橋本和仁の名言

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橋本和仁のプロフィール

橋本和仁、はしもと・かずひと。日本の化学者、理学博士。東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻教授。北海道出身。東京大学理学部化学科卒業、同大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了。東京大学工学部合成化学科講師・助教授、東京大学先端科学技術研究センター教授、東京大学大学院工学系研究科教授、国立研究開発法人物質・材料研究機構理事長などを務めた。

現代において産業競争力がある技術とは、アナログ的な手間をかけて大規模かつ複雑に組み上げられた、まねしにくいもの。


21世紀は技術単体を評価したり、技術だけで稼げたりする時代ではない。基礎研究であろうとも、いかに稼ぐのかを意識して研究に臨むべきだ。


インテルのCPUビジネスは、中身をブラックボックス化すると同時に、活用方法を積極的に開示する。競合する企業にCPU本体で競争するより、周辺で稼いだ方が効率が良いと思わせることで中身を守っている。


日本が技術で産業競争力を維持するために研究・技術開発はどうあるべきか。先端を走り続けるのは大前提だが、それだけでは駄目だ。追い付かれるまでの時間をいかに稼ぐかが鍵になる。


どんなに優れた技術でも、世に出れば模倣され陳腐化するのが運命だ。特許で守るにしても、ゴールが分かっていれば特許を迂回する方法は見つかるものだし、特許なんて関係ないという国や会社は世界中にいくらだってある。


販売後のサービス・サポート領域も技術とセットで考える必要がある。米アップルの付加価値の源泉は、iPhoneの製造販売でも中身のチップやOSでもなく、100円のアプリを販売する仕組みだ。CPUやチップやOSだけで同社の産業競争力は議論できない。


技術を組み合わせて複雑化・アナログ化することが重要。海水を淡水化する半透膜があるが、画期的な技術で半透膜フィルターを作っても早晩陳腐化する。ならば真似しにくいように水処理プラントまで組み上げる。場合によってはコンソーシアムのような企業の枠を超えた協業が必要になってくるかもしれない。さらに稼げるのは水メジャーが手掛けるような施設運営を含めた水ビジネスだろう。


橋本和仁の経歴・略歴

橋本和仁、はしもと・かずひと。日本の化学者、理学博士。東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻教授。北海道出身。東京大学理学部化学科卒業、同大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了。東京大学工学部合成化学科講師・助教授、東京大学先端科学技術研究センター教授、東京大学大学院工学系研究科教授、国立研究開発法人物質・材料研究機構理事長などを務めた。

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