デービッド・アトキンソンの名言

デービッド・アトキンソンのプロフィール

デービッド・アトキンソン。イギリス出身の経営者。「小西美術工藝社」社長・会長。オックスフォード大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング、ソロモン・ブラザース、ゴールドマン・サックスを経て小西美術工藝社に入社。取締役などを経て会長に就任。『新・観光立国論』で山本七平賞を獲得。

デービッド・アトキンソンの名言 一覧

幻想を抱いて間違った施策を取るのではなく、客観的事実を見据えて正しい戦略を立てよ。

日本では問題提起が対立を生む。日本人は自分を正当化し、屁理屈をこねて、無関係な話を持ち出す。普遍性も合理性もない。だから、目の前のシンプルな答えに気づかない。

日本のアナリストやエコノミストは目先の動きを詳しく分析するのは得意ですが、構造的分析はほとんどしません。本質を探究しようとしない。

押し付けがましい「おもてなし」はサービスの提供者の自己満足にすぎず、日本の文化を体験したいと望む外国人観光客にとっては逆効果です。

偉そうに言うつもりはありませんが、私の国、英国の場合、「英国病」と呼ばれた暗黒の時代もありましたが、歴史上、いくつもの経済危機を乗り越えてきたこともあり、常に「根本的にどうすればいいのか?」という思考で問題に向き合うのです。

日本のアナリストが書いた本の多くは、キャッチフレーズを並べているだけで、データ分析が足りません。私も執筆中、常識だと思って書いたことが、後にデータと照らし合わせると、結果がまったく違ったことが何度かありました。それほどデータは大切なのに、なぜか日本ではそれを指摘する声が少ない。

実は観光立国になり得る国の条件というのがあって、「気候、自然、歴史文化、食」の4条件です。これら全てを満たす国は世界でも10か国程度です。日本は全ての条件を満たしているのに、そうした潜在能力をまだ生かし切れていないことが、私は逆に大きなチャンスだと思います。

世界の「観光立国」の成功要因を分析すると、いくつかの条件を備えていることが浮かび上がってきます。それは「気候」「自然」「文化」「食事」の4つです。このうちのどれかを伸ばして差別化を図ることもできるかもしれませんが、それには限界があります。そるやはりすべて揃っているのが理想であることは、言うまでもありません。

仮に「おもてなし」が喜ばれたとしても、それはあくまでサービスにすぎません。食事にたとえれば、箸休めの漬物のようなものです。極端なことを言えば、とてもすばらしい「おもてなし」をする旅館でも空気の悪い工場地帯の真ん中にあったとしたら、そのサービスを目当てにわざわざ訪れる人がいるでしょうか。

外国人からすれば、この「おもてなし」は上から目線で自己満足のサービスを押し付けているようにしか映っていません。というのも、「客」である外国人が本来望んでいるようなサービスがなされていない一方で、「おもてなし」の名のもとに必要とされていない過剰なサービスが行われていることが多々あるからです。

結局、GDPというのは、人口×生産性です。日本のGDPを維持するには、人口を増やすか、生産性を上げるかですが、人口増に関しては、日本では移民に対する抵抗もありますし、出生数を突然増やすのも無理です。であるならば、生産性を上げるしか、日本がGDPを上げる方法はありません。生産性も輸出も国民一人あたりの潜在能力が、まだまだ発揮されていないです。それを発揮することによって、日本はどんどん上に行けるんですから。

本物の伝統技術を持った企業がいなくては国宝が消滅してしまう、と危機感を持ちました。そこで職人すべてを正社員にすることで、社員の離職率を減らそうと考えた。同時に、若い人をどんどん雇うことができ、48歳くらいだった平均年齢も今は38歳ぐらいになりました。生活が安定したことで社員の離職率が激減し、品質も向上するという好循環が生まれたのです。

デービッド・アトキンソンの経歴・略歴

デービッド・アトキンソン。イギリス出身の経営者。「小西美術工藝社」社長・会長。オックスフォード大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング、ソロモン・ブラザース、ゴールドマン・サックスを経て小西美術工藝社に入社。取締役などを経て会長に就任。『新・観光立国論』で山本七平賞を獲得。

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