大前研一の名言|成長神話を捨てる必要がある

すでに崩壊した成長神話の残滓にすがっている限り、日本人は苦しみ続けることだろう。背伸びしても昇進と昇給で追いついてくる、という甘い発想からいかに早く「身の丈に合った」生き方、ライフスタイルに切り替えるかが問われている。

大前研一 の経歴

大前研一、おおまえ・けんいち。日本の経営コンサルタント、経済評論家。福岡県出身。早稲田大学理工学部卒、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科博士課程で工学博士号取得。日立製作所に入社し、高速増殖炉の設計に携わる。2年後米国マッキンゼーに移り、日本支社長、アジア太平洋支局長、日本法人会長などを務めたのち独立。経営コンサルタント、ビジネス・ブレークスルー大学学長、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院教授などを務めた。

経営・ビジネス・仕事・お金・経済的に成功した人たちの言葉

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残業への依存から脱却するには、急にそれをなくそうと思ってもなかなか上手くいきません。まずは週に1日、1日30分でも早く帰れればいいや、できそうな日からちょっとずつ試していこう、といったように、気楽に考えることがポイントです。そうして少しずつ習慣を変えていくことで、やがて残業に依存しない自分に変わっていくことができるでしょう。

購入者が飛びつきそうなテーマ、たとえば環境、エネルギー、新興国など、販売サイドが売りやすいテーマのファンドをつくる。手数料も稼げるし、ビジネスとしてはやりやすい。しかし、流行が終わったらおしまいです。成績も下がるし、純資産総額も下がってしまいます。こういう投信ではなく、今後は長期保有型の投信が主流になるだろうと私は考えています。

素晴らしいアイデアやシステムを思いつけば新しいものが生み出せるわけではありません。実際に形にするには、地味な努力の積み重ねが必須です。

柔道が好きだけど仕事がない。そういう人たちのために、柔道を子供に教えられる環境をつくりたい。また子供にも、柔道を通して心技体を鍛えられる場を提供したい。そのために自分ができることが、道場を開設することだったのですが、そうした柔道界の底辺を広げていくには、まだまだ時間がかかりそうです。

経営で大切なのは、常に相手の立場になって考えるということ。ビジネスでは自分たちだけが得をするというのは続きません。

外資系の某化粧品会社で、新商品のメッセージについてディスカッションが行われました。「この技術が肌をきれいに見せる」「保湿効果が何%アップ」など、アピールしたい点がいろいろあり、まとまりません。ところが誰かが「これは働くお母さんの一日を楽にしてあげる商品だ」というと、みんなが納得してパッと方向性が定まりました。機能を並べるより、「働くお母さんが抱える悩みがこの商品によって解決される」というストーリーのほうがわかりやすく、訴求力があるのです。

大企業の社長でも昼食に盛り蕎麦を5杯も、6杯も食べることはできない。1杯あれば充分だ。その程度のお金があればいいんだから、会社を大きくしたってしょうがない。

仕事の覚えが遅い部下に完璧を求めるとイライラしますが、80点で良いと思えばそれなりに許せる。上司にも8割がたわかってもらえれば良いと考える。自分自身にも、足りない部分を責めるだけではなく、出来ている部分を見て褒めてあげる。心の健康を保つには、「足るを知る」という精神が大切。

最近、女性が集まる場所でうちの社員に話すのは、とにかく辞めたらいかんと。自分たちだけの問題ではないぞと言っているんです。せっかく新規採用でも男女比率を五分五分にしているのに、女性がどんどん辞めていくと、やっぱり女性は駄目だということになってしまいます。君たちの力を、この社会に還元してほしい。自分の能力を信じて、意欲を持って生きていってほしいと強く言っているんです。

今、日本のエレクトロニクス産業は非常に厳しい状況に置かれていますが、そのひとつの遠因は、1986年に結ばれた日米半導体協定にあったと思います。要するに、半導体をめぐる国家間のカルテルですね。日本はアメリカにやられた被害者だと思っていますが、実は、この協定をタテに企業は結構安住してきたわけです。シェアも決まっているし、値段も決まっているし、そこで安住してしまったらイノベーションは起きないですよ。

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