上野和典の名言|トライ&エラーを繰り返していくしかヒット商品を生み出す方法はない

我々のようなエンターテインメント業界では、トライ&エラーを繰り返していくしかヒット商品を生み出す方法はありません。もともと人に楽しさや感動を売る商売ですから、世の中の流れを客観的に分析したり、リスクとリターンを詳細に検証して商品開発をするだけでは、人の心に響くものはつくれません。

上野和典 の経歴

上野和典、うえの・かずのり。日本の経営者。玩具会社大手バンダイの社長。神奈川県生まれ。武蔵工業大学(現:東京都市大学)工学部卒業後、玩具メーカーのポピーに入社。ポピーがバンダイ吸収合併されバンダイに移る。自販キャンディ事業部、ライフ事業本部、キャラクター・トイ事業ゼネラルマネージャーなどを経て同社の社長に就任

こんな名言はいかがですか? 新着 名言

社員が一堂に会する月一回の朝礼で「○○さんはこんなカイゼンをして、こんな成果がありました。また△△さんはこんな素晴らしいカイゼンを提案してくれました。今月の提案件数は何件、今年はこれまでに何件、そして累計で何万件になりました」と伝えています。

職場の飲み会に出ると分かります。成果の上がる人はフェードアウトするタイミングが自然で、うまく逃げるでしょう。そういう人の対応を見習うといいですね。

社員からのリアルな声も聞きたくて、「車座」という座談会を定期的に開催しています。10人前後の社員を集め、ざっくばらんに「ここがおかしい」「もっとこうすべき」などと言い合う場です。

面談前の挨拶だけでなく、のちのフォローもしっかりすることが重要です。面談まで辿りついたものの、その後にフォローがないケースを時々見かけますが、仕事はそこからが本番です。面談のあとに、その日の打ち合わせ内容を要約し、お互いの宿題を明記したメモをメールしていただけると、非常に効果的なフォローになります。

決裁すべきことは無数にあります。だから明日やるなんて言って、一つのことに時間をかけてぐずぐずしてはいられないんです。調べなければわからないものは別にして、90%以上、その場でどんどん決めます。うかつな判断をしてはいけないけれど、ほとんど間違いはないですね。即決即断です。

経営判断をする時も、考えれば考えるほど、昔の経験や固定概念が邪魔して、いいアイデアが思い浮かばない。朝起きてスッキリした状態の時に思いつくアイデアほど、自身の感情が邪魔することがない研ぎ澄まされたものが多く、実現する割合も高い。

村落共同体から脱するには、職場の上長に外国人が来るのが一番いい。例えば米スリーエムは興味深い。米国籍企業なのに執行役以上にはスウェーデン人や韓国人なんかがいて、米国人は少数派でしかない。非常に良い形態だと思う。日立も本社は日本に残すだろうが、会社に多様な人材が入ってくるようにすべきだ。

(ウェブ会員について)当初には登録するとおまけがもらえる、といったキャンペーンをしたことがありましたが、たんに幽霊会員を増やすだけで失敗でした。コミュニティの質やロイヤリティを下げるので、いまでは書込みに応じてポイントが貯まったりするようなことも行っていません。来る者拒まず、去る者追わず。読者を囲い込もうとせず、新鮮な水がどんどん流れる川のようにしたい。池の水はいつかよどんでしまいますから。

たくさんの選択肢から自由に自ら選べることは、基本的には素晴らしい状況でしょう。しかし、私は自由の過度の拡大が、今日の日本社会のストレス増加の理由のひとつと考えています。私たちは「エネルギー消費=肉体を使うこと」と捉えがちですが、無数の選択肢の中から「選ぶ」という頭脳労働もかなりのエネルギーを使うのです。

アメリカでレイオフを行ったとき、私は各工場に経緯を説明して回りました。「レイオフは経営者の判断なのだから、いちいち説明の必要はない」という人もいましたが、いままで一緒にやってきた仲間なのだから、それでは無責任です。そこはアメリカ流でやるのではなく、精一杯言葉を尽くしたかった。

ページの先頭へ