吉川洋の名言

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吉川洋のプロフィール

吉川洋、よしかわ・ひろし。日本の経済学者。東京大学名誉教授。東京都出身。東京大学経済学部経済学科卒業、イェール大学で博士号を取得。ニューヨーク州立大学経済学部助教授、大阪大学社会経済研究所助教授、東京大学経済学部助教授・教授、立正大学経済学部教授などを務めた。

起業やイノベーションは、ヘトヘトになった状況からは生まれない。ある程度の余裕というか、遊び心も職場には重要。


企業という組織も人で構成されていますから、人を育てることが、企業の競争力につながる。


今後、環境は激変する。環境が変われば、新しいニーズが出てくる。つまり、イノベーションが求められているということ。


人口減が即経済力低下と思い込むのはおかしい。今はイノベーションで生産性を上げられる。


戦前から、立派な企業は、人を蔑ろにしていない。工場法を作り、労働法制を整えたり、女工さんたちのために病院や学校をつくってきた。人をボロボロにして、取り替えながら雇うのでは良い企業とは言えない。


「今すぐのことではないから」と議論を先送りするのは、日本の悪い癖です。先のことでも、できるだけ前倒ししてきちんと議論しなくてはいけない。


「こういうものがあったらいい」というセンサーは、男性よりも女性のほうが発達しているのではないかと思います。消費者に近いものは、女性のアイディアがヒットを生むことがあると思います。古典的な例では、電気洗濯機は、シカゴの主婦がアイディアを出して、GEが開発したと言われています。電気洗濯機というアイディアは、おそらく男性からは出てこなかった。


人の数が減るということはそれなりに影響がありますが、経済学で言う「人的資本」、つまり人材は、数もさることながら、質が重要であって、人的資本の蓄積と養成が大事ということです。


先進国は成熟しているし、相当の水準まで来ているから、優良な投資先はほとんどないという議論は、先進国の間で100年間続いてきた議論です。しかし、いつの時代でも成長が止まったことはない。なぜかというと、新しいモノやサービスが生まれているからです。


人口減で働き手の数が減っていくことは、一国の成長にとってマイナス要因であることも事実です。ただ、人口が先進国の経済成長に直接的に寄与する部分というのは、実は非常に小さい。例えば、高度成長期、経済が10%成長した時の労働人口の成長率は概ね1.2%です。経済が10%成長して、働き手の数は1%プラス。この9%の差は何かというと、労働生産性の上昇というわけです。


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吉川洋の経歴・略歴

吉川洋、よしかわ・ひろし。日本の経済学者。東京大学名誉教授。東京都出身。東京大学経済学部経済学科卒業、イェール大学で博士号を取得。ニューヨーク州立大学経済学部助教授、大阪大学社会経済研究所助教授、東京大学経済学部助教授・教授、立正大学経済学部教授などを務めた。

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