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おかざき真里の名言

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おかざき真里のプロフィール

おかざき真里、おかざき・まり。日本の漫画家、イラストレーター。長野県出身。多摩美術大学卒業後、博報堂を経て『バスルーム寓話』で、少女漫画雑誌『ぶ~け』新人長編部門第1席を受賞し漫画家デビュー。『サプリ』がテレビドラマ化、『渋谷区円山町』が実写映画化された。

おかざき真里の名言 一覧

誰かと触れあうことで人は初めて他人との境界線を認識し、同時に自分の存在を確かなものとして実感できるのではないか。折に触れて重なり合う手を描いているのは、そんな思いがあるからかもしれません。


だめだったら次へ行こうと思える選択肢があるのって大事ですよね。それは仕事に限ったことではなくて、家族と一緒にいるのがちょっとしんどかったら友達、そうでなければ職場、というように人間関係も居場所を複数もつことはその人を救うことに繋がる気がします。


どんなに近づいても自分と他人が完全に混ざり合うことはないと思ってはいるけれど、境界線を溶かすことはできる。境界線はときに自分の限界を示すものかもしれないし、あるいは生と死の区別かもしれない。あらゆる境界線にとらわれず、しなやかに自由に人生を泳ぐこと。その象徴として魚を描くことも多いです。


(『阿・吽』の)1巻から2巻にかけては物語のほとんどが山中で展開していたので、だったら樹を描くことを極めてやろうと、一時期は葉っぱの写真ばかりを撮ってひたすら練習してました。葉っぱって、気温や湿度とかによって全然違う顔を見せてくれるので、挑戦しがいがありました。


(『阿・吽』は)チャレンジできる原作はないかと探していたところにいただいたお話だったんです。できることなら普段自分が描きがちなものからは遠い、広い視野をもった作品を手がけたいと思っていた私には渡りに船に見えてしまいました。


昔、熱帯魚を飼っていたんですけど、毎日餌をあげるたびに彼らは寄ってくるんですよ。だけどときどき、寄ってくることも食べることもしなくなる魚がいる。だいたいそういう魚から死んでいくんですよね。それを見て、ああ、食べられているうちは大丈夫なんだなあと思って。


単純に好きなんです。細かい絵をひたすら描いていくのが。暇さえあればオリジナルの文様やトーンを描いちゃうくらい(笑)。これまでの作品ではデザインバランスを崩しかねないからとセーブしていたものを、『阿・吽』ではむしろ世界観が色濃く出る気がして、思い切って解放してみました。おかげさまでものすごく楽しいです。


私が就職したのはマンガを描くという自分と向き合いながら孤独に作業していくしかない毎日に、きっと耐えられないだろうと思ったから。その経験をもとに『サプリ』を描いたし、副業という逃げ道をもつ大切さを知っているから『& -アンド-』を、結婚して子供を産んだから『ひねもす暦』というエッセイマンガも描けた。いまは結局、専業のマンガ家として作品を描き続けているけれど、「人生で何が助けになるかわからないな」という実感はあります。それに今の時代、ひとつの事だけをやって生きていくには人生長すぎますから。


実は二人(空海と最澄)に関してはっきりわかっていることは、それほど多くはなくて。それぞれのエピソードは布教用に整えられたものですし、来歴については、何年に大学へ入ったとか唐へ渡ったとか客観的な事実ばかり。どんな人物だったかを知るに至っては「書」、つまり手ずから書いた文字しか残されていません。でも、二人の書を比べてみるだけで案外、いろんなことがイメージできるんですよ。最澄は本当に美しくきっちりと書くのに対し、空海は自由自在にいろんな書体を使い分け、ときにオリジナルの書体さえ作り出していることもある。数少ない手がかりからも二人の性格が浮かんできて、そこから私なりに造型を深めていきました。


『サプリ』『& -アンド-』、どちらも長期間かけて、働くことや女性の生き方について描いてきましたが、どんなに角度を変えてみても当時の私が辿りつく先はけ結局同じだと気づいたんです。私は物語をクローズアップしながら描くタイプなので、どうしてもテーマをそのつど狭く深く掘っていくことになる。次も現代女性を主人公に描いて、また同じところに辿りついてしまったら、掘るもの自体がなくなってしまうんじゃないかと思ったんです。雨宮まみさん原作の『ずっと独身でいるつもり?』をコミカライズしたのは、テーマは似ているかもしれないけれど、私ではない方の眼差しが入った作品ならばアプローチを変えられると思ったから。


おかざき真里の経歴・略歴

おかざき真里、おかざき・まり。日本の漫画家、イラストレーター。長野県出身。多摩美術大学卒業後、博報堂を経て『バスルーム寓話』で、少女漫画雑誌『ぶ~け』新人長編部門第1席を受賞し漫画家デビュー。『サプリ』がテレビドラマ化、『渋谷区円山町』が実写映画化された。

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