高橋宏(経営者)の名言 一覧

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高橋宏(経営者)のプロフィール

高橋宏、たかはし・ひろし。日本の実業家。日本郵船副社長、郵船航空サービス社長・会長。新潟県出身。一橋大学商学部卒業後、日本郵船に入社。ニューヨーク支店勤務、オランダ・ロッテルダム首席駐在員、ドイツ・デュッセルドルフ首席駐在員、北米課長、本社営業第一部長、取締役、専務、副社長を経て、日本郵船の主力グループ会社郵船航空サービス(のちの郵船ロジスティクス)に移り社長・会長を務めた。そのほか、公立大学首都圏大学東京の初代理事長も務めた経営者。

商人にも徳はいります。大いにいります。一度失った信用は取り返すことのできないものですから。我々の国全体にいま必要なものは少欲知足です。


名を尊び恥を知るという「廉恥」の感覚などというものも、あれは教科書で教わるものではありません。まして偏差値教育で身につくものではないでしょう。そうでなければ、最高学府を出た高級官僚や大銀行のお偉方が、よりにもよって「ノーパンしゃぶしゃぶ」で醜態を演じることはできなかったはずなのです。私はあの人たちよりも賢かったとはつゆ思わない。しかし、学生時代から座禅を組んだり、柔道に熱を揚げたりしたのが良かったのかと思うのみです。


朝四時から四時半に起きる暮らしを始めて、20年ほどになります。これから空が白み始めようというとき、窓を全開にします。すると冷たい空気が部屋を満たし、体がシャキッとします。これが私にとって本を読む、物を書くのに絶好の時間です。


規律とか秩序は、修身の徳目だとして、いつからか日本人が顧みなくなったもので、しかも先人は、それを体で覚えよと教えていたと思うのです。座禅を組んだり、修行をしたり。体を一定の秩序のもと、緊張にさらすことによってしか、こういう徳は身につかないと昔の人は思っていたのではないでしょうか。人間、どうやらあまり進歩はしない動物のようですから、いまに当てはまる話でもあるでしょう。


濡れ手に粟という話はおかしいという気持ちが最期は勝った。そしてこういう判断は、理性とあまり関係がないということを言いたいのです。なぜなら話に乗せる方も乗ってしまった方も、理性や分別に事欠かない人なのです。だからこそ欲は怖い。少欲知足は難しいのです。私にしても傾きかけた自分を引き戻させたのは、頭の動きだったとは思えない。何かこう、背筋のむずがゆさとでも言いますか。
【覚書き|M資金詐欺をもちかけられた時を振り返っての発言】


手数料を1000億円払えば、9000億円が手に入る。あなたの私腹を肥やすためではない、会社のためです。そう言われて、心が動かなかったと言えば嘘になります。顧みて、手を出す、出さないは、実にきわどい選択だったと冷や汗三斗の思いです。しかし濡れ手に粟という話はおかしいという気持ちが最期は勝った。
【覚書き|M資金詐欺をもちかけられた時を振り返っての発言】


このごろ「小欲知足」ということをよく考えます。釈尊の言葉です。欲を少なくして足るを知るのが、幸福の要諦だと考えています。朝の充実感に身を浸していると、この言葉が浮かんでくるんです。そして、間違った道に踏み込まないでよかった、そうでなければこの充足は得られていなかっただろうなと思います。


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