名言DB

9,557 人 / 112,978 名言

ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)のプロフィール

ダ・ヴィンチ・恐山、ダヴィンチ・おそれざん。品田遊、しなだ・ゆう。有実泊、ありみ・とまる。日本のライター、小説家、漫画家、漫画原作者。ツイッターを使いネットで活動開始。『止まりだしたら走らない』で小説家デビュー。

ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)の名言 一覧

世界の内部にあるものにあまり熱中できなくて、すぐ外から全体を眺めてみたくなってしまうんです。


2010年に初めて取材をしていただき、驚きました。でも、記事を読んだら知らない本に影響を受けたことになっていてさらにびっくりしました。どういう情報の行き違いがあったのか謎ですが、面白かったのでそのままにしてあります。


子供の頃から、とにかく「変なもの」が好きでした。吉田戦車さんのシュールなギャグマンガやお笑い、ネットに繋いでからは、お笑い系テキストサイトにものめり込みました。「変」というのは、既存のフォーマットや規範に従わないことですよね。そういう「変なもの」を知ることで初めて規範は相対化され、その対立構造を俯瞰で見られるようになるんです。


炎上が起こっているとき、積極的に発言する人はだいたい3パターンで、「相手の間違いを正したい人」「その炎上にからんで利益を得る人」、あとは「自分の正しさを再確認したい人」です。でも、本当の問題解決を目指す人は、炎上には直接関わらないんじゃないでしょうか。


「今回は○○を使った話を書こう」と決めて書いたものもあれば、「こういった出来事を表現してみよう」と決めて書いたものもありますね。たとえば最初に収録した短編「猫を持ち上げるな」は後者です。


インターネット上では、人間が集団化したときに発露するある種の傾向がむき出しになってしまう。中世の哲学者が思考実験として想像していたような極端な世界が現実化しているんだなと思います。そういう時代をどう生きていけばいいのかを、私たちは考えるべきでしょうね。個人的には、考えてもどうにもならない気がしていますが。


ツイッターのような場では、少人数のコミュニティなら成立するバランスがいとも簡単に崩れてしまうんですよね。炎上が象徴的ですけど、一人の人間の発言が、それがいかに吟味されたものであっても、圧倒的な「群れ」の前には意味をなさなくなる。それってコミュニケーションの齟齬というより、もっと統計的な現象であるように思います。


炎上の仕組みをちゃんと語ろうとすると本1冊分くらいになってしまう話ですが。ごく簡単にいうと、始まりは誰かの「イヤだなぁ」という素朴な気持ちなんです。でも、その「イヤ」が共有されていくうちに、「悪」に切り替わる瞬間がある。そのときに火がついて燃え上がってしまう。こんな仕組みだと私はとらえています。もそも「正義」や「悪」自体が、そういう過程を経てつくられた観念なのかなと。個人的な好き嫌いが、一定以上の人数に共有されれば「倫理」になるという。


いつか「ベタ」な物語も書けたら、という気持ちはあります。いま興味があるのは、いわゆるアニメ的な、記号化されたキャラクターが登場するお話です。私が普段消費しているのはそういう作品なので……。ただ、自分で書こうとするとなんだか恥ずかしいんですよね。自分がこんな話を書いているということが……。あ、これはもちろん、アニメ的な世界観をバカにしているわけではなく、逆です。自分なんかが書いてしまっていいのかという照れが発生してしまうんです。この自己肯定感の低さは、担当編集さんからもよくお叱りを受けるところなのですが。


人の脳も言葉も、70億の人間といっぺんにコミュニケーションをとるためにつくられたものではないですから。1人の人間がコミットできるのは、せいぜい200人くらいでしょうか。そのくらいの規模感で穏やかに暮らすためのコミュニケーションシステムを、いきなり「対・全世界用」にカスタムしたら破綻して当然です。これからも私たちは、不幸な傷つけ合いを続けながら生きていくのだろうと思います。


「個」の希薄なアカウントというのは、質的な重さを持たない、小さくて軽い存在だと思うんです。だから無限に群れられるし、群れるまでにかかる時間も非常に短い。それぞれは意思を持っていたとしても、見せる動きは虫と大差ないような……。このままいけば、人はだんだんそんな存在になっていくのでは、という予想をしています。


「個」としての自分にひもづいたことを書きたい欲求が、あまりなかったんです。インターネット中心の生活を送っていたので、アピールしたい日常ネタもありませんでしたし。ネットは危険というイメージもあり、個人情報がバレることにも恐怖感がありました。だから自然とおふざけツイートが中心になって……。あとは、ツイートを「お気に入り」に入れてもらえることが楽しかったんですよね。「この人はこういうネタが好きなんだな」とわかるのが嬉しい。そんな気持ちでアカウントを運用していました。


インターネットを本格的に楽しむようになったのは2002年くらいからです。個人サイトはもちろん、2ちゃんねるやフラッシュ動画も好きでした。当初はお気に入りに登録したサイトを巡回するだけでしたが、2009年にツイッターが流行り始めたときに軽い気持ちでアカウントを取得してみたのが、自分で発信するきっかけになりました。


短編「猫を持ち上げるな」は、「ツイッターをネタに何か書こう」と思って書き始めた話ではないんです。ただ、毎日ほぼ一日中ツイッターを見ているものですから、書きたいテーマとして自然とツイッター上の出来事が浮かび上がってきて。何度も目撃していると、炎上が起こるプロセスや構造がだいたい見えてきますよね。炎上に至るまでのいくつかのポイントさえ押さえていれば、どんなに些細なことでも燃えてしまう。その「些細さ」をより強調してみようと思って書きました。


「すごく斬新」という感想を多くいただけてありがたいです。でも正直に言うと、自分ではあまりピンときていないですね。エゴサーチして、「面白い」とか「新しい」といった感想が出てくると、「本当だろうか」とつい疑ってしまいます。「えっ、だって世界ってだいたいこんな感じじゃない?」という戸惑いがあって……本の帯に「黙示録的」とあったのも驚きました。私としては、普段見ている光景をより象徴的に書いただけ、という感覚なんです。


ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)の経歴・略歴

ダ・ヴィンチ・恐山、ダヴィンチ・おそれざん。品田遊、しなだ・ゆう。有実泊、ありみ・とまる。日本のライター、小説家、漫画家、漫画原作者。ツイッターを使いネットで活動開始。『止まりだしたら走らない』で小説家デビュー。

他の記事も読んでみる

ウォーレン・バフェット

多くのプロの投資家は、投資対象の過去の数値は気にするのにもかかわらず、そのライバル企業が何をし、またどのような財務状態なのかを調査することすらしません。これは誤りです。大切なことは未来です。投資対象企業が今後どのような道を歩むのか、長期的な事業リスクに着目し、いかなる競争環境に置かれていくか見極めることが重要です。


竹内規彦

仕事の意味を十分に理解し、自分なりのやりがいをみつけられている人ほど、評価も高くなりやすい。


上野和典

失敗には必ず原因があります。失敗することで自分の弱点が見えると思えば、ラッキーだったと思いこそすれ、悔やむことではありません。そうやってポジティブに考えれば、失敗を恐れる必要はないと思います。


延岡健太郎

日本企業が新しい価値を生み出せなくなっている原因の一つが、イノベーションの手段と目的を混同していることです。技術は手段にすぎませんが、イノベーションというとAIやIoTの活用という技術の話ばかりです。


南原清隆

ものごとの本質が何なのかよく考えるようにしています。情報を鵜呑みにしないということですね。情報の先に何があって、それによってどうなるのかというところまで理解しようと心がけています。


カルロス・ゴーン

リーダーシップは危機に直面した時にこそ、重要になります。極論すれば、すべてがうまくいっていれば変化が必要ないのですから、誰がリーダーでもよいのです。


ニック・バーリー

日本人がプレゼンテーション下手と言われてしまうのには、文化的な背景も大きく影響していると思います。日本は古くから「謙虚で控えめ」が美徳とされてきました。しかし海外の方が相手のプレゼンの場合、その奥ゆかしさは通用しません。自分たちの強みをアピールする場なのですから、積極的で、自信にあふれた態度で臨むことを心がけてください。


齋藤勇(齊藤勇)

完ぺき主義から脱するには、ベストではなくベターな目標にした方がいいでしょう。たとえ100点でなくても、90点ならば十分に優秀で周りからも評価されます。そのように発想を変えれば、足りない10点が気にならなくなります。


美月あきこ

初対面は相手のことがわからないので、私のように図々しい人間でもやはり緊張します(笑)。といっても、緊張しているのは相手も同じです。だから正直に「緊張しますよね」と言ってしまうのがいいと思います。すると相手も「そうですねえ」と打ち解けてくれて、互いの緊張が解けますから。


木暮太一

これまでの仕事で培ってきたスキルやノウハウを棚卸しした上で、「このスキルはこういうふうに役立てられるのでは?」と考えていくと、どんな能力を磨いていけば良いかが見えてきます。


スチュアート・ブランド

パラドックスは私たちが関心を持つ物事の多くを動かしています。パラドックスと矛盾はまったく違います。矛盾はそこで止まってしまいますが、パラドックスは前進し続けます。なぜなら、私たちが片方の側の真実を知るたびに、別の側の真実に背後から捕まえられるからです。


吉楽裕

魚も人の髪型も同じものはない。職人が自分で判断できる裁量が必要だ。