中村邦夫の名言|経営とは合理性の追求だ

経営とは合理性の追求だ。

中村邦夫 の経歴

中村邦夫、なかむら・くにお。日本の経営者。パナソニック会長。滋賀県出身。大阪大学経済学部卒業後、松下電器産業(のちのパナソニック)に入社。家電営業本部首都圏家電総括部・東京商事営業所所長、アメリカ松下電器社長・会長、イギリス松下電器社長、本社取締役、米州本部長、常務、専務などを経て社長に就任。日本経団連副会長、道州制推進委員長、新日本様式協議会理事長なども務めた経営者。

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私はCEO(最高経営責任者)就任以降、会社のどの部分を進化させて、どの部分を残すかということを常に考えてきました。

世の中には足が速い子もいれば、算数が得意な子もいます。フリーターやニートと呼ばれる方々にも、必ず何か才能が与えられています。仕事でもそうです。そうした才能を引き出し、チャンスを与えることが大事なのです。そうした仕組みをつくっていくのがパソナの使命だと自負しています。

本当にお金がなく、生活することが苦しかった。でも、自分のことは二の次、三の次にして、銀行や機材の納入業者には、確実な返済を心掛けました。その6年後に「まいたけ」事業を始めたんですが、工場を建てる資金がない。銀行に相談したら「大平さんなら信用できる」と言われ、無担保で3000万円をポンと融資してくれたんです。本当にありがたかった。

リーダーには、もちろんある程度以上の知能の高さが求められます。ただし、文字通りの「知能」以上のものが必要です。賢くても、自己管理が苦手な人がよくいます。そういう人は得てして脆くて傷つきやすく、危機に接すると機能不全を起こしやすいのです。

実際に自分が現地に行って、見て、触って、経験することで、情報収集の肌感覚が身につきますし、経営者にとって大切な「大局観」や「勘」を養うことにもつながります。

目の前で起こった出来事とはまったく関係のないことを思ったり、関係のない表情、態度をとってみる。それだけで、ウソのようにガラリとごきげんになるんですよ。折れかけた心は瞬時に蘇ります。

一般的にコミュニケーションは時間よりも回数が重要だと言われています。たとえば60分1回、膝をつきあわせて話し合うより、10分の軽い面談を6回やったほうが関係は深くなります。上司は、毎日少しずつでいいから部下と直接顔を合わせて会話をする機会をつくるべき。継続していけば、そのうち部下も本音を漏らすようになるでしょう。

日本という国は足し算の文化だと思うのです。アメリカの文化は、Aがあって次にBに変わったら、Aはなくなってしまう。でも、日本の文化は違います。AプラスBという形で変わっていくことができるのです。AからBになっても、Aはなくならない。それが足し算の文化なんです。

見学者を工房にご案内すると必ず「修道院みたいですね」といわれます。回廊のある建物の印象が強いからだと思いますが、非常に静かな環境で仕事をしています。トヨタのカイゼンのごとく、品質管理も徹底しており、ミスをなくすことに細心の注意を払っています。でも不思議がられるのが、その静けさとは対照的に働く人の目が好奇心に満ち溢れてイキイキとしていることです。目の前の仕事だけにとらわれることなくつねに新しいものを追い求める。それはマイセンに受け継がれる進取の精神でもあります。

敵を作りたくないと思うと、思い切ったことができない。嫌われたらと思うと無難な仕事になってしまう。

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