小池百合子の名言

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小池百合子のプロフィール

小池百合子、こいけ・ゆりこ。日本の政治家、ニュースキャスター。東京都知事。関西学院大学社会学部中退、カイロ大学文学部社会学科を首席で卒業。アラビア語通訳、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」初代メインキャスターなどを経て、自由民主党所属議員として衆議院に当選。環境大臣、防衛大臣、自由民主党総務会長などを務めた。東京都知事選に出馬し当選。

私は常に、「ブルーオーシャン」を目指してきました。もしみんなが自分と同じことをやり始めたら、私は次の場所に行くのです。


政策は大義がなければ政策ではない。しかし、大義ばかり振りかざしていても、その大義は実行されない。


社会全体で大義を実現していくには、「面白い」「楽しい」「かっこいい」といった「共感」が必要。共感があって初めて、実行できる。


「こうすればいいだろう」「こうすればもっとみんな楽になれるのに」。そんなふうに24時間、いつも何かを考えています。懸命に考え、仕事をしているのです。


不平を言うのは結構ですが、それで何かが変わるわけではありません。だからこそ、自らがコミットすることが大切なのではないでしょうか。


計画を立てて、1つずつ実行していく。それが私の基本的な考え方、生き方。そうしたことをずっと続けてきた結果、気づいたら都知事になっていた。


人生の豊かさは「忘れ得ぬ時をいくつ持っているか」で決まる。日々の流れの中で、たくさんの「忘れ得ぬ時」を持っている人は、「忘れ得ぬ人」にもなるのではないか。


「みんながやることをやっていれば安心だ」というのは大きな間違い。皆がやることは当たり前すぎる。そこにプラスアルファで何をするのか。そうしたことが問われる。


スケジュールは、限られた時間の中で効率よく進める。その一点に尽きます。スケジュールは、「15分単位で事を進める」ようにしています。


「できない理由」ばかりにとらわれてしまえば、改革は始められない。そこで諦めるのではなく、「希望」を持って、できることからやる。そう考えて積極的に対応すれば結果は変わる。


肝心なことは、「自分がどう思うか」ではなく、「周囲がどう評価するか」。


日本の組織を変えるには、ボトムアップよりもトップダウン。トップが率先して動く必要がある。


世界をリードするためには、明確な目標と戦略を描き、それを実行する力が必要。


執行するタイミングがズレてしまっては、政策は正しくなくなる。


知事になっても24時間、何かを考えてます。次は何しようかなとか、ああしようかなとか(笑)。それが楽しいのです。


守るべきは断固として守り、変えるべきは勇気をもって変える。


役所の都合ではなく、市場の声に耳を傾け、官民の知恵を集めれば、必ず突破口は開けるはず。


唯一、東京に足りないものは「希望」。今日よりも明日のほうがいい。みんながそう信じ合えることが、何よりも大切。


やらずに後悔するよりは、まずやってみてほしい。ダメならダメで次にがんばる土台だと思えばよい。やらずして後で悔いるのはもったいない。


政治家にとって大事なことは、どんな立場になろうとも大義やミッションを忘れないこと。そこは初当選以来ずっと変わっていないつもりです。


政治家をやっていると、追い風も向かい風もある。バタッと風が止まるときもある。そのときは、崖から飛び降りてでも自分から風を起こせ!


時にはイチかバチかの決断をすることで、大きく前進できる。


人生を懸ける大一番のときがきたのに勝負に出ないというのでは、一体何のための人生でしょうか。


出る杭は打たれるもの。頭抜けてしまうと、今度は新しい世界が目の前に広がるチャンスもあります。


嫉妬への3つの対処法

  1. 出る杭は打たれるもの。出すぎて抜けてしまえ。
  2. 嫉妬する人を自分に取り込め。
  3. 放っておけ。

リーダーの側から常に積極的な声掛けをして、コミュニケーションをとるべき。


都知事として初めて編成した予算案を発表しました。ここで心がけたことも「メリハリ」。無駄は徹底して排除する一方、必要な施策には思い切って予算を配分しました。


「マーケティング目線」をもって、常に自分の価値を磨かなければ、市場で埋没してしまう。「私は頑張っている」ではなく、「周囲にどう評価されるか」が重要。


伝統工芸を守るためには、ビジネスとして利益の出る仕組みを整えることが大切。優れた技術を海外に発信できる人材が求められている。


都庁での「20時完全退庁」は、日本の働き方を変えるラストチャンスだという思いで指示を出した。


まずは発想を変えましょう。長く職場にいればいいんだという感覚を早く変えたい。ライフスタイルが変わることによって、仕事も効率も、そして人生も社会も変わってくる。


経済成長のエンジンとして、首都東京が担う役割はあまりに大きい。国際的な状況を踏まえ、「今回がラストチャンス」という危機感で、スピード感をもって進めていきます。


厳しい戦いであっても、理想を掲げて挑む人を、私は同志として応援していきたい。


飛び降りると自体が目的ではなく、飛び降りることによって流れをつくる。飛び降りて風を起こす。そこから変化が起きる。


必ず一歩前へ出る。崖から飛び降りたことで、私にも手痛い失敗の経験がありますが、そうした経験は現在の糧になっています。


チャンスは待っているだけでは来てくれません。自分で求めていく必要があります。それは自ら新しいステージを切り開いていくということです。


トップが率先して範を示すことは、組織を動かすための絶対条件。自ら範を示しつつ、改革を確実に前へ進める。


しっかりした改革を行うためには、外部からの目を入れ、高いレベルでの透明性と公正性を担保する必要がある。


無駄を削り、改革を進めていくためには、自らが身を切る覚悟と姿勢を示さなければならない。


仕事で嫉妬されることは、周囲から認められている証拠でもあります。ライバルや上司の縄張りを侵す存在として排除の対象になったわけですから、本物になれたと思っていいのです。そのうえで、嫉妬をされてももっといい仕事がしたいのか、その他大勢のままでいいのか、どっちを選ぶのかが問われているのです。


営業成績を上げる、客観的に誰もが認める成果を上げる。その実績が自分の力になってくれます。自分に力を付けたうえで、「so what(それが何?)」精神でいれば、嫉妬は乗り越えられます。


基本的に、他人は自分を助けてくれません。もちろん、助け合いの心はあります。でもいざとなったときは助けてくれないものと思って、自分の力を確立する方が重要です。


嫉妬する人は、自信がない人でもあります。そんな人のことは気にしないで自分の道を進めばいいのです。私もかつて「小泉総理に手料理を持っていってる」とか、根も葉もない噂を立てられました。あえてありそうな話に変えて情報を出すというのは陰湿なものを感じます。でもそんなものは放っておけばいいんです。


人が嫉妬する裏には、自分がないがしろにされているという思いがあります。そういう人が相手の場合は、その人を自分に取り込んで、巻き込むくらいの度量を持つということが大事でしょう。


私とコミュニケーションを取りたい人がアクセスしやすいよう、ドアは常にオープンにしています。最近ではパーティションで区切られた機能的なオフィスも多いようですが、コミュニケーションの観点から見ると、これはいささかマイナスではないでしょうか。話したいことがあったとき、気軽に声をかけることができないからです。


「笑わせる」「話にオチをつける」というのも、コミュニケーションを円滑に進めるための条件の一つ。一見して「とっつきにくいな」と思われるタイプの人なら、ギャップが大きいので効果も絶大です。


自分を印象づけることができたら、次は「また会いたいな」と思わせることが大切です。そう思われるのは、面白い話をしてくれる人、自分にとって有益な意見をくれる人でしょう。


新しいことをはじめるとき、重要になるのは「メリハリ」をつけること。あらゆることに妥協なく取り組むのは、気持ちはよいですが、自分も、周囲もパンクしてしまいます。新しい挑戦には全力で取り組む。一方で、これまでの定型的な仕事は見直し、効率化する方法を考える。そうすれば最大の効果を発揮できるはずです。


ペーパーレス化を進めるのは、オフィスから離れて働く「テレワーク」の土台をつくるためです。紙を前提に仕事を組み立てていると、オフィスに集まって働く必要がありますが、ペーパーレスであれば、離れた場所でのテレビ会議もスムーズになります。


行政のオープン化も加速させていきます。まずは一層の情報公開のために条例を改正します。キャッチフレーズは「のり弁から日の丸弁当へ」です。黒塗りばかりで限定的だった情報公開の方針をあらため、「個人情報」という要所以外は原則として真っ白に公開することを目指します。


ちょっと切り口を変えるだけで、スポットライトは当たる。ごく当たり前のことを推進する政策なのに、実行されていない。私はそうした政策に、少しアングルを変えてスポットライトを当てることで、息を吹き返させる。そんな作業をずっとやってきました。


私も、すべてのことを承知しているわけではありませんから、「より良い結果」が導き出せるように、その道のプロ・専門家の方々にサポートしていただいています。しかしあくまで、指示を出し、最後に責任を取るのは私です。最終的にはすべて自分で決めています。


そもそも「ハードルが高い」ことを想定しているので、そう認識した段階で既にハードルはハードルでなくなります。ハードルを認識すれば、それを乗り越えるための対処方法を探せばいいのですから。ハードルはむしろ、「やりがい」と言った方が正しいかもしれません。


評論家ばかりいても、世の中は良くならない。本当に何かを良くしていこうと思ったら、何らかの大きなムーブメントにつながるような努力をすることも必要。塹壕の中に閉じこもっていても、何も変わらない。


私は人生までマーケティングしてしまう人間です。今、「都民ファースト」と言っているのも、まさしく都民が何を考え、何を求めているのか。それを分析し、方策を考え、実行に移しているのです。


「20代、30代、40代で何をすべきか」ということを、19歳の時から考えてきました。「20代は好きなことをやる。30代からはだんだんと人生の基礎固めをしていく」というように。


政治であれ、企業であれ、どんな仕事をしていても、経営計画があり、リスクコントロールがあり、ダメージコントロールがあります。1つずつ問題を明確化して、どう対処するか考え、問題を解決していく。何をやっても、それは同じだと思います。


私は英語だけでなく、アラビア語という別の文化圏の言葉を学びましたが、世界の見方が大きく変わりました。その意味で、「英語プラスアルファ」が必要だと思います。私はアラビア語を英語で勉強しましたが、その結果、アラビア語を勉強した分、英語の語彙も増えていった。


仕事の進め方が「前例踏襲」にはなっていないでしょうか。組織のなかにいれば、仕事は上から振られるものです。だからといって、当事者意識を欠いてはいけません。「自分事」と捉え直すことができれば、大胆に発想を転換できるはずです。


今年の私の方針は「できない理由より、できる理由を探す」。問題点を見つけて、「○○だからできない」と諦めるのは簡単。しかし、それでは物事は前に進みません。解決すべき課題に対して、どうすれば「できる」のか。そのことを徹底して考え、実行していきます。


時代が変わっても、伝統工芸の価値は変わらない。伝統ある宝物を次の世代に確実に継承していくためには、「マーケティング目線」をもちながら、常に磨きをかけていく必要がある。


強力なブランドを構築するためには時間がかかる。もちろんセンスも必要。そして、新しいものをつくるよりも、歴史や伝統を再発見することが近道になる。


勤務時間が短くなれば、仕事の優先度は変わります。そのとき「ワーク」だけでなく「ライフ」を見直すことにもなるはずです。働き方改革は自分改革です。個人個人が自分の時間の使い方、つまり自分の人生の優先順位を考え直すことで、日本の社会も変わっていくのです。


都知事就任後、「都庁からライフ・ワーク・バランスを徹底していきたい」と話しました。「ワーク・ライフ・バランス」ではありません。ワーク(仕事)の前に、ライフ(生活)があるべきだと考えているからです。


意思決定の場に女性が増えるということは、明らかに政策自体に変化をもたらします。街づくりでも、これまでのいわゆるインフラ重視から、今はもうソフト重視に変わってきている。その中に女性の意思決定者が増えるということは、ソフトの街づくりで厚みのあるものになるんじゃないか。


ありとあらゆることを決めるのに、日本の行政や政治は時間がかかりすぎるケースが多い。議論を重ねるのは結構です。しかし、その間に世の中がどんどん変わっているということも考えなければいけない。


留学先というと欧米が多いんですが、みんなが興味を持っている地域や分野は専門家も多く競争も激しい。手薄だけれども日本にとって重要なところはどこか、ということでアラブを選びました。


世界が変わる中で、その変化に押し流されてもダメだし、何も変わらなければ、結果として押し流される。だから、守りたい、変えたくないもののために、変え続けなくてはならないものがある。


基本的には、私はずっと保守です。保守は結局シンクロナイズドスイミングです。水面上の上半身は動いていなくとも、水の中では激しく脚を動かしているように、ひとつのところにとどまるためにはずっと変化をしていなくてはいけない、という考え方。


密室での意思決定は、責任を曖昧にし、問題を先送りする。情報公開を進めて、官民の知恵を結集させれば、様々な課題にスピード感をもって取り組むことができる。


歴史を振り返れば、新古今和歌集には「高き屋に のぼりて見れば 煙立つ 民のかまどは賑わいにけり」という仁徳天皇の御製が収められています。国民の生活に目を向け、共感を広げられなければ、大義はやり遂げられません。


大組織では、往々にして身内の論理が優先され、本来の目的が見失われることがあります。しかし政治・行政は、常に有権者のために行われなければなりません。


今日ではいかなるビジネスも、「顧客の満足度をいかに高めるか」が最優先の課題です。需要者である「お客様目線」で物事を考えなくてはいけない。


周囲を動かし、新しいことを進めるためには、「大義」と「共感」の2つが欠かせない。「大義」を実現するために重要なのが「共感」という要素。


私がキャスターを辞めて立候補した1992年は、日本の政治が現在と似たような閉塞感に覆われていました。湾岸戦争で国際社会の協力が求められる中、社会党等が国会で「牛歩戦術」を使ったり、バブルが崩壊して一般国民が生活不安に陥っているのに、旧来の自民党の権力争いが行われていたり。このままでは日本はどうなるのだろうかと不安を抱き、「私がやらねば」という気持ちで立候補したのです。当選する保証はもちろんなく、まさに「崖から飛び降りた」ような感覚でした。


政治にもビジネスのような「共感」が必要。私にとっては、お金をかけずに、「大義と共感」で日本人の持っている良さをどうやって引き出すかが大事。


父は「新しいところや高いところに突き進まなければ後退あるのみ」「皆と同じことをしていたら安心だけど、奈落に落ちるときも皆一緒。だから自分で這い上がれ」とも言いました。今の私に繋がっている、ありがたい教えです。


石油関連の仕事をしていた父は、戦後の苦しい時代を生き抜いた自立精神旺盛な人でした。私は「やれることはやりなさい」「失敗したらあなた自身のせい。責任は自分で取るものだ」と、繰り返し聞かされて育ちました。


東京都の全事業の総点検を行いました。その結果、各事業について「期限」が定められているのは全体の約2割で、それ以外の事業には特に期限が定められていませんでした。期限がない場合、見直しのきっかけがないため、惰性で続いてしまうこともありえます。このため、すべての事業に「終期」を設定し、事業評価を行う時期を明確化しました。


知事に転身する直前まで務めていたルノーの社外取締役では多くを学びました。取締役会の机の上に紙は一枚もありませんでした。タブレットを活用することで、完全な「ペーパーレス」を実現していて、大変驚かされました。テレビ会議で世界のどこからでもBOD(取締役会)に参加します。グローバル企業なら、もはや当たり前の景色です。ちなみに、ゴーン社長のCEO室には書類棚さえありませんでした。この経験を踏まえて、都でもペーパーレス化を進めています。


田中角栄さんはかつて、5分刻みで面会をこなしたといいます。結果、外に人の行列ができて、それを見た人は「忙しいのに自分に会ってくれるんだ」と、角栄さんに感謝したそうです。それを可能にするには、「一番のポイント」から話し始めると効率がいいと聞いたことがあります。もちろん失礼のないように対応しますが、角栄さんのような時間の使い方は参考になると思います。


最初に立てた目標は「世界のすべての国を回ってみよう」というものでした。若い時は「(旅をするのに)体力がいるであろう国」へ、年を重ねてからは「旅が楽にできる豊かな国」へと。最初はアラブ諸国をすべて回ることから始めました。学割を使い、バスを乗り継いで、シリアやヨルダンを走破しました。20代からはテレビの仕事が入ってきましたが、人が取らない時期に休暇を取るようにして、1か国ずつ地図を塗り潰していくように世界を回りました。


私が「見える化」を進めるのは、自分たちの税金が何に使われているのか、一人でも多くの都民の皆様に知ってもらいたいからです。民間企業では、株主総会のインターネット中継がすでに当たり前となっています。同じように都政においても、できるかぎり公開で物事を進めたいと考えています。これらは、やろうと思えば、できることなのです。


他社や異業種の人との付き合いを増やしてみると、普段の仕事の中で当たり前だと思っていることが、別の会社や業界では面白い発見になるかもしれません。そうした気づきは、自分の可能性を再発見する機会となります。新しい環境に自分を晒すことが、自らの「きらり」を磨くことになるでしょう。


東京には魅力的な伝統工芸がたくさんあります。たとえばカットグラスの「江戸切子」。世界的に有名なチェコの「ボヘミアグラス」に匹敵する高い技術と卓越した美しさをもっています。ただ残念ながら世界的な知名度は不十分です。海外へ売り込むためには、伝統工芸を「マーケティング目線」で捉えなおす必要があるでしょう。


海外の人に「東京といえば、なにをイメージしますか」と聞くと、どう答えるでしょうか。私が海外の友人に聞いてみたところ、複数の友人が「渋谷のスクランブル交差点」を挙げました。海外からの視点では、あの交差点をみると「あ、ここは東京だ」とピンとくるのです。日本人だけで議論していても、なかなか気付かない視点です。


残業ゼロのためには、本人だけでなく、上司の意識改革も必要。「上司が居残っているから、なかなか帰れない」という人がいるのではないでしょうか。都庁では「その上司が誰なのか、そっと私に教えてください」と伝えています。「目安箱」を通じて、私に直接連絡できる仕組みがあるからです。


鳥の目で俯瞰して見ると、おかしいことっていっぱいあるわけですよ。時間がかかった分だけいろんな人たちが関与してがんじがらめになっている。私はむしろしがらみがないことから、まさに烏の目で客観的に見て、高過ぎるのではないか、安全はどうなのかと。今ひとつずつ着地点を模索しています。


カダフィ大佐は何万人の前では、陶酔させるような演説上手でした。ところがインタビューの場では落ち着かなくて、「これがあのカダフィかしら」と思わせるくらいです。その後、ジャーナリストや通訳として、様々な首脳に会いましたけれども、群衆の前に立つときはともかく、素顔はみんな人間くさいですよ。


アラブで日本は特別扱いですよ。カダフィでさえ机の上に明治天皇の写真を飾っていて、明治維新に学んで、自分はそれに倣って革命を起こしたと言います。多くのアラブの国々で全体的に言えるのは、アメリカと戦って原爆を落とされて、ゼロから立ち上がった日本は素晴らしいと。賞賛の嵐ですね。日本に対する憧れは今も消えていないですね。これは日本の財産です。


カイロ大学に留学したとき、第四次中東戦争も経験しました。学生運動は平和を訴えるのではなく「早く戦争をしろ」とけしかける。それだけでも日本から来た留学生からすれば、発想の転換を迫られました。大学の入学式の代わりに、軍事訓練から始まりましたし(笑)。日本みたいに平和な内向きの国は極めて特殊なんですよ。世界はあちこちで戦争していて、銃弾が飛び交っています。よく日本みたいな真空地帯ができたなと。ありがたいことです。


自分のやりたいことを実現するため、どのような手段をとるべきか。転職や起業という選択肢もあるでしょう。しかし、その前に現在の会社をどこまで活用できるのかを考えてもいいはずです。結果的には、そのほうがより早く人生の大目的に到達できるかもしれません。転職や起業は手段にすぎません。自分にとっての目的や課題は何か。それを掘り下げることが重要です。


小池百合子の経歴・略歴

小池百合子、こいけ・ゆりこ。日本の政治家、ニュースキャスター。東京都知事。関西学院大学社会学部中退、カイロ大学文学部社会学科を首席で卒業。アラビア語通訳、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」初代メインキャスターなどを経て、自由民主党所属議員として衆議院に当選。環境大臣、防衛大臣、自由民主党総務会長などを務めた。東京都知事選に出馬し当選。

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