石田退三の名言|叔母から受けた鍛錬が役に立った

叔母さんの教育は「貧乏は駄目だ。とにかく出世しなければ」という思想だった。貧すれば鈍するということを身に徹して思い知らされているらしかった。「貧乏していたら、まず第一に誰にも頭が上がらないじゃないか」ともいっていた。それが近江商人の考え方で、私たちは朝から夜中まで、この思想でビシビシと鍛えられた。とにかく我武者羅に勉強させられ、将来の栄光のために現在の困苦に耐える鍛錬を積んだことは、のちの生涯のためにどれだけ役に立ったか計り知れないものがある。
【覚書き|旧制中学時代、5年間叔母の家で生活していたときを振り返っての発言】

石田退三 の経歴

石田退三、いしだ・たいぞう。日本の経営者。トヨタ自動車の社長。田舎の小学校の代用教員、京大阪の洋家具店の河瀬商店の丁稚、東京の呉服行商などを経て服部商店(のちの興和)に入社。同社で上海、香港駐在や工場長などで実務経験を積んだのち、豊田紡織取締役を経て、豊田自動織機に移籍。自動織機常務・社長として太平洋戦争後の同社の経営再建を行った。その後、同社から分離独立したトヨタ自動車社長となり同社の経営再建も成し遂げた。

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差がつきやすいのは、どんな状況においてもクイックレスポンスができるかどうか。

現在の日本の教育は不備です。その理由は、受験戦争だけがあまりにも激烈であって、教授の間、学校の間、大学の間の競争が正常に行われていないからです。いまの日本で、一番充実しているのは、私塾と予備校です。それは学校間の競争が自由で激烈だからです。このことを大学も公的学校も見習うべきです。

現場に行ってたくさんの人の話を聞き、それを取り入れて自分の考えを高めていく。そうした地道な行動を積み重ねることで、迷わない自分ができていくのではないのかと思います。

問題や課題の見える化は職場の基本であってほしいと思います。そして個々の社員は自分の夢や志と実力とのギャップを意識して、そのギャップを埋めるためにどうやって努力するかを考えるのです。

もちろんクオリティは大事ですが、それが開発者の自己満足では困ります。

今は情報過多の時代。15世紀の人が一生のうちに覚えた情報が、米ニューヨークタイムズ紙の記事1日分といわれるくらいですから、自分が行うことには優先順位を付ける必要があります。

危機対応の際、議論したり会議をしたりしても命を救うことはできません。過去に例のないことだとしても、場合によっては平常時の規則を逸脱してでも、やるべきことは信念に基づいてすばやく行動することが求められます。誰かが勇気を持って一歩を踏み出さなければ、物事は動かない。

MBA的なアプローチでは、オペレーションの向上とか、どう競合をやっつけるかとか、枠の中でどう勝つかを考える。しかし、現実は、既存の枠を外して考えることを求めている。

絶対にわかってもらおうと思って話しても、わかってもらえないものなのに、ダメモトで話してわかってもらえるわけがないじゃないか。わかってもらえないから諦めるのではなく、わかってもらえないからこそ、わかってもらうための努力をもっとしなければならないのです。

トップの身の丈が組織の限界を作る。これは多くの事業再生を手掛ける中で私が感じた危機感。

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