小倉昌男の名言|去年と今年では変わっているから、前例はないはず

一番悪いのは前例主義。去年と今年では、社員も荷主も取引先もどんどん変わっているから、前例はないはず。1回1回、今回はこう考えるという論理的な構成力が非常に大事。

小倉昌男 の経歴

小倉昌男、おぐら・まさお。日本の経営者。ヤマト運輸社長・会長。東京帝国大学経済学部卒業後、父が経営する大和運輸へ入社。父の後を引き継ぎ社長に就任する。クロネコヤマトの宅急便により、日本に個人向け荷物宅配サービスを普及させた。運輸省と正面から意見を対立させ勝利するなど数多くの伝説を残した。享年80。

経営・ビジネス・仕事・お金・経済的に成功した人たちの言葉

気に入ったらみんなとシェア

このエントリーをはてなブックマークに追加

こんな名言はいかがですか? 新着 名言

効率第一、収益第一、「人はコスト」だというアメリカ的風潮が広まるのは歓迎できません。アメリカと日本は違うのだし、ヨーロッパもまた、日本やアメリカと異なる文化・伝統を持っています。世界の各国・地域で異なる強みや特徴を引き出し、それらを活かしてどうマネジメントしていくかということが、本来のグローバル経営です。

僕は基本的に大規模都市開発肯定派です。つねに新しいことをやって変化していくのが、東京の魅力ですから。それに、これだけ密集した街ですから、高層化していかなければ世界的な都市間競争にも勝っていけないと思うのです。ただその一方で、僕たちがやっているように、等身大で都市を変えていく動きも確実に必要とされていると感じています。

私は業界のルールに縛られることなく、むしろ人がやることと正反対のことばかりやってきました。サービス内容も、料金体系も、FC展開も、すべて業界の常識に反することです。

社長に就任したとき、商品に目を向けると、店頭には前年や前々年の商品を大幅値引きしたものばかり。もちろん古い衣料品など全く売れません。このままではダメだと、断腸の思いで在庫を全て処分しました。原価で38億円分です。

相手のメリットを考えるのと、相手の言いなりになるのはまるで違います。たとえば、お客様からこうしてほしいと要望があっても、それがお客様のためにならないと思ったら断るべきです。実際、私はそれで何度もケンカをしましたが、その後のクレームは一度だってありません。値引きの要求にしても、金額を下げて不本意な製品を提供したら、そのときは売れても、それ以降は取引が続かないでしょう。

経営者が自分を犠牲にしてでも従業員の待遇を良くしてやるとか、お客さまを大事にするとか、そういう心があれば、必ず従業員もお客さまも会社を大事にしてくれる。

毎日毎日コツコツと続ける努力の積み重ねこそが大事です。半年間山にこもって勉強しても、その後の日々を安易に過ごしていたら何にもなりません。いきなりスーパーショットを打つ必要はありません。それよりも長い期間コツコツと努力を積み上げることによってこそ、大きな成果も生まれるのだと思います。

昔は社内での昇進にある程度の時間がかかりましたが、いまはやる気さえあれば、若手が活躍できるチャンスが早く訪れます。だから30代のうちに芽をだし、次のステージに向けて第二ロケットに点火できるように、一刻も早く成長してほしい。

「好きなこと」「得意なこと」「人のためになること」という3つの要素の重なる部分を追求すれば、自分が追求すべきミッションが見えてきます。定期的に自分を見つめ直し、それぞれのミッションを早い段階で見いだしてほしい。

自己顕示欲の強い人は部下の意見を聞かずに、自分だけの考えで判断を下そうとしがちです。それではダメ。

企業の本当の強みは風土であり、スピリッツだ。

通常、事業を存続すべきか否かは傷が浅いうちに判断すべきです。しかし、私が社長に就任した当時の大丸の幹部は、「何とかなる」という根拠のない願望に任せて、ずるずると赤字事業を続けていた。百貨店事業でどんなに稼いでも、赤字事業が利益をすべてのみ込む有り様でした。

市場が成熟して「もうこれ以上はプレーヤーは参入できない」と思われている市場が一番面白いし、美味しい。こういう市場では、「勝つ」よりも「負けない」ことの方が重要で、ちょとした仕掛けで周辺の競争相手を叩きつぶすこともできる。

ページの先頭へ