するためになすべきことをやれるかどうかは、あなたがどんな考え方をしているか、つまりどんな人間であるかによるところが大きいということ。

投資とビジネスは違うと思い込んでいる人があまりにも多い。あらゆる投資対象はビジネスだということを頭に叩き込んだら、まずビジネスについて学ぶことだ。ビジネスの築き方やその働きについての知識が身に付けば、あなたの投資を飛躍的に加速させてくれることだろう。

私たちが投資している対象の本質は「ビジネス」だ。株式投資をしている人は、企業という形態のビジネスに投資している。不動産を買おうが債券を買おうが、あなたがしていることはすべて「ビジネスへの投資」だ。だからこそ、投資家として成功したいなら、まず「ビジネスとは何か」を理解しなければならない。

「投資の力」を目の当たりにした私はますます投資というものに惹かれていった。その力とは何かを知りたいという強烈な好奇心と、その力を自分のものにしたいという熱烈な願望が私を突き動かした。私は生涯をかけて投資を学ぶという経済的自由への旅に出た。

いまは私の時代より簡単にビジネスが興せる。通信コストが安くなり、携帯電話ひとつで世界を相手に渡り合えるようになった。若い人にはチャンスだ。ただし、その際は、他よりも素早くて賢くないと勝てないことも自覚しておくべきだ。

サラリーマンでいることは決して悪いことではない。中には安定した勤め先もあるだろう。しかし私が言いたいのは「従業員が一番高い税金を払っている」ということ。私は資源の所有や起業でお金を稼いでいるけれど、支払う税金はサラリーマンと比べると、実質的にほぼゼロで、そこが大きな違いだ。

いきなり起業するのはハードルが高いから、昼間の仕事を続けながらパートタイムで始めればいいんだ。空き時間を使ったビジネスであっても自分のビジネスを持てば、それが皆さんを賢い起業家に育ててくれるよ。

ビジネスや投資で最も大事なのは「使命」だよ。これさえ胸に秘めていれば、モチベーションの火が消えることはない。それに、前向きな、よき理解者を仲間にしておくことも肝心だ。ネガティブで足を引っ張る人とはつき合うべきではない。

貯蓄はたいていの場合、何も学びたくない人のための戦略だ。貯蓄のリスクは、あなたがほとんど何も学ばないということだ。そして相場が暴落したり通貨の価値が下落したりして貯えが吹き飛べば、お金について無学のあなたは一文無しで街頭に放り出される。

金持ち父さんは私によくこう言っていた。「君が本当に優れた投資家なら、相場が上げていようが下げていようが関係ない。真の投資家は、相場の状態に関係なく儲けることができる」つまり、成功は相場には関係なく、あなた次第だということだ。

「不動産投資は良い投資ですか?」とこれまで何度聞かれたことだろう。その度に私は、「さあ、わかりません。それは、あなたがどれだけ不動産投資が上手かによります」と答えてきた。成功も失敗も、豊かさも貧しさもすべて、その投資家がどれだけ優れているかにかかっている。

最初に起こしたビジネスを失ったとき、私は100万ドル近くの借金を抱えた。借金をゼロにするのにほぼ5年かかった。今にして思えば、自分の犯した間違いから学び、間違いの責任を取ることは、多くの意味で望みうる最高の教育だった。もし自分の間違いから学んでいなかったら、今の私は無かっただろう。

ますます貧乏になりたいのなら、方法は簡単だ。いつも周囲に言われていることを、何も考えずにやり続ければいい。「お金を貯め、良い仕事に就き、株・債券・投資信託に分散投資すればよい」のだ。

一度の失敗や間違いにめげてはいけない。そこから何かを学び、次に活かすことを考えてほしい。私だってここにたどり着くまで、いくつもビジネスを失敗させてきた。それは大変な道のりで、誰もがマネできるとは思わないが、「行動」は誰にも起こせるはずだ。

私はあなたに聞きたい。「あなたは何のために働いているのか」と。「金持ちはお金のために働かない」金持ちになりたければ、あなたも、目の前のお金に目を曇らせることなく、本当のビジネスチャンスを探すことに集中すべきだ。

「コインには側面が3つある」ということを子供たちに教えてあげてください。もしかして、あなた自身もコインには裏表の2つしか側面がないと思っていませんか。よく見てください。もうひとつあるでしょう。さまざまなものの見方に対して心を開き、目の前の問題や状況を俯瞰して多角的にとらえることの大切さを子どもに教えるべきです。

親が子どもに与えるべき最良のアドバイスは、「古い考え方にとらわれずに、クリエイティブな発想と起業家精神を持つこと」です。確かに、就職は多くの人にとって良い道であるかもしれませんが、必ずしもそう思う人ばかりではありません。自分の夢や情熱を追求したい人は、むしろ会社に入ると目的地の見えない道に迷いこんでしまったように感じます。

好むと好まざるとにかかわらず、お金は私たちの日常生活で大きな役割を担っていますから、より早いうちからお金のことを理解していれば、そのぶん有利です。

私が考える最大のリスクは、自分自身を上手くコントロールできないことです。お金の増やし方や経済の動きについて知識を得ようと思えば、誰だって行動を起こせるはずです。やるかやらないかは、あなた次第なのです。

失敗は成功のもとであることをつねに念頭に置くことが大切です。思い通りの運用結果が出なかったとしても、そこからなにかしらの教訓が得られるはずですから、結果とじっくりと向き合ってください。「今回の経験から学べることはなんだろうか。次回はどんなやり方で投資したらいいのだろう?」と、自分自身に問いかけるのです。

投資は小さな金額で始め、小さなステップを踏んでいくようにすれば、大金を失うリスクを負わずに勉強することができます。

限定的な金融知識しか持たない人は、期待するほどの運用成績かあがらないようなものに、とても大きな投資をしてしまうことがあります。このような失敗をしてしまうと、その悪影響はずっと尾を引きます。

ファイナンシャル・リテラシーが低い人が陥りがちなのは、「なにもしない」という選択をすることです。英語には「頭が混乱している人はなにも決断しない」という意味の言い習わしがあるくらいですからね。確かに、誰でもお金や投資のことはわかりにくいと感じるでしょうし、特にファイナンシャル・リテラシーが低い人は、お金のことで決断をするのは難しく感じ、怖いと思ってしまうでしょう。「自分には正しい判断をするだけの知識がない」と言って、思考が停止してしまう人もいる。私はこの状態を「分析能力麻痺」と呼んでいます。

将来性があるのに過小評価されている資産や事業というのは、まさにチャンスの芽なのです。

ごく普通の人々が第一にやるべきことは、お金に関して賢くなることです。そのためにはファイナンシャル教育が必要です。具体的に言うと、お金にまつわる専門用語を学び、正確に使いこなせるようになること。そして、不況下でもチャンスをつかむのは可能だということを理解しておきましょう。

ボストン大学のカレン・アーノルド教授は、イリノイ州内の高校を首席で卒業した優等生たちの追跡調査を行った。調査で明らかになったのは、「大学で学での成績が良いのは高校の時の成績が良かったからと言えるが、こうした学業の成果は、必ずしも実社会での成功につながるものではない」ということだった。「首席で卒業した」ことからわかるのは、テストの点数といった学校の物差しで測れる範囲で優秀な成績を収めたということだけで、人生の試練や浮き沈みに対する適応能力については何もわからない。

私の投資はどれをとっても、必ず「無」から「有」を生む要素がある。それはマンションの区画所有であったり、小型倉庫、ダダ同然の土地、戸建て住宅、株式、オフィスビルであったりする。「無」から「有」を生むことは、経済的自由を手に入れるうえで非常に重要だ。私はまた、リスク限定またはローリスクの投資も常に研究している。失ってもいいと思っている金額より1セントでも多く失わないためだ。

だいたい10件の投資をすると、そのうちの1~2件がホームラン、5~6件がプラスマイナスゼロ、2~3件は失敗といったところだ。損失については、そのときに自分が持っている「資金」と「時間」に応じてあらかじめ上限を決めていた。そのようにして、常にリスクを計算し、限定し、二度と立ち上がれないようなリスクはとらないように用心した。

反抗的な学習期にあれこれ言っても逆効果だ。「やってはいけない」と言うかわりに、「それをやったら、どんな結果になると思う?」と聞いてみよう。「自分で判断して決断する」練習をすることが重要だ。行き詰ったり失敗したりしても、すぐ親に泣きついてはいけない。親も、走っていて転んだ幼い我が子を抱き起こそうと駆け寄る母親のようなまねをしてはいけない。私たちは、自分の判断や決断、行動の結果を、実体験を通して学ぶ。「原因と結果」という言葉を日々意識することだ。

私の友人には、清貧の誓いを立てている人もいれば、毎年何百万ドルも稼ぐ人もいる。いずれの友人からも多くのことを学んでいる。私の妹は仏僧であり、私は彼女から精神世界について学んでいる。富豪と言われる人々とも付き合っているが、彼らの金目当てではない。どうやってより多く稼ぎ、維持するかを学んでいる。「その人から自分は何が学べるのか」をよく考えてみよう。情報時代は「知識は金なり」の時代だからだ。

いますぐ始められる一番簡単な方法の一つは、「友を慎重に選ぶ」ことだ。お金に無頓精な人、お金を汚らわしいと思っている人、お金について「貧しい現実」しか知らない人と付き合っていても経済的自由は得られない。

これからの時代を生き抜き、金持ちになりたいと真剣に願っているなら、「学びたいことを学ぶために働くこと」を私は強くお勧めする。給料日から給料日へと食いつなぐ「ラットレース」に囚われる前に、「経済的自由を手にするには、自分にはどんなスキルが必要なのか」をはっきりさせることだ。そうすれば、どんな職場で働きたいかもわかってくるだろう。

金持ちや権力者の多くは、自分の無意識をコントロールして、自分に有利になるように働かせる技術をマスターしている。彼らが、恐怖心にかられて無意識に反応することはない。むしろ、この先どうなるかを考えながら、戦略的に行動する。

人間の脳には、進化の最も早い過程で獲得したといわれる自己保全のために反射的に機能する部分、言い換えれば「無意識的に反応する」働きがある。その脳の働きは、あなたの「最良の友」にも「最大の敵」にもなれる。問題は、ほとんどの人が、その働きの違いをわかっていないために、無意識の反応に操られていることだ。多くの人は、問題に直面すると、その問題に取り組むのではなく、その場からさっさと逃げ出すという反射的な行動をとる。彼らが闘いはじめるのは、追い詰められて、いよいよどうにもならなくなってからだ。

キムと私は一文無しだった頃から、人生で実現したい目標をはっきり決めていた。毎年、新年を迎えると、お金に関する目標を考え、紙に書きつけた。私の目標は、ファイナンシャル教育を提供する会社を立ち上げ、いくつかのビジネスを築き、石油や不動産に投資することだった。そして毎月、年初めに設定した目標や目標達成のためのプランについて、これまでにどれだけのことを達成できたかを話し合い、互いを励ました。必要なときは、目標やプランの軌道修正を行った。目標達成のために、あらゆる場面で努力した。お金に関して明確な目標を持ち、綿密なプランを立てていたことは、手にしたお金をどう使うか、どの選択肢を選ぶか、どのような契約を結ぶかといった日常の判断に大いに役立った。何より、キムと私は、互いの目標についてよく話し合い、それぞれがこの結婚生活に何を期待しているかを、しっかりと理解していた。

妻のキムと私は、経済的にはそれぞれ自立しているが、同時に一つのチームでもある。互いの抱える問題を話し合い、互いの勝利をともに祝う。日頃からよく話し合い、変えるべきは変える。ビジネスや投資についてキムにアドバイスを求めることも多いし、彼女も同じように私を頼りにしている。問題が起これば、互いに助け合う。張り合うことはせず、相手の勝利を願い、絶えず励ましあっている。

私はインフレを心配していない。インフレを想定して投資をしているからだ。インフレヘッジできる資産、つまり、インフレのときにそのリスクを回避できる資産に投資するのが最善の策だと、私は信じている。実際、そのように投資しているので、むしろインフレを楽しみにしている。ますます金持ちになるために、インフレをどのように活用すればいいかがわかっているからだ。

みんながテロの危険を認識しているのは幸いなことだ。危険が見えているからこそ、その危険に前もって備え、戦い、ついには犯人を捕らえることができる。逆に言えば、見えない危機に備えることはできない。ほとんどのアメリカ市民が気づいていない危険は、まだまだたくさんある。なかでも重大なものが、お金に関する危険だ。

情報時代の今は、誰もが大いなる富を手にするチャンスに恵まれている。ただし、そのためには、情報を処理し、活用するためのファイナンシャル教育を身につけなければならない。あなた自身のファイナンシャルIQを高めるために教育を受けることを強くお勧めする。そうすれば、あなたが金持ちになるのに重要な情報を選びとり、その情報に基づいて行動する能力を身につけることができるからだ。「知識は金なり」だ。あなたの成功を祈っている。

金持ち父さんが、かつて私にこう言ったことがある。「石油は価値ある資源だ。油田を持てたらなあと憧れる人は多い。だが、油田をいくつも持っているからといって金持ちになれるわけではない。キミに富をもたらすものは、どうすれば石油で金持ちになれるかについての理解だ。たとえば、原油は、精製されるまではほとんど何の価値もない。石油の精製過程は複雑で、化学の力と設備が必要になる。原油を精製し、燃料を生産するための知識が不可欠だ。燃料ができれば、そこに価値が生まれ、キミを金持ちにしてくれる。だが、原油がなければ燃料が得られないこともまた事実だ」この原則は、情報時代の今にもあてはまる。たとえあなたに、世界中のすべての情報を手に入れることができたとしても、重要な情報を選びとるための「知識」がなければ、あなたは貧乏なままだ。

相変わらず不景気なニュースばかりで、将来に希望の灯が見えないと思っている人も多いことだろう。だが、読者の皆さんは、こんなことで滅入っていてはいけない。まだ気づいていない人もいるかもしれないが、私たちは、かつてないほど富があふれ、誰もがその富を手にすることが可能な時代に生きている。その「誰も」には、もちろんあなたも含まれている。

私たちの場合、「お金が私たちのために働いてくれている」のであって、私たちがお金のために働いているのではない。お金を自分に有利に働かせるには、高いファイナンシャルIQが必要になる。だから、まずあなたのファイナンシャル教育に投資することだ。自分のお金を他人任せにしてはいけない。自分でコントロールする力を取り戻そう。

自分のお金の管理や投資について何の知識も持たない人のために、「ファイナンシャル・プランニング」という名のまったく新しい産業が出現した。そして、「ファイナンシャル・プランナー」という名の新しい職業も登場した。この新しい職業に従事する人々にも大きな問題がある。彼らは、「販売員」であって「投資家」ではないということだ。彼らは、自分たちの雇い主の商品を売りつけるだけで、たいていはペーパーアセット(紙の資産)を買わせると相場が決まっている。

私がまだ子供だった頃、老後の暮らしに備えることはさほど難しい話ではなかった。たいていの場合、貯蓄に励み、住宅ローンを支払い、身の丈に合った生活をしていれば、安心して引退することができた。だが、時代は変わってしまった。私たちは今、よほど高いファイナンシャル教育を身に付けていないと、おちおち引退もできない世の中に生きている。お金を貯めているだけではもはや十分ではない。

あなたが真の投資家になりたいなら、四種類の資産(ビジネス、不動産、ペーパーアセット、コモディティ)のすべてに投資すべきだ。そして、そのうち一種類か二種類の資産については、投資に精通した専門家のレベルに到達しなければならない。ほとんどの人は、株や債券、投資信託といったペーパーアセットにしか投資しておらず、しかも、自分がどんな投資をしているかについて何の知識もない。だから、ファイナンシャル・プランナーの言うことを鵜呑みにして、ペーパーアセットという一つのカゴを後生大事に抱え、市場が常勝してくれることを祈り続けている。

ファイナンシャル・プランナーたちが「分散投資をしましょう」と言うとき、その本当の意味は、「一種類の資産、つまりペーパーアセットのいくつかの商品にあなたのお金を分散しましょう」ということだ。だから彼らの言うままに「分散投資」をすれば、株式市場が暴落したとたんに大損する羽目になる。真の分散投資とは、「ビジネス」「不動産」「ペーパーアセット(株や債権)」「コモディティ(商品)」四種類の資産のすべてに投資することだ。

この世には、お金に関する不可思議な「聖なる経典」がいくつか存在している。なかでも有名なものが、「長期投資、分散投資をせよ」というものだ。こんな経典は焼き捨てなければならない。それは良くない投資法だし、何百万という人々に損害をもたらす。市場が極端に不安定で暴落も起こっているときの被害は、さらに甚大なものになる。

もしあなたが、素晴らしい起業家になりたいと真剣に思っているなら、あなたのもとで働いてくれる人々のために力を尽くすリーダーとなることだ。自分の会社のトップとして、私も、顧客やスタッフのために働いている。会社が儲からなければ、私も支払いを受けるべきではないのは言うまでもない。

覚えておいてほしい。富は、消えてなくなるものではないことを。ただ、誰かから別の誰かの手に渡っていくにすぎない。誰かにとっての「経済的危機」が、別の人にとっては「思いがけない大儲け」になることだって大いにありうる。

いま最も重要なのは、あなたが、自分自身に対してファイナンシャル教育を施すことだ。ドルが暴落しようがしまいが、米国債が格下げになろうがなるまいが、はたまた米国経済が奇跡の復活を遂げようが遂げまいが、お金の働かせ方を知り、高いファイナンシャル・インテリジェンスを身につけた者は、必ずや自分が繁栄する道を見つける。

「経営が良ければ金はついてくる」というビジネス格言を肝に銘じることだ。私もよく自分に問いかけている。私の会社を精査しようとしている他社が、注目する点はどこだろうか。私の会社とビジネスをしたいと思っているパートナーや投資家が、私の経営チームのメンバーや、チームとしての強さを検証したとしたら、どのような結論を下すだろうか、と。

資金繰りが上手くいっている会社は、財務体質が健全であるだけでなく、借金の管理や契約条件の設定、収益やキャッシュフローの管理、優遇税の活用について、可能な限り最善の戦略を備えているものだ。契約条件によっては、月並みなビジネスチャンスが、ビッグビジネスに化けることも珍しいことではない。

ビジネスで成功するための極意を明かそう。最強のビジネス基盤は、単なる「ビジネス関係」ではなく「人間関係」にある。たとえば、企業は顧客が製品やサービスを生涯にわたって愛用してくれるように、顧客との良好な人間関係を築こうと努力している。企業間の取引についても同じことが言える。

あなたのビジネス哲学や目標を、あなたのビジネスパートナー候補は理解しているだろうか。彼らは、あなたを信頼し、尊敬し、あなたのビジョンを共有してくれているだろうか。彼らのビジネスルールや報告手続きは、明快で管理しやすいものだろうか。こうしたチェックは重要だ。パートナーシップや提携関係を最良のものにできれば双方に大きな勝利をもたらす可能性を秘めているのだから。

私のビジネスに投資しようという会社や、ビジネスパートナーになりたいという人、仕事を請け負ってくれる企業をさがすとき、私の会社では、候補者の経験、専門能力、業績、経営者の性格や社風を厳しくチェックしている。その会社や個人の資質が、私や私の会社の将来にじかに影響するからだ。

成功の秘訣のひとつは、「売るときに」ではなく、物件を「買うときに」すでに儲けられるようにしておくことだ。適切なデュー・デリジェンス(物件の適正評価)を行うことによって、今後何年にもわたってキャッシュフローを生み続けてくれる優良な取引を見つけることができる。そうすれば、「この物件は将来値上がりするだろうか、そうでなければ損してしまう」などと心配する必要はなくなる。もし物件が値上がりすれば、それは臨時ボーナスということになる。だが、たとえ値上がりしなくても、あなたのポケットに毎月お金を入れてくれる、素敵な物件を持っていることには変わらない。

お金や投資についてあまりにも無知であるがゆえに、大半の人がいまだに「マイホームは資産だ」と信じ込んでいる。だが、それは間違いだ。マイホームは「資産」ではない。「負債」だ。資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるものだ。負債とはあなたのポケットからお金を取っていくものだ。お金が入るのは、家が売れたときの売却益だけで、しかも、投資した資金を回収できるだけの高値で売れる保証はない。

最近、私は、生まれて初めて、ある人たちに訴えられた。あなたも自ら進んでケンカや裁判に巻きこまれろなどと勧めるつもりはないが、私は、そういう経験からも貴重な教えを学んでいる。裁判に備えて、会社の経営の透明性を高めたので、私のビジネスはますます堅実なものとなり、業績も好調になった。私自身は法律に違反したことはない。だが、法律は、「知らなかった」ではすまされないことを学んだ。

私にも恐怖心はあり、それと毎日闘っている。いまもある取引の売り込みをロサンゼルスのテレビ局に行ってやっているけど、それだってうまくいかないかもしれない。だが、この話は失敗したくないと思っている。負けるかもしれないと思うと行きたくなくなる。でも行かなければ勝つこともできないし、社員だって守れないからね。

一般的に投資の専門家は、リスク分散のために分散投資をするようアドバイスする。だが、私は違った。軍隊の学校で集中することを叩き込まれたし、優秀なパイロットになるため、訓練に没頭した。タイガー・ウッズだってそうだ。彼は分散せずゴルフに打ち込んだ。投資も同じで、選択と集中がポイントになる。私はビジネスや不動産など投資対象を絞り込み集中的に投資を行っている。手当たり次第にお金をばらまいても、決して成功しない。

私の場合、リーダーシップとは、従業員としょっちゅうやりとりをすることだ。それによって、彼らがさらに高いレベルに到達できるようにし、未来はますます明るくなると彼らを励まし続ける。従業員がいっしょにやっていきたいと思えるような未来像を描くことができれば、コミュニケーションのレベルを上げようという従業員の意欲をかきたてることができる。それが、売り上げアップにつながる。

従業員こそが、あなたのビジネスの声となり推進力となる。会社を立ち上げた起業家のあなたは、従業員一人ひとりの心の中に、情熱の炎を燃え立たせなければならない。あなたのその努力によって、従業員は熱烈なファンになってくれる。ひとたび熱烈なファンになってくれれば、彼らは、自分で意識しなくてもセールス活動をしてくれるようになる。

「お金をたくさん持っている人」になれる人は大勢いる。だが、「富をたくさん持っている人」になれるのは、ファイナンシャル教育がしっかり身に付いている人だけだ。高いファイナンシャル教育があれば、キャッシュフローを生み出すビジネスや資産を築くことができるようになり、お金や雇用の心配から解放され、自由な人生が手に入るはずだ。あなたが「富をたくさん持っている人」になりたいなら、今すぐ学び始めることだ。

私だって皆さんと同じように、大きな家や車といった人生のぜいたく品が好きだ。だが私の場合、そうした物を買うのに働く必要はないし、借金漬けにもならない。私はまず、自分のお金を賢く使う方法を学ぶのに必要な時間を費やし、一生懸命に働いて、私の支出を賄うだけのキャッシュフローを生み出してくれるビジネスを築いたり、その他の投資をしたりする。マイホームや車も、こうした「富」が私に買ってくれる。私はお金のためには働かない。お金が私のために働いてくれる。

多額のお金を稼いでいる人には毎日のように会うが、彼らのお金は、個人の「財務諸表」の「収入欄」から「支出欄」に直行する。ちょっと儲かると、すぐに買い物をする。さらに大きなマイホームや新車を買うものだから、借金にどっぷり浸かってしまい、ますます猛烈に働かなければやっていけなくなる。「資産欄」には何も入っていない。お金をたくさん持っているだけの人の典型的なパターンだ。

「経済的自由」を手に入れるのに、「どれだけお金を稼ぐか」は関係ない。重要なのは「どれだけのお金を持ち続けられるか」、そして「どれだけの間、お金があなたのために働いてくれるか」だ。百万ドル稼いでも、百万ドル使ってしまったら、そしてお金を働かせる方法を知らなければ、自分が働けなくなったら、ただの一日も生き延びることはできない。

富とは、「あなた自身またはあなたの家族の誰かが勤労所得を得るための労働をすることなく、生活の標準的な水準を落とすことなく生き延びられる日数」を意味する。「富」はお金ではなく「時間」で測られるということを覚えておこう。

金融緩和の行方に対する憶測で市場が乱高下している。だがこういう時こそ、まずファイナンシャル教育にあなたの時間を投資してほしい。「富」を築くことについて考えて欲しい。あなたが本当に求めるべきものは「お金」ではなく「富」だからだ。

学校教育は、テキストを読み、授業を聴くことが重要だと考えている。しかし、これは学習方法としては最悪だ。エドガー・デール博士が発表した『経験の円錐』によると、実際に体験することの学習効果がもっとも高い。次に高いのがシミュレーション(疑似体験)。じつは、読んで学ぶ効果は皆さんが思っているよりずっと低い。

人が困っていることにビジネスチャンスは眠っている。くれぐれも、今流行っているからという安易な理由で起業しないことだ。私の場合、解決すべき問題とは「教育」だった。世界の問題は、お金の教育がなされてこなかったことに起因していて、いまだ学校ではお金についてきちんと教えていない。だからファイナンシャル教育の会社を立ち上げて、世界中でお金の教育についてコンテンツを提供している。おかげさまで、すごく儲かっているよ(笑)。皆さんも「問題」と「解決法」について考えてみることだ。「肥満」や「ガン」などヒントはたくさんある。

今日、私たちが手にしている紙幣の一枚一枚は借用証書だ。そしてその借金の返済を保証しているのは、通貨を発行している国の納税者たちだ。米国の納税者たちが勤勉に働いて「お金」と呼ばれているこの借用証書の支払いをしてくれるものと世界が信用している間は、米国ドルは世界に通用する。その「信用」というキーファクターが消滅すれば、米国経済はトランプで作った家のように一瞬にして崩壊する。

勝者とは、「借金」と「お金」が今の世界でどのように働くのかを本当に理解している人だ。自分でコントロールでき、かつインフレになったときに価値が上がる「資産」に投資する人、そして「キャッシュフロー」を得るために投資する人は勝者になれる。高度なファイナンシャル教育を身に付け、市場の乱高下に乗じたテクニカル投資ができる人も勝者となるだろう。要するに、勝者になるには「お金の新ルール」を理解し、これに従うことが不可欠なのだ。

何も生み出さない借金は「悪い借金」だ。私の場合、借金は何か新たな「資産」を生み出すために使うものだ。私たちはいま、8億5000万ドルの不動産物件を買い付けているが、これもすべて借金でまかなっていて、1セントも自分たちの財布からは出してない。これを「良い借金」と呼ぶことにしよう。「悪い借金」を重ねる人は、結局は利子を含めて全額自分で返済しなければならない。借金をした結果、余計にお金がかかってしまっている。ところが「良い借金」だと、お金を借りることで資産を手にしているので、ここでは不動産が収入を生んで借金を返せるばかりか、私たちの手元にもお金を残してくれる。

ますます金持ちになりたいのなら、「新しい考え方」を身に付け、「多くの宿題」をこなさなければならない。まず、「お金がどのように働くかを理解し、お金をあなたのために働かせる」ために、より多くのファイナンシャル教育を受ける必要がある。そうすれば、あなたも「金持ちのように考える」ことができるようになる。まさにこのことが重要なのだ。「考え方」が変われば「行動」が変わるからだ。

金持ち父さんは、「私はお金のために働いてはいない。ただ、大好きなことをして、お金を自分のために働かせているだけだ」と言った。そして、「給料のために働くのをやめればすぐに、物事を新しい視点から見られるようになる」と。私は目が覚めた思いだった。その後、私はどうしたらお金を自分たちのために働かせられるかについて考え続けた。

不幸な人は、どんなにたくさんお金があっても幸福にはなれない。また、物質的に貧しい人もいる。どんなに懸命に働いても、良い暮らしを送れるだけの収入を得られないでいる。いずれにしても彼らは貧しい人生を送っている。それもこれも、お金について理解しておらず、お金を自分のために働かせる方法について学んでいないからだ。

金持ち父さんが「ラットレース」と呼んだものは、お金の悪循環そのものだ。給料をもらって素敵なものをどんどん買える暮らしに慣れてくると、汗水垂らして買い込んだものを失ったらどうしようと怖くなる。だからますます懸命に働き、上司に取り入り、職場にしがみつく。そのようにして、ますます惨めな暮らしにハマっていく。

他人に対して強欲であれば、他人からそれに見合った仕打ちを受けることになるだろう。強欲が原因でお金の問題で苦労していると思われる人に出会うと、私は、例えば慈善事業など自分が応援したい団体に、少額でいいからお金を寄付する習慣を身に付けてみてはどうかと助言している。本気で金持ちになりたいなら、「まず与える」ことができるようになろう。

ゴルフ場は、未来のタイガー・ウッズを夢見るゴルファーで満杯だ。だが、タイガーのこれまでの人生を見れば、彼が現在の地位を手に入れるためにどれほど大きな代償を払ったかがわかるはずだ。3歳でゴルフを始めたが、プロに転向したのは20歳のときだった。彼は17年間に及ぶ練習期間という代償を払っているのだ。

起業家が果たすべき非常に重要な役目のひとつに、ビジネスの供給サイドと需要サイドとの調整がある。過剰な供給や在庫は、ビジネスが行き詰まる原因になる。逆に、需要が急増して供給が追い付かないときも、結果は同じだ。顧客は、欲しい物が手に入らないとわかると、競合他社の製品に走ってしまうかもしれないからだ。需要もなく、供給もままならないとなれば、そのビジネスは、早晩消える運命にある。

セミナーで教えているとき、私が参加者に聞く質問の一つに次のようなものがある。「マクドナルドよりおいしいハンバーガーを作れる自信のある人、手を挙げてみてください」。会場のほとんどの人が手を挙げる。そこで私は次の質問をする。「では、マクドナルドよりおいしいハンバーガーを作れるあなたが、マクドナルドより金持ちになれないのはなぜだと思いますか?」。その理由は明らかだ。マクドナルドは、おいしいハンバーガーを作ることよりも、良いビジネスをすることのほうに長けているからだ。彼らは販売から経営にいたるまで、高度なシステムと技術を確立しており、それによって成功している。彼らよりおいしいハンバーガーを作れる人のほとんどが貧しいままなのは、「もっとおいしいハンバーガー」を作ることに熱中するあまり、最高のビジネスシステムやスキルを開発することに目を向けないからだ。

1980年初め、私は最初の大きなビジネスで失敗した。自分が、この世で一番の愚か者に思えた。まったくの一文無しになって、債権者たちが押しかけてきた。「起業家になりたい」などと望まなければよかったと、心の底から思った。昔勤めていた会社に、また雇ってもらおうという考えすら頭をかすめた。だがそのとき、金持ち父さんは、私の失敗を責めなかった。それどころか、私の人生にとって最も重要となる教訓を一つ教えてくれた。彼はこう言った。「きみが失敗したのは、幸せなことなんだよ。そのおかげで、不運を幸運に変えるにはどうしたらいいかについて、学ぶ機会ができたんだからね」と。

厳しい不況の時代には、優良と言われていた企業でさえ潰れる場合がある。こんなときだからこそ、弱体化していく企業があれば、成長する企業もある。一つの企業がダメになると、その顧客は、苦境と一生懸命に闘い、営業を続ける企業に移動する。他社が広告予算を削る中でどんどん宣伝する企業こそ、ますます成長するチャンスがある……たとえ景気が悪くなっている時であってもだ。

プロモーション(PR)は6週間のサイクルだと心得よう。つまり、プロモーション活動を開始したのが今日なら、会社の売り上げが上がるのは6週間後だということだ。この「6週間サイクル」をきちんと実行できていない会社が多い。たとえば、4週間はプロモーション活動をするが、それで何の変化も見られないと、たちどころに活動をやめてしまう。それから2週間後、突然売り上げが伸び始める。そして4週間の間、堅調に推移する。その後、また突然に売り上げが落ちる。それは、6週間前に、プロモーション活動をやめたからだ。

金持ち父さんはよく言っていた。「会社の売り上げが落ちると、多くの起業家は、会計士の言いなりになってプロモーション(PR)の費用を削減する。そんなことをしたら最悪だ。状況が厳しくなったら、きみのすべきことは、プロモーション活動を控えることではなく、むしろ増やすことなんだ。プロモーション活動は、決してやめてはいけない。好景気のときも不景気のときも、たとえ資金が十分にない時にでもだ。お金がないと言うなら、昼休みに街頭に立ち、きみの商品やサービスを宣伝する看板を、首からぶら下げていればいい。新しいお客さんを開拓できるうえに、昼飯代を節約できるだろうし、ダイエットも日焼けもできて、一石何鳥にもなるかもしれないよ」と。

良いニュースと悪いニュースがあります。良いニュースは、来年は、あなたの競合他社がたくさん倒産して、ライバルの数が減るということです。悪いニュースは、あなたの会社がその一つになるかもしれないということです。私には、どんな企業がこの先、伸びるかがわかります。賭けてもいいですが、この会社は来年も繁盛しているでしょう。なぜでしょうか。不況のいま、他社よりもずっと積極的に宣伝しているからです。

アメリカ海兵隊の若い指揮官だった頃、私は、次のような言葉を叩き込まれた。「無能な兵士などいない。無能な指揮官がいるだけだ」。この言葉を思い出した時、私は、自分の会社が変わらなければならないとしたら、まず自分が変わらなければならないと悟った。そのとき、私自身の「考え方」と「やり方」を鋳溶かす作業が始まった。そして、私が変わり始めると、会社も変わったのだった。

情報時代の今だからこそなすべき抜本的な対策がある。顧客のニーズは猛烈な勢いで変化しつつある。あなたは、そのニーズに追い付いていけているだろうか。私の会社では、そのために、マーケティングの努力や人材を増強するだけでなく、ビジネスの再構築も行っている。最初にしたのは、「私たちの顧客とは誰なのか」を定義しなおすことだった。次に、新しく定義したこの「顧客」の皆さんと、より良いコミュニケーションをとり、より良いサービスを提供できるように、ビジネスを再構築した。

成功した人と同じ事をするのは難しいことではない。学校の成績はパッとしなかったのに、社会に出たらみるみるうちに成功して裕福になった人がこれほど多いのは、裕福になるために「何をすべきか」の部分が単純なものだからだ。金持ちになるのに学校に行く必要はない。「何をすべきか」の部分は、ロケット工学のような難解なものではないのだ。

最良の投資方法は「あなたのビジネスに投資をさせること」だ。そして最悪の方法は「個人として投資をすること」だ。世界で最も成功している投資家たちは、自分たちのビジネスを通して投資している。わけてもひときわ成功しているのは、人々が買いたがるような投資対象を、自分たちのビジネスを通して創造する投資家たちだ。

「税の優遇を受けられるのだから、損をするのはいいことだ」という考えには、金持ち父さんも私も納得できない。そんな考え方をしていると、ろくな投資しかできなくなる。投資物件の数字をよく読み、取引条件を分析しようともしないで、ただ税金が安くなる物件を買おうとする。課税所得額にもよるが、基本的には1ドル損するたびに減税で戻ってくるのは30セントだけだ。私に言わせれば、これは全く引き合わない話だ。そもそも「投資」の目的は、お金を儲けることであって失うことではない。自分のやっている投資について十分な知識と経験があれば、多くの税の優遇を受けながら儲けを出すことは可能だ。

私が成功し続けている理由の一つに、「法律の変化に気を付けている」ということがある。これは、投資をするうえで非常に重要なことなのだ。1986年、米国政府は抜本的な税制改正を行った。これには投資のルールの変更も含まれていた。改正法案が可決成立したとたん、何十億ドルもの投資家のお金が失われた。医師や弁護士、エンジニア、会計士、建築家といった高所得者たちは、投資に関してまともな判断ができず、勧められるままに投資をして大金を失った。彼らが手放さざるをえなかった物件を、熟練した投資家たちがダダ同然で買いあさっていった。これが、1987年から1995年の間に起こった大きな「富の移転」だ。問題はこのような一方の投資家たちからもう一方の投資家たちへの大きな「富の移転」がまた起こるのだろうかということだ。これは、神のみぞ知るだが「歴史は繰り返す」という言葉もある。もしまた起こるとすれば、その時に負ける人もいれば勝つ人も出てくる。

原油価格の上昇は、あなたとあなたの会社が、今までよりはるかに少ないコストで、今までよりはるかに大きな業績を上げなければならないことを意味している。私の会社では、原油高になってから、会議はテレビ会議に切り替え、出張を減らした。また、従業員を増やすのではなく、フランチャイズ制度によって事業拡大を図っている。原油高によって、私たちは、ますます競合するのではなく、ますます協力しあうようになった。要するに、原油高のおかげで、私は、より良い起業家にならざるを得なくなり、結果的に、私の会社はますます金持ちになった。

私のビジネスでは、仕事の責任を、供給サイド(セールスやマーケティング)と需要サイド(サプライチェーン)に明確に分けている。ビジネスが大きくなるにつれて、需要サイドだけを担当する者を一名、供給サイドだけを担当する者を一名、というように、それぞれ任命する。こうすることによって、両サイドの関係がうまくいっていないときでも、誰に原因があるかといつた責任追及や責任転嫁、問題の原因が不明といった事態に至るリスクを大幅に減らすことができる。

アメリカ海兵隊のパイロットとして、ベトナムに出征していたときのことだ。私は、「需要」と「供給」の調和がいかに重要かを痛感させられる体験をした。戦闘機の部品を注文するのに、私たちは駐留している海上の航空母艦から、陸上の倉庫に連絡をしなければならなかった。違う機種の部品が届いてイライラさせられるというようなことは、日常茶飯事だった。だが、司令官にとっては、部品のサプライチェーンなどという問題は、どうでもよいことだった。彼の唯一の関心事は、私の軍用ヘリがいつでも出動できる状態になっていることだったからだ。供給できる部品の品揃えでは、航空機の廃棄場を持つ陸軍のほうが勝っていたので、陸軍から部品を借りてきては、それで戦闘機を飛ばしたものだった。海兵隊のサプライチェーンを通じて入手した部品のみを使えという上層部の指示には反していたが、私たちは、どんな部品を使ってでも、戦闘機を飛ばし続けなければならなかったのだ。

ロバート・キヨサキの経歴・略歴

ロバート・キヨサキ。アメリカの教師・投資家・作家。世界中で大ベストセラーとなったビジネス書『金持ち父さんシリーズ』の著者。ニューヨーク米国商船大学校卒業後、海兵隊に入隊。パイロットとしてベトナム戦争に従軍。その後、帰国しいくつかの事業を行い早期引退する。引退後は世界中でビジネスと投資について教えている。

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