山口周の名言|目的をしっかり定めることが大事

このエントリーをはてなブックマークに追加

残業を減らして浮いた時間を何に使うか。残業を減らす目的ともいうべき部分をまずしっかり定めることが大事。


山口周 の経歴

山口周、やまぐち・しゅう。日本のコンサルタント。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史学専攻アートマネジメント分野修士課程修了。電通、ブーズ・アレン・ハミルトン、ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニー、ヘイ・グループなどを渡り歩いた。著書に『グーグルに勝つ広告術』『天職は寝て待て』『外資系コンサルのスライド作成術』ほか。

経営・ビジネス・仕事・お金・経済的に成功した人たちの言葉


こんな名言はいかがですか? 新着 名言

組織や人材のメンテナンスのできない人、後進を育てられない人はいくら優秀でも組織のリーダーとしては不適格です。プレーヤーとしては何人分もの働きを見せるスーパーマンのような人がいます。こういう人は周囲から見て、いかにもデキるビジネスマンであり、管理職としても伸びていくのは当然のように思われます。部下を持たされても、本人が優秀なため、2年くらいはまだ成果をあげられます。しかし、異動したあとは、なんだ誰も育っていないじゃないかといわれるような状態になっていることが多いのです。要するに部下を育てることが下手な「焼き畑上司」なのです。

私は会社を売却し、5年間ビジネスの世界から離れました。再びビジネスの世界に戻った理由は、もう一度グローバルリーダーになることができるような事業にチャレンジしてみたいという思いが芽生えたからです。やはりビジネスに携わらない人生は退屈なものです。

部下に指示したら言いっ放しで終わらせずに、自分が言ったことをちゃんと部下が実行できているかについて、事後のチェックをします。抜き打ちで行なうのではなく、いつ、どの部分についてチェックをするのか、あらかじめ伝えておきます。「とくにどの部分を重視しているのか、何ができるようになってほしいと思っているのか」を部下に示すわけです。そして、部下が自分の言ったとおりに行動して成果を出すことができたら、「すごいじゃないか。俺の期待をはるかに上回る結果だったぞ」と褒めてあげます。本当は期待したほどのものではなかったとしても、言ってあげればいいんです。

私が昔、自己啓発教育教材の営業をやっていたころ、その月のトップ成績を挙げ、社長に「来月もトップをめざせ」とハッパをかけられ、発奮したにも関わらず翌月の数字はゼロでした。後日、世界一の営業マン夏目氏に相談したところ「どういう気持ちで営業をしていたのか」と問われ、「バンバン売ってやる、と意気込んで頑張りました」と答えると、夏月氏は「売れたときはどう考えていた」と聞かれ、「お客様のために」と答えると、「その気持ちが大切だよ」と教わりました。つまり、「売ろう」と思った瞬間、お客様の利益を売る「フォー・ユー」の精神ではなく、自分の数字だけを考える「フォー・ミー」の精神にとらわれていたのです。いまでも、営業に行き詰まると、そのときの経験を思い出し、「フォー・ユー」の精神を反芻しています。

人口減少を嘆いてばかりいても始まらない。人口減のデメリットをいかに抑えながら、メリットをどう伸ばすかを考える方がよほど建設的やと思いませんか。

失敗というのはほとんどが自滅です。ダメだと思うからダメになるのです。リセットしてゼロからやり直せば、何らかの形で成功します。固執するよりも、リセット力を高める方が絶対に得です。20年勤めた会社をリストラされても、培った力があります。それまでのジャンルのエッセンスを別のジャンルに持ち込めて、新しいことを熱意を持ってできるのですから。

一人で研究できる銘柄の数には限界があります。一度、その会社について調べたあとも、状況は刻一刻と変わりますから、何か変化がないか、つねにウォッチし続けることが必要です。

ページの先頭へ