ジェームズ・ダイソンの名言

ジェームズ・ダイソンのプロフィール

ジェームズ・ダイソン。イギリスの経営者、エンジニア。英国の家電メーカーであるダイソンの創業者。イングランドのノーフォーク出身。美術専門学校を経て、イギリス王立芸術大学院に入学。卒業後に、ロトルク社に入社し、上陸高速艇シートラックの開発販売を手掛ける。その後独立し、車輪がボールの手押し車「ボールバロー」、紙パックがいらない「サイクロン掃除機」、羽がない扇風機「エアマルチプライアー」などを発明した。

ジェームズ・ダイソンの名言 一覧

私は元来、技術による「既存業界の破壊」が好きなのです。それ自体は不安定ですが、その先には常に新しい機会が広がっているのですから。


私の経営が唯一の正しい方法だとは言いません。しかし、私自身はこのやり方が素晴らしい製品を生むものだと信じています。


「本当にできるのか」という疑問の声がある? 声の主が我々の何を知っているかは分かりませんが、今は「できる」とだけ答えておきましょう。


我々が手掛けた製品はいずれもコモディティーだとは考えていません。消費者には、掃除機もドライヤーも日々の生活を送る上でとても価値のある製品です。コモディティーかどうかを決めるのは、むしろ、開発した側の情熱や思いがどれだけ注がれているかによります。


デザインとエンジニアリングは分けない方がいい。ダイソンのエンジニアは全員、デザイナーでもあります。製品とは、機能とデザインが密接に関わり合いながら生まれていくとの哲学があるからです。


技術の変化はかつてなく激しくなりました。昨日の成功体験が明日も役立つとは限らない時代です。過去の経験は価値になるどころか、むしろ障害となる可能性もある。ダイソンもこれまでの成功体験は捨て、未来に向けて変わり続ける必要があります。


先のことについて、24時間365日、常に考えていますよ。詳しくは言えませんが、30年後にダイソンがどうあるべきか、ビジョンも明確に持っています。それに向かって、ダイソンの企業文化は日々進化していくことになるでしょう。


消費者は思いもつかなかった商品を手に入れたがる。


経験を積み重ねることでしか、イノベーションは生まれない。


主力技術であっても革新の余地はまだまだある。


成功している企業を見渡してみると、リスクを取る決断ができる経営者がいる点で共通しています。


我々の商品がヒットしたのは新しい技術や商品作りに情熱を持ち続けているからです。より性能が優れた製品を開発できた時に喜びを感じます。


今回開発したコードレス掃除機に使うモーターの開発でも、もう数千回は失敗しましたね。


消費者の声を集約した調査結果を信頼してしまうと、誤った判断を下しがちです。消費者はまだ見たことがない商品や機能について聞かれても、的確な答えができません。


より深く理解するためには手を動かして試してみるしかない。


エンジニアの頭の中で素晴らしいアイデアがひらめいても、それだけでは発明になりません。失敗を繰り返すことで初めて、定まった理論になるのです。


経営者は若いエンジニアに自由に研究をさせるために、彼らを尊重し、信頼しなければなりません。経営者にとってはリスクを取ることでもありますが、絶対に必要なことです。


私は「ブランド」を信じていない。私が信じているのは、良い製品を作るということだ。


英国は不動産と金融が生み出す薄っぺらで不安定な富に依存しすぎている。だが、そこに終止符を打てるはずだ。かつて、何がこの国に富をもたらしたのか。それを忘れた紳士気取りの俗物根性を叩きなおすべきだ。


技術を追求する企業にとってはブランド力があると考え始めた瞬間こそ危機の始まりです。私はブランドを作ろうとは思いません。


私たちがこれまで成功してきた理由は、製品を特定の分野に絞り込んできたからです。単に絞り込むだけでなく、独自の技術分野に開発を集中することで、その製品を進化させました。


私は他社製品をコピーして少し安く作ることには興味がありません。より良い製品にするための新技術を開発することにしか興味がないのです。


ダイソンの製品は、他社の製品よりも確かに高価です。新技術を搭載したので研究開発にかかった費用を回収する必要があるからです。ほかのモノマネ企業は研究開発費をあまりかけずに新商品を投入します。当初は、高い値段で売れると思っていたのでしょうが、いざ市場に投入すると値下げせざるを得なくなり安売りを始めるのです。私たちはそのような事業をするつもりはありません。


現在、私たちは年間1億5000万ポンド(約213億円)を研究開発に投じています。売上高比率は約12%で製薬会社よりも高い。研究開発テーマの中には、20年先を見据えたものもあります。


将来はほかの製品に手を広げるでしょう。しかし、決して急ぎません。私は、事業を急いで拡大することよりも、技術を進化させ成功する製品でその技術を機能させることにより興味があるからです。


なぜ、ダイソンは他社と違う製品を開発できるのか。それは我々が「デザイン」という概念を一般よりも、より包含的に捉えているからです。デザインとは、単に製品の見た目を指すだけではありません。製品がどう機能するかであり、使われ方を徹底的に考え抜く行為も含みます。突き詰めれば、製品によって消費者が抱える課題や不満をどう解消するかを考えることなのです。


It’s my principle.(それが私の原理原則だ。)
【覚書き|ダイソン氏がライセンス提供の交渉の場でよく口にした言葉。製品へのこだわりに一切の妥協をしないダイソン氏の性格がよく表れていると言われている言葉】


製品を作り、売る会社を、完全に掌握する。最も重要なのは、新しいモノ、より良いモノを作り続けるという哲学だ。それを失うと、会計士やビジネスマンに会社を乗っ取られる。
【覚書き|ボールを車輪とした手押し車「ボールバロー」の権利を共同経営者に奪われたことで得た教訓について語った言葉】


メーカーにとって製品回収は悪夢です。でも問題を発見したら何も隠さずにすぐに対応することが大事です。お客様のことを考え、心配している姿勢を見せれば理解していただけると思っています。


若いエンジニアは皆、世界を変える技術を開発したいというエネルギーを持っています。私の役割は、彼らのやりたいことを聞いて「頑張ったらいいんじゃないか」と背中を押してあげることしかありません。すごくシンプルなことです。


私の元にはお客様の意見がすべて来ます。毎月膨大な量になりますが、私は全部に目を通しています。これらの意見を社内でエンジニアなどと共有しています。私の感覚で言えば、お客様と製品を改良しているイメージです。


新製品が出来上がると、まず日本のお客様に使ってもらっています。これが非常に勉強になります。エンジニア自らが家庭を訪問し、掃除機を使っている様子を見ながら、なぜそのような動きをするのか、問題点はないかといったことを聞きます。エンジニアが直接意見を聞くプロセスが非常に大事なのです。決して外部へ委託することはありません。


最近では、英国の研究開発センターを約2億5000万ポンド(約425億円)かけて拡張することを発表しました。世界の家電市場を見渡すと、競争がさらに激しくなっているからです。研究開発費を2年で2倍に、4年後には現在の4倍にまで引き上げます。生産規模も同様に拡大し、競争力を高めていくつもりです。


消費者は最新の製品を気に入ったかどうかで、そのブランドの好き嫌いを決める。ブランドのことばかり考え始めると、会社経営ばかりを優先してしまう。でも消費者は会社には興味がない。消費者は製品が好きなんだ。


私には、長い間、世界的な社会課題を解決したいという、燃えるような強い思いがあった。今、自動車メーカーがせきを切ったようにEV開発に乗り出しています。多くは「環境への配慮」をうたっていますが、私から見れば、規制によって無理に強制されているようにしか見えません。我々の動機とは明らかに違います。


他社とダイソンが違うように見えるのは、エンジニアである私が会社を率いているからでしょう。昔も今も、エンジニアが経営のトップに存在する企業は希有なケースでした。その昔、私が商談相手に製品を持っていくと、「エンジニアではなくビジネスマンはいないのか?」とバカにされたものでした。しかし、製品の可能性は誰よりもエンジニアが理解しています。仮にあなたが、新製品のアイデアを持ち込んできたら、その試作機を見て、製品として成功しそうかどうかを即決できます。ビジネスやマーケティングといった話は、その後についてくるものです。日本の企業だって、ソニーやホンダの創業期はそのような哲学を持った会社だったと思います。


ダイソンはもはや家電メーカーではなく、テクノロジー企業です。15年に発売したロボット掃除機「360アイ」には、360度の視界を持つパノラマレンズのカメラを搭載して自動運転を実現しています。リアルタイムに部屋の特徴を認識し、室内の位置関係を計算して地図を作製します。英インペリアル・カレッジとは画像処理技術について研究していますが、これらは全てEVに活用していきます。AIや機械学習の研究にも資源を注いでいます。ダイソンのデジタルモーターの回転速度を調整するためには、従来は機械的に回転数を設定しておく必要がありました。しかし、今は全てソフトウエアで制御しています。スマートフォンで家電を操作するといった目に見える部分から、モーターの制御といった裏側まで、ソフトの研究開発は急ピッチで拡大中です。社内のエンジニアもソフトに精通する人材が今や多数を占めます。


長年開発を続けてきたモーターと電池、そしてAI(人工知能)などのソフトウエア。ファンヒーターや空気清浄機能などの空調家電で培ったノウハウなども組み合わせれば、ダイソン流のアプローチで大気汚染問題に立ち向かえます。それが、ダイソンがEVに乗り出す理由です。


キングス・カレッジ・ロンドンの調査によると、大気汚染を理由に命を落とす人は、ロンドン市内だけで毎年9500人近くに上ります。世界で見ると犠牲者の数はさらに増えます。日々、何気なく自動車を利用することが、我々を死に至らしめる可能性がある。とても深刻な問題のはずですが、自動車メーカーを含め社会の関心はとても低かった。そこで、自分自身でその解決策を考えることにしたのです。


なぜダイソンがEV(電気自動車)を手掛けるのか。皆さんには多少の驚きを与えたかもしれませんが、決して思い付きで始めたわけではありません。むしろ長い間、考え続けてきた構想でした。ダイソンがEVを開発する理由。一言で言えば、世界で広がる環境汚染に対して行動を起こしたいという切実な思いです。とりわけ自動車の排気ガスによる大気汚染は深刻です。この惨状を変えたい。


ジェームズ・ダイソンの経歴・略歴

ジェームズ・ダイソン。イギリスの経営者、エンジニア。英国の家電メーカーであるダイソンの創業者。イングランドのノーフォーク出身。美術専門学校を経て、イギリス王立芸術大学院に入学。卒業後に、ロトルク社に入社し、上陸高速艇シートラックの開発販売を手掛ける。その後独立し、車輪がボールの手押し車「ボールバロー」、紙パックがいらない「サイクロン掃除機」、羽がない扇風機「エアマルチプライアー」などを発明した。

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