鳥飼玖美子の名言 一覧

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鳥飼玖美子のプロフィール

鳥飼玖美子、とりかい・くみこ。日本の通訳者。立教大学教授。東京出身。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業、コロンビア大学大学院修士課程(英語教授法)修了、サウサンプトン大学でPh.D.(専攻は通訳学)取得。アポロ11号の月面着陸や大阪万博、各種国際会議などで通訳として活躍。同時通訳者の草分けの一人と言われている。東洋英和女学院大学人文学部専任講師・助教授・教授、立教大学大学教育部英語科教授、立教大学観光学部観光学科教授、立教大学経営学部国際経営学科教授、立教大学異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科教授などを務めた。専門は通訳論、翻訳論、異文化コミュニケーション論、英語科教育法。

駆け出しの頃には急な仕事もこなして次の仕事をもらわなければなりませんでした。ただ、そのうち指名で仕事をいただくようになると、充分に勉強しなければ通訳の質を維持できないと思うようになるものです。そのあたりからは知らない分野を通訳するための準備は一ヶ月ほどやるようにし、急に頼まれる仕事はなるべく受けないようにしていきました。


いつも、専門家にその分野について疑問に思ったことを質問できるようになるまでは勉強をしようと心がけていました。的を射た質問が出るなら、その分野の問題意識を踏まえている証拠ですからね。


通訳の仕事には準備が欠かせないから、医学や政治などそのつど専門分野の専門書や用語集で勉強していたんです。不思議に、自分の手で書いて自分なりの用語集を作らないと、単語は頭に入りませんでした。読むだけではダメで、用語を調べてノートに書きこみ、ようやく専門家が議論をする現場で単語が口に出るようになるんです。


アポロ11号の月面着陸で同時通訳をした時にはまだ大学4年生でしたし、かなり緊張しましたね。数ヶ月前から勉強を重ね、月に存在しているかもしれない岩石の種類は暗記していたけど、いざ本番の中継で聞こえてきた音のまま「玄武岩がありました」と訳したら、地球物理学の専門家が「ええ、玄武岩ですか!玄武岩がねえ……」と非常に興奮しました。うわ、誤訳だったらどうしようと気が気ではありませんでした。結果的には合っていたのでよかったのですが、翌朝の新聞がとても怖かったです。


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