黒田尚子の名言

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黒田尚子のプロフィール

黒田尚子、くろだ・なおこ。日本のファイナンシャルプランナー。富山県出身。立命館大学法学部卒業後、日本総合研究所勤務などを経て独立。著書に『がんとお金の真実』『50代からのお金のはなし』。

運用の手段や選択肢は多様ですから、まずは落ち着いて将来をイメージしてほしい。自分や家族に適した運用方法は何かを考えてほしい。


経済や金融市場の先行きは、今、極めて不透明です。受け身の姿勢だけで対応するのは難しい。前向きな行動が求められる。


お金は、命の次に大切なものともいわれます。投資をするか、しないか。何に投資するか。将来を思い描いて、自分の頭で考えることが大事。


「リスク=危険」と思いがちですが、金融の世界におけるリスクとは、投資した結果得られるリターンの幅の可能性、つまり不確実性のこと。プラスもマイナスも両方あり、単に避けるべきものではありません。


40代、50代のうちから投資になじんでおくことも重要。退職時に、投資の経験やノウハウを持っているか、いないかで、その後に大きな差がつく。


貧困対策 鉄の3か条

  1. 今の家計の収支決算をして、現状を把握する。
  2. リストラや介護、病気、災害など将来のリスクに対してシミュレーションする。
  3. 1と2の結果を踏まえて、自分なりのセーフティネットを複数用意する。

しっかり貯金できるタイミングは人生で3回だけです。1回目は独身時代から子どもができるまで。2回目は子どもが保育園や幼稚園に通っている間。3回目は子どもの独立後です。教育費や住宅ローンの支払いが重ならない時期が、貯蓄ができるタイミングということになります。ですが、最近では晩婚化が進み、第一子を出産する年齢も上がってきているので、3回目の「独立後」の期間が昔よりも短めに。漫然と毎月の残額を貯めているだけでは、確実に老後資金が足りなくなります。まずは家計の現状を把握することからはじめましょう。


年収が高ければ家計に余裕が生まれ、低ければ余裕がなくなりそうなものですが、お金のこととなると話はもう少し複雑に。たとえば、インドア派で倹約家なら無駄な出費が少ないので、年収が低くてもやり方次第で貯蓄ができます。一方、どんなに稼いでいても「子どもは私立に入れたい」「マイホームを一等地に構えたい」「外車に乗りたい」と欲張ると、お金はすぐになくなります。その結果、暮らし向きはリッチでも貯蓄はゼロ。家計は火の車……と赤字転落寸前の家庭も少なくないのです。


すべてを予測することはできませんが、やはりある程度シミュレーションしておくことが大事。「いつ」「何のために」「いくら」のお金が必要かを検討する。その上で、何年後に、何%の利回りを目指すか。これに答えられるようにすることが資産運用の第一歩。


怖い、不安だと言っていても何の対策にもならないし、だからと言って見ないふりをしていると、いざ何かが起きたとき、真っ逆さまに下流に転落してしまいます。今、何の問題もないとしても、「自分は大丈夫」という慢心は捨ててください。高収入家庭の落とし穴は「油断」なのです。


事業者を見極めるカギは情報開示を積極的に行っているか。一般に、投資には手数料などがかかりますし、当然ながらリスクもある。自分の頭で考えるといっても、そうした情報が得られなければ正しい判断はできません。事業者と投資家の情報の非対称性は重要な課題で、国もその是正に力を入れているところです。ですから、投資に際して分からないことがあればどんどん質問をする。それにマイナス面も含めて誠実に答えてくれるかどうかを事業者を見極める基準の一つにするといいでしょう。


投資は単にお金を増やすためだけではなく、よりよい将来を築くためのもの。現役のビジネスパーソンには、将来のスキルアップのために資格を取る勉強をしたり、英語を学んだりする人も多いでしょう。いわゆる自己投資ですが、資産の運用もそれと同じ。だから「いつ」「何のために」「いくら」といった目的、目標も必要になります。


収入が高ければ、高いなりの支出をしてしまうのが人間です。高収入の家庭は、その状況に甘んじて慢性的な「使いすぎ」に陥っていることがあります。年収1000万円超でも、六本木にマンションを買い、ベンツに乗って、子どもを私立学校に通わせていれば、お金が足りなくなって当たり前。金融広報中央委員会が発表した調査によると、年収1000万円以上の世帯の約1割が資産ゼロという驚くべき状態なのです。それでも高収入が続けばいいのですが、世帯主や家族の急病、親の介護による離職、リストラなどで収入が激減、最悪の場合ゼロになってしまえば、途端に家計は破綻します。


黒田尚子の経歴・略歴

黒田尚子、くろだ・なおこ。日本のファイナンシャルプランナー。富山県出身。立命館大学法学部卒業後、日本総合研究所勤務などを経て独立。著書に『がんとお金の真実』『50代からのお金のはなし』。

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