リーダー・管理職の名言

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リーダー・管理職の名言 一覧

私が「任せて任さず、和して同せず」を座右の銘にしているのは、会社というものが決して個人の力で動くものではなく、いろいろな人間がそれぞれの立場で考え、行動することによって成り立っていると信じているからです。社長一人がいくら頑張っても、人間の能力には限界がある。あれもこれもと自分で抱え込んでいたら、かえって組織が円滑に動かなくなる場合も多い。

上司から部下へ、そしてそのまた下の人へと権限が移譲され、それぞれの人が自分の持ち場に適した能力を発揮することで、企業の組織力が生きてきます。トップはそのための交通整理をすればよいのです。もちろん、権限は部下に委譲しても、責任は常にトップにあります。「君に任せるけど、あとは知らんよ」では、部下が怖気づきます。反対に「後は引き受けるから、君の判断でやりたまえ」と言われれば、勇気百倍になります。またそのほうが、熱心に相談に来たり、経過報告に来る回数も多くなってきます。

能力があっても一人の人に何もかもやらせるのは無理ですから、企業活動の様々な領域で、できる人をたくさん養成する。そのためには思い切って任せることで、失敗してもやかましくしかってはいかんのであって、そこで親切に教えるのがコツです。そうしてこそ、企業の活性化が達成できると思うのです。

本音で人と付き合う。はっきりものを言う。これが人間関係の要諦です。ですから、私は外(お客様)に対してだけでなく内(社内)でも社員たちと本音で話し合います。よく酒の上での繰り言などといいますが、人間アルコールが入ると本音が出やすいようで、私は全国の製作所を回った時には、会議の後で懇談パーティを行います。歌い、飲み、しゃべっていると、現場の人たちは次第に打ち解けて、昼間の会議の席では出なかった生の意見をいろいろと聞かせてくれるのです。時には事業本部長が知らないことまで、私に話してくれるから面白いものです。

真の「人の和」は、努力する人間集団の中から生まれる。そして、言い古された言葉ではあるが、フェア・プレイ、ファイティング・スピリット、フレンド・シップのスリーFこそ、現代の若者たちに身に着けてほしいと思うのである。

企業における人間集団の「和」とは、互いに過ちをかばいあうといった、うわべだけの優しさや甘えではないと思う。馴れ合いだけで仕事をしていると、各人の欠点が是正されないで過ぎてしまう。こうした人間が多くなると、企業の存亡にもかかわってくるのだ。

私は我ながら幸運な人間だと思います。大蔵省でも私の身体をいたわって部下が一生懸命働いて支えてくれました。銀行へ来てからも、役員行員が張り切ってくれて、天下りで事務を知らない私を支え、当時神戸銀行は預金の伸び率で都銀中一番という月が続きました。

「人づくり」とは、「自分を作ること」です。いくら立派なことや偉そうなことを言っても、自分自身の行動がそれに伴わなければ、机上の空論です。自らが規律を守り、率先垂範し、常に自己啓発に努めることによって、自分の人格が高まり、下の者がついてくるのです。

専門的なことばかりやってきた人が、病院のベッドで、専門外の人に接し、そういう人から自分の知らなかった世界を見聞きする。それも、死を直前にするくらいの大病で、ほんとうに虚心坦懐にね。そういうことが、人間的厚みを作り、魅力ある人間にするんだろうな。無意識に人間学を学んで。

チームコンダクター(指導者)って言うのはいつも顔色をよくしとかんといけないのです。コンダクターが暗い顔でいたんじゃしょうがない。体調を良くしていつも元気いっぱいなところを見せないと選手はついてこないし、チームも元気がなくなるもんです。

選手を掌握すると言っても、トラを飼いならして羊にしてしまったんではどうしようもない。虎は虎として十分に働いてもらわんといかんのが勝負の世界を勝ち抜く管理者の要諦。

将たる器という言葉があるが、将たるものは明確な意志を持ち、決断のできる人でなければならない。何事につけても「君に任すよ」と言いながらも、何事につけても不満な上役がいる。自分に意見があったうえで「君に任すよ」というのは相手に対する信頼感があるから言えることである。ところが、自分に意見がなくて、どうしていいかわからないから「君に任すよ」という上役がいる。こういう上役は要注意だ。上の人が自分に意見がなくて君に任すよというくらいなら、下の者としては隅々まで指図された方がずっとやりやすい。

スキルなんていう小手先なものではなくて、もっと骨太なもの。最終的に、部下を動かすのは上司の信念と覚悟なんです。

それならば、わしが目付を買って出よう。お前は副吏と心得よ。副吏の心得をどのように思うか。家中の者たちから恐れられるようになろうとしては、かえって害が出てくるものだ。上よりまず礼儀を正し、家臣はその恩恵をかたじけなく感じて我が行いを恥じるようになりたいものだ。
【覚書き|弟の島津義弘から「最近平和になり家中の若者たちの風紀が乱れてきたので厳しく叱っていただけませんか」と進言された時の返答】

肝要のところに気を配れ。どうでもよいところに気をつけるものではない。小板葺きにして立派になっても、百姓が疲れきっているようでは、使者は国主の政治が良くないことを見抜くだろう。使者になるほどの者は、様々なことに気付く者だ。途中、当国の地を通って風俗、生活を見て、富み栄えているか、城門が粗末であろうと何の問題もない。むしろ、城門は立派なのに民衆が疲労している方が問題だ。
【覚書き:上記発言は、他国からの使者に見栄えが良いよう茅葺きの城門の屋根を小板葺きに造り替えてはどうかという家臣からの進言への返答。】

規制や規則は大幅に撤廃するのがよい。細かい規制や規則があると、人間は創造的な仕事をのびのびとしなくなる。第一、規制や規則の中に人間が埋もれて活性化できない。遊ぼうとする柔軟さは管理職に求められる資質の一つ。上が仕事一途の堅い人だと下は息が詰まっちゃう(飯田亮、いいだ・まこと、29歳で日本初の警備会社・日本警備保障(現セコム)を創業、日本卓球協会会長、経団連常任理事)

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