村井史郎の名言

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村井史郎のプロフィール

村井史郎、むらい・しろう。日本の経営者。電子機器受託製造会社「シークス」社長。兵庫県出身。関西学院大学卒業後、阪田商会(のちのサカタインクス)に入社。同社副社長を務めたのち、サカタインクスインターナショナル(のちのシークス)社長に就任。そのほか在大阪スロヴァキア共和国名誉領事などを務めた。

勝ち抜く秘訣は、価格で勝負しないこと。やはり品質第一。もし品質に問題があってリコールということになれば、巨額の損失が出る。何より顧客の信頼を失う。


昔から、何もないところで成功しようと考えていました。というよりも、何もないからこそ成功できる。


勝負ごとで大事なことは、選択肢をいくつも持つこと。下手な人にかぎって、2つぐらいしか選択肢がない。うまくなればなるほど、何百手も先まで読み、多くの選択肢を用意している。


あらゆる想定をし、備えておけば、何かあっても最善手をすぐに打つことができる。


一番大きいんは、ころころ変わらん。


どんな時代であれ、私は人の信頼を得ることがすべてのベースやと思います。


ゼロから始めれば持たざる強みを最大限発揮することが出来る。何もなければ何のしがらみもない。スクラップ&ビルドなら、まずスクラップしなければなりませんが、ゼロならビルドから始めることができる。


今の人はとても現在に生きている。刻々と変わる周囲とともに価値観も変わっていきよる気がします。ブレが大きい。でも普遍的なものを求めない人ばかりなら、いくら「日本の素晴らしさ」とか言うても、信用ならんでしょう。


人種や国籍が違おうが、名画を見ていいというのは共通なわけですね。普遍の価値というもんはあるんです。私もいろんな事業に手を出しましたが、人間関係さえ作れるのならば、あとは何をしても同じやと思うんですね。


仕事では変わるものに沿ってうまくフォローの風を活用せねばならんですが、変わっていくものを成功に導くものは、人の変わらない部分やと思うんです。


上海に工場をつくったとき、現地の幹部に「なぜ一番コストの高いところへ?」と質問されました。うちは土地もビルも自社で買うんですが、一時でなく根を下ろしたいからと答えました。「長期的には経済合理的」という考えもあるにはある。


大阪の35階建て高層ビルの34階に、ゲストハウスをつくりました。大阪一見晴らしのいいところです。このビルの1階から周りを見ても、向いのビルの正面しか見えません。でも上に登れば、すべてが見える。どこに人が集まるかもすぐ分かる。経営にもそういう視点を持つことが大切。


製造部門を持つようになったのは、今のローランドにつながる楽器メーカーに資本参加し、電子オルガンの生産を始めたのがきっかけです。電子楽器は全く新しいジャンルでしたから競争が一から始まる。新規参入でも勝負ができると考えたのです。


価格だけを考えると、人件費の安いところでつくるべきで、もしそこの人件費が高くなれば工場を移転する。そういう考えの会社もたくさんあります。でも当社は違います。日本国内もそうですが、海外でも工場を自社所有するとともに、終身雇用を基本としています。会社と従業員が信頼し合えば、取引先も信頼してくれる。そういう人間関係ができれば、価格競争にも巻き込まれなくてすむわけです。


アメリカ市場がどうなるかばかりを論じるのではなく、新興国の市場が今後どれだけ伸びていくかを見るべきです。この問題(トランプ大統領が公約に掲げる関税政策について)は、あまり考えてもしかたがないと思います。自分たちだけが規制の対象になるならともかく、メキシコに工場のある企業の条件は同じです。だとしたら、その中の競争に勝てばいい。あるいはアメリカへの輸出ができないなら、他の市場を探せばいい。


村井史郎の経歴・略歴

村井史郎、むらい・しろう。日本の経営者。電子機器受託製造会社「シークス」社長。兵庫県出身。関西学院大学卒業後、阪田商会(のちのサカタインクス)に入社。同社副社長を務めたのち、サカタインクスインターナショナル(のちのシークス)社長に就任。そのほか在大阪スロヴァキア共和国名誉領事などを務めた。

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