小林弘幸の名言

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小林弘幸のプロフィール

小林弘幸、こばやし・ひろゆき。日本のスポーツドクター。順天堂大学医学部教授。埼玉県出身。順天堂大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立病院外科勤務。その後、順天堂大学小児外科講師・助教授などを経て教授に就任。

身体とメンタルは深くつながっています。身体が不調なら心も不調に、身体が健康になれば心も健康になります。


年を重ねるに従って、どんな人でも体力は必ず落ちてきます。若い頃と同じ生活を続けていると、すぐに疲労が溜まり、身体を壊してしまうでしょう。


仕事上のミスについては毎日、振り返りましょう。ミスこそが改善ポイントであり、成長のチャンスなのですから。


健康だけではなく、自律神経が整っていてこそ、持っている力を発揮できる。


「気持ちを切り替えよう」と思っても効果はありません。メンタルの問題をメンタルで処理しようとしても無理です。そういうときこそ体を動かすべきです。


自律神経を整えようと思っても、頭でコントロールはできません。自律神経へのアプローチ方法は体を動かす運動・行動です。


疲れない身体を作るには、血流と血の質を良くすることが決め手。そしてそのためには、血流を司る「自律神経」のバランスと、血の質を左右する「腸内環境」を整えていくことが不可欠。


「イヤなこと」→「良いこと」→「目標」という流れで日記に書くことで、効果的にモチベーションを引き上げていくことができる。


決して「心が不調だから身体が不調になる」のではありません。失敗したり、逆境に苦しんだりしても、体調が整っていれば大丈夫。気力も保ち続けることができるはずです。


「時間がない」と焦ると、身体を緊張・興奮させる交感神経が優位になり、心身をリラックスさせる副交感神経の働きが低下して、呼吸が浅い状態になります。これが、血流が良くない状態。手帳をつけると、大まかな時間の流れ、生活のリズムがつかめますから、自律神経のバランスが安定して血流が良くなり、心身ともに安定しやすくなります。手帳は時間管理だけでなく、自律神経の状態を整え体調管理までしてくれる、最強のパートナーです。


体調を整えるために「どう時間を使うか」だけでなく「どう時間を使わないか」を、手帳で管理しています。


予定を入れすぎてオーバーワークにしないこと。こなさねばならない予定が多いほど余裕がなくなり、自律神経のバランスを崩しがちになります。


私の場合、メモをする事項の中で一番重要なのは、人との出会いです。一度会った人の連絡先を記録しておいて、すぐに探せるようにしておけば、まず大きな問題は起きません。


「あとでやろう」「あとで考えよう」をなくすためには、訓練をすることです。私は外科医として瞬時の判断を求められる中で鍛えられました。ビジネスマンの皆さんなら、メールボックスの中にメールが残らないよう、その場ですぐに処理していくことも、訓練になると思います。


私もToDoリストだけでは仕事を確実に進めるためには不十分。私は、その日に片づけるべき書類を全部机に並べて、それを端から処理していき、帰るときには何もない状態にする、という「見える化」をしています。


デジタルツールが普及して、そのぶん、現代人は手を使わなくなりました。これは、頭を十分に使わなくなってしまったのと同じです。自分のものの見方や思考がぼんやりしていると感じている人は、考えるときに「手を使う」ことを意識してみるといいのではないでしょうか。


何事も「ゆっくり」行なうことがお勧めです。現代人、とくにビジネスマンの多くは、交感神経が働き通しの状態になっています。そのバランスを正常化するには、話す、食べる、歩くといったすべての動作のスピードを落とすことが効果的。副交感神経のスイッチが入りやすくなり、無駄なイライラも消えます。周りがよく見えるようになるので、結果的に仕事の精度もアップします。


メンタルトレーニングをするより、まずは大元である身体へのアプローチが得策。まず体力をつけて、行動の検証によって仕事のパフォーマンスを上げる。すると、心も力を取り戻すのです。「心技体」ならぬ「体技心」の順番で、心身ともに元気を取り戻しましょう。


「健康な生活」とは、身体だけでなく、身の周りの整理・仕事の運び方・人とのつきあい方・感情のコントロールなどあらゆるものを含みます。これらが互いに連関することで本当に健康な毎日が送れるのです。


体力や体調の変化を考える際、30代・40代という区切り方をすることが一般的ですね。しかし本当は、「5のつく年」で区切ったほうがいいのです。「30代に入っても元気でバリバリ働けている!」という人は珍しくありませんが、そうした人たちも35歳を過ぎると、次第に無理が利かなくなってきたのを感じるはず。なぜなら、本当の曲がり角は35歳だからです。同じく、45歳も節目のタイミングです。さらに疲れが出やすくなり、メタボや生活習慣病に悩む人も増えてくるでしょう。


私は「基本的にシャツは白しか着ない」と決めています。服選びの時間が短くて済むということもありますが、ささやかなことでも、なにかを選択する行為はストレスを生みます。「考えるべき重要な問題」と、「考えることなくオートマチックに行動すること」を区別し、さほど重要でないことは徹底的にルール化し、オートマチックに処理する。余計なストレスを招かないというのは、自律神経を乱さないためにとても重要なことです。


スポーツトレーニングは、筋力アップや技術向上を図る「ストレングス」。疲労を取り、故障を治す「ケア」、そして持っている力を発揮するための「コンディショニング」。この3つのアプローチで成り立っています。練習したことをいかに本番に結びつけるか。これはビジネスの世界でも同じです。100の実力を120に増やしても、70しか発揮できなければ、力がついたとはいえません。


いったん席を離れ、階段を1~2階分、ゆっくりとリズミカルに上り下りしてください。血流がよくなり、副交感神経の働きが高まり落ち着きます。ミスの後処理をどうするかなどの事後対策は、こうして体を動かしてから考えたほうが、いい方法が見つかります。


プレゼン技術など、スキルアップをしたいビジネスマンは多いのですが、「実力をつける」と同じように「今ある実力を100%発揮すること」の大切さと難しさに気がついている人は、残念ながら少ない。


忙しくてストレスの多い人、精神的につらいという人には、まずは日記を手で書くことをお勧めします。寝る前に一日を振り返って、以下の3つをそれぞれ一行ずつでいいから書くのです。ゆっくり丁寧にペンを運んでいると、一日の自律神経の乱れがリセットされます。

  1. 今日、一番失敗したこと(もしくは、体調が悪かったこと、嫌だったこと)。
  2. 今日、一番感動したこと(もしくは、うれしかったこと)。
  3. 明日の目標(もしくは、今、一番関心のあること)。

人間にとって一番ストレスになるのは、迷ったり、選択したりすることなのです。朝、何を着ていこうかと迷う。招待状が来て、出席するか欠席するか迷う。トレイに判断を保留している書類が溜まっているのを目にする。それだけでストレスを感じます。ですから、自律神経を整えるには、いかに迷わないですむようにするかが大事。


毎年、「今年はこの手帳をこう使おう」とルールを決めていますが、毎年失敗していますよ。1年間、すべてのページに関して継続できてはいません。忙しいときには適当なところにメモしてしまったりもします。きっと皆さんもやってしまっているでしょう(笑)。書き方のルールは、9割の完成度では失敗するのです。10割までルールを作り上げることを目指して、毎年、改善を繰り返しています。


40代になって以降は、ちょっとしたことでも書いておかないと忘れてしまいますね。どうでもいいと思って忘れていたことが、あとで大問題になったりするんです。忙しいときに限ってそういうことが起きがちですし、忙しい人ほどうっかり忘れやすい。ですから、研究室を訪れた人や会った人の記録、TODOリスト、重要な電話の内容など、メモはかなりしています。


小林弘幸の経歴・略歴

小林弘幸、こばやし・ひろゆき。日本のスポーツドクター。順天堂大学医学部教授。埼玉県出身。順天堂大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立病院外科勤務。その後、順天堂大学小児外科講師・助教授などを経て教授に就任。

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