R・C・バルガバの名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

R・C・バルガバのプロフィール

R・C・バルガバ。インドの経営者。インドの自動車メーカーのマルチ・スズキ・インディア会長。アラハバード大学で数学修士取得後、インド中央府に任官。エネルギー省局長、バーラット重電機公社(BHEL)理事、インド政府主導で設立された自動車会社マルチの役員・社長などを務めたのち退社。マルチにスズキ自動車の資本・技術提供が始まったのち再入社。インドでマルチ・スズキがトップシェアを獲得したことに大きく貢献した。インドを代表する親日家の一人。主な著書に『スズキのインド戦略「日本式経営」でトップに立った奇跡のビジネス戦略』など。

消費者が製品を購入した場合、会社が「当社は品質第一」などと言っていても、現実的にはその製品そのものについて消費者が評価し、ブランドのイメージをつくりあげていきます。製品がすぐ壊れてしまっては、会社が何を言っても意味がありません。


我々は大衆に受け入れられるブランドをつくろうとしていました。だからどんなに人気があっても市場に受け入れられる価格を守り抜きました。


スズキという日本の自動車メーカーが、なぜインドで最大手になったのか。それは、「マルチ」というブランドが、常にバリュー・フォー・マネー(費用対効果)でナンバーワンの地位を守ることに腐心してきたからです。


新興国でブランドを築き上げることは、先進国以上にトラブルがつきまといます。そのたびに重要な意思決定を求められるため、本社がどの程度真剣に市場開拓を考えているのかが簡単に消費者に伝わってしまいます。


マルチは大型車の分野では、他のブランドに後れをとっている部分もあります。しかし、小型車では圧倒的に強い。それは、バリュー・フォー・マネー(費用対効果)の理念を貫き、燃費や保有コストにまで配慮した製品を投入し続けてきたからです。この軸を維持する限りは、消費者の信頼を失うことはないでしょう。


ブランドをゼロからつくりあげるときには、会社が目指す方向を裏切らない製品とそれを支える体制が必要です。そこでマルチは日本から技術支援を受けて当初から高い品質を提供し、ユーザーにも満足してもらいました。実際には、自動車は壊れたりするものですから、全国のディーラーに修理施設の設置を求めました。いまでは約2000か所にまで広がっています。


これだけの人気があるのだから値上げするという選択肢もありました。しかし、我々はあえてその方法を選びませんでした。当初人気があったからといって、我々が値段をあげれば、富裕層しか買えない車になってしまいます。それでは市場は広がりません。
【覚書き|スズキとの合弁会社に初年度12万人からの注文が殺到したときを振り返っての発言】


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ