酒巻久の名言|研究開発も営業も基本は同じ

営業と研究開発の優れた人は一緒です。なぜなら、研究開発で最も優れた人は、必ず相手の立場に立ってものを考えるからです。困っていることを解決するのが、よい商品に直結します。営業もそうです。ただ自分の会社の製品を買えと言うのではなく、相手が何を要求しているのかきちんと耳を傾け考える。問題はそのセンスを持っているかどうかで、研究開発も営業も基本は同じなのです。

酒巻久 の経歴

酒巻久、さかまき・ひさし。日本の経営者。キヤノン電子社長。栃木県出身。芝浦工業大学工学部卒業後、キヤノンに入社。研究開発部門でVTR、コピー機、ファックス、ワープロ、PCなどの開発に携わり大きな実績を残す。その後、キヤノン電子社長に就任。経営改革でキヤノン電子の利益を5年で10倍にした経営者。主な著書に『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!』『キヤノンの仕事術』『会社のアカスリで利益10倍! 本当は儲かる環境経営』『最新 情報漏洩防止マニュアル』『企業情報漏洩防止マニュアル』など。

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一般社員の頃、私自身が好き勝手にやらせてもらったことで成果を出してきたことから、部下に対しても好き勝手にやらせてあげたほうが結果を出せると考えている。

会社を順調に伸ばすために一番大切なことは現場主義です。現場に責任だけでなく権限も与える。どこの会社も本社が強くなりすぎです。本社は企画して指示を出す、現場は本社の指示に従うだけという発想は会社の風土としてはまずい。

常に買収事業と撤退事業のバランスを取り、変革し続けることで、IBMはより高付加価値な事業へと経営の質を高めてきた。

私は惣菜・仕出し店を営む母に女手ひとつで育ててもらいました。私は子どものためになりふりかまわず働く母の本気の姿を見て育ちました。今でも深く感謝しています。私たち子どもは幼い頃から母の仕事を手伝いました。納豆の配達もしましたし、近くの海で魚を釣ってさばいて店に納めました。おかげで「食」という縦糸ができて、商社時代から現在に至るまで食に携わり続けています。学習塾などには通いませんでしたが、母に最高のキャリア教育をしてもらったと思います。

お客様の信頼を裏切る会社は、必ず社会から消えていくだろう。

イメージ力はものごとを成功させるうえで欠かせない要素です。たとえば、商談前でしたら、無事商談が締結した姿を意識的にイメージする。それだけではありません。私は毎晩、寝る前に明日一日の行動をシミュレーションしています。そして朝起きてからまた、その日の様子をイメージするのです。すると、頭の中でモヤモヤしていた疑問も、なぜかクリアになるんです。

社員の長所を伸ばして活かすのも経営者の仕事。

日本政府は戦後70年の成功体験を引きずり、これまでのやり方を維持するために労力を割いています。しかし、残念ながら人口減少、少子化は止めようがないのです。この現実を受け入れ、人口減少を前提とした社会を作ることにエネルギーを使うべきでしょう。そのためには、社会の作り替え、価値観の打破が必要です。豊かさを維持したまま、戦略的に縮む。それこそが小さくとも輝く国への道筋だと考えています。

「戦略的な怒り」というのは組織にとって必要です。動物は危機に瀕すると身をすくませてフリーズします。人間も動物ですから、怒鳴られて身の危険を感じると誰もが一瞬フリーズする。生理的な反射のようなものですが、そうさせないといけない場面や状況がある。私が外務省でチームを組んでいたとき、部下が翻訳を間違えても怒鳴りませんでした。そこは冷静に誤りを指摘してやる。ただし、嘘をついたときと初歩的な事務作業ができていないときには怒鳴りましたね。たとえば部下に書類をファックスしておいてくれと頼む。あとで「送ったか」と聞くと送っていない。学校秀才の場合、「あ、忘れてました。すみません」と言える奴は3分の1。3分の2は「送りました」と嘘をつき、あとでこっそり送る。こっちはそれを承知しているから、部下に確認した時間と送信履歴の時間をしっかり証拠として提示して、そいつを一回ものすごい勢いで怒鳴ります。嘘をつくとトンでもないことになると覚え込ませるわけです。というのも小さな嘘が、国家間の外交問題にまで発展するケースがあるんです。

辛いときも社員の心を前向きにさせるパフォーマンスができるのは、「トップ・オブ・トップ」の条件。

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