大前研一の名言|成長神話を捨てる必要がある

すでに崩壊した成長神話の残滓にすがっている限り、日本人は苦しみ続けることだろう。背伸びしても昇進と昇給で追いついてくる、という甘い発想からいかに早く「身の丈に合った」生き方、ライフスタイルに切り替えるかが問われている。

大前研一 の経歴

大前研一、おおまえ・けんいち。日本の経営コンサルタント、経済評論家。福岡県出身。早稲田大学理工学部卒、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科博士課程で工学博士号取得。日立製作所に入社し、高速増殖炉の設計に携わる。2年後米国マッキンゼーに移り、日本支社長、アジア太平洋支局長、日本法人会長などを務めたのち独立。経営コンサルタント、ビジネス・ブレークスルー大学学長、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院教授などを務めた。

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1980年代のバブル経済が崩壊しても、京都企業は大けがを負わずに済んだ。そもそも土地や株に、無闇に手を出していなかった。経営の足場、すなわち経営哲学が盤石だから、抑えが利いたのです。同様のことは、高い収益性にも当てはまります。京都企業は自社製品の付加価値を明確に定義し、価格競争に巻き込まれない経営を志向しているのです。

実際に人に会ってみることが重要です。その時に失敗したり怒られたりして、初めて自分なりのリーダーシップが身に付いてくる。

私が常々口にしているのは、「やっぱり、なるほど、ずっと!」と思ってもらえるような人になろうということです。パーソナルブランドを確立させようということです。ただしそれには、自身が成功体験を実感し、まわりからも認めてもらう人間になることが前提です。実現するには、モチベーションの維持も必要です。

仕事のスケジューリングについても、ワイワイガヤガヤコミュニケーションする場でアウトプットのイメージを縦横に共有しながら、誰がいつ何をどのように行うか、偏りのない仕事の割り振りをして考えます。そして、進捗過程でも常に課題の見える化とコミュニケーションを図っていく。互いに状況を把握していれば、どこかで仕事の滞りが生じても支援し合い、自主的に調整できるようになります。

チンパンジーは、いまを生きる存在。過去を思い出したり、未来を予測することはない。一方、人間は過去の蓄積から未来を予測し、計画を立てるのが特徴。時間管理は、非常に人間らしいスキルだ。

仕事を趣味ととらえられたら幸せです。人生の時間の3分の1は職場にいるわけですから、それを趣味と言い切れば、人生は楽しくなるはず。

コンサルタントや金融機関の人たちは、会社の外形を見てすぐに整形をしたがる。内実の病巣や仕組みの不具合をじっくり根本から治すことなんか時間がかかってまだるっこしいと思うのでしょう。これは手術だからやったそのときは良く見えるが、根本治療ではないから必ずすぐほころぶ。

狩猟民族はみんなと違うことをしないと獲物はとれない。みんなが獲物をとったところに後からノコノコ出て行っても、もう獲物はいないんだから。俺は人と違うことをする。だいいち人と同じことをしたってつまらない。浮いた存在になるくらいじゃないと何もできないよ。みんなと同じことを言っていてもダメだ。浮いているからこそ何でもできるんだ。浮いているというのはある種の感性を持っているということだからね。

資料などを作ろうとした時に、最初からパソコンに向かうよりも一度、手書きでアイデアを箇条書きにしたり、図を描いておくといいでしょう。そうして全体像を把握したほうが作業は速く進む。

質問の本来の目的は、相手を言い負かすことではなく、わからない部分を補足することにあるわけです。だから、質問するときに自分を無理やり賢そうに見せる必要はまったくありません。相手の言っていることを正確にとらえようとしている姿勢を示すだけでも、十分知的に見えます。逆に、自分が何かを主張したいがためだけの質問は、周囲をイライラさせます。質問をすることで目立とう、アピールしようなどと考えずに、わからない点があればストレートに質問をぶつけてみることです。

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