稲盛和夫の名言|叱ることができないのは、信念も思いも希薄な証拠

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最近は、上司が部下を叱るのを避ける風潮があるようです。しかし、叱ることができないのは、信念も思いも希薄な証拠です。リーダーが叱らざるをえないときに叱らないと、組織は弱体化します。


稲盛和夫 の経歴

稲盛和夫、いなもり・かずお。日本の経営者。「京セラ」「第二電電(のちのKDDI)」創業者。鹿児島出身。鹿児島大学工学部卒。技術者でありながら会計に明るく、「アメーバ経営」など独自の経営手法で同社を大きく成長させた。事業だけにとどまらず盛和塾という私塾を主催し後進の経営者育成を行った。京セラの会計についての著書『実学』がベストセラーとなった。

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怒るのは感情ですが、叱るのは教育です。怒りの感情を込めてしまうと、子供は自分が嫌われている、親に憎まれている、自分は愛されていないと思い込んでしまいます。

うるさい人、細かい人、しつこい人。優秀なチームリーダーの条件はこの3つです。どう考えても部下から好かれるタイプではありません。むしろ鬼軍曹と陰口を叩かれるような人です。小さなミスでもうるさく叱る上司なら、部下もミスを犯さないよう、慎重になります。重箱の隅をほじくるように細部をチェックされれば、大きな失敗を起こしません。また、しつこく確認する上司なら、部下の報告・連絡・相談も完ぺきになります。それで仕事は上手くいくのです。

ダメなマネジャーは、感情をぶつけるだけで、改善点をあげません。以前は子供のころから「人を見て自分で身につける」よう教育されてきたので、それでもよかったのかもしれませんが。いまは一から教えてもらって身につけてきた世代です。マニュアルやタスクを与えて、それを達成するために、褒める、叱るを繰り返して達成感を得てもらいつつ、目標に到達するように育てていくことが効果的だと思います。

部下がミスを犯したとき、上司が思わずカッとなるのは仕方がありません。しかし、その場で反射的に叱らないことです。ミスを犯したとき、部下は気持ちが動転しています。そんなときにいくら叱られても、その言葉を素直に受け入れられるわけがありません。かたや上司の方も、同様に動転していますから、「ただたんに怒る」ことになりがちです。ですから、カッとなったら、すぐその場から去ることです。そうやっていったん間を置き、冷静になってから理性的に叱るのが得策です。

誰かをもっともらしく叱るというのは、自分の感性を鈍らせること。

フィードバックの原則は「褒める・叱る・褒める」である。次に解決すべき課題を示す的確なレビュー(評価)こそ新人を伸ばす一番の糧となる。レビューについては、帰りの電車の中など、移動時間や空き時間を有効活用し、日々のコミュニケーションの中で行えばいい。

上司が叱ることができないから「話し合いましょう」「よく説得して」と別の手段を持ち出すことになるわけです。しかし、叱ることと話し合うことや説得することは、まったく違います。叱るというのは最後の手段です。その前に、「教える」「注意をする」というステップを踏んでいます。そのうえで、部下が何回注意されても直さない。たとえば、いくら言っても遅刻を繰り返す。そういうときに、上司は頭に来るわけです。感情を込めて「何やってるんだ、お前!」と怒るのです。本当はそうすることは自然です。

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