ヤマシタトモコの名言

ヤマシタトモコのプロフィール

ヤマシタトモコ。日本の漫画家。同人活動を経て漫画家デビュー。アフタヌーン四季賞(夏)を受賞。このマンガがすごい!オンナ編1位2位を獲得。

ヤマシタトモコの名言 一覧

どんなに愛し合ってもどんなに憎み合っていても、100%分かり合えることは絶対にないし、たとえば「あなたのことが本当に大事だ」と言われたとしても、どう大事に思っているかは絶対に、脳みそが違う以上は分かりようもない。でも、そこに美しさがある。それが尊いよねって思うんですよ。


私は普段、読者の意見ってなるべく信頼しないようにと思っているんですね。たとえば感想をもらえるととても嬉しいけれど、読んだら忘れるんです。忘れたほうがいいって思っている。それを支えにもしないし、乗っかりもしない。期待も失望もしないように。ただ、出した本が売れなかったっていう現実は悲しいんです(苦笑)。


ネームがなかなかできない時は「自分は世の中に必要のない人間だ! 消えよう!!」って落ち込むんですけど、いざ原稿が上がると「マンガを描いて仕事にできるなんて、最高に幸せだ!」って全能感で満たされる(笑)。十何年ずっと変わらず、マンガに対して日々違う感情で落ち込んだり楽しかったりするのは、たぶん良いことなんでしょうね。


今回は地に足を着けた話を、と思ったから描いたのかもしれないですね。周りの友達とか、あるいはツイッターでたまたま目にした言葉の中に、呪縛を感じている人たちを目にする機会が多かったこともあるかもしれない。何歳までに結婚とか出産とか、家族との関係だとかで「うっ」となっている人を見て、「やめちまえ!」って言いたくなったんだと思います。自分が気にしなければ、意外と気にならないもんだなみたいなことが、結構あるから。


キャラクターが楽しく描けるかどうか、というところが一番大事なんですね。なんとなくシチュエーションを決めてノートにうわーっとネタ出しして、ネームを進めていく最中に顔とか着ているものが決まると、関係性もできあがっていく感じがあります。自分は誰にもわかってもらえないとか、なんで自分はこんな人間なんだとか孤独だとかは、自分と他者を比較して起こる感情じゃないですか。その部分っていうのは、キャラクターが一人ではあんまり起こりえないものなので、関係性を描くことは感情を描くことにもつながる。


出来事中心のお話も憧れはするものの、どちらかっていうと感情を描くほうが好きだし、得意で。だから感情中心の話にどうしてもなってしまうんです。編集さんはよく私のマンガのあらすじを書けるなあって思うんですよ。読み返してみると、筋がないなっていつも思う。いちおうヤマとかオチとかあるように描いているけれど、こんな話なんですって人に説明しようとしても、言葉がぜんぜん出てこない(苦笑)。


ヤマシタトモコの経歴・略歴

ヤマシタトモコ。日本の漫画家。同人活動を経て漫画家デビュー。アフタヌーン四季賞(夏)を受賞。このマンガがすごい!オンナ編1位2位を獲得。

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