高橋温の名言 一覧

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高橋温のプロフィール

高橋温、たかはし・あつし。日本の経営者。住友信託銀行会長。東京都出身。京都大学法学部卒業後、住友信託銀行に入行。業務部長、取締役、常務、企画部長、専務などを経て社長・会長。社長時代に財務体制を健全化し、公的資金を完済した。そのほか、郵政行政審議会委員、経済同友会幹事、経済政策委員会委員長などを務めた。

どんな環境であろうと、会社は黒字に持っていかねばなりません。


社員から出てきた具体的な仮説は、結果として成功例より失敗例の方が強く印象に残っています。しかし、ナノテクの分野に注目してはどうかとか、新しい形態の農業経営を支援すべきではないかなど、積極的なアイデアが生まれる環境を築けたことは、会社の財産になっていると実感しています。


局面を打開しなければならないときには、机の前で考えてばかりいても事態は一向に進みません。そこで「仮説・実行・検証」をひたすら繰り返すのです。


達成の目途がついているものは目標ではなく予定です。私が示したものは予定ではなく目標なのです。ものごとの7割は通常の継続的な努力の中で見通せるが、3割は読めない。計画や目標において予測の精度を上げることより、重要と考えるテーマを設定し、挑戦することの方が大事だ。それこそが、企業人としてのロマンであり夢でしょう。


人は本を読むと「自分だけが悩んでいるわけじゃない」「世の中のレベルとはこういうものか」と認識できます。自分が置かれている空間の広さ、時代の広さを立体的にとらえられるのです。だから本を読む人間は、ものの見方が安定しているので安心できると私は考えています。


社長就任後、「7・3の仮説」という言葉を使いました。経営の7割は予測可能だが、3割は未知の部分がある。だから3割見通しが立たなくても挑戦する。困難な目標に立ち向かう意思を喚起するため、この言葉を繰り返し発しました。組織の上に立つとき、独自の言葉を持つことは強みになるはずです。


ワープロは打つのが楽なだけに、やたら言葉が多くなりがちです。多くなると伝わる情報も少なくなるかというと逆で、言葉が軽くなって乱れ、伝わるものが少なくなってしまいます。


読み手の心に届くよう、文章の原点に戻り、形にこだわらず、ひとつひとつの言葉に書き手の素直な思いを込める。相手の心を動かす文章は誰でも書けます。なぜ、自分は書くことに苦手意識があるのか。もし、文章の形をつくることに追われていたら、もう一度、原点に戻ってみてはどうでしょうか。


読み手の心に響く文章が書ければ、組織にエネルギーをもたらすことができます。そのためにも、ワープロで打ちっぱなしにせず、一次原稿を俯瞰しながら手書きで修正するプロセスが何より必要です。一度プリントアウトすると、手書きから読み手へと視点が変わります。手書きのときは言葉を並べることに意識を奪われ、木を見て森を見ずになりがちです。そこで読み手の視点から森を俯瞰することで余分な木を排除し、木と木のつながり方を正し、簡潔明瞭で論旨明快な文章に仕上げていくことができます。


私は電話よりも手紙を多用する手書き派です。言葉をひとつひとつ手書きしていくにはエネルギーが必要です。その分、書き手の意思や思いが込められています。


ビジネス文書の中でも最も重要な位置を占める社内の決裁書類は、文章をもって組織に自分の意思を通し、上層部を説得する手段です。


相手の依頼を断る際、守るべき原則がいくつかあります。まず「お気持ちはよくわかります」などと、一度は相手の立場に立つこと。そうしないと相手を傷つけてしまう。断ったこちら側の基準が間違っている場合もあるので、一瞬呼吸を置いて見極めたいものです。次に、断る意志をハッキリ固めること。曖昧な言葉を伝えて更なる誤解を重ねることのないよう注意します。そして、結論を長引かせないこと。断る時期を逃すと、相手が別口でチャレンジする機会を奪ってしまうことがあります。


依頼を断る理由を相手のせいにしないことも大切です。知識のなさを指摘したり、学歴など相手の属性に関して上下を付けるのは絶対にいけません。たとえば、融資を断る際に、「審査の頭が固くて……」などと悪役を仕立てる方法もあるでしょう。嘘も方便です。


断るというシチュエーションは千差万別です。しかし、断られて喜ぶ人はいません。相手を傷つけずに断るなど、そもそも矛盾をはらんだ行為です。相手の感情はゼロからマイナスにしか振れません。説明して納得していただくしかありません。


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