岡聡の名言|人気店に行ったらマイナス点よりも差別化ポイントを探す

私はなるべく人気店に足を運びます。他店と比べてどこがいいのかの「差別化ポイント」をつかむ。そこで留意すべきは、「店が汚い」などのマイナス点に目を奪われないようにすること。きれいでも凡庸なチェーン店より、汚くても味で勝負している店のほうが人気が高い場合も多い。

岡聡(コンサルタント) の経歴

岡聡、おか・さとし。日本のコンサルタント。甲南大学経済学部卒業後、ベビー服・子供服メーカー「キムラタン」に入社。販売企画課長、商品企画課長、営業課長、キムラタンカンフォートキッズ西日本課長などを経て船井総合研究所に入社。経営支援部チーフ、経営支援部次長、第一経営支援副部長、執行役員などを務めた。著書に『船井流・「数理マーケティング」の極意』『売れるコンサルタントの「仕事の技術」』『人を活かし会社を伸ばす100のキーワード』ほか。

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人間の弱点は、何かを目にした時、そこに意味を感じて「物語」として理解しようとすることなんですよ。将棋でも相手の一手を見て、「これは後に続くこんな意味があるに違いない」と考えすぎる。すると、そうした物語が見えない手、常識的には悪手を過小評価してしまう。

バブル崩壊後に社内で危機感を抱いていたのは私だけで、「すぐによくなる」と皆が思い込んでいる。だから社長就任演説の冒頭でケンカを吹っかけた。「コンパクトで筋肉質な会社を目指す。俺の目に叶わんヤツは叩き殺す!」不良資産の売却、860近くあった商品アイテムの削減、年間約60種類も出していた新商品の絞り込み、在庫の大幅削減……。短期でやるべきこと、中期でやるべきことを全部ぶちまけたうえで、ハッタリをかましたわけです。これで少しは社内の空気もピリッとしましたが、一度号令をかけたぐらいでは組織は変わらない。「コンパクトで筋肉質な会社を目指す」ということはリストラ路線ですから、抵抗がものすごくありました。

わからないことはわからないと正直に言うことが大切です。想定外のときにかぎって、変に格好つけて、薄っぺらいことをいったり、変な口約束をしたりしがちですが、それで信頼関係が一瞬で崩れることもあります。たとえ「そんなことも知らないのか」と相手にいわれても、自信のないことは口にしない。「すぐ調べます。持ち帰らせてください」と対応したほうが、信頼関係は高まるでしょう。

人間もそうですが、会社も1年、2年の数字(業績や株価)じゃわかりません。長期間の推移を見ればごまかしがききません。真の性格がわかります。そうやって見ていると、目立たなくて不器用だけど味がある、そんな会社もあります。

中核事業である携帯端末の収益が1年で26%も減少するという危機的な状況の中、ノキアの将来について徹底的に議論しました。この時、ゴールデンルールとしたのは「最良の専門家を集め、最高のデータを基に議論をする」こと。そして「感情ではなくデータで決断する」ことでした。

私自身、研究員として仕事をしていたときから、現場スタッフと経営陣のコミュニケーションの重要性を感じていたこともあり、現在努めて各所に足を運ぶようにしています。

落ちこぼれに対しては、長い期間ではなく、毎日でもフィードバックすべきです。なぜなら、仕事ができない人というのは、まず仕事に取りかかるのが遅いからです。3カ月経っても「いろいろ考えていまして……」などと言い訳して手つかずだったりする。ですから、上司は落ちこぼれの仕事の進捗を毎日チェックし、お尻を叩いていかなければなりません。

サービスという付加価値への評価は常に変化するものです。満足していただけるでは駄目です。歓喜、感動を与えられるサービスを提供する必要があります。

危機下では、周囲に意見は求めるが、リーダーが己の責任で決断し、組織を導く必要がある。どこの世界に、兵隊一人ひとりの意見を慮って作戦を遂行する指揮官がいるというのか。

いきなり「何の保険が売れるのか」と考えず、人やお金が動く中でどのようなビジネスができるのか模索していく。

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