山崎元の名言

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山崎元のプロフィール

山崎元、やまさき・はじめ。日本の経済評論家。北海道出身。東京大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。その後、野村投信委託、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラー、メリルリンチ証券、バリバ証券、山一證券、第一勧業アセットマネジメント、明治安田生命、UFJ総研、楽天証券経済研究所などに勤務。ファンドマネジャーやコンサルタントとして活躍。専門は資産運用(ファンドマネジメント、コンサルティング)。そのほか、一橋大学商学部国際経営戦略研究科非常勤講師、獨協大学経済学部特任教授などを務めた。東洋経済高橋亀吉記念賞優秀賞を受賞。

会社は自分を絶対に守ってくれる存在ではない。仕事に困らないためには、自分自身が持っている価値しか頼れないと自覚すべき。


ビジネスパーソンにとって「人脈」は資産。人脈は人の能力と同等の効果(経済価値)を発揮する。


自分から作る人間関係と、受動的な人間関係とでは、長い目で見ると非常に大きな差がつく。


自分が学びたいことが職場になければ、その職場にとどまることは自分のプラスにならない。


仕事で稼ぐうえでは、他人が認めてくれる自分の人材価値が頼り。


とくに若い人なら「ここにいても成長できない」と判断した会社からは、早々に転職しよう。ただし、次の職場を確保してから辞めるのが大原則。


「自分が何を売っていて、誰が顧客であるのか」を真剣に考え、定義しよう。


そもそも、会社を信じるとか、会社に頼るとか、あるいは会社から捨てられるなどと考えることがおかしい。会社は利用するものです。


上司と無駄な対立はしないことです。上司という種族が一番嫌うのは、自分が知らないところで部下が勝手に動くことです。部下の中には、「好きにやらせてほしい」といって上司への報告を嫌がる人もいますが、これは逆効果で、かえって上司は部下を管理したくなります。逆に、自分の仕事内容や進捗状況を細かく報告しておけば、上司は安心して仕事を任せてくれます。一人だけ定時に帰ったとしても、「あいつは仕事もしないで大丈夫か」という話にはなりにくいのです。


ずっとその会社で働くとしても、会社には人事異動もあれば、合併や統合だってあり得ます。残業し、我慢をアピールして一時的に上司から評価が得られたところで、それがどれほどの意味があるのかな、と思います。


残業しないで早く帰れない人は、帰ることでマイナスに評価されるんじゃないかという不安が働くのでしょう。でもそこは「コスト」を考えた方がいいでしょう。もしかしたら残業しないことによって、出世や評価に響くことがあるかもしれませんが、そのために大切な時間を残業に費やすより、勉強や人脈づくりに使う方がよほど有効です。


残業をしないと決めることは、勇気がいるといえばいるし、いらないといえばいりません。やってみれば別にどうってことはないんです。「今日は山崎はいないの?」「もう帰りました」で済みますから。


無駄な残業はしないと決めたことで、会社に依存せず、自分でキャリアを考えて、予定を立て、実行していく意識が培われていったと思います。多くのビジネスパーソンは、自分の予定を会社に決めてもらって、時間が余ったときに初めて自分で何かをするかを考えていますが、私はそういう状態に陥らずに済みました。


一番よくないのは、上司から文句を言われるのが嫌なものだから、事情を打ち明けず、職場や上司の都合に合わせて働くことです。これでは無駄な残業時間が増えるのは当たり前のことです。ですから残業をしたくないのなら、「早く帰りたいんです」と上司に話すことから、まずは始めるべきでしょう。


上司には自分の希望を把握してもらった方がいいし、自分も上司の希望をつかんでおいた方がいいでしょう。お互いがお互いの希望をすり合わせながら、時間のやりくりをすることで、上司も部下も効率よく働き、気分よく働けます。


退社後にやりたいことがある場合は、「火曜と木曜は英語の学校に通いたいので、早く帰らせてほしい」と上司に話せばいいのです。もし上司から「しばらくは難しいよ」と言われたら、そのときは引き下がるという手もあります。でも、打ち明ければ上司も部下の事情が分かるわけだから、上司のうちの何割かは、その後は部下の事情に配慮してくれるようになるものです。


私は人付き合いに関しては「3分の1ルール」というものを自分の中につくっていました。一緒に飲んだり遊んだりする人のうち、社会の人の割合が3分の1を割り込むと世間が狭くなるし、同じように社内の割合が3分の1を切ると、会社の中で浮く存在になります。そんなふうにバランスをとっていました。


人と会って飲むこと、とくに社外の人と交流を深めることは大切だと思います。彼らと話すことで、勤め先の会社以外の仕事の進め方や評価基準がわかりますし、自分が他社で通用する人材であるかどうかもつかめます。また転職のときには、よき相談相手になってくれます。


自己投資によってできる人との差は、わずかなものかもしれません。でもそのわずかな差が大きいのです。野球でいえば、3割のバッターと2割7分のバッターとでは、生産性では3分しか違いません。でも、3割バッターはチームの主軸を任せられるのに対して、2割7分のバッターはやっとレギュラーになれるかどうかです。評価や年俸でも、数倍の差がつきます。ですから時間を意識的に確保してでも、人よりも頭一つ抜ける努力をすることが大切なんです。


若いときから残業はしないと意識してきました。自己投資をする時間を確保しなくてはいけないと考えていましたから。週末のうち、どちらか1日の半分は専門分野の本を読むことに使っていましたし、同じように平日の夜も勉強のための時間をつくっていました。


未来を生き残るのに重要なことのひとつは、マネーリテラシーを高めること。激動の時代だからこそ、自分でお金を管理し増やす力が大きな武器となるのです。要はお金の偏差値を上げましょうと。


メールは原則、見たらすぐに返信するようにして、同じメールを見返さないようにしています。見たらすぐ返事をするためには、メールが入ってくる都度見てはいけません。朝昼晩のなかのこの時間は、30分メールに充てるというように、ある程度決めています。


情報収集をする際は、あまり網羅的にしないことです。インプットとアウトプットのバランスが必要です。一般の方でも、ブログを書いたり、電子書籍を書いたり、ツイッターで、その分野の専門家と議論してもいいと思います。アウトプットをするために、何が自分に必要な情報なのか、目的を意識して情報を収集・分析すると整理しやすくなります。


新しい分野のことを調べるときは、大学の学部または大学院しベルの教科書やテキストも購入し、まず、参照文献を見ます。参照文献に何度も名前が出てくるような人はその分野のキーパーソンであることがわかりますし、次にあたるべき論文も見つかるからです。


新しい分野のことについて知りたいと思ったときに、私は入門書数冊と、専門の雑誌を購入します。パラパラとめくって、ピンと来ないものは除外していきます。そうしているうちに、この本にもほかの本にも書いてあることが浮かびあがり、間違いや重要な部分がわかってきます。


いまは本当にたくさんの情報が溢れていますから、自分にとって必要な情報が、早く、自然に入ってくるような道筋をつくっておくことが大切だと思います。必要な情報をどこに取りにいけばいいのか、情報がどの程度まで必要かの見切り方を知っておくことです。


自分のスキルとして買ってもらっているのは何なのか。顧客とのリレーションなのか、それとも知識なのか技術なのか、それを見極めて大切に育てていくことが大事。


これからはビジネスマンといえども「自分は個人商店だ」という感覚で仕事に取り組む時代。自信を持って売り込める自分の「商品」は何なのか。早いうちに見極めて、育てることが必要。


結構バカに出来なくて、オヤジ殺し(たらし)ができると時間を短縮できる。取引先や自社の社長などに上手に取り入っていると、直接えこひいきはしなくても、人を紹介してくれるとか仕事のヒントをくれるとか、何かと助かることに。


M&Aでは最初の100日が重要だといわれる。鉄は熱いうちに打て、といわれるが、初期の段階で新しい経営方針を徹底させるとともに、吸収した企業の社員を選別し、残る社員については服従と融和を徹底させる。これを、現場の末端に至るまで、速やかに行わないと、M&Aは成功しない。


年賀状の交換は意味のない儀礼だという人もいるが、私の場合、毎年明らかにプラスの費用対効果を、年賀状をきっかけとして得ている。まだまだ、捨てたものではない。


我々は、時に、質問の中で因果関係の決めつけを行っていることに自覚的でないので注意しよう。不正確な質問は、答える側に余計なストレスをもたらすし、効果的な情報収集の妨げになる。


仕事で不愉快なことがあってモチベーションが下がったときに、趣味やお酒などで気晴らしをする人も多いでしょう。しかし、これらで仕事の憂さ晴らしをするべきではありません。一時の気晴らしになったとしても、仕事の状況が変わらなければ、時間を空費し、くたびれ、場合によっては散財してしまい、徒労感だけが残ることになります。仕事の問題はあくまでも仕事の中で解決し、モチベーションを回復させるべきです。


2年単位くらいで、自分がどれだけ仕事で貢献や成長をすることができるかを考えるようにしてみましょう。仕事を通じた貢献や成長は成功体験になり、自信にもつながります。


仕事のやりがいは、貢献か成長かのどちらかを実感することです。前者は、会社の同僚や顧客の役に立っているという実感。後者は、昨年より今年の自分のほうが成長しているという実感です。このいずれかの実感があれば、仕事のモチベーションが維持できるでしょう。どちらもない職場なら、転職を考えましょう。


どうしてもやる気が起きないときは、やる気になるまで放置して、自分を追い込むのも手です。持ち時間が厳しくなると、本当に必要なところだけを効率的にやるようになるものですから。


仕事や勉強をするとき、やる気が湧いてこないなら、まず、本当にやる必要があるのかを考えてみるといいでしょう。たとえば、語学ができたら情報収集の幅も広がるし、仕事で活かせることもあると思って勉強をしてみても、モチベーションが上がらないことがあります。そこで「勉強しなくても困らないのではないか?」と思い直し、 実際やめて困らなかったということがよくあります。本当に必要があるかどうかの見極めが重要です。


直近に締め切りがある仕事や勉強は、モチベーションの管理がしやすい。大きな仕事や資格取得の勉強のように、締め切りが直近ではない場合は、やるべきことを小さく区切って締め切を作ることで、モチベーションを維持できます。


優秀な人が多く忙しい職場こそが、自分の将来の人材価値を上げる「いい職場」であるという面もある。勤め先が本当に「ブラック企業」なら早急に、逃げるなり戦うなりの行動を起こすべきだ。そうでないと判断する場合、慣れることがベストの選択ということもある。


年長者である偉い人は、自分が「可愛い」と思う若者にチャンスを与える。若くして出世した人の大半が、年長者に好かれる何らかの愛嬌のある人物だ。年長者は、人を紹介してくれたり、お金を出してくれたり、新しい仕事をくれたりするので、彼らに好かれると「時間を短縮する」効果があるのだ。


お金の使い方に関しては、教育費や自己投資など目標を伴うものに注意。それが非現実的な「夢」なら、投資ではなく消費になってしまいます。かかる時間も考えるべきです。年収を時給換算した上で「2年間社会人大学院に通う」という投資を考えると、その間どれだけ稼げるか、それを犠牲にする価値があるか見えるでしょう。


理系出身者は、傾向として、論理的な考え方が出来ることが多く、数的なデータの扱いに長けている。様々な面で情報化が進んだ現代のビジネス社会では、理系出身の人材の方が、ビジネス的な基礎力が高いといえる場合が多々ある。


投資信託のうち99%は検討に値しません。販売手数料や信託報酬が高いからです。毎月分配型の投資信託はすべてダメ。仕組みとして損ですし、手数料が高すぎる。買って良いのは、販売手数料が無料(ノーロード)で、信託報酬は高くても0.5~0.6%以下のもの。


株への投資と外貨への投資は根本的に違います。株への投資は、投資対象が経済活動をして価値を生み出すことに期待して行なうものです。しかし、外貨は、それ自体が何かをして価値を生み出すものではありませんから、正確には「投資」とは言えません。金も同様で、金自体が何か価値を生み出すわけではなく、ただ値動きをするだけです。この違いを、まずは理解しておくべきです。


まず、手持ちの資産を「リスクを取って良いお金」と「リスクを取らないお金」に分けましょう。株や投資信託などで運用するお金は「リスクを取るお金」です。その金額を明確にすることで、必要以上にリスクを取って資産を大幅に減らしてしまうことを防げます。


告発をするとき退路を確保することも大切。具体的には、転職準備の必要性だ。日本企業の場合、告発やケンカといった場面では、一方が全面的に正しくても、「事を荒立てた」こと自体が減点材料となることが多いし、その後に人事異動の対象になることもある。自分のキャリアと「働き心地」を守るために、転職が必要になるかもしれない。戦いのコストやリスクを見積もると同時に、できる準備はしておきたい。


不正の証拠や証言の確保はもちろんのこと、告発を受けた窓口の対応、告発ターゲットの行動、自分とのやり取りなどの内容を記録した、日誌的なメモを作るといい。相手が不当に報復してきた場合への備えとして必要だし、自分の告発・告発方法の正当性を示す証拠としても重要だ。


複数の告発チャネルを準備しておくこと。部長の不正を告発するなら、他の部や本部の有力者にも告発する準備が必要だし、大がかりな不正を告発する場合は、マスメディアや監督官庁にも告発する準備を整えておきたい。1つの窓口にだけ告発して漫然と時間を過ごすと、証拠を消されて、自分が不利に追い込まれる可能性がある。


企業にとって価値のある人とは、付加価値のある特殊なスキルの持ち主。難しく考えてはいけません。世の中の8判以上のビジネスマンが必ず持っているスキル対人関係力を磨けばいい。人とまったく接しない仕事はありえないのですから、対人関係に長けている人は、どこに行っても力を発揮できる。


投資においては、初級者も上級者も、300万円の運用でも3億円の運用でも基本はみんな同じ。まず、お金の置き場所を決める。次に、全体として自分が取るリスクの大きさに合わせてお金の配分を決める。最後に、お金の置き場所別にどんな商品を割り当てるか決める。このたった3ステップ。


単に名刺を交換しただけの関係は有効な人脈とは言えない。パーティーなどで何十人もの人と名刺交換する人を見かけるが、あれは無駄だ。最低限、「お互いがお互いの顔と名前を認識し」、「最後に会った時のことを覚えていて」、「望めば自分のために時間を割いてくれる」、といった関係でなければ、あなたの人脈の中の人とは言えない。


山崎元の経歴・略歴

山崎元、やまさき・はじめ。日本の経済評論家。北海道出身。東京大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。その後、野村投信委託、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラー、メリルリンチ証券、バリバ証券、山一證券、第一勧業アセットマネジメント、明治安田生命、UFJ総研、楽天証券経済研究所などに勤務。ファンドマネジャーやコンサルタントとして活躍。専門は資産運用(ファンドマネジメント、コンサルティング)。そのほか、一橋大学商学部国際経営戦略研究科非常勤講師、獨協大学経済学部特任教授などを務めた。東洋経済高橋亀吉記念賞優秀賞を受賞。

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