鎌田浩毅の名言・格言|休暇は残り時間ではなく、休暇の残りで仕事を組み立てる

まわりにスケジュールで真っ黒に埋まった手帳を自慢するような人がいるのではないでしょうか。しかし、これは時間管理ができていないということを自ら証明していることに等しいのです。仕事のオフはオンの残りをかき集めて形成するものではありません。本当に仕事ができる人間は、休暇の残りで、どうやって仕事を組み立てていくかを考えるものです。

鎌田浩毅 の経歴

鎌田浩毅、かまた・ひろき。日本の理学博士。京都大学大学院人文・環境学研究科教授。東京出身。東京大学理学部地質鉱物学科卒業。通商産業省地質調査所主任研究官、米国内務省カスケード火山観測所客員研究員などを経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授、京都大学総合人間学部教授に就任。専門は火山学。専門の火山についての本だけでなく、ビジネス書なども数多く執筆した。主な著書に『地球は火山がつくった : 地球科学入門』『火山はすごい : 日本列島の自然学』『知的生産な生き方』『成功術 時間の戦略』『マグマの地球科学』『京大・鎌田流 一生モノの人脈術』など。

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手間だし時間がもったいないと思うかもしれませんが、予定表に何も書き込まず、経験と記憶だけに頼って仕事を処理していると、緊張感をまったく自覚できないか、いつも不安でいっぱいになります。時間を管理するということは、仕事をスムーズに進めること以上に、精神衛生の管理には欠かすことができないのです。


時間管理の面で気をつけたいのは残業です。とくに注意したいのは、緊急の仕事があるわけでもないのに、なんとなく帰りづらい雰囲気が漂っているときです。流されてずるずると残業するのは時間の無駄です。あえて空気を読めないフリをして出るべきでしょう。言い出しづらい人はいっそ遠くに引っ越してください。私は熱海から東京の会社に通っていたため、10時半になると終電なのでと言って帰宅していました。


どんな計画も、およそ時間の無駄だと感じる人もいる。計画に費やす時間からは、たいした利益が生まれないというのだ。仕事でストレスにさらされている。やることが多すぎるのに時間が少なすぎる。仕事が手に余る。一番重要なことを達成していない。こんなふうに感じるのは計画が甘いか、計画を立てていない場合が多い。


世界中のビジネスマンが似たような問題を抱えているのだ。彼らはやることが多すぎるのに、そのための時間は少なすぎると感じている。それはなぜだろうか。なぜいつも時間が足りないのだろう、働きすぎと感じながら、その一方で、無駄な時間を過ごしていると感じるのはなぜだろう。答えは単純そのもの。大部分の人たちが能率よく効果的に仕事をする方法を教わっていないからだ。


多くのビジネスマンが時間をいかに管理するかに苦心しています。しかし、時間管理はあくまで手段であり、目的ではありません。ビジネスの目的は成果を挙げることです。まずはそれをしっかり自覚すべきです。


私が東大の修士課程を修了後、放射線科学の勉強をしに留学したイスラエルにはシャバットと呼ばれるユダヤ教の安息日があり、毎週金曜日の日没から土曜日の日没まで、人々は一切の労働をせずに過ごしていました。安息日は宗教上の理由とは別に、時間管理の視点から見ると、精神を活性化するための人間の知恵ではないかと思います。というのも、安息日モードのときほど、いろいろなアイデアがひらめくからです。


自分で時間管理している意識はあまりありません。現場の記者だったころは、365日が臨戦態勢でした。取材も相手の都合に合わせて動くので、事前の予定はあってないようなものでした。いまは自分で企画を提案したり、担当ディレクターや記者の要請を受けて現場に行くことも多いので、記者時代ほどではないですが、自分で予定を管理するというよりも、時間の中に身を置いている感覚に近いです。


時間管理術にせよ、整理術にせよ、自分の身の回りや頭の中をクリアにすることで、気持ちよく効率よく作業ができ、ムダが減る。


よく時間管理の重要性を耳にしますが、私が強調したいのは時間管理ではなく、行動管理だということです。


一日は短い単位の一生、一生は長い単位の一日です。一日を一生のごとく真剣に生き、一生を一日のごとく気楽に生きたい。


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