内田恒二の名言・格言|企業の強さは個人戦ではなく団体戦

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企業の強さは個人戦ではなく、一人一人が知恵と力を合わせる合知合力の団体戦で発揮されます。ひとりで仕事を抱え込んで残業をするのは有能な証拠でも何でもなく、逆に組織の力を弱めていると自覚すべきです。


内田恒二 の経歴

内田恒二、うちだ・つねじ。日本の経営者。キヤノン社長。大分出身。京都大学工学部精密工学科卒業後、キヤノンカメラ(のちのキヤノン)に入社。カメラ事業部カメラ開発センター所長、宇都宮工場長、取締役、カメラ事業本部長、デジタルフォト事業推進担当、イメージコミュニケーション事業本部長、常務、専務、副社長などを経て社長に就任。

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幹部社員にタクシー内で報告させるのはキャバクラと同じ理屈です。キャバクラで女の子がお客の隣に座るのは、面と向かわないほうが話しやすいから。社長との面談も同じで、机を挟んで向かい合うと社員か緊張してしまい、いい報告ができない。その点、タクシーはいい。二人で前を向いて座れるから、話も自然に前向きになる。

私は「世間的な苦労を知らない」ということを知ったことは大したことだと思った。私のグループにはたくさんの財界二世がいるが、大抵一度はサラリーマンをやっている。しかし、そういう連中は会社に行くとき自家用車に乗り、休日には駆け出し社員のくせにゴルフに出かける。それなのにいざ経営者になると、「俺は他人の飯を食った」とか「サラリーマンの苦労を知っている」といった顔をする。しかし身に着いた苦労でないから本当の苦労とはいえない。こんな偽物の苦労を振り回されては社員の方が苦労する。

企業の理念や考え方は、細か過ぎても伝わりにくい。シンプル過ぎても概念的になってしまって伝わらない。どれだけ特徴的でエッジが効いた言葉で表現するか。

会社に経営理念はいらない。こう述べると顔をしかめる経営者は多いが、私はあえてそう明言しています。とくに日本の会社は、経営者が自分で考えたものではなく、何かの本を読んで拾ってきたような言葉を理念として掲げている場合が多い。学校の作文の宿題ではあるまいし、私に言わせれば、そんな理念はもう最初から落第です。会社において肝心なことは、作文の出来不出来ではない。現に行われている経営の出来不出来が問題なのです。

短期的な政策の変更に振り回される必要はない。これまで通りに地道にやるだけだ。

マニュアルという言葉には、応用が利かない機械的なイメージがありますが、本来の意味は「普遍化された先人の智恵」。マニュアルを使えば誰でも効率よく一定の成果が出せるというメリットがあります。ビジネスパーソンが利用できるマニュアルは、「ビジネス書を読む」「成功した人の話を間く」「スクールや通信教育を利用する」の3つ。いずれを選ぶにしても、自分と方向性が同じ先人の智恵を拝借することが成果を出す近道になります。

国内市場は人口減少に向かい、海外はまだ未開拓。ということで、とにかく不安でしょうがない。やらなければならないことは、まだまだたくさんある。

やりたいことを自由にできる社会は大切で尊い。そこから本当の創意工夫が生まれます。しかし、放任主義という理解では世の中が収まりません。独占禁止法や公正取引委員会があるように、自由と言ってもあくまで基本的なルールの上に成り立っています。自由を放縦と勘違いして勝手をする人は、社会から必ず糾弾されます。

世界のエリートたちは決してスーパーマンではありません。普通の人と同じように与えられた24時間という一日の中で、今一番重要な仕事に多くの時間を集中させているだけなのです。

2年で赤字から黒字に転換できた理由は、「お客様の立場に立ってサービスする」など、私たちがすべきことを社員の間で確認し、毎日ひたすら、その基本を徹底したことにあります。

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