松岡修造の名言|相手のことをよく知らないうちに叱ってはいけない

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僕は初対面の子供でも平気で叱っているイメージがあるかもしれませんが、それは誤解です。相手のことをよく知らないうちから叱ることは絶対にありません。たとえばボーッとして話を聞いていないような子が、実はちゃんと聞いていたり、ご機嫌を取ろうとちゃんと聞いたフリをして実は聞いていない子もいる。相手をちゃんと知ったうえで、叱る・叱らないの判断をしています。


松岡修造 の経歴

松岡修造、まつおか・しゅうぞう。日本のプロテニスプレーヤー。東京出身。10歳からテニスを開始。高校3年で単身渡米しプロに転向。95年全英ランキングベスト8に入る。世界ランキング46位まで上り詰める。両膝の半月板損傷、足首の靱帯断裂など大きな病気やけがをしつつも果敢に戦い抜いた。日本男子プロテニス界を代表するプレーヤー。引退後は後進の指導をしつつ、明るく元気なキャラクターを活かしテレビなどでタレントとして活躍した。

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ダメなマネジャーは、感情をぶつけるだけで、改善点をあげません。以前は子供のころから「人を見て自分で身につける」よう教育されてきたので、それでもよかったのかもしれませんが。いまは一から教えてもらって身につけてきた世代です。マニュアルやタスクを与えて、それを達成するために、褒める、叱るを繰り返して達成感を得てもらいつつ、目標に到達するように育てていくことが効果的だと思います。

叱るという行為は、人間の活動の中でももっともエネルギーを使う行為の一つです。新日本プロレスでも、プロレスラーの真壁刀義さんや他のコーチが若手を厳しく指導していますが、あれは「お前と一緒に歩いていくぞ」という覚悟がないとできません。

上司が叱ることができないから「話し合いましょう」「よく説得して」と別の手段を持ち出すことになるわけです。しかし、叱ることと話し合うことや説得することは、まったく違います。叱るというのは最後の手段です。その前に、「教える」「注意をする」というステップを踏んでいます。そのうえで、部下が何回注意されても直さない。たとえば、いくら言っても遅刻を繰り返す。そういうときに、上司は頭に来るわけです。感情を込めて「何やってるんだ、お前!」と怒るのです。本当はそうすることは自然です。

部下を叱るときは、指導する側に、君に育ってほしいという「愛情」と「熱意」、そして、この人がここまで真剣に言ってくれるのだからと相手が納得するような「人格」が必要です。

私は、選手一人ひとりの人生をあずかっているという気持ちで指導してきました。上司の方あるいは経営者であっても、目の前の部下や社員の人生をあずかっているという気持ちで向き合ってみてはいかがでしょうか。そうすれば、人間と人間の付き合いができます。部下を叱る時でも、その人を少しでもよくしたい、成長させたいという愛情を含んだ叱り方になると思います。

叱られるのはたいてい、できの悪い部下になりがちです。しかし、叱り上手の上司は最も優秀な部下を叱ります。なぜなら、一番できの悪い部下を叱ると、本人の気持ちが投げやりになるだけでなく、チーム全体の士気も下がってしまうからです。逆に一番優秀な同僚が叱られていると、「あの人ですら叱られている」と周りの気持ちが引き締まるものです。実際、ヤクルトスワローズが優勝したときに、野村監督に一番叱られていたのは古田捕手だったといいます。

最もやってはいけないのは、感情的に叱ることです。そうやって叱られたとき、相手はあなたに対して心を閉ざしてしまいます。なぜなら、そのスタッフのためではなく、自分の怒りを吐きだすために叱っている、ということを見抜くからです。そういう叱り方をした場合は、叱った本人にも後味の悪い思いが残りますから、結果として誰のためにもならないのです。

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