西任暁子の名言|自己満足な叱り方をしないことの大切さ

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叱るときは「お前の判断が遅いから納期が遅れたんだぞ!」などと、疑いようもなく「正しいこと」を述べ立てる。それは上司にとって気持ちのいいことです。「俺っていいことを言うなあ」と自己陶酔に陥り、その気持ちは瞬時に伝わります。すると相手の心は閉じてしまい、叱る効果はなくなるのです。


西任暁子(西任白鵠) の経歴

西任暁子、西任白鵠、にしと・あきこ。日本のDJ、シンガーソングライター。兵庫生まれ、福岡育ち。5歳からピアノを始める。慶應義塾大学総合政策学部在学中から作詞作曲、バンド・ライブ活動を行う。また、大学生時代からラジオパーソナリティとしても活躍。FM802 DJコンテストにてグランプリ受賞。大学卒業後は、歌手、ラジオパーソナリティなどを行いながら、音楽・映画のコメンテーターやスピーチトレーナーとしても活動した。著書に『ひらがなで話す技術』ほか。

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小さな過ちを取り上げてたびたび折檻していたのでは、ついにはその効力を失って、平気になってしまうものだ。『呂氏春秋』の中に、「命令が苛酷にすぎれば聴かれず、禁事が多きにすぎれば行なわれない』という言葉があって、手加減のむずかしさが、問題にされている。

世の中にはミスをした部下に「反省しろ!」と怒鳴る上司がいたりしますが、あれはダメですね。「人の失敗を叱れるほど、おまえは偉いんか」と言いたい。部下がミスをしたら、「そうか、ミスしたか。次からどうする?」でいい。叱る行為そのものが、エネルギーと時間のムダです。

若い人を鍛えたかったら、しっかりと怒ることが一番。それも1回や2回じゃ足りない。毎日しつこいくらいに怒ってナンボ。「あんまりしつこいと嫌われる」なんて遠慮する必要はない。いい加減に叱ると、「適当にやり過ごせば許してもらえる」と思われて、これまで起こったことが無駄になる。怒るときはこっちも真剣に辺り構わず怒鳴り散らしている。

部下を叱るときは手短に理由を話すことが大切です。相手本人の頭で理解させ、責任の追及が目的ではないと理解させることがポイントです。

父はとにかく多弁でね。社員の前で話を始めると1~2時間は覚悟しなければならなかった。なんでそんなに長く話ができるかというと、次から次へと社員の失敗のケーススタディーを話していたんですね。失敗した本人は針のむしろです。失敗の共有こそが企業を強くするというのが父の考えで、「叱るのも諭すのも、人前でなく個室でやったらどうか」と意見されても聞かなかった。私は父のようなことはしません。失敗が社内で共有される仕組みを別に築いています。

最近増えているのが「ちょっとしたことで傷つきやすい人」。部下がこのタイプだと、おちおち叱ることもできず、なかなかやっかいです。傷つきやすいのは、自信がなくて自己評価が低いためです。そこにさらに自己評価を落とすような言葉をぶつけてしまうと、深刻なダメージになり、こちらのいいたいことなど伝わらなくなってしまうのです。こういう人への対処法は、「評価」ととられないような言葉を使わないことです。「これからどうすればいいと思う?」といったフレーズで、自分で問題に気づかせるように促すのが効果的です。

英語で「ドント・シュート・ザ・メッセンジャー(情報をもたらす人間を撃つな)」というんですが、現場の正確な情報が欲しかったら怒ってはいけない。怒られると分かっていたら社員は悪い話を上げません。

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